「草野球の窓」くまの穴
第3章(3)三人制審判の連携動作
E.外野飛球に対する判定
〜走者三塁の場合〜

<打球が中堅から右翼線の範囲へ飛んだとき (中堅に飛んだ打球は除く)>(図103)

a) 一塁塁審
 打球を追います。ファウルライン際の打球の際には、ファウルラインをまたいだ状態で打球の行方を確認します。 そしてフェアの宣告の後、野手が打球に追いつき、内野へ送球するのを確認します。その確認後は内野に戻ります。

b) 球審
 打球を追ったために一塁塁審が一塁を離れましたので、球審は本・一塁間の中間くらいの位置のファウル地域で打者走者の触塁を確認します。その位置から三塁走者の本塁触塁も見ます。もし打者走者が二塁へ進まず一塁で止まりましたら、一塁塁審が戻ってくるまで一塁にも注意をはらいます。

c) 三塁塁審
 構えた位置から内野内へ入って、打者走者の動きに注意します。二・三塁上のプレイの判定は三塁塁審が行います。
 ただし、三塁走者が外野手の捕球を待って本塁へ向かおうとしているときは、タッグアップの確認ができる位置(捕球と走者を同一視界に入れることのできる位置)を素早く占めることが必要です。




<打球が中堅から左翼線の範囲へ飛んだとき (中堅に飛んだ打球を含む)>(図104)

a) 三塁塁審
 打球を追います。ファウルライン際の打球は、ファウルラインをまたいで打球の行方を注視します。フェアの宣告の後、野手が打球に追いつき、内野へ送球するのを確認します。プレイが一段落するまで内野へ戻りません。

b) 一塁塁審
 内野内、一・二塁間の中間近くまで走りこみます。走りこんだ直後に身体を反転させ、打者走者の一塁触塁を確認します。もし引き続いて打者走者が二塁へ向かって走りましたら、走者を追ってともに二塁へ走ります。
 ただし、打者走者の三進も確認しなければなりませんので、二塁へあまり近づき過ぎないようにします。打者走者の二塁触塁を見たあと、打者走者が三塁へ向かいましたときは、後を追って三塁へ走ります。

 一塁塁審は一人で打者走者の一塁から三塁までの触塁を確認しなければならず、その任務と責任は重いものです。

c) 球審
 三塁側のファウル地域へ出て、三塁走者の本塁突入に準備します。三塁走者が外野手の捕球後に本塁へ向かおうとしている際には、走者のタッグアップが容易に確認できる位置を占めなければなりません。




   今日も元気に「ストライク!」

(2003.4.28)

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草審判員 くま


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