言葉の世界・伝言板 1999年8月
回族、ウイグル族
佐藤和美 (99/08/31 12:56)
回族とウイグル族ですが、世界大百科事典がまちがっているとは、ちょっと考えられません。
ただ、「回族は西方のイスラム教圏からの来住者と漢族との長期にわたる混血の結果形成されたもの」とあり、「西方のイスラム教圏からの来住者」のことが書いてないので、これがウイグル系の人々だったら、回族と呼ばれるようになる可能性は十分にあるなと思いますが。
こんにちは
佐藤和美 (99/08/31 12:56)
「こんにちは」ですが、私の考えも中村さんと同じです。
「こんにちわ」という表記は見た覚えがありません。
文法的にはやっぱり「こんにちは」ですね。
ウイグル
UEJ (99/08/31 12:42)
佐藤さん、中村さん、情報ありがとうございます。
「ウイグル」について
私もちょっと調べてみたのですが、
現在は「回族」と「ウイグル族」とは別の民族とされているようです。
自治区の名前としても「寧夏回族自治区」「新彊ウイグル自治区」があり、
「ウイグル」には「維吾爾」の文字が当てられています。
しかもこの2つの自治区はお互いずいぶん遠く離れています。
でもかつてはこれらの2つの民族に何か関係が有った?あるいは同一民族だった?
それとも「ウイグル」というのは単なる地名で、そこにこれら2民族が住んでいた?
もし詳細をご存知だったら教えてくださいまし m(_ _)m
「は、わ」について
「こんにちわ」はもはや一つの単語と化してきている、と考えれば「わ」を許してもいいのでは
というのが私の意見です。
「てふてふ」を「ちょうちょう」と書き始めたころはきっと「は、わ」以上の違和感が
あったんだろうなぁ。
でわでわ (^o^)/
今日は!
中村威也 (99/08/31 11:41)
「フツ相通」ではお世話になりました。ちなみにこの言葉は高島俊男『お言葉です
が・・・』に出ていました。
takaさん
こんにちは、は、漢字で書けば「今日は」。つまり、きょうはどうですか?という
挨拶だと思っていたのですが・・・。
ですから、本来「は」と書いて「wa」と発音するわけで(?)、「わ」と書くべき
ものではないと思います。詳しい方がいらしたらフォローお願いします。
takaさんが昔は「わ」で習ったのに今は・・・、というのはよく分かりません。
#チャットや掲示板で「こんにちわ」「こんばんわ」というのを見ると、笑いそう
#になります。「私わ学生です」みたいなもんですから。
UEJさま
回族の「回」は、ウイグル族の音訳である「回鶻」の「回」です。
ウイグル人が唐代からイスラム化したことから、中国ではイスラム教のことを回教
と呼んでいます。つまりはウイグル教といったニュアンスでしょう。佐藤さんが挙
げた世界大百科では別の民族として出ていますが、これは資料側の間違いか中国側
で現在そうなっているのかちょっとわかりません(←調べれば分かりますが)。
どういたしまして。
ゆっこ (99/08/31 02:18)
「ありがとう」や「すみません」に対して、使われる「どういたしまして」の
由来、元々の意味の解釈について、教えてほしいと外国人の方に訊かれたのですが、
何かご存じでしょうか。
tilde
佐藤和美 (99/08/30 15:27)
私のHPのURLは
http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/
ですが、
さて、「~」はなんて読むんでしょうか?
「~」は「tilde」(ティルダ/チルダ)です。
MS-DOSでは
「.」がカレントディレクトリで、
「..」が親ディレクトリです。
UNIXではさらに
「~」があります。
ホームディレクトリの意味です。
「~hi5k-stu」というのは、
「hi5k-stu」というアカウント名の人の、ホームディレクトリを表します。
こんにちはのはは わ?は?
