1999年10月19日の土星

撮影時刻 22時23分
 惑星は、太陽の光が当たっている所だけ見えます。逆に言うと、太陽の光が当たらない所は見えないのです。上の写真の土星には、右側から太陽の光があったっています。このため、リングの部分の左奥が土星本体に隠され、太陽の光が届かず、切れたように見えています。先月の土星は、もっと右側から太陽の光が差していたので、リングの切れた部分が大きくなっていました。今後、11月上旬にはほぼ正面から太陽の光が当たるようになり、リングが切れずに見えるようになります。しかし、11月中旬以降は、太陽の光が左側から当たるようになり、リングの右奥が切れたように見えてきます。これは、地球や土星が太陽の周りをまっわっているため、地球から見ると、土星と太陽の位置関係が変化するためです。


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