青革製シフトブーツ&サイドブレーキカバーの紹介 |
シフトブーツとサイドブレーキカバーを青革製(赤ステッチ付き)に交換した様子の紹介。
【画像1/ ブーツとカバーをセットで交換・装着した様子】
<もくじ> 1.まえがき 2.仕様の選定 3.装着してみて 4.まとめ 5.あとがき |
このページの来訪者数; ●2004-04-11 : 新製 |
1.まえがき |
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駆動系の機能パーツ
(ミッション・リヤデフなど)
はまったく純正のままであるが、排気系の機能パーツ (プローバエキマニ、symsフロントパイプ(通称)、symsセンターパイプ(通称)、APEXi マフラー)
と脚周り (圭オフィス車高調)
については一通りの装着が済んで落ち着いたので、そろそろ機能パーツ以外・・・例えばデザイン的な効果を狙った内装パーツ・・・にも手を加えてみるか、ということで、シフトブーツとサイドブレーキカバーを交換してみた。 数ある内装部品の中でもシフトブーツとサイドブレーキカバーを選んだ理由は、それが室内空間において目に付きやすいものであること、お手軽に交換できること、そしてたまたまオークションでタイミング良く同じ業者から商品が出品されていた (同時発送可能で送料を節約できる) からである。 もちろん、この手のものは自作も十分に可能だ。自作なら直材費も安く済む。学生のころ、ふと思いついて このようなもの(手さげカバン) を数時間で (すべて手縫いで) 仕上げたこともある私としては、ぜひともDIY制作してみたかったのだが、この時期はたまたま公私ともに忙しく、なかなかじっくりと型を取って制作する時間が取れなかったこともあり、やむなく断念。その代わりに思い切ってオークションにて (良い評価の多かった出品者から) 手に入れた・・・というわけである。 余談だが、あまりに忙しいのでオークションで入手したのに、商品を受け取った直後にその忙しさが解消して自由な時間が取れるようになった・・・というのは、いわゆるマーフィーの法則のひとつであろうか(苦笑)。 |
2.仕様の選定 |
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オークションで私が落札した商品は、革とステッチの色を自由に選んで組み合わせることができるオーダー制のものであった。革本体で9色、ステッチで10仕様なので、組み合わせとしては90通りの中から選べることになる。ちなみに、各仕様は次の通り。 【画像2/ 革本体は9色、ステッチは10仕様の中から選択可能であった】 (左から順に、黒・赤・灰・桃・白・青・肌・紫・茶、の9色) まず、革本体の色についてである。当初は、あえて派手な赤色を選ぼうかとも思ったが、赤色にするとその部分だけ他とは異なって (雰囲気が) 浮いてしまうこと、また、”ヤル気 満々さん” には思われたくないこと、などの理由から、単に好みの色ということで青色を選択した。まぁ、好みの色ではあるが、この場合は消去法で残った色でもあるとも言える。 次にステッチの色であるが、実は革本体の色を青色にしてしまったため、なかなか合う色が見つからない。個性の強い青色を背景にしても、存在として潰されない色・・・しかも組み合わせる色系統 (配色) 上からもチグハグにならないもの・・・というと、無難なものしか残らない。とすると、せっかくお金を出してオーダーするのに、それでは面白くない。そこで、決して青色に映える色系統では無いが、その色自体は目立つ色を、という判断で、思い切って赤色のステッチをオーダーしてみた。 「青革に赤ステッチ」 ・・・正直に言うと、どちらも個性の強い色同士の組み合わせであるから、互いに反発し合い、なじまないと思われたが、まぁ、そこはそれ、「物は試し」 ということで、あえてそのままの組み合わせでいくことにした。機能部品とは異なり、もしも失敗したとしても、単に目に痛いだけのことである。クルマが走らなくなってしまうなどといったバイタルなモードには陥らないから、これで良いのである。 ・・・と、自分に言い聞かせることにした(爆)。 同じ青でも、BH型レガシィなどにオプション設定されていたスペシャルレザーパッケージのような、やや濃い (もっと暗い) 感じの青があれば、落ち着いた感じとなり、周囲の室内色 (黒&グレー基調) ともあまり矛盾せずに良かったのだが。なお、「黒革+ピンク」 という STi 的な組み合わせにしなかった理由は、もともとのシフトブーツやサイドブレーキカバーの純正色が黒であるのに、交換後も黒にしてしまうと、何だか変わり映えがせずに満足感が得られないと思ったためである。