taka (99/08/30 09:02)
ちいさいときは 「わ」で習った気がするのですが いまは圧倒的に「は」で表記されますよね
どういう経緯があるのでしょうか。
ウル、urban
佐藤和美 (99/08/28 09:34)
ウルとurbanですか。
まずは、英語の「urban」の語源から。
これはラテン語の「urbanus」(「urbs」(市)+「anus」)です。
意味は「市の」です。
ラテン語や英語はインドヨーロッパ語族です。
次はウル。
ウルのスペルは「Ur」。これはいったい何語なんだか。
中東あたりの言葉は次のようになります。
セム語族
東セム語派
アッカド語
西セム語派
カナン語
ウガリット語
モアブ語
ヘブライ語
フェニキア語
アラム語
シリア語
アラビア語
エチオピア語
「Ur」はセム語族の言葉のような気がします。
インドヨーロッパ語族とセム語族の、
あるスペル・意味が似ている単語をひろいだして比較する。
どうみても、無理がありますね。
(この場合は「Ur」の意味もわかりませんが。)
「だからurbanっていうんだね」は、
私には「ふとんがふっとんだ」なみのダジャレにしかみえません。
なお、言語間でたまたま単語が似てしまう「他人の空似」は、
以下を参考にしてください。
「日本語とその周辺」の「語源・思いつくままに(日本語編)」の
99/04/09から99/04/10までの
「子曰く」
「Soですね?」
「曰く、言う」
「「so」etc」
「日本語 h と英語の f」
「「言う」の語源は?」
「まんま」
「他人の空似」
マホメット
佐藤和美 (99/08/27 08:14)
「カタカナ語の正体」につられて、「マホメッド」と書いてしまいましたが、「マホメット」でした。訂正します。
アラビア語で、「ムハンマド」。
これがトルコに入って、「メフメット」。
で、英語で「マホメット」。
こんなとこですね。
とても悩んでいます。
muragin (99/08/27 02:02)
古代メソポタミアにバビロンやラガシュと並んで繁栄したウルという都市がありましたが、高校のときの世界史の先生が言うには「だからurbanっていうんだね」
・・・本当でしょうか。いまメソポタミアの歴史を調べていて、どうしてもそのことを確認したいのですが、資料が・・・。
もし、よろしければ、どなたかお教えください。
回族
佐藤和美 (99/08/26 08:25)
平凡社の世界大百科事典に「回族」が載ってました。
以下、引用します。
「回族
中国内に住むイスラム教(回教)を信奉する少数民族の一つ。回民または回回民族ともいうが、現在は回教のほうが一般的である。中国の少数民族のなかでチワン族、ウイグル族についで人口が多く、人口360万人、新疆、寧夏、甘粛、青海、雲南、貴州などの諸地域に居住する。回族は西方のイスラム教圏からの来住者と漢族との長期にわたる混血の結果形成されたもので中国語を使用し、身体形質的にはほとんど漢族型となっているが、信仰およびこれに付随する生活様式ははっきり漢族と区別される。中国におけるイスラム教徒は13世紀ころから回回、回夷、回子などと呼ばれ異民族視されてきた。清朝は民族融和政策上、一般漢族同様の社会的・政治的待遇を与え、公文書で<回民>と称したため、回民の文字はこれ以後広く民間にも用いられるようになった。しかしイスラム教徒は実際には清朝、漢族により圧迫され、武装蜂起したこともあった。民国になって提唱された<五族協和>の五族のなかにイスラム教徒が含まれ、五色旗の白色は彼らを代表したが、彼らに対する民族的蔑視は変わらず、大漢族主義を唱える蒋介石には民族として認められず、回族、回民の呼称は禁止されていた。現在は漢族から区別されたうえ、ウイグル族とも区別され、少数民族とみなされ漢族とまったく平等な権利、待遇をうけ、区域自治が認められている。」
これでみるかぎりは、回族とウイグル族は別の民族のようですね。
rio & 回
UEJ (99/08/25 12:42)
お久しぶりです、佐藤さん。
rioについて:
サンリオの名は「San Rio(聖なる川)」の意味だと聞いたことがあります。
# でも本当かデマかは未確認 (^^ゞ
回教について:
これは中国の西方に住む民族、回族がイスラム教徒だったからとのことですが、
井上靖の「敦煌」を読むと「ウイグル」に「回鶻」との漢字が当てられています。
「ウイグル」と「回族」は何か関係が有るのだろうか?それとも単なる偶然か
とそれ以来気になっているのですが、ご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?
