上海・黄山・蘇州・杭州紀行


第8日目  上海-成田




1週間の中国の旅はあっという間に終わった。JAL/ANAの便は午後なので
午前中市内のお茶専門店へ買い物に。
どこでもありそうな話だが、産地よりも都市の専門店の方が安い。
お土産に龍井茶を求めた。

龍井(ロンジン)は杭州郊外で旱魃になっても涸れないという名泉「龍井泉」
がある。古くから龍がこの泉に住んでおり、泉と海が繋がっているから涸れな
いという伝説である。(今回は訪れる時間がなかった)
この周辺は緑茶の名産地で、中国では龍井茶は高級な緑茶として有名であ
る。黄山茶や龍井茶は日本のお茶と同様の製法であり、日本茶の源流は龍
井あたりではないかと推測される。



振りかえって見ると、中国の交通費は公共料金で動けば大変安かった。
上海蘇州杭州は食べ物の味付けが日本人に合っており料金も安くておいし
い。
夏休み終盤、国慶節と上海蟹のシーズン前なのでホテルが格安だった。
経済発展が急ピッチで活気があると感じた。
蘇州杭州観光で呉越が身近になり、三国志を読みたくなった。

近代の欧米諸国や日本と中国の関係史では上海の役割は大きい。
これらの関係史の記載は観光案内書には少ないので、別途まとめてみよう。


ロンドン憶良の世界管見(目次)へ戻る

ホームページへ戻る