なぜ、いきなり面取りなのか理解に苦しんでいる人の為の解説です。 わざわざ面取りなどしなくても立方体に●が付いてればサイコロに見えるのに、何故苦労して面取りを行っているのかは下の二枚の絵を比べれば理解していただけると思います。 2枚の絵はライト、表面材質ともにShadeのディフォルトで条件は全く同じです。
面取りを行っていない形状では、陰影が極端に出てしまい立体感がありません。 このデータで立体感を出そうとするとライトの位置や強さを変えたり、複数のライトを配置しなければなりません。 結果としてシーン全体での明るさが強くなりすぎ、余程ハイライトを押さえないと、硬いツルツルしたいかにもCGでございますな絵になってしまいます。 一方、面取りを行った形状では角の部分で微妙にハイライトが変わる為、絵としての立体感が出やすくなっています。 このデータでは全体の光量を押さえる事が出来、微妙なレベルでの調整が効きます。 面取りは極端に行う必要はなく、微妙に削れていればOKです。 面倒な作業ではありますが、手間を掛けるだけの効果は出ます。