「藤七温泉 彩雲荘」の朝食も夕食同様バイキングである。バイキングって聞くとわくわくするのはわたしだけであろうか?最終日の今日、最初に向かったのは八幡平エリアにある名湯「ふけの湯」と「後生掛温泉」。八幡平には全国区に名を轟かす名湯が集まっている。まったくうらやましい限りである。 このあとの計画は決めていない。適当な見どころに立ち寄り、大館能代空港に向かう予定である。車を走らせていると大沼という湖が現れ、道路を挟んだところには、ビジターセンターもあったので、トイレ休憩もかねて立ち寄る事にした。湖の青と周りの緑のコントラストが映える。ビジターセンターでは、泥火山の説明があり、実際に建物の裏手にあるので観る事ができるとある。少し遊歩道を歩くと、草むらの中に突如として現われた泥沼。あちこちからぼこぼこと吹き出ている。別府温泉を思い出した。いいものを見させてもらった。 | ![]() | ![]() |
しばらく走っているとクマ牧場の文字が。クマ牧場というと登別が思い浮かぶ。平日という事もあってか人が少ない。ほかには2組だけである。エサのパンくずの自動販売機があったので、購入しようか迷っていたところ、ほかの客が購入して熊にエサを与えていたのでそれを見て満足する事にした。エサを投げ入れようとすると、必至にアピールをしてくる。足場に登って手をたたくクマ、立ち上がって手を振るクマ、V字開脚をするセクスィなクマ。その行動はユーモラスだが何処か哀愁を感じさせる。 | ![]() | ![]() |
昼食を摂り次に向かったのは尾去沢鉱山。廃残となった施設は、遠くからしか観る事が出来なかったが、昔の華やかさを窺い知る事が出来る。廃施設って、その当時に想いを馳せ、ノスタルジーに浸れるので個人的には好きである。 見学施設には鉱山歴史館、そしてメインの鉱山歴史の坑道(みち)。なぜかゲームセンターも・・・。入る時に「中は寒いですよ。」と言われたのだが、上着を車まで取りに行くのは面倒くさかったのでそのまま入ることにした。確かに寒いが我慢できないほどではない。進んで行くうちに、人形による当時の作業風景が所々に展示されている。すると突然人の話し声が聞こえてきた。ほかの見学者?人影はたくさんあるが、人の気配が感じられない。観察していると動きがない。近づいてみると人形であった。声は再現された詰所から音声を流していた。少しびびってしまった。ショートカットコースも合ったが、フルコースを選び存分に堪能した。なかなか、造りこまれていたし、土肥金山よりも規模が大きいので個人的には満足。 「湯夢湯夢の湯」で旅の疲れを洗い流し空港に向かった。今回の旅は、都会の喧騒から逃れられ、ひと時でも普段の生活から離れる事が出来た事が収穫であった。 | ![]() | ![]() |