小林信彦 小説を楽しみ、エンターテイメントを楽しむ作家

書 名

出版

読了

ひとこと

 まずは、小説群

唐獅子株式会社1978

新潮文庫

1992

パロディの傑作! 文学的、TV的

唐獅子源氏物語1982
 

新潮文庫

1993

上記パロディの続編

紳士同盟
 

新潮文庫

1989

薬師丸ひろ子主演映画の原作

紳士同盟ふたたび
 

新潮文庫

1994

「紳士同盟」の続編

神野推理氏の華麗な冒険

新潮文庫

1990

パロディ的推理小説。マザコン探偵

超人探偵
 

新潮文庫

1993

「神野推理」の続編

悪魔の下回り

新潮文庫

1994

ゲーテ「ファウスト」パロディ

サモアン・サマーの悪魔1981

新潮文庫

1994

ミステリー?ギャグ?パロディ?

悲しい色やねん
 

新潮文庫

1992

短篇集 表題作は仲村トオル主演にて映画化

ちはやふる奥の細道1983

新潮社
新潮文庫

1983

「奥の細道」パロディ。フラナガンという架空の作家の作品を小林氏が翻訳した形式。着想が見事!

素晴らしい日本野球

新潮文庫

1987

「ちはやふる奥の細道」と同様のフラナガンもので、ロス「素晴らしいアメリカ野球」パロディ。“柳生”とは?

オヨヨ島の冒険
 

ちくま文庫

1993

“オヨヨ大統領”シリーズbP

ぼくたちの好きな戦争1986

新潮社
新潮文庫

1992

戦争中にもある笑い。その奇妙さ

極東セレナーデ上下1987

新潮文庫

1989

アイドル製造までの業界の模写。主人公を初め登場人物が面白い

夢の砦上下

新潮文庫

1990

オリンピック直前の東京。雑誌、TV等と先導者たちの熱気が伝わる自伝的作品

裏表忠臣蔵1988

新潮社
新潮文庫

1988

忠臣蔵の不明点を明らかにする
 

背中あわせのハート・ブレイク(世間しらずを改題) 1988

新潮文庫

1991

作者自ら言うところの“最初で最後の青春小説”

イエスタデイ・ワンス・モア1989

新潮社
新潮文庫

1991

昭和59年代へタイムスリップ。ノスタルジックな雰囲気が快い

ミード・ザ・ビートルズ1991

新潮社
新潮文庫

1991

「イエスタディ・アンス・モア」続編。ビートルズ来日の番外記

ハートブレイク・キッズ1991

新潮文庫

1994

作者らしい、気軽に楽しめる作品

世界でいちばん熱い島1991

新潮社
新潮文庫

1991

「パルムの僧院」の現代版。題名はプリンセスプリンセスの“世界でいちばん熱い夏”から

ドリーム・ハウス1992

新潮社
新潮文庫

1992

東京三部作の第1作だが...
 

怪物がめざめる夜1993

新潮社
新潮文庫

1993

東京三部作の第2作。現代ならではのスリラー。閉塞社会への警鐘か。ちょっと時期後れか。

イーストサイド・ワルツ1994

毎日新聞社
新潮文庫

1994

新しそうで古い、恋愛もの。「武器よさらば」を思い出す

ムーン・リヴァーの向こう側1995

新潮社
新潮文庫

1995

東京三部作の第3作。いかにも作り物といったストーリィ

結婚恐怖1997

新潮社
新潮文庫

1997

現代とは全くミスマッチ。それ故のオカシサあり

侵入者2004.12 文春文庫

2005

「侵入者」、「悲しい色やねん」等々、小林さんらしい中短篇集 
東京少年2005.10 新潮社
新潮文庫

2005

「波」連載中に読了。戦争中の学校疎開の頃を描く自伝的小説
うらなり2006.06 文芸春秋
文春文庫

2006

漱石「ぼっちゃん」の登場人物、うらなりのその後を描く
日本橋バビロン2007.09 文芸春秋
文春文庫

2007

旧日本橋区両国の変遷+自伝的長篇 集大成というべき作品
流される2011.09 文芸春秋
文春文庫

2011

「東京少年」、「日本橋バビロン」に続く自伝的三部作・最終巻
四重奏(カルテット)2012.08 幻戯書房   2012 60年代、江戸川乱歩と翻訳推理小説雑誌の時代を描いた4篇
つなわたり2015.03 文芸春秋

2015

久々の新作。かつてそんな時代があったのだと感じる作品

 次いで、エッセイ等

地獄の読書録

ちくま文庫

1989

ミステリ、オン・パレード。凄い!

