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仕事日記
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8月1日(日)月猫えほん音楽会 北九州
 

8月2日(月)移動日 倉吉入り

鳥取の三根さんと会う。新しく始めた店は中国人の女性が接待してくれるスナック。微妙に楽しくないので近くの居酒屋に移動。よっぽど落ち着く。
8月3日(火)月猫えほん音楽会 倉吉
立派なホール。煙草が吸えない。
8月4日(水)神谷満実子リハ 神谷邸

先ず白石幸司(cla)とザッツアプレンティ、ミスニューオリンズなど合わせて、小原孝が来るまでに彼の分の譜面を作る。ジャズミュージシャン同士(この場合、佐山と白石)だとあの曲をこうやろう、というだけで10分や20分の演奏はできちゃうのだが、クラッシックの人のためには時間分きっちり譜面を造らなくてはならないので大変だが、その分書けば弾く、というかこう書いたらこう弾いてくれるかな、と思った数倍素晴らしい音がでてくるからこたえられない。

いよいよ小原君登場し、連弾もの、二台ものと合わせていく中で、僕が一人でオペラものの伴奏もある。一つ振りの3拍子がどうも気分が出ない。小原っち、こういうときはどうすんの?と聞くと、実に分かりやすく教えてくれる。ベースは重く、右手は軽く、ということを左手だけで弾き分けるんですね。すごい。ここまではかなり集中力がいるけど、なんとか出来る。驚いたことにその上で右手がまた軽やかに歌いつつ、小指は強く、親指、人差し指、中指は軽くタッチコントロール。勿論同時に打鍵しているのだ。これがまぁ魔法のようで“ほらね、音楽が立体的になるでしょう”。確かにそうだがちと骨である。脳味噌の中に4つの違う川が流れているようでジワーっと熱を帯びてくる。

いっちゃ悪いがオペレッタのなかの軽〜い曲でもこんなにいっぱい作りこむ楽しみ(といっても何小節かのバンプである)があるなら、“ピアノを習う、練習する”こと自体の楽しさというのはなるほどあるもんだわい、と妙に納得した。そちらには僕は向かって行きはしないけど。

8月5日(木)佐山雅弘トリオ 長野千歳公園
清水興
東原力哉
nothing from nothing
fire on the biyou
just the two of us
love and happiness
sissy strut

清水興の客の煽り方のなんと力強いことか。力哉のライブパワーも凄まじい。やはりこの二人は一時代を築いてきたリズムセクションだとつくづく感じ入りながら楽しく演奏できた。

古沢さん、高橋知己さん上村勝などと久闊を叙す。“西荻”など懐かしい曲どもも聴けたし。勝はバタさんをきっちり踏襲していて、いいとか悪いより、僕にとって特別の思いを呼ぶ。

古沢良治朗60間近、佐山雅弘50、上村勝40、三木俊彦28、と10歳ずつ離れた4人でしばし飲む。古沢さんの説教の矛先は主に三木君に向かうが、愛情にあふれていて好ましく、20年前と変わらぬ印象。痩せたのと、歯が何本か減っているのでますます仙人風。

8月6日(金)M's 富山 駅ビルのホール

1.クレオパトラの夢/アントニーの叫び
2.フローティンタイム(佐山雅弘)
MC(佐山)
3.ペリーズスコープ
4.イエスタデイズ
5.イパネマの娘
MC(大坂)
6.チークトゥチーク
-------二部構成の場合ここで休憩-------一部構成の場合は長MC-------
7.ブルーイングリーン
8.私の好きなもの
MC(小井)
9.ウィッシュユー(小井政都志)
10.エクステンディットプレイ(大坂昌彦)
MC(佐山)
11.テイクファイブ/Aトレイン
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アンコール:スペイン

富山駅を降りてタクシーのトランクに荷を入れてもらい、乗り込んでから手帳を開いて会館の場所を告げたら、駅前のビルだった。駅のロータリーを一回りして630円払って降りる。まいったなぁ。下調べしないも程がある。
8月8日(日)月猫えほん音楽会 鯖江文化会館
会場について煙草を買おうとしたら1キロほど歩かなくては、と言うのでママチャリを借りてお散歩にした。町の東側が先日の大雨でひどいことになっているそうだが、このエリアはのどかな田園地帯。3歳ほどの子供が男女二人で行水している。車の迫る道路を烏がどういうわけか徒歩で必死にわたり終えてほっとする。
僕の小中にかけて近所に沢井のおじさんというのがいて、何人か子供が集まると、手品をしてくれたり、お話をしてくれたりしていた。今僕はそちらの年代に入っていて、そういう町のおじいさんというのにちょっとあこがれたりした。
8月9日(月)月猫えほん音楽会 福井
 
8月10日(火)M's スイートベイジル ビクター祭り
久々に中本マリさんと共演。
8月11日(水)〜17(火)ハワイ
後日・・・少々お待ちください。
8月18日(水)伊太地山弦楽団 レコーディング 東芝3ST
弦カルはさすがライブをこなしているだけあってすいすい進む。ピアノが思うように鳴ってくれず苦労する。
8月19日(木)神谷満実子リハ 神谷邸
 
