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06 ロシアの紅茶
 ロシアンティーというものをご存知ですか。「ああ、あのジャムを入れて飲むものね」という答えが返ってくることが多いようです。
 日本ではどうしてこのようなことになったのでしょうか。本当はロシアンティーはジャムを紅茶に入れたりしません。さて、どうやって飲むかというと…。
 まずは正しいロシアの紅茶の淹れ方から。
 サモワールという独特の湯沸かし器というかお茶を飲むために作られたものがあります。これがロシア紅茶を入れるのに必要なのです。紅茶はまず紅茶葉をたくさん使って濃いものを作ります。コレが 入った小さなやかんのようなものが上にのっかっていて、その下ではお湯が沸いています。
 まずは紅茶のカップに濃い紅茶を注ぎます、次にお湯を注いで濃さを調整します。なんだか吉野家のお茶のようですが、これがロシア風のお茶の淹れ方です。香りが飛んでしまうような気がしますが。 ロシア人は気にしません。この入れ方も特徴的ですが本当の特徴はこれだけではありません。
 肝心な飲み方です。どうするかというと小皿のようなものにでもジャムを少しとって、これをちょっとづつ舐めては紅茶をすすります。つまり甘みは 紅茶に砂糖を入れることはなく、ジャムからとります。でもジャムを紅茶に入れることはありません。
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