北東北の旅 3日目


9月4日

 今夜のお宿は八幡平の「藤七温泉 彩雲荘」である。そこまでは少々走行距離が長い。今日はほぼ移動日となる予定だ。青荷温泉は発ち、近辺の黒石温泉郷にある「温湯温泉 鶴の湯」でひとっ風呂。さらに南下途中にある「鰐の湯」に立ち寄る。秋田県境を越え秘湯で有名な「八九郎温泉」に住民に場所を訊きつつ迷いながら入湯。小坂ICから松尾八幡平ICまで東北道にて移動。八幡平温泉郷の立ち寄り湯「森乃湯」でひと汗流した後は、アスピーテラインにて八幡平まで上る。秋田県と岩手県境付近が頂上である。景色抜群
アスピーテライン
県境
八幡平頂上付近
 車を停めて遊歩道を歩いて頂上へと向かう。遊歩道は石畳で歩きやすい。ほどなく展望台に到着するが、下界が霧に包まれている・・・。眺望を期待していたのだが・・・。残念である。帰り道はさらに霧が濃くなってきて、途中の見どころである沼が霧によって隠れてしまっている。途中にあった展望所の「八幡平の山なみ」という看板が、非常に残念。機会があれば次回もう一度立ち寄ってみたいと思う。頂上
展望台
霧で・・・
霧で包まれた沼
 今夜のお宿の彩雲荘はここからほど近い。食事まで少々時間があるので、部屋に荷物を置き、早速この宿自慢の温泉めぐりをする事にした。箱根の名所である大涌谷を小さくしたようなところに、地形をうまく活用し、浴槽がいくつか設けられている。あちこちで煙が上がっている。ダイナミックな光景である。白濁した温泉の底に敷かれたスノコの隙間からは、プクプクと沸いてくる温泉がお尻にあたり気持ちいい。夕食はテーブル席と畳敷きの広間でのバイキング形式である。食堂の壁に掛けられた大きな幕には、栄養の効果が書かれており、けっして派手ではないが、栄養バランスが考えられているようだ。天ぷらもその場で揚げてくれ、個人的には満足のいく食事であった。バイキング
彩雲荘の夕食
野性味溢れる露天風呂
彩雲荘の露天風呂



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