<打球が中堅から左中間の範囲へ飛んだとき (中堅に飛んだ打球を含む)> |
<イ>三塁塁審が打球を追った場合(図101)
外野手が本塁に背中を見せて追った飛球や、複数の野手が追いかける飛球のときは、野手がこの打球を直接捕球できるか否か、またどの野手が捕球するかというようなことが判断しづらいことが多々あります。そのようなときは、内野内に位置した塁審も打球を追って外野へ走ります。走者の走路を横切ることになりますので、走塁を妨害しないように注意してください。
a) 三塁塁審
打球を追って外野へ走ります。フェアの宣告後はプレイが一段落するまでは内野へ戻る必要はありません。
b) 一塁塁審
内野へ入り、一塁走者を追って二塁へ走ります。そして一塁走者の二塁触塁を見ます。この後、身体を反転させて一塁側を向き、打者走者の一塁触塁を確認します。打者走者が二進、三進を企てたときは打者走者を追ってそのプレイの判定を行います。一・二塁上のプレイ及び打者走者の三塁上におけるプレイの判定を一塁塁審が受け持ちます。
c) 球審
内野に入り、一塁走者の動きに注意します。走者が三塁へ向かいましたら三塁へ走って一塁走者の三塁触塁確認及び三塁上におけるタッグプレイの判定を行います。もし一塁走者が三塁から一気に本塁をうかがった際は直ちに本塁へ戻って本塁上のプレイに準備します。 |