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【過去の下つゆINDEX】 |
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精神的に壊れてしまった件が家族へご注進に及び,遠路はるばる兄者が見舞いに来る。申しわけついでにガリガリ君を奢ってもらった。ジツはガリガリ君を食べるのは産まれて初めてである。
まったくやる気がございませんで日記メモを開けもしていなかったが心療内科の功はあったと見えて病室をひとつ戻す。まぁ他にターミナル間近な人が来て押しだされたのだろうけれど。
便秘気味でQを掻き出してもらったりトレペに赤く血が滲んだり。
また調子を落とす。
危うく転びかける。もし骨折でもすればいよいよ詰んでしまう。油断大敵である。
胸郭ドレインを抜いた跡を縫った糸を抜く。これでまたリハビリ以外やることのない体となった。
リハビリは午前と午後の2回あってトレーナが違う。午前の部はうら若い女性で割りとオタ話が行けるので苦しい息の下でお喋りもする。んでまぁお薦め図書なんかで以下を宿題にされている(あ,無論リハビリとは無関係よ)。
無料のとき観ますよと言ったら不満そうであった。おれのほうからはけものフレンズやバンパイヤ・ヒカルの碁を推す。手塚治虫でいちばん好きなのは『奇子』だそうで,そんなのトップに挙げる奴ぁいねえよ。
血痰を吐いたが深刻さは見られない。
おねしょをしてしまい,パンツを廃棄する。入院してると投薬の加減かおねしょは結構ポピュラで,ヒヤリハットは珍しくない。
院内の引越し支援ワーカーと話す。特に新情報はなく,しかし病院側の姿勢は評価できた。
きのうからリハビリに階段昇降が加わった。さすがに次元の違うキツさである。これで筋力を着けないと金輪際退院は覚束ないからな。
ネブライザの薬石功あって痰が出はじめる。吐いて数呼吸のうちに喘鳴は再開するものの,吸引に頼らず自力で喀痰できるようになれば恢復が早い。咳で腹筋が鍛えられる。
おねしょしかけたがごまかせた。
甘味に飢えて看護助手さんに替えのパンツを買ってきてもらうついでにきんつばをリクエストしたら売店になくて吹雪饅頭が代わりに届いた。満足。
インフルエンザの嫌疑を掛けられ,鼻に綿棒を突っこまれる。採血・レントゲン・尿検・痰検のフルコース。実際当院インフルエンザが猖獗を極めているらしい。見舞客も肉親以外謝絶であり,こどもも立ち入り禁止になっている(こどもが汚いから)。
ねんどろいどアライさんの写真を切っ掛けに看護婦さんとけもフレ話に興ずる。
喘鳴はなはだしく何度目かのピンチ。ネブライザに縋って喀痰を試みる。
急に痰が切れなくなり,38.9℃をマークしてまたインフルを疑われる。せっかく取れていた点滴ルートが再度挿入されて抗生剤が体に満たされた。