News >「仕事日記」2006年11月


11月1日(水) 東京交響楽団リハーサル ミューザ川崎
 
11月3日(金) 東京交響楽団名曲シリーズコンサート ミューザ川崎シンフォニーホール
Falling In Love With Love
My Shining Hour
I'm Old Fashioned
But Beautiful
Ladies In Mercedez
I Got Rhythm Variation
Enc;All The Things You Are

追加録音
Let’s Face The Music And Dance
On A Clear Day
Falling In Love With Love

ついにやった。念願のライブレコーディング。それもオーケストラつき。紆余曲折を経た思いも手伝って本番は我を忘れつつも感無量だった。空っぽになったホールでの追加録音もスムースにいった。
11月4日(土) 欧陽菲菲リハーサル 駒込 スタジオファクトリー
バイオリンの斉藤ゆずちゃん、通称ずーゆーにダイエットを教わる。カロリミット。
11月5日(日) 欧陽菲菲リハーサル 駒込 スタジオファクトリー
ずーゆーよりカロリミットもらう。八尋洋一よりハイライトもらう。ばか旨。禁煙崩れる。
11月6日(月) 欧陽菲菲リハーサル 駒込 スタジオファクトリー
ダンスチーム合流。ブレイクダンスも進化・一般化したものだと感慨。
11月7日(火) 杉浦マキコンサート 愛知芸術劇場小ホール
杉浦マキ(Vo)
林周平(Pf)
多胡一博(Bass)
黒田敦司(Dr)
ルベン・フィゲロア(perc)
ゲイリー・杉田(perc)
和田直(Gi)
横山達治(perc)

楽屋での達治君、最高。ダジャレや世評、近況などどれも抱腹絶倒なのだが、活字に穂とても出来ないのが残念。
断片集/姉歯よ〜/タップダンサー/左利き/バンドメンバーチェンジ、、、ETC
11月8日(水) 国立音楽大学 後期
 
11月9日(木) Dust 都城
言葉のない夜
忘れない誕生日
満月が笑う
Wes が聴こえる
ブルー・ライト・ヨコハマ 
悲しき口笛
夢はいつも
いつものズブロッカ
嘘は罪
moonlight,Starlight
Same Old Story
Hymn For Nobody

伝兵衛が上手になっている。NHKホールに向けて自覚が出来てきた、のかどうか。取材してみると“ちょっとしたコツ”を会得したそうで、説明はできないという。“わかってみなくちゃわからない”。ふむふむ、そういうことってあるよね。肝心のところはそういうことばかりのような気もする。
11月10日(金) Dust 大分・ブリックブロック
満月が笑う
Wes が聴こえる
忘れない誕生日
Soul Shadow
悲しき口笛
夢はいつも
またしてもHi-Way
Same Old Story
11月12日(日) DUST 高知・自由民権記念館
 
11月13日(月) M’s マスタリング 青山ビクタースタジオ
 
11月14日(火) 平野レミ CD発表会 乃木坂ソニースタジオ
 
11月15日(水) M’s 白根学習館
 
11月16日(木) M’s 南魚沼・コミュニティホール さわらび
All The Things You Are
Cheek To Cheek
Yesterdays
Swingin' On A Star
Floatin' Time
I'm Old Fashioned
Autumn Leaves
Extended Play
Blue Keys
My Shining Hour
But Beautiful
Ladies In Mercedez
Spain
11月17日(金) M’s 小杉文化会館 ラポール
 
11月18日(土) 欧陽菲菲リハーサル
M’sツアーの移動日のはずが菲菲の要請で東京とんぼ返りにてリハーサルに付き合う。バンドの音は出来ているし、集めりゃメンバーへのギャラも発生するし大変なんだけど、それもこれも歌手の安心感のためだと思えば無理は聞く、という岡本プロデューサーもえらいが、僕はしんどい。
11月19日(日) M’s 西脇・アピカホール
南佳孝さんをゲストに迎えてのコンサート。M’sは基本的にゲスト、とくにボーカルゲストはお断りしているのだが、ほかならぬ西脇チームのリクエストとあって、誰よりも佳孝さんにご無理をお願いしたが、快く来て頂けた。どころか結構積極的にジャズレパートリィを考えてくれて嬉しかった。
神戸駅からの移動中にお迎えのお嬢様方が盛んにヒット曲をリクエストなさるので佳孝さん、気を悪くなさらないかと冷や汗モノだったが終始上機嫌で事なきを得た。慣れてもいるのだろうし、それはそれで嬉しいことかもしれない。打ち上げ場のレストランにあったギターで何曲も歌ってくれたのは主催者の皆さんも嬉しかったご様子。
11月20日(月) M’s スペシャル 目黒ブルースアレイジャパン
M’s+佐藤允彦(Pf)、和田誠(トークゲスト)