コラムは歌うエンターテインメント評判記 196063 筑摩書房
ちくま文庫

未読

4年間の映画短評集
 

コラムは踊るエンターテインメント評判記 1977〜81

ちくま文庫

未読

「キネマ旬報」連載コラム 1
 

日本の喜劇人 新潮文庫
 

1992

芸術選奨受賞

パパは神様じゃない

ちくま文庫

1992

育児日記ながら、半分以上は脱線

小林信彦60年代日記

白夜書房

1994

ヒッチコックマガジン編集長の頃

時代観察者の冒険1977-87

新潮文庫
 

1994

コラム
 

コラムは笑うエンターテインメント評判記 198388

ちくま文庫

1992

「キネマ旬報」連載コラム 2 
 

コラムにご用心エンターテインメント評判記 198992 筑摩書房
ちくま文庫

未読

中日新聞連載の「小林信彦のコラム」第1集

日本人は笑わない

新潮社
 

1994

 

小説世界のロビンソン1989

新潮社
新潮文庫

1989

著者の本の好みがわかります!
 

植木等と藤山寛美1992

新潮社

1992

作者のノスタルジーの強さを感じる

小説探検1993

本の雑誌社

1993

ミステリ・ハードボイルドが中心

回想の江戸川乱歩1994

文春文庫

1997

久世光彦の“乱歩”とは多いに違う

コラムの冒険エンタテインメント時評1992〜951996

新潮社
新潮文庫

1996

中日新聞連載の「小林信彦のコラム」第2集

<超>読書法1996.05

文芸春秋
文春文庫

2000

「本は寝ころんで」に続く、週刊文春連載の読書日記集

和菓子屋の息子1996.08

新潮社
新潮文庫

1996

自伝。自分および周辺へのさめた観察眼が面白い、ファン必見

現代〈死語〉ノート1997

岩波新書

1997

流行語を追い、時代を再発見
 

天才伝説横山やすし1998

新潮社
文春文庫

1998

著者の知る横山やすし像、読み甲斐のある一冊

コラムは誘うエンタテインメント時評1995〜981999.03

新潮社
新潮文庫

1999

中日新聞連載「小林信彦のコラム」第3集。マニアには嬉しい

人生は五十一から1999.06

文芸春秋
文春文庫

1999

「週刊文春」連載エッセイ第1集。横丁居住者の生活と意見

おかしな男2000.04

新潮社
新潮文庫

1999

俳優・渥美清であった田所康雄との邂逅をめぐる記

読書中毒プックレシピ61 2000.05

文春文庫

2000

第1部「読書中毒」「小説探検」を改題。第2部「読書日和」は週刊文春連載もの

最良の日、最悪の日2000.06

文芸春秋
文春文庫

2000

「人生は五十一から」続く週刊文春連載エッセイ第2集

ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト2002000.12 文芸春秋
文春文庫

2003

ベスト200+映画に関わる(かなり以前の)エッセイ

出会いがしらのハッピー・デイズ2001.06

文芸春秋
文春文庫

未読

「週刊文春」連載エッセイ第3集

昭和の東京、平成の東京2002.04 筑摩書房
ちくま文庫

2002

東京三部作のひとつ。東京への様々な思いを収録

物情騒然。−人生は五十一から2002.04 文芸春秋
文春文庫

未読

「週刊文春」連載エッセイ第4集 
テレビの黄金時代2002.10 文芸春秋
文春文庫

2002

TV初期、ヴァラエティ番組交流時期という、濃厚な昭和史 

コラムの逆襲エンタテインメント時評1999〜20022002.12 新潮社

2003

中日新聞連載の「小林信彦のコラム」第4集
名人−志ん生、そして志ん朝−2003.01 朝日新聞社
文春文庫

2003

志ん朝、そして東京落語に対する惜別の書 
にっちもさっちも−人生は五十一から−2003.04 文芸春秋
文春文庫