カタカナ語の正体
佐藤和美 (99/08/25 08:22)
小林忠夫「カタカナ語の正体」(丸善ライブラリー)を読み終わったのですが、
どうも読みにくい文章で、事実誤認もあって、
これで大学教授が書いた本なのかという気持ちです。
「天井座敷」っていう、聞いたことのない日本語がでてきます。
著者はどうどうと使ってますけど。
(そりゃ、「天井桟敷」でしょうが)
今どき、「マホメッド教」なんて言葉使う人がいたんですね。
ちなみに、「マホメッド教」、「回教」は使用禁止です!!
ムハンマド(マホメッド)は預言者の一人で、
イスラームはムハンマドの教えじゃありません。
著者はコンピュータの知識はないようで、
ハイブリッドのところで、
「パソコンのソフトで、ウインドウズとマックのどちらでも動くソフトのことも言います。
」と書いてます。
「ウインドウズとマックのどちらでも動くソフト」っていつできたんでしょう。初耳です。
(たぶん、CD−ROMのハイブリッドのことなんでしょうが)
他にもあるけど、内容に関してはこんなところで。
文章が全体に推敲不足なように思いました。
一例をあげます。
「マラソン
四二・一九五キロメートルの長距離走。紀元四九0年、アテネの北東のマラソンに上陸したペルシャの大軍に数で劣るアテネ軍が奇襲作戦で大勝し、伝令フェイディビデスはこの勝利の報告を伝えるためにアテネの城門まで約四0キロを走り、むらがる市民に「我が軍勝てり」と告げて絶命したという、プルターク「英雄伝」から取った、よく知られたマラソンにまつわる伝説です」
こういう文章は読んでて疲れます。
気がついた点は、
・「報告を伝える」って、重複語ですよね。
・「。」が少なすぎます。
・文末が「伝説です」じゃそれまでの文とつながらないですね。
そういえば去年読んだ「英語の語源AtoZ」も丸善ライブラリーだったけど、
間違いの目につく本だったなー。
言葉の本なのに、太陽系のことにふれ、
金星の衛星は二個だとか、ボケかますし。
「ロボット」はカレル・チャペックが「RUR」で造語したというのも知らなくて、トンチンカンなこと書くし。
丸善ライブラリーの語源関係の本は要注意?
ひょっとすると、校正不足?
私が校正のアルバイトしてもいいですよ>丸善さん(笑)
赤帽
佐藤和美 (99/08/24 08:21)
赤帽、駅で荷物の運搬する仕事ですね。
今、「カタカナ語の正体」という本を読んでるんですが、
この本に赤帽の語源がでてました。
「赤帽」の語源はなんとアメリカ英語の「redcap」の訳だというんですね。
英和辞典で早速「redcap」を調べてみました。
ちゃんと、載ってますねえ。
思わぬところに語源があったという次第です。
rio
佐藤和美 (99/08/22 16:23)
rioはスペイン語/ポルトガル語で「川」という意味です。
スペイン語とポルトガル語は近い言葉なので、同じ単語も多いんでしょうねえ。
アメリカ・メキシコ国境の川「リオ・グランデ」は「大きい川」の意味。(スペイン語)
「コロラド川」は「Rio Colorado」で「赤い川」の意味。「colorado」は「色のついた、赤い」という意味で、英語の「color」と同語源。(スペイン語)
「リオ・デ・ジャネイロ」はポルトガル人が一月に「発見」した川で、意味は「一月の川」。「ジャネイロ」は英語の「January」と同語源です。(ポルトガル語)
伝言板の整理
佐藤和美 (99/08/20 14:41)
今まで伝言板に書き込まれた内容を整理しました。
以下のように新規追加・更新を行ないました。
新規追加
「語源・思いつくままに(日本語編)」
「日本語と中国語」
「語源・思いつくままに(外国語編)」
「オセアニアの地名」
「イギリスの地名」
更新
「日本語の発音」
「英語の発音とそのカナ表記」
キャプテンKenの正体
佐藤和美 (99/08/19 07:31)
「手塚治虫研究」の「手塚治虫ショートショート」に「キャプテンKenの正体」を追加しました。
ネタバレありです。未読の方は要注意です。
ヒゲオヤジの別名
