今月のお薦め本         

09月は、
 

 村上しいこ
  「海は忘れない」



 女子高生が昭和33年にタイムスリップ。
 戦争の悲惨を忘れてはいけない、戦争を起こしてはいけない、というのは当然のこと。でも、何故戦争を起こしてしまったのか。それを忘れずにいてほしい、本作にはそうしたメッセージを感じます。
 
 




 
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 町田そのこ
  「蛍たちの祈り」



 「子どもに親を拒否する選択肢はない」
 だからこそ親は、子どもに罪を背負わせてしまってはいけないのです。
 そんな子どもたちの苦しむ姿を見るほどつらいことはない、そう感じます。

 




 
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−過去1年分一覧−

【2025年】

 08月
  赤神 諒    我、演ず 
  奥田英朗    普天を我が手に 第一部 

 07月
  いとうみく   蒼天のほし 
  木内 昇    奇のくに風土記 
  小池水音    あのころの僕は 

 06月
  上村裕香    救われてんじゃねえよ 

 05月
  佐藤正午    熟柿
  松家仁之    天使も踏むを畏れるところ(上下) 

 04月
  中脇初枝    天までのぼれ 
  岩井圭也    汽水域 
  須藤アンナ   グッバイ・ナタリー・クローバー 

 03月
  彩坂美月    そして少女は、孤島に消える 
  雨井湖音    僕たちの青春はちょっとだけ特別 

 02月
  木内 昇    雪夢往来 
 
 01月
  町田そのこ   ドヴォルザークに染まるころ 
  白尾 遥    隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい


【2024年】

 12月
  砂村かいり   マリアージュ・ブラン 
  今村翔吾    五葉のまつり 
  長谷川まりる  杉森くんを殺すには 

 11月
  中江有里    愛するということは 
  菰野江名    さいわい住むと人のいう 

 10月
  伊吹有喜    常夏荘物語 
  松崎有理    山手線が転生して加速器になりました 

 09月
  町田そのこ   わたしの知る花 
  李 琴峰    言霊の幸う国で 

                   

          

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