2003

「週刊文春」連載の年代記風エッセイ第5集
定年なし、打つ手なし2004.04 朝日新聞社

未読

自由業者の老年問題と対策、というセッセイ
花と爆弾−人生は五十一から−2004.04 文芸春秋
文春文庫

2004

「週刊文春」連載エッセイ第6集
本音を申せば2005.04 文芸春秋
文春文庫

2005

「週刊文春」連載エッセイ第7集
昭和のまぼろし−本音を申せばNo.2−2006.04 文芸春秋
文春文庫

2006

「週刊文春」連載エッセイ第8集
映画が目にしみる2007.01 文芸春秋

2007

中日新聞連載の映画コラム集
  
昭和が遠くなって−本音を申せばNo.3−2007.04 文芸春秋
文春文庫

2007

「週刊文春」連載エッセイ第9集
映画X東京とっておき雑学ノート−本音を申せばNo.42008.04 文芸春秋
文春文庫

2008

「週刊文春」連載エッセイ、第10集
B型の品格−本音を申せばNo.5−2009.04(文庫改題:女優はB型) 文芸春秋
文春文庫

2009

「週刊文春」連載エッセイ第11集
黒澤明という時代2009.09 文芸春秋
文春文庫

2009

日本映画界の巨匠・黒澤明の歩んできた時代と作品を描く  
森繁さんの長い影−本音を申せばNo.6−2010.05 文芸春秋
文春文庫

2009

「週刊文春」連載エッセイ第12集
気になる日本語−本音を申せばNo.7−2011.05(文庫改題:伸びる女優、消える女優) 文芸春秋
文春文庫

2011

「週刊文春」連載エッセイ第13集
非常事態の中の愉しみ−本音を申せばNo.8−2012.05(文庫改題:人生、何でもあるものさ) 文芸春秋
文春文庫

2012

「週刊文春」連載エッセイ第14集
映画の話が多くなって−本音を申せばNo.9−2013.04 文芸春秋
文春文庫

2013

「週刊文春」連載エッセイ第15集。今回は映画の話題多。

新編われわれはなぜ映画館にいるのか2013.04

キネマ旬報社

未読

映画に関する文章を1960〜70年代のものを中心に収録

小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム2014.01 集英社

2014

2人で語り合う、名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏 
「あまちゃん」はなぜ面白かったか?−本音を申せばNo.10−2014.05(文庫改題:アイドル女優に乾杯!) 文芸春秋
文春文庫

2014

「週刊文春」連載エッセイ第16集
女優で観るか、監督を追うか−本音を申せばNo.11−2015.05 文芸春秋
文春文庫

2015

「週刊文春」連載エッセイ第17集
古い洋画と新しい邦画と−本音を申せばNo.12−2016.05(文庫改題:映画狂乱日記) 文芸春秋
文春文庫
2016 「週刊文春」連載エッセイ第18集
わがクラシック・スターたち−本音を申せばNo.13−2017.05 文芸春秋 2017 「週刊文春」連載エッセイ第19集
生還2019.03 文芸春秋
文春文庫
2019 脳梗塞を起こした後の、分析&観察的闘病記エッセイ第20集
また、本音を申せば−本音を申せばNo.14−2020.04 文芸春秋 2020 「生還」後刊行の「週刊文春」連載エッセイ第21集。3年分を収録
とりあえず、本音を申せば−本音を申せばNo.15−2021.03 文芸春秋 2021 「週刊文春」連載エッセイ第22集。  
決定版 日本の喜劇人2021.05 新潮社 2021 「日本の喜劇人」「日本の喜劇人2」を一冊にまとめ、加筆・修正
日本橋に生まれて−本音を申せばNo.16−2022.01 文芸春秋 2022 「週刊文春」連載エッセイ第23集。
最終巻

 


  

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