佐藤和美 (99/08/19 07:29)
「手塚治虫研究」の「手塚治虫ショートショート」に「ヒゲオヤジの別名」を追加しました。
フ、ツ
佐藤和美 (99/08/17 12:17)
「フツ相通」というのは、私も聞いたことがありません。
どうも、しろうと言語学の用語なような気がするんですが。
以下、中田祝夫「日本の漢字(日本語の世界4)」中央公論社より引用します。(P326)
「唇内入声字の多くは、平安時代に固有の日本語の第二音節以下で起こったφu>uの変化を反映して、
−p>−pu>−φu>u
のような変化をたどり、その結果「−ウ」と書かれるようになって、韻尾−uおよび−ngを持つ諸字との識別を失ったが、あとに無声の子音が続く場合には促音化を起こしやすかったために、そのような結合頻度の高い一部の唇内入声字は、鎌倉時代以後、促音や舌内入声と同じ「ツ」の仮名で表わされることが、多くなり、結局その字の字音として「−ツ」のかたちの方が一般化してしまったのである。」
(「ng」はフォントがないため、このようにしました。鼻にかかった「ン」です。「φu」は日本人の普通に発音する「フ」です。日本語の「フ」は「hu」じゃないんですね。)
この経緯を見ていると、「フツ相通」という言葉のでてくる要素はないですね。
「フ」と「ツ」は別に「相通」なんかしてないですよね。
この本にも「フツ相通」という言葉はでてきません。
ちなみに、「ハッピ」は「法被」と書きます。「法」が「ハフ」だからです。
フツ相通?
ビーバ (99/08/16 22:55)
「フツ相通」という言葉は聞いたことがありませんが、だいたい次のような
ことだと思います(ここでは「立」の漢字で説明します)。
「立」という字には二つの音読みがあります。まず、独立・確立などで用い
られる「リツ」という読み。それから、寺院の建立(コンリュウ)などという
ときに使われる「リュウ」という読みです。でも、「リュウ」の読みのほうは
使われることも少なく、変わった読み方だと思われるかもしれません。しかし、
本来の読みは「リュウ」なのです。
「立」は、古い中国語では「lip」と読まれていました。それを日本語に取り
入れたとき「リフ」という音になりました。この「リフ」という音が弱まって
「リウ」の発音となり、その後「リュウ」となったわけです。だから、「リュウ」
が本来の読みなのです。
また、立「lip」の語尾の「p」音は日本語の促音「ッ」に似た音であるため、
熟語のなかでは促音となりました。たとえば、立春(リッシュン)、立身(リ
ッシン)などです。一方、熟語の中で「リッ」の音を持つ漢字に「律」があり
ます(たとえば、律詩(リッシ)という熟語)。しかし、「律」の読みは「リ
フ」ではなく「リツ」です。これと混同して「立」にも「リツ」という読み方
が使われるようになったのでしょう。
同じような例としては、雑という漢字があります。本来は「ザフ」→「ゾウ」
(雑煮)の音ですが、「ザツ」(混雑・複雑)という音が広く使われます。お
そらくは、雑記「ザッキ」、雑踏「ザットウ」などの熟語からの連想でしょう。
このようなことを「フツ相通」と言っているのだと思います。どちらにしても、
「ツ」ではなく、「フ」から生じた「ウ」のほうが本来の音だと思います。
「甲」の場合は「カツ」という音はありませんが、熟語内で「カッ」という
音が使われるのは、古い中国語の語尾「p」音を促音で表したものです。同じよ
うな例を挙げておきます。
「早」 サフ→ソウ 早速「サッソク」、早急「サッキュウ」
「十」 ジフ→ジュウ 十手「ジッテ」
「合」 ガフ→ゴウ 合併「ガッペイ」、合致「ガッチ」
「入」 ニフ→ニュウ 入声「ニッショウ」
文献などには当たっていないため、間違いがあるかもしれません。その場合
は、ご指摘をお願いします。
「フツ相通」
中村威也 (99/08/16 16:10)
佐藤さん、はじめまして。
中国古代史を勉強している者です。日頃は漢文訓読という点から日本語の変遷
やいわゆる訓読語法について興味を持っています。さて、最近あるML(三国