佐藤さんが富樫雅彦さんの曲を集めてCDをシリーズで出し続けていることと、允彦さんもマサチャンズだね、なんていう世間話から和田誠さんの肝煎りで実現したコラボ。

高校生時代に“パラジウム”を聞き込んで勝手に憧れていた身としては恐れ多くもあるしなんだか緊張の予感はあった。演奏実感は素晴らしいものだった。予想された緊張感が、アガっちゃったりとりこぼしたりする方向ではなく、音楽の現場にあるべき“ピン”と張り詰めた空気がその場を支配するのだ。こういうことのできるミュージシャンは稀有である。いろいろ聞きたい話もあるが無理に誘うのも憚られる。おずおずと“終わったら一杯いきますか?”ときくと“当然でしょう!”と力強いお返事。このあたりはバンドマンとして嬉しい先輩になってくれる。
基本は“芸術的なコワい先輩”。佐藤さんは八木さんのことが怖くてしょうがなかったそうだ。僕は八木さんには優しくしてもらってばかりで、甘えられるいいおじさんだった。多分年齢の距離に拠るのだろう。僕は佐藤さんや山下さんが怖くてしょうがない。そんな話を和田さんも交えながら上原の飲み屋が閉まっているので近場に移動すると、同じ事情で森山良子さんがワインを空けている。和気あいあいの隙を突いて文春の表紙30周年コンサートへの出演をお願いしてしまったら快くお受けいただいた。今夜のイベントの再演とともに来年に向けてクォリティの高さに自信の持てる企画が二つも固まったいい夜にもなった。
11月21日(火) 欧陽菲菲コンサート 日本青年館
照明の凄さに圧倒された。八尋洋一が素晴らしい。
11月22日(水) Mr.Pinstripe バンド通しリハーサル
 
11月23日(木) Mr.Pinstripe バンド通しリハーサル
青山劇場でのダンスパフォーマンスイベント。ドラムに松山修、キーボードとバンマスに江草啓太、と心強いメンバーだし、リハーサルピアノのえりちゃんがそのままステージにも乗ってくれるので、本番を留守にするのもまぁ安心だが4公演8000人のステージにはやはり乗りたかった。
11月24日(金) ジャズピアノパラダイス 千葉市民会館
国府弘子とのDUOの二回目。6台で一緒だし、ますます縁深くなっている。というよりは、小原孝にしても島健、山下さんも含めてあれこれ考えずにひたすら楽しもうという心持が自分の中に生まれ育っているのを感じる。距離の遠近、活動に占める意味合い、その他もろもろ考えている場合ではないのである。とにかくいい演奏を。そのためには何が出来て何をすべきか。はっきりしているのは予習や練習は勿論、譜面を眺めたりイメージを楽しむだけのことも含め、一つの演し物に向かって使った時間が多ければ多いほど結果はついてくる。
11月25日(土) ゴールドベルク変奏曲コンサート 京都コンサートホール
凄くきれいでモダンな建物。音の響きも最高。今回は譜めくりを大野綾子ちゃんに頼んでリラックスして望んだのだが、あにはからんや、きっちりアガって暗譜状態とさほどかわらず。ただ入り込めるところは安心して入り込むことが出来たのは譜面を置いておいた効果といえる。
馬場孝喜と中林薫平とのプリバップスタイル(この名称はこの日初めて知った)のトリオのデビューでもあった。これは使える。なんといっても明るい。楽しい。常に気遣っているいろいろなこと、リズムキープやフレージングの多寡、聴音にかける感覚の割合などなど全てを忘れて、我をも忘れてアマチュア的に純粋に音楽をする喜び、聞いてもらえる嬉しさが胸に広がってきてブイブイと弾き倒す。ちょっとどうか、と思ってしまうが後日三木俊雄にそのことを言うと“ミュージシャンが楽しくてしょうがないっていうことのどこに悪い要素があるんですか。素晴らしいことです”と言ってもらえて嬉。
11月26日(日) お誕生日オフ
シックで洒落たアップライトピアノのある喫茶店(大野さんたちが出演することもあるらしい)でお誕生会を設けてもらった。ちと照れるも近しい人々とゆっくり過ごすのは楽しい。ケーキを食べたりセッションしている間に昨日の音が焼きあがっていた。再生してみるとなんと細かなインデックスまで入っている。鮫ちゃんはすごい。というかマニアック?

夜は和田誠夫妻と千花。おめでとうございます、と先ず出してくれた八寸の中にお赤飯。素直に(勿論天国的に美味しい)いただいていたらレミさんが“赤飯て手間がかかるのよ”。もち米を蒸して一日置いて云々。このシーズン使い回しは出来ないだろうから、今日の我々のためだけにこの少量を作ってくれていてさらりと出してくれているわけである。予約の時に三木君に取材をしていたのだろう。また唸らされてしまった。
11月27日(月) DUST 三ケ日・パラディソ
伊藤ゆかり(あの歌手ではなく、ここんちのママ)さんが近々店を閉めるというので悲しい気分になりかけたら、そうではなくて、近くにあるリゾートホテルの中に店を任されるのだという。栄転というべきか、目出度い話である。頑張ってほしいもんである。伝兵衛チームとしては行きにくくなるなぁ。
11月28日(火) DUST 姫路
ライラかと思ったら別のパブ(?)でキーボード。チェンバロの音で小さくずっとゴールドベルクを弾いていたが意外に弾きとおせないものである。目の前にジョルジュご一行。数独の話などで盛り上がる。ワインをいただきながら楽しくセッション。こういう状況って何故かいい演奏になるんだよなぁ。

いつも主催してくれている原君と龍見君、両人ともにめでたくご成婚。お祝いに行く話になった。

自主打ち上げでライラに行ったらミクシイの発起人がいてM’sライブ@ライラの話も決まってしまった。ただでさえきついスケジューリングの中、年内に3日間も姫路を決定してしまっていいものかどうか、と周辺事務所諸氏のクレームが聞こえてくる気がしたのは酔いの醒めた翌朝のこと。
11月29日(水) 国立音楽大学
 
11月30日(木) 欧陽菲菲 大阪ブラバホール
 

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