ロンドン憶良の世界管見


上海・黄山・蘇州・杭州紀行


自然遺産、文化遺産、故事、改革開放の活気と味覚




上海蟹には早いが、海外旅行で英気を養おうと、黄山登山をポイントに
2回目の中国旅行(1999年8月23日より8月30日)を計画した。

マイルの消費の関係で私はJAL、妻子はANA。両便とも似たような時間
である。
上海に早く着こうと、羽田・関空乗り換えの上海行き。帰りは成田直行便。
手配はできるだけ自分たちで行った経費節約型変則的個人旅行の開幕
である。(ご覧になりたい場所をクリックしてください)

第1日(8月23日) 羽田・関空経由上海へ
第2日(8月24日) 上海より黄山へ――世界自然遺産を愉しむ――
第3日(8月25日) 黄山山上――――世界自然遺産を愉しむ――
            黄山の伝説・歴史・文芸
第4日(8月26日) 石牌坊群を見て屯渓へ
第5日(8月27日) 上海博物館と外灘――青銅器と現代中国――
第6日(8月28日) 蘇州――――――世界文化遺産を愉しむ――
第7日(8月29日) 杭州(1)―――――歴史と故事を訪ねて――
            杭州(2)―――――蘇東坡について―――
第8日(8月30日) 上海より成田へ


第1日 羽田・関空経由上海へ

早起きして羽田へ。乗り損なったら大変だ。先般のハイジャック以来国内
便も検査が厳しくなり、羽田は混雑していたが、国際乗換え便はそれほど
でもなかった。

上海空港には正午到着、空港で家族合流し、ホテルのシャトルバス利用、
チェックイン。
ホテルは華亭賓館(Hua Ting Hotel & Tower)であるが、インターネットで
手配したので約半額朝飯付。日本のビジネスホテルより安い。
インターネットは有りがたい。

直ちに地下鉄で花園飯店(ホテルオークラ上海)に向かい、かねて家から
ファックス手配していた中国東方航空の上海・黄山のチケットを現地旅行
社で清算受け取り。
黄山の二つのホテルも自宅からJCBプラザ上海とのFAXで予約。FAX
も便利である。これで明朝の黄山行きができると一安心。

地下鉄は三元(45円)と安い。バス(一元15円)で豫園近くへ行く。
上海は歴史的な見所は少なく、観光案内書では、租界(外灘わいたんバ
ンド)と豫園と玉仏寺の三箇所という。

浅草を思わせるような雑踏の下町は、道路工事で一層ごちゃごちゃ。
案内書の説明では、豫園は江南地方屈指の古典的名園とある。



高官潘允端が故郷四川省を懐かしむ父のために造園したというだけあっ
て、園内に入ると、とたんに喧騒の巷とは別世界の庭が出現する。
豫は平安・安泰の意味だそうで、「YU」と発音する。愉と同音だそうで、楽
しむ意味もかけていると。

庭園の外の九曲橋と湖心亭の写真が有名であるが、池を修理中で水が
なくがっかり。豫園の中の売店で中国クッキーでお茶したので満腹。
腹ごなしに豫園商場つまり浅草のようなお土産店の並ぶ路地など抜けて、
再び一元バスで延々終点の上海体育館前まで帰る。(車窓より市内観光)

夕食はホテルの中の百花園で。「地球の歩き方」を広げてこのレストランの
カラー写真入りメニューを見て注文。従業員があっという間に数名寄ってき
てぺちゃくちゃ。本をシェフに見せるので貸してほしいと。
蟹みそ豆腐が抜群においしかった。ほかの品もおいしい。

明朝早いので車を6時スタートで手配、モーニングコールを依頼し就寝。
かくて第一日は慌しくも無事終了。     


第2日(8月24日) 上海より黄山へ――世界自然遺産を愉しむ――

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