志ML)で、「甲子」の読みが「カッシ」と「カフシ」の二通りあり、どちら
も間違いではない(慣用読みでない)ということを知りました。
「甲」は古代中国では入声をともなった「kap」という発音で、それを受容し
た日本では「カフ」(フはpuと発音されるのでかなり原音に忠実ですね)とし
て認識した。ところがその後、日本語の語法からして「リフ」と書いてあれば
「リュウ」と読むことになっていますので、「p」音系の字は、本来の発音を
残す「○ツ」という発音と、「○ウ」という誤って読んでしまった慣用音の二
つが並立することになりました。これを「フツ相通」と言います。
という説明だったのですが、後半の「日本語の語法からして」以降が僕にはよ
く理解できません。この点についてお教えいただきたく、検索サイトで探しま
くり、ここにたどり着きました。「フツ相通」について書かれた本がありまし
たら、紹介してください。
お願いばかりですが、よろしくお願いします。
地名の中のスペイン語冠詞
佐藤和美 (99/08/16 15:41)
「ヨーロッパの言葉」に「地名の中のスペイン語冠詞」を追加しました。
地名を題材にして、スペイン語の冠詞を学んでみようというこころみです。皆さんご存知の地名を選んだつもりなので、気軽に目をとおしてみてください。
お茶の水博士の家系
佐藤和美 (99/08/14 21:02)
「手塚治虫研究」の「手塚治虫ショートショート」に「お茶の水博士の家系」を追加しました。
石森章太郎の代筆
佐藤和美 (99/08/13 15:17)
「手塚治虫研究」の「手塚治虫ショートショート」に「石森章太郎の代筆」を追加しました。
琉球方言の宮古方言
佐藤和美 (99/08/07 11:37)
ルーカスさん、はじめまして
最近では私のHPの中では「ウチナーグチ 沖縄の言葉」が一番アクセスされてるようで、うれしく思っていたところです。
琉球方言を分類すると以下のようになります。
琉球方言 | 奄美・沖縄方言 | 奄美方言 | 奄美大島方言 |
喜界島方言 |
徳之島方言 |
沖永良部島方言 |
与論島方言 |
沖縄方言 | 沖縄北部方言 |
沖縄南部方言 |
宮古・八重山方言 | 宮古方言 | 宮古島方言 |
伊良部島方言 |
多良間島方言 |
八重山方言 | 石垣島方言 |
竹富島方言 |
小浜島方言 |
新城島方言 |
波照間島方言 |
西表島方言 |
鳩間島方言 |
黒島島方言 |
与那国方言 | | |
次に宮古方言です。
「宮古方言は、宮古島とその離島の伊良部島、池間島、大神島、来間島、多良間島、水納島に行なわれている。この方言は、大きく宮古島方言と伊良部島方言と多良間島方言に分かれるが、池間島、大神島も特徴的な面をもっている。多良間島方言は、島がある時期に八重山に服属した時代があったので、より八重山方言に通じる面をもっている。そのほか、組踊と呼ばれる劇文学の中で文語的な首里方言を伝えているのも一つの特徴である。宮古島の中心地である平良で使われる平良方言が宮古方言の標準語であるが、平良方言の通ずるのは宮古島、池間島、大神島、来間島くらいまでで、伊良部島、多良間島になるとほとんど通じにくい。」
(外間守善「沖縄の言葉」を参考にしました)
伊良部島の中で、方言差があるとのことですが、
海などの自然の障害物があるわけでもないし、
一度、伊良部島の歴史を調べてみるとおもしろい発見があるかもしれませんね。
多良間島方言も八重山に服属した時期があるため、ちょっと宮古方言と差があるようなので、伊良部島の歴史でもなにかあるかもしれませんね。
変化する日本語の発音
コールラビ (99/08/06 01:29)
最近勢力を得ている平板アクセントでは「エイガ」と言ってますね。
となると「シェークスピア」も「シェイクスピア」と発音、さらに表記される
ようになるのでしょうか。
「バージニア」が「ヴァージニア」と書くのが英語の知識のある証拠みたいに
「バ」は「ヴ」だぁ!ってことになってます。これなども表記を意識して
日本語の中にヴの発音(v)を獲得するでしょうか?