どうせなら、多少の視覚的変化は持たせたいところである。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ なお念のため書いておくが、私の場合、MTのシフトレバーは8cmほど短縮 されているので、通常のレガシィMT用のシフトブーツを落札してしまっては、ブーツの丈 (上下の長さ) が長すぎて、仮に装着してもダブダブになってしまう。他車MT用のブーツを流用しても同様だ。 【画像3/ ノーマルのシフトレバーを短縮している様子】 そこで、出品物の中でなるべく丈が短いものを・・・ということで、結局、インプレッサAT用のシフトブーツを落札した。AT用のブーツはMT用とは異なり、丈が意外に短くなっているからだ。仮に、細部の寸法 (裾野) が異なるために改修が必要だとしても、その規模はグッと少なくてすむハズだ。またインプレッサ用とした理由は、万が一、私のBGレガシィに装着できなかった場合であっても、家にあるインプレッサ (GDA-C型セダンWRX、通称:涙目インプのターボAT) には装着可能であり、最悪でもムダにはならないと判断したからである。 いっそのこと、短いシフトレバーに合わせてワンオフでブーツを制作してもらう・・・という手もあったが、そのためには私自身が採寸して型取りし、出品者に連絡する必要があるため、事実上は対応困難であった。型取りする時間がなかなか取れないために既製の商品を落札するのであるから、もしも自分で採寸・型取りできるならば、最初からDIYでブーツを自作しているであろうから。 |
3.装着してみて |
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オーダーから数日後、無事に商品が届けられた。早速チェックしてみる。生地・彩色・縫製など、品質自体に問題はない。むしろ、しっかりとした造りで好感が持てるほどであった。サイドブレーキカバーには、コンソールカバーの裏側に設けられている、位置固定用のピンを通すための穴も
あらかじめ あけられている。 【画像4/ 届けられたブーツ&カバー(
「青革+赤ステッチ」 仕様)】 さて、装着は至極簡単だ。 シフトブーツについては、センターコンソールのパネルを外して純正のブーツと交換すれば良い。私の場合、シフトコンソールは カードホルダー機能が欲しいためにAT用に交換 してあったので (→ 画像3参照)、純正ブーツももともとMT用シフトコンソールから取り外したものを移植してあった。これを再度取り外し、今回手に入れた新しい青革製ブーツに交換し直すだけで良い。 以下、その作業風景を載せる。 【画像5/ シフトブーツの交換作業風景】 (左から順に、AT用コンソールを取り外した様子、裏側の様子、MT用カバーを分離させた様子) (左から順に、カバーをコンソールに装着した様子、車両に戻した様子、仕上がり具合の全景) 前述の通りコンソールがAT用であるため、交換前の純正MT用シフトブーツは、付属する純正ウッド調パネルの内側から通していた( 【画像5】 の左上)。それに対し、今回新しく手に入れた青革製ブーツは、このウッド調パネルを ”またいで” 装着することにした( 【画像5】 の左下)。その方がデザイン的にスッキリし、また実用上も (ブーツの裾野にくぼみができないので) 埃がたまりにくい。 なおブーツの上下方向の長さの調整に関しては、次の2段階で行っている。まず、コンソール本体とウッド調パネルの間にブーツの裾を通す際、この通し代・・・挟み込み量・・・で大まかに調整する。次にブーツの頂点において、内側への折り返し量を細かに調整する、という具合だ。その際の注意点としては、ブーツ全体として貼り具合やたるみ具合といったフィット感を考慮しながら、実際のシフトレバーの動きに追従するようにさせる点である。すなわち、静的なフィット感ではなく動的な追従性を確認するということだ。ブーツは一種の飾りではあるが、シフト操作を妨げるものであってはならない。 一方、サイドブレーキカバーについても、作業的に特に難しいことは無い。センターコンソールから該当部分のパネルを取り外し、純正のゴムカバーを止めているクリップ (ストッパーピン;固定用の ”ツメ” ) を裏側から抜き取り、新しい青革製のカバーと交換。再度クリップを挿入してカバーを固定させれば良い。慣れた人なら、脱着時間は15分・・・いや、10分もあれば交換できるだろう。 