8月20日(金)黒葛野敦司クインテット 神田TUK
何か一曲持ってきてくれと言われてあれこれ考えていたら曲が浮かんだ。久しぶり〜。ここんとこ作曲はしないが何となく体と言うかバイブレーションが以前あった作曲モードになっているのを感じていたのが、ポロリと一曲出てきてとても嬉しい。新しい時期に入ったのを感じる。
8月23日(月)ポートレイトインジャズ ライブ打ち合わせ 和田事務所
三木俊雄と和田さんとの会談がなかなか楽しい。

名倉加代子打ち合わせ。
8月24日(火)南の島のティオ 観。青山円形劇場
国分弘子のティオ。照明もきれい。お話も、あの短編集の中の僕の一番好きな一遍だった。国分は腰を痛めているとかで、見ていても辛そうで可哀想。
客席に小原孝発見。第三弾は彼にという案もあるそう。
8月25日(水)名倉ダンススタジオ 公演用録音 渋谷 高木クラビア
小原孝と二人でゲスト出演の今日は僕の分の録音。

スワンダフルとストーミーウエザー。月猫もそうだがダンスも仮録音でどんどん振り付けされるので気が抜けない。

出来がよくて成功もし続けてる人の常で、名倉先生も湧いてくるアイデアにみずから追い立てられるようなところがあって、偉いもんだなぁと思ってしまう。ずっとこうやって暮らしてこられたんだろう。何事かを為す人というのは違うもんである。
8月26日(木)月猫えほん音楽会 茅ヶ崎市民文化会館
ハワイ土産を楽屋に陳列。スタッフ20人に好きにTシャツを選んでもらう。なかなか楽しい。キャストにはアロハ。
8月27日(金)M's+三木俊雄+松島啓二 銀座スィングシティ
the song is ended(M's)
my favorite things(M's)
lullaby of birdland
softly as in a morning sunrise
a girl from ipanema
in walked bud
yesterday
cheek to cheek
spain
peri’s scope
cantaloupe island
skylark(M's+松島)
you and the night and the music(M's)
creopatra’s dream/anthony’s scream(M's)
my foolish heart(M's+三木 key/G)
all blues

共演を重ねるたびに三木のことが好きになってくる。松島もとてもいい。5人になると大坂のドラムがますますジャズ仕様になって、ブラシの擦れるかすかな音さえたまらなくジャズの匂いがする。
8月28日(土)月猫えほん音楽会 埼玉三芳町
今年はこれで終わり。さみしい!物足りない!三匹の子山羊、もっとやりたい!

茅ヶ崎と、この三芳は会館スタッフが大熱心。いや、どの小屋のスタッフも熱心です。そもそも、この聞いただけではよく分からない出しものを掛けてくれること自体、この作品に愛情を持てないと出来ないことなのです。

それにしても三芳は猫道がすごかった。会館の入り口からすでに猫道なんである。かがんで通る猫道まで黒いカーテンの中を通ると何箇所かの道の横窪みが猫の部屋。壁には猫新聞。などなどアイデア満載というかスタッフのやる気ムンムン。打ち上げに館長さんまでいらしてこれも珍しい。飲み屋の二階座敷を借り切って、誰に遠慮もいらぬまったく打ち上げらしい打ち上げ。終電で打ち切りというのが多少残念だが、そうでもしないと朝までコースは確実だろうから、かえって良かったかも知れぬ。
8月29日(日)M's+伊太山弦楽団 本牧ジャズフェスティバル
豪雨の中、野球グラウンドの内野、と言うことは土がぬかるみきっている中をよく聞いてくれた。M'sの演奏とてもよかった。次の出番のポンタ氏が横できいていたのも大小二人の張り切りの一因だろうか。いや、やはり雨の中熱心に聴いてくれるファンに触発されてのことだろう。それとも大坂あたりはクールに何事にも関係なくいつもベストプレイさ、なんて言うかも知れない。

大阪や名古屋から連れ立って来てくれていたのもうれしかったが、笹沼君の同僚(上司?)がわざわざ付き合って来て、運転からお料理から目一杯働いてくれたのには感動した。おぼろ豆腐のお土産も泣けた。

よせばいいのに伝兵衛がポンタを打ち上げに誘って、BAR,BAR,BARは大騒ぎ。いずれ出演の話もあったのだが、お流れだろうなぁ。
8月31日(火)ジャズ絵本 池袋芸術劇場小ホール
舞台芸術国際見本市というおおげさなイベントに出た。小ぶりなホールは嫌いな池袋、大仰な会館などなどを忘れて、いい空間。対バン(といっていいのかどうか)の中西敏博と人形使いのサワさんの演し物がよかった。サワさんはチェコ在住だそうで、アイデア満載とデティールにわたる深い芸術性が同居しているとてもすばらしい芸術家だと思った。山口からの移動で、明日は札幌にいらっしゃるという。台風のオッカケですね。
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