「草野球の窓」

第11章
「形勢不利な時の戦い方 4」
〜 反 撃 〜

 さて、いよいよ反撃に取りかからねばならない。速球をビシビシ投げ込んでくる。キャッチャーの肩はよくて、たまに出たランナーも走れない。こんな時どうするか。

 まず、1点を取ることを考えよう。1点取れば、流れを変えることができるかもしれないからだ。いろいろ方法がある。決め球をしぼる(インコース、アウトコース、ストレート、カーブ、etc...一般的にはインコース寄りのストレートを右方向に打つことを薦める)、初球狙い(何がなんでも初球のストライクをピッチャー返しする)、バント戦法(相手投手の疲れを誘う)、等々。クリーンヒットでなくてもよい。四死球、エラー大歓迎。ポテンヒット、内野安打ラッキー!! 時にはベンチからセーフティバントのサインを出してみよう。二死よりも一死、一死よりノーアウトの方がいいことはもちろんである。

 さて、ランナーが出たとしよう。盗塁は無理だとする。さあどうする。ここからはベンチの作戦の立て所である。そして打者、走者には前に述べた「気持ちのゆとり」がなければならない。

 考え方はいろいろある。しかし「まるドの目」では、0または一死なら、バントで走者を二塁へ送ることを薦める。理由は、確実に走者を進めることができ、かつ、相手にプレッシャーをかけることができるからである。二死ならヒットエンドランを薦める。ゲッツーの怖れなく、相手守備陣の乱れを誘うことができるからだ。一死二塁なら、やはりバント。二死二塁ならエンドランを薦める。一死三塁なら100%スクイズである。とても打ち込める投手でない場合、失敗を怖れずスクイズする勇気を持とう。

 だが、ベンチが作戦を考えても、往々にして打者や走者がサインを見落とすことがあるのだ!! だから「気持ちで負ける」ことが禁物なのだ!!  二死からのバントやスクイズ、走者三塁でのエンドラン、などという戦法だってあり得る。

 これゆめゆめ忘れることなかれ。



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