【画像6/ サイドブレーキカバーの交換作業風景】 (左から順に、パネルを取り外した裏側の様子、ゴムカバーの固定具合、取り外した固定用のクリップ類) (左から順に、パネルの爪にカバーの穴を合わせる様子、固定用プレート(スタビライザ)、仕上がり具合) さて、装着してみると、青革の表面は意外に光沢があることに気が付く。一瞬ではあるが、「表皮の裏側 (バックスキン) を表側に出した方が落ち着いた感じとなって良いかも?」 とも思えたが、そうするとステッチ部分で生地のツギハギ状態が露出することになってしまうため、断念した。 交換作業を終え、全体として見たときの印象は、 などにより、ほぼ満足できる結果となった。「ほぼ」、と書いた理由は、 ・・・がマイナス要因となるからだ。もっとも、この色の組み合わせに決めたのは自分であり、またカバーの固定状態も自分で調節すれば良いだけのことであるから、さしたる問題にはなっていない。いずれにしても、より完璧なフィッティングを狙うためには、自分なりの微調整や更なる改修が必要となるだろう。 |
4.まとめ |
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内装パーツの変更は、手軽にできる割には変化の視覚的体感効果が大きく、また、複数の主要なパーツ類を同系色でコーディネイトさせることも可能だ。万が一気に入らない場合も、すぐに純正状態へと簡単に戻すことができる。そういった意味ではコストパフォーマンスも納得できるものである。 さて、今回 手を加えたシフトブーツとサイドブレーキカバーについては、どうか。 シフトレバーやサイドブレーキは、運転する際には必ず手に触れて操作するものであるから、「自分だけの仕様」 を随時堪能することができる点で、満足度が高いアイテムであると評価できる。また、ページ冒頭に示した 【画像1】 の通り、誰が見ても一目でドレスアップされたと判りやすい状態に仕上がっており、自分自身のみならず、「他人に見せる (≒魅せる)」 効果も十分に狙うことができる。・・・もちろん、その人の感性やセンスにもよるのだが。 ただし、今後の発展性・・・すなわち、シフトブーツとサイドブレーキカバーの交換だけにとどまらず、例えば4枚のドアの内張生地の張り替えや、ヘッドレストカバー、あるいはサンバイザーカバーなどトータルコーディネイトをも視野に入れるならば、単に既製品を適用するのではなく、それらトータルコーディネイトに向いた生地を自分で選び出し、その素材で最初からシフトブーツとサイドブレーキカバーも自作する方が良い。 つまり、どこをどの程度まで手を加えるつもりであるのか、ある程度のビジョン (というと大げさだが・・・) をあらかじめ考えておかないと、単なる ”内装いじり” で終わってしまう恐れがあると思う。とは言え、たとえ失敗しても、やり直しがすぐに効くのが内装チューンの良いところである。→ この考えを発展させて、季節に応じて内装を着替えるのも良いと思う。例えば、夏には涼しげな色調を、冬には温暖系の色調を、といった具合である。 手軽にできるからこそ、逆に内装チューンは奥が深いと言えるかもしれない。 |
5.あとがき |
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青色系の内装小物としては、私はBGレガシィの陶製モデルを持っている
(下の 【図7】 の画像
参照)。これは、その内部が空洞になっており、消臭材または芳香剤を入れることができるようになっている。要するに、BGレガシィを型取った芳香剤ケースである。ルーフに穴が開いているのは、そのためである。この陶器の色が、ちょうど今回のシフトブーツとサイドブレーキカバーの色によく似ており、まるでおそろいのようである。 【画像7/ BGレガシィの陶製
芳香剤ケース】 その他にも、ティッシュBOXカバーがある。こちらは、「SUBARU」 のロゴと SWRT のマークが入ったもので、普段は後部座席などに置いている。青色として見た場合は、やや薄め (ライトブルー) であるが、黒が基調の室内空間の中にあっては、シフトブーツとサイドブレーキカバーとともにその存在を自己主張している。このように、手軽な室内小物も色を合わせておけば、全体として違和感無くまとめることができると思う。 【画像8/ シフトブーツとサイドブレーキカバーを別アングルから見た図】 皆さんも、自分の感性で自分に似合った室内空間を演出してみてはいかがだろうか。 |
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