北京旅行記
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「11月20日」 長城

この日は、出発前から予定を決めてあった唯一の日。万里の長城へ 行く。今年は日程に余裕があったので定番の観光地にも 行く気になる。去年は雪に見舞われたので、止めておいたのだ。 今日は天気も快晴。絶好の観光日和。

移動手段はいつものタクシー。ホテルを8時頃に出発して、おしゃべり しながら運ちゃん、快調に飛ばす。景色はどんどん田舎になっていく。一旦、中規模な 町らしきところに出て、その後は山道風。このあたりならオープンカーで 走ってもなかなか気持ち良さそうだ。約1時間半で現地に到着。運ちゃんには 観光している間、数時間待ってもらう。

現地はさすが観光地風。土産物屋が並んでいる。しかし、観光客は かなり少なめだ。ロープウェーに乗って長城へ向かう。歩いて登ることも できるらしいが、健脚向きのコースだとか。 長城の風景は…テレビや 写真で見た通りと言ってしまえば身も蓋もないが、 目の当たりにするとやはりどこまで 続くか分からないようなものをよく作ったものだ、と感心する。 実際に歩いてみるとアップダウンが激しくて 楽ではない。階段もかなり急だったりする。 下は石なのでコケたら只では 済まないだろう。所々に飲み物や食べ物を並べて売っていたり、電話屋さん (公衆電話の人が張っている版)があったり、貸衣装写真やさん(昔の 中国人の格好をして写真を撮る)が居たりする。それらのお店は全て 眺めるだけで、休憩中は持ってきた みかん、パン、甘栗をもぐもぐと食べる安上がりな二人であった。

降りるのは、私の希望もあって滑り台で。良いお値段なのだが、ブレーキ付き のソリにのって、滑り台を疾走するというものである。結構コース長もあり、 楽しそうなのだ。結構いい年したおじさんも滑って喜んでいたりする。 …私もそうか。下に降りて改めてお土産を買う。狙っていたのは毛皮の帽子。 まずは相場を把握する為に声をかけてきたおじさんに「いくら?」と 聞いてみる。おじさんしばし沈黙の後、値段を言う。おぃおぃ、そんな沈黙が あったらいかにもふっかけているのがバレバレだよ?そんなら要らない、という そぶりをすると一気に半額くらいになった(笑)。これで大体の目標額が 設定できたので、そのおじさんとはサヨナラする。
他の店で気に入ったのを見つけたので、ほどほどに値切り、購入。その他には 栗、胡桃、 卵とせんべいのクレープ包みみたいなのなど、 食べ物ばかり。これがまたどれも美味しい。このクレープ包みみたいなのは あちこちで売っている。庶民の軽食と言った感じ。買うときに「辛くする?」 と聞かれることもある。

長城を後にして、再び市内へ。三里屯というところで降ろしてもらう。 ここは、外国の大使館が多く、カフェがあったりして街並みがオシャレな ところ。日本で言うと青山とか代官山のイメージかな?この日は週末 ということもあり、露店が沢山出ている。衣服が中心。ブランド品らしき ものも多いが…本物かどうかは本人が確認するしかない(笑)。しかし、 品物の品質は何ら問題ない。立派なコートが200元とかで買えるので、 必要なら決して損はしないと思う。
露店街の外れにある食堂でお昼ご飯。ここで念願の本場の木須肉を食べる! 野菜がキューリだ!日本で食べていたのと少し違うが、味もなかなか。 満足。奥さんが頼んだ麺はかなりの大盛り。私も助っ人したが全部は 食べきれなかった。二人で20元のお食事。
その後は三里屯の外れにある、自動車部品街へ。前に奥さんが偶然発見して 連れて行ってくれたのだ。交差点を一つ渡っただけで雰囲気が激変。 観光客など一人もいない。仕事しているんだか遊んでいるんだか分からない 店員達…。ここもなかなか面白い場所だった。北京の自動車文化も少しずつ 変わっているはず。この通りもそれに合わせて変わっていくだろう。 まだ、日本のオートバックスのような大型の自動車用品店は、北京にはない と思われる。

有名な?JAZZ屋でケーキをテイクアウトして語言に戻ることにした。 ホテルに戻る前に近くのスーパーに寄ってみる。中国のスーパーマーケットは 売り場に入る前に荷物を預ける場合が多い。万引き防止のためだろう。 妻は北京に来たばかりの頃これを知らずに、何度か止められたものの 事情が分からず、しばらくはスーパーに入れない日々が続いたとか。
ケーキまで全部の荷物を預けて番号札をもらい、売り場へ。売り場の雰囲気は 日本と変わらない。売っている商品はいろいろ珍しいものもあって、 時間が経つのを忘れるくらい。
食料品では韓国、日本、アメリカの製品も売られている。オヤツやおみやげの お茶を購入。

晩ご飯はホテル近くの四海楽というお店で羊肉のしゃぶしゃぶ鍋。 注文は妻にお任せにしていたら、これでもかというほど出てきた。 これがいつもの量だと言う…。しかし、ゴマダレで食べるこの鍋は あっさりしているので意外とパクパク食べられる。それにしても お腹一杯になったけど…。


Last Update 1999.12.28

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