スペイン人がvの発音をなくしたのなら、逆もまた真なりで、日本人が唇を軽く
噛むようになるかもしれないです。
どうしてなんだろう
ルーカス (99/08/05 20:49)
佐藤さん、
沖縄方言についていろいろ勉強になりました。僕は、宮古の伊良部島出身ですがどうしても理解できないのが、小さな伊良部島に大きく分けて2つの方言に分かれていることです。北部落の佐良浜部落は、H音が良く使われ、北部落の伊良部部落は、F音が良く使われます。それに、イントネーションとかぜんぜん違います。部落の間は約4キロしか離れていないのにいつもどうしてだろうと思っています。
アロハ フロム ハワイ
Shakespeare
佐藤和美 (99/08/05 13:04)
「a」は「エイ」ですが、日本人は「エー」と読むことが多いようです。
で、「Shakespeare」をなんと読むかです.
「a」が「エイ」なら、「シェイクスピア」になるし、
「a」が「エー」なら、「シェークスピア」になります。
サーチエンジンの「goo」で検索したら、
「シェークスピア」が95件、
「シェイクスピア」は0件でした。
日本では、「シェークスピア」が優勢ということなんでしょうか?
Shakespeareが主人公の映画の題名は「恋におちたシェイクスピア」ですけど。
そうそう、「映画」も発音は「えーが」ですよね。
じゃじゃ馬ならし
佐藤和美 (99/08/04 13:02)
コールラビさん、おおあたりです(^^)
二葉亭四迷(この字でよかったかな?)はシェイクスピアを訳した人でもあります。
うろ覚えですが、「じゃじゃ馬ならし」っていう題名の訳は二葉亭四迷だったと思います。
なかなかいい訳じゃないかと思います。
ただ、今となっては、少々女性差別っぽい感じがしますね?
「じゃじゃ馬」っていう言葉じたい女性差別語なのかもしれないですね。
(無題)
コールラビ (99/08/03 12:43)
「お好きなように」←「お気に召すまま」
「がみがみ屋馴らし」←「じゃじゃ馬ならし」
「十二日節の宵祭」←「十二夜」
ですか?
>で、「A Midsummer Night's Dream」です。
>これは
>「夏至祭の夜の夢」
>という題名になっています。
やっぱり『夏至祭』ありましたか。夏の盛りの頃、ではないわけですね。
お礼
EVT (99/08/03 10:53)
以前,「アッパ」について質問したものです。ブラウザの調子が悪く
書き込みができませんでした。遅れてすみません。
アイヌ語とは関係ないこと,朝鮮語に近いものがあること。その点か
ら調べてみます。ありがとうございました。
CD−R
佐藤和美 (99/08/02 20:15)
CD−Rといえば、書き込みのできるCDです。
この「R」というのはなんでしょうか?
「write」だったら、「w」だし。
書き込みで「read」の「r」じゃおかしいし。
この「R」は「recordable」の「r」でした。
訳は「記録可能」といったところでしょうか。
「CD−R」という言葉を使っていても、
それがなんの略なのかって、普段あまり考えないもんですね。
Copyright(C) 1999 Satou Kazumi