Nature

Photographere

Profile

ネイチャーフォトグラファープロフィール

福田 俊司

1948年、栃木県宇都宮生まれ

幼年時代、つまり60年以上前の故郷の自然は、じつに豊かでした。育った処は、栃木県庁から500メートルでしたが、 夜ごと、フクロウの鳴き声がとどろき、無数のホタルが点滅し、池にはカワセミが飛び込みました。 祖母が嫁いできた頃は、ムササビが飛び交っていたそうです。 そして日本の高度成長…人々は活気にあふれ、生活は便利になりましたが…身辺から故郷の生き物たちがひっそりと消えました。 せめて彼らが生きていた証(あかし)をフィルムに残しておこう…これが、わたしのネイチャーフォトの原点です。

そして1990年6月、縁あって、ハバロフスク地方へのフィッシングツアーに参加しました。其処には、タイムトンネルを抜けた、わたしの故郷があったのです。 街をとぶフクロウ、群れるチョウ、咲き乱れる花々…それは想い出の故郷そのものでした。 ロシア科学アカデミーの協力を得て、シベリア通いが始まりました。 毎年、百日以上、シベリア各地を取材…多くのことを学びました。日本が失ったもの、日本の自然の素晴らしさ、 日本とロシアの自然が密接につながっていること。 このホームページを通じ“極東ロシアの自然”に触れて、さらに“日本の自然”の理解を深めていただければ幸いです。

受賞

WildPhotos 2013

Wildlife Photographer of the Yer 特別賞

Natural History Museum主催

受賞

NATURE'S BEST

Backyard Winner

Smithsonian Museum 主催

取材記

Episode

イオニー島取材記

オホーツク海の中心に位置イオニー島は高さ150メートルのピラミッド型の島。 「この島には百万羽以上の海鳥やトドが生息する」 繁殖する海鳥たちは天敵がいないため警戒心がなく手で触れる程

撮影小屋をたてる

野生のアムールトラを目視で撮るため、撮影小屋をたてる アムールトラは、世界最大の野生ネコ、しかも最強の陸上肉食獣といわれながら、あまりにも正確な情報がすくない。

ツキノワグマの撮影
ツキノワグマの撮影

ポイントで椅子に腰かけひとり時間に遊びながら待機ときどきキツネ、ニホンジカ、カモシカなどが 目を楽しませてくれる。
日本の自然はまだまだ素晴らしい、

写真展・個展

photo exhibition

「国境なき自然」マリンスキー劇場沿海地方ステージ(ウラジオストク)東方経済フォーラム主催

「鴛鴦」キャノンギャラリー銀座・札幌・名古屋、ギャラリー・ハンナ(宇都宮)

「国境なき自然」ロシア科学アカデミー動物学博物館(サンクトペテルブルグ)

「アムールトラを追う」写真弘社「大鷲」富士フォトサロン

「ホッキョクグマの王国」ペンタックス・フォーラム

「ロシアの大地」ニコンサロン他多数

写真展・招待作品

photo exhibition

SAVE WILD TIGER祭典 王立アルバートホール(ロンドン)

「原始のロシア」ロシア自然の祭典(モスクワ)ロシア連邦文化省、ロシア連邦自然環境省、ロシア地理学会、大統領補助金

講演

Lecture

「アムールトラを撮る」ロシア自然の祭典(芸術家の家/モスクワ)

「世界最大の野生ネコを撮る」国際観光医療学会学術集会(ヒルトン東京ベイ)

「アムールトラを撮る」トラベラーズ・フェスティバル(ドバイ王国主催)

「Tiger Untrapped」王立地理学会(ロンドン)

「国境なき自然」ロシア地理学会(サンクトペテルブルグ)

発表誌誌

Released magazine

BBC Wildlife誌「Where eagles dare」「IONY ISLAND」「SAVING A GHOST」

Smithsonian誌「Cinderella Story」

National Geographic Japan誌、NEWTON誌、WWF、WCS、GEO、BBC Planet Earh、ФОТО МАТРИЦА 他多数

著書

Books

新刊「BEARS」発売中


国内に分布するツキノワグマとヒグマ。陸上最大の肉食獣、ホッキョクグマ。 最強の野生動物である3種のクマの知られざる生態を、国際的に評価の高い野生動物写真家の福田俊司が、 迫力ある貴重な作品で紹介した写真集。極東ロシアに30 年通い、ヒグマだけでなく美しいチョウや渡り鳥にも目を向け、 現地の自然環境を幅広く記録。

「鴛鴦」オシドリ


大自然の中で生き生きと暮らすオシドリの姿、四季の暮らしにおける天敵との遭遇、恋の駆け引き。 そして至難とも思える巣立ちの瞬間の撮影にも成功。本来の生息地の中で魅せるオシドリの美しさ 、愛らしさを収めた。ロシアの雄大な自然におけるオシドリの姿も紹介する。

「アムールトラを追う」


長年アムールトラの撮影に挑戦しつづけてきた動物写真家が、撮影体験、 アムールトラを取り巻く自然の状況、密猟の実態などを交え、アムールトラの現状をつたえる。