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(DONKEY KONG JR.)
- S57.10.26 Released (\.4800) -
外見上ワイドスクリーンとの違いが明確でないため、違うシリーズだと思われていないニューワイドですが、意外に多くのシリーズが発売されています。その中で、一番有名 (唯一知られている) なのが本作です。
ご存知ドンキーコングの続編としてアーケードやファミコンでも有名なゲームで、ドンキーコングIIよりも格段に出来が良かったです (笑)
主人公はコングの息子のジュニアで、マリオによって檻に閉じ込められているコングを助けるのが目的。画面左下からゲームは始まり、地を這うスナップジョーや空を飛んでいるカラスの攻撃をジャンプやツルに捕まって避け、時には木の枝にぶら下がっているフルーツを落として攻撃 (ミステリーポイントボーナスが入る) しながら画面上方でロープに吊るされてるカギに飛びつき檻についてる錠前に差し込むと檻の一部が解放され、これを4回繰り返すと檻が完全に破壊され、コングが解放され (ボーナスが入り) ます。ゲームの方は、以降この作業の繰り返しとなります。
それにしても、プレイ領域が1画面しか無いにも関わらず、ここまで熱中できるゲームに仕上がってるのはサスガです。まぁ、マルチスクリーン自体、何故2画面?というゲームが多かったこともあるし、それほど不思議なことではないのかもしれませんがね (笑)
各種ボーナスポイントの他に、チャンスタイム制も盛り込まれており、プレイアビリティも確保されてます。あと、マルチスクリーンで採用されていた十字キーは、本体の大きさ (厚み) や剛性の関係からかニューワイドでは採用されず、代わりに小さいゴムボタンが十字に配列されていました。これは一見押しにくそうですが、指の太い私でも意外に操作しやすかったのを覚えています。
ミスマークは、ジュニアの顔が並ぶという安易なモノでしたが、アラームは画面左上でコングの監視をしているマリオが鐘を叩くというもので、なかなかウマイ表現だったと思います。
このゲームの素晴らしさは、物持ちの悪い私が未だに持っているという事実からしても一目瞭然でしょう。それほど、このG&Wのパッケージングは絶妙だったといえます。ただ、惜しむらくはリリース時期が悪かったということで売り上げ的には成功したといえないことでしょうか・・・