ネパールヒマラヤ・シャクナゲトレッキング
2000年 4月18日〜 5月14日

ゴラパニ峠(2895m)より、ダウラギリT峰(8167m)の眺め

はじめに
 ネパールへシャクナゲを見に行くことにしました。
昨年は、高山病を心配しながらのトレッキングでしたが、今度は3000mまでなので安心なところです。

 高年齢になると気持ちが引けてきますが、昨年なんとか標高3870mのタンボチェまで踏破できたので自信を深め、 まあ3000mまでなら、なんとか行かれそうと考えて決めました。

 ネパールは、シャクナゲが国花です。
聞いた話では春になると、大木の真っ赤なシャクナゲが山全体を覆って、それはそれは、美しく、圧巻のようです。
そこで、シャクナゲトレッキングと名づけました。

 春のヒマラヤも素晴らしいことでしょう。
花が咲き、緑濃い山を見るのもよいのではと考えました。
そして、安心の定宿を見つけたこともネパールにひかれた、もう一つの理由です。

 そして、もうひとつチャレンジしてきます。
インドの国境近く、亜熱帯地方にチトワン国立公園があります。
象の背中に乗ってベンガルトラやインドサイをウオッチングしたり、ラフティング(急流川下り)をしたりするツアーにも参加してみます。
「10センチくらいのゴキブリが飛んでくるよ〜ッ!」
「ラフティングに失敗したらアメーバー赤痢がおる水を飲んで風土病になるよ」
「気温が40度近くまで上がって暑いよ」と、家族に脅されてはいますが、、、。

00ネパール写真館

旅の3テーマ(旅の詳細記録)
 今回の旅は、1ヶ月の旅行期間を次の3つのテーマに分け、それぞれ楽しんできました。
  1.「シャクナゲ・トレッキング」・・・ゴラパニ峠(2895m)往復トレッキング・ツアー
  2.「ゾウの背に揺られて」・・・チトワン国立公園(タライ平原)サファリ・ツアー
  3.「カトマンズの喧噪を歩く」・・・みやげ物屋を冷やかしながら歩く
    (カトマンズ滞在詳細記録はこちらから

旅の日程・行程(詳細は、月/日をクリック)
月/日
(曜)
発着地名 時刻 交通 スケジュール
(食事)ホテルなど
01 4/18
(火)
関西空港  発
香  港   着
香  港   発
カトマンズ  着
10:25
13:25
16:05
18:35
CX 503

RA 410
午前、キャセイパシフィック航空にて関西空港発、空路香港へ。 香港にてツアーリーダー及び東京発のお客と合流、ロイヤルネパール航空に乗り継ぎ、ネパールの首都カトマンズへ。着後ホテルへ。
     (−・機・機)宿泊 ホテル
02 4/19
(水)
カトマンズ滞在     終日、自由行動。街の散策やオプショナルツアー、観光、ショッピングなどを楽しむ。     (朝・−・−)宿泊 ホテル
03 4/20
(木)
カトマンズ  発
ポカラ  着/発
ルムレ  着/発
チャンドラコット着

午前
航空機
専用車
徒歩
約30分
朝、空路(または陸路)でポカラへ。シェルパ達と合流し、車で出発。ルムレより徒歩で尾根突端の展望地チャンドラコットへ。
     (朝・昼・夕)宿泊 テント
04 4/21
(金)
チャンドラコット発
ガンドルン  着

午後
徒歩
約6時間
ヒマラヤの展望を楽しみながらモディ峡谷に沿って進みグルン族の村ガンドルン(1980m)へ。     (朝・昼・夕)宿泊 テント
05 4/22
(土)
ガンドルン  発
タダパニ   着

午後
徒歩
約4時間
アンナプルナサウスやマチャプチャレを間近に眺めながら、ゆるい登りの山道をたどりタダパニ(2725m)     (朝・昼・夕)宿泊 テント
06 4/23
(日)
タダパニ   発
ゴラパニ   着

