1998年
2月
-FEBRUARY-
如月
先月を
振り返って

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今月から始めました、「先月を振り返って」企画。 いつまで続くか分かりませんが、温かい目で見守ってやってください。 毎月始めの更新日に更新します。

<先月の本>

先月は、入試のシーズンで、結構忙しかったこともあり、 なんだかあまり本を読んでいない気がします。 全部で9冊。よく見ると新人さんの本が多かった月でもありました。

私としては、先月のおすすめは、ピーター・ハクソーゼン他著の「敵対水域」。ノンフィクションとは思えないドラマチックな展開と、感動的な結末に大満足しました。

あと注目といえば、「記憶の果て」でしょう。新人で、この文章はすごい。3人の主人公たちもそれぞれ個性がよく出ていました。彼の本に触発されて(?)「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が読み待ちの棚に並んでいます。読んだら感想を書きますね。

<先月の私>

この企画に意味はありません。ただちょっと書きたかっただけです(^_^)。
先月は、入試と、文庫目録の校正に追われ、忙しい日々を送っていました。入試監督というのは、本当に拷問なのです。何もせずに2時間じっとしているのは、普通の人間なら誰でも苦痛でしょう。寝ている監督がいても、怒ってはいけません。

1日同じ部屋の受験生と顔を合わせていると、覚えてしまう顔もちらほらいます。あきらめて答案に短歌を書く人、小論文の答案を、解答用紙上で校正している人。「ここから先には何も書いてはいけません」と書いてある注意書きを横断して、解答している子。いろいろいて面白いものです。あの子、ずっと前見てて余裕だなあ、と感心していたら、集めたときほとんど白紙だった子もいましたね。

案外多いのが、名前も受験番号も書いていない人。緊張しているのか、それともわざと書かないのか、よく分からないのですが、名前を書かないのはだめですよー。うちの大学は親切というか、全部調べて書くのです。だから何も書いていないのって、面倒なだけ。

受験シーズンも、もうあと国公立の一部を残すのみとなりましたね。受験生の皆さんはお疲れ様。

さて、今月はどんな本が読めるか、楽しみです。