「草野球の窓」

第10章
「形勢不利な時の戦い方 3」
〜 バッテリー 〜

 気持ちにゆとりが生じ、守りも向上したとしても、相手に打ち込まれてしまっては元も子もない。相手にどんな点の取られ方をしたかをまず振り返ってみよう。

 守りのミスのみで点を取られたのなら、今まで通りの投球パターンでよい。しかし、安打、特に連打で点を取られた場合は、投球パターンを変えるべきである。これまでの経験に基づけば、ストレートを打たれているケースがほとんどである。しかも、外すべき球がストライクゾーンに入り打たれることが多い。

 こういう時は、変化球中心の投球パターンに変えるべきだ。ストレートも力一杯投げる球と、力を抜いて投げる球を使い分けたい。変化球でストライクを取り、速いストレートをボール球として見せ球に使い、ゆるいストレートを誘い球としてボール球にして打たせて取る。特に力一杯振り回してくるチームに対しては、思いっ切り遅い球を有効に使うのが効果的である。単に、グー・チョキ・パーのサインだけでなく、ボールゾーンに投げさせるサインも作るべきである。

 一方、ストレートは打たれる、変化球は入らない、という状況になったら、もはやどうしようもない。投手交代あるのみである。投手交代は早めがよい。手遅れになる前に交代させる。これは流れを変える意味も持っている。

 投手は、1試合最低2名は必要である。

 バッテリーの踏ん張りが戦局の立て直しの基本である。

これゆめゆめ忘れることなかれ。



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