「草野球の窓」

第9章
「形勢不利な時の戦い方 2」
〜 守 備 〜

相手の弱点を見つけ、気持ちが楽になったとしよう。しかし、相手投手を打ち込めるか、というと、それはやはり難しい。戦局を立て直すには、まず守りを固める方がはるかに易しい。

 相手に流れが言っている場合、ほとんどのケースで我々の守りのミス、つまり、単純なエラー、中継プレーのミス、記録には表われないミス(取れる球を躊躇して安打にしてしまった・・など)がからんで相手に得点を許している。

 したがって、守りを固め、ミスをなくすことが試合のバランスを平衡化するために絶対的に必要になる。つまり、「丁寧な守り」であり、「思いっきりのよいプレー」なのである。そしてその前後には「守りのKYT」がある。

 「丁寧な守り」で、確実にアウトを取り、「思いっきりのよいプレー」で安打性の打球をアウトにし、中継プレーでタッチアップを阻止したとしよう。すると、相手は「オヤッ?何か変だぞ・・」という気持ちになってくる。逆に相手が気持ちの上で負けてくるようになるのだ。それが焦りを呼ぶ。この焦りが、守備の乱れを招き、バッテリーの攻め方を狂わせる。すると我々の付け込むスキが生じてくる。

 連盟の二部リーグを見ていると、戦力的には我々より上のチームは多い。しかし、作戦らしい作戦を用いるチームは極めて少ないのだ。前にも述べたように、

戦いは、「戦力と作戦と運の関数」である。

戦力で劣っていても、運と作戦で勝つことは十分可能なのだ。
そのためには気持ちで負けないこと。そして守りを固めることが重要になってくる。

これゆめゆめ忘れることなかれ。



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