午後
徒歩
約5時間
シャクナゲのジャングルの中、滝のある沢沿いの山道をデオラリ峠へ。アンナプルナ方面に加えて、新たにダウラギリ方面への展望も開けてくる。 シャクナゲの尾根道をゴラパニ峠(2895m)へ。      (朝・昼・夕)宿泊 テント
07 4/24
(月)
ゴラパニ  滞在     付近の好展望の丘プーン・ヒル(3194m)を往復。アンナプルナ・ダウラギリ山群のパノラマ風景が広がる。      (朝・昼・夕)宿泊 テント
08 4/25
(火)
ゴラパニ   発
ヒレ     着

午後
徒歩
約6時間
ジョムソン街道を下り、ヒレ(1500m)へ。
     (朝・昼・夕)宿泊 テント
09 4/26
(水)
ヒレ     発
ナヤプル 着/発
ポカラ    着

午後
徒歩
約2時間
専用車
ジョムソン街道を更に下り、ナヤプルへ。ナヤプルより、専用車でポカラへ。
     (朝・昼・夕)宿泊 ホテル
10 4/27
(木)
ポカラ    発
カトマンズ  着
午前
午後
航空機 空路(または陸路)でカトマンズへ。
     (朝・−・−)宿泊 ホテル
11 4/28
(金)
カトマンズ 滞在     終日、自由行動、街の散策やオプショナル・ツアー観光、ショッピングを楽しめる。      (朝・−・−)宿泊 ホテル
12 4/29
(土)
カトマンズ 滞在 ツアー
離れる
朝食後ツアーを離れる。
     (朝・−・−)宿泊 フジゲストハウス
13 4/30
(日)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
14 5/1
(月)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
15 5/2
(火)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
16 5/3
(水)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
17
1
5/4
(木)
カトマンズ  発
チトワン   着

午後
バス 移動、チトワン国立公園へ
     (−・昼・夕)宿泊 ホテル
18
2
5/5
(金)
チトワン  滞在     サファリ観光など
     (朝・昼・夕)宿泊 ホテル
19
3
5/6
(土)
チトワン   発
カトマンズ  着

午後
バス 移動、カトマンズへ
     (朝・昼・−)宿泊 フジゲストハウス
20 5/7
(日)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
21 5/8
(月)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
22 5/9
(火)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
23 5/10
(水)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
24 5/11
(木)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
25 5/12
(金)
カトマンズ 滞在     観光
     (−・−・−)宿泊 フジゲストハウス
26 5/13
(土)
カトマンズ  発 23:45 RA 411 待機   夜10時頃までフジゲストハウスにて
     (−・−・機中)機中泊
27 5/14
(日)
関西空港   着 11:30 RA 411 移動   午後自宅へ
     (機中・−・−)自宅

出発前の準備記録

旅のおわりに
 シャクナゲ・トレッキングは期待の花が散った後で空振りに終わりました。
しかし、たくさんの出合いがありました。

 私は今まで、「旅はひとりに限る」と考えていましたけれど、「大勢の人たちと行く旅も悪くないなあ」と思える仲間たちに出会いました。

 それは、楽しい人たちがいっぱいいたからです。
ネパールの文化に興味を持って来た人、ゆっくり風景を眺めながら歩きたい人(私も含めて)、気に入った場所を写真に納めながら歩きたい人、 そんな人たちへ気配りをする人、ユーモアたっぷりなお茶目な人などでした。

   目的地を目指して脇目もふらずに歩いていた今までのメンバーとは違っていました。
これまでのトレッキングのメンバーは、かって大学の山岳部にいた人とか、毎日体力アップを心がけている人とか、 しっかり訓練を積んで来た人など「山一筋」の人が多かったのです。

 ツアーの構成メンバーは偶然に左右されることで難しいところですが、この度そんな考えを持つようになりました。

 旅はいつも新しい発見をもたらすものです。
特に、この旅はたくさんの人からも旅のおもしろさを分けてもらいました。

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