97年12月のMac日記です。

12月1日12月3日12月4日12月5日12月7日12月10日12月11日12月12日12月15日


12月1日

久しぶりにハードカバーのパソコン関連本を二冊買った。
ひとつは「初心者のためのResEdit」(トッパン)。ResEdit関連の本はずっとほしいと思っていたんだけど、どうも新版がここのところ全然出てなくて、ためらっていたのだった。今回購入した「Zen and Art of ResEdit」の翻訳であるこの本も、そんなに新しいものじゃないんだけど、思いきって買ってしまった。まだ読み掛けなので感想も何もないけれど、役立てることができるといいなあと思っている。

もう一冊は衝動買いだ。「BeOSへの招待」(MYCOM)。これは何と、初めてのBeOS本なのだ!! こういうたぐいの本はずうーっと探していたものだから、迷うことなく買ってしまった。
たとえばTerminalのコマンドは、ほとんどUNIXライクだというけれど、できれば厳密な資料が欲しかったし(これは確か、雑誌「MacPower」の付録オンラインマニュアルにも詳しいことは書いてなかった)、とても細かいことを言えば、たとえば標準添付のゲームの遊び方、なんてささいなことでさえ、英文のマニュアルや解説を読まないと分からなかったものだから、英文全部にあたる面倒くささから、ついつい「まあゲームだからいいや」という風に回避してしまっていた。
でも、そういう細かな部分までも楽しもうという姿勢こそが真っ当なわけで、そうやって正面からBeOSに立ち向かうための障壁が、これでひとつ減ったのだと思うと実に喜ばしい。
まあ、言い換えれば、手抜きできる部分がみつかって喜んでいるだけなのだが(^^;
これもまだ、ぱらぱらめくってみた程度なんだけど、それだけでも実際に使っているBeOSの様子が脳裏に再現され、「ああ、これはこういうことだったんだな」という具合に納得させられる。いい本かもしれないなあ、これは。
また、例によってPR2のBeOSが入ったCD-ROMが付録でついているので、これから初めてBeOSに触れようとしているひとたちにとっては、かっこうの入門書になりそう。
こういう本が、欲しかったんだよね。きっと売れるんではないかな。

TOP of PAGE


12月3日

以前書いたとおり、昨日うちの会社にFMVのサーバとDeskPowerが入った。OSはNTと95。考えうる限り、最悪の組み合わせだと思っているのだが、少なくともPeutiumIIやW95OSR2のUSBサポート版にふれるのは初めてのはずなので、色々体験してみたいと思っている。
で、まだSEが入っていない段階で、実は一台だけDeskPowerをいじってみた。予算の関係で、このDeskPowerが従来使っていた端末のような役割を果たすことになったのだが、それにしてもバンドルソフトが大量にはいっているねえ(^^;
たとえばPhoto Deluxeに筆まめ、ゼンリンの地図CD-ROMや広辞苑などの辞書CD-ROM、レーシングゲームにミニゲームのパック、オアシスモデルなのでオアシスとロータス、料理のレシピ作成ソフトやら、MIDI関連のソフトなどなど・・・。
これじゃ、どうやって利益を出しているのか、さっぱり分からないほどだ。それにゲームなどバンドルソフトの内容からして、いかにも家庭用といった感じ。ビジネスには不向きかもしれない。
あと、一番やだったのは起動と同時にアクティヴ・デスクトップが現れたこと。うざったいというか、気が散るというか・・・それに、いざつないだ時には、恐ろしいことが色々起きうるのも事実なので、即座に切ってやった。
これもまた、ビジネス仕様でないPCのせいなんだろうかね(^^;
もっともサーバの方は、さすがにバンドルソフトも控えめだ。それでもIEはちゃんとついているのが気になったけど、使わなきゃいいんだしね。

TOP of PAGE


12月4日

久しぶりに残業とあいなった。会社を出たのが午後11時過ぎで、家に帰りついたのが、今日も終わりそうな時間だった。
で、なんでこうなったのかというと、会社のPCの接続に9時間もかかってしまったからだった。
昨日入ったデスクパワーのうち一台のカードがクライアントとして認識されず、その原因を探るのにとてもとても時間がかかってしまったという次第。自分のせいでもなく、だれのせいでもないのに、ただ原因を突き止めるべく頑張っているSEをしり目に、ただ何もできずに無駄な時間を過ごしてしまったんだよね
初っぱなからこの有り様だと、先々がとっても不安だ。だからやなんだよなあ、不安定なOSは(^^;
せめてNTじゃなく、NetWareを使ってくれていたら、と思うけども、どうしようもないもんなあ。

TOP of PAGE


12月5日

とうとうMD1300Dを買うことができた。本体とSCSIケーブル、それに専用紙を含めて6万1千円ぐらい。本体だけだと5.48万円だから、定価の一万円引きぐらいの値段なので、特価というわけでもないが、まあまあだろうと思う。
買ったのは電気のナカウラ。ソフマップではもっと安い値段をつけていたし、秋葉館あたりにいけば、さらに安くなったんだろうが、あいにくソフマップは品切れ状態で、出てきた時間が遅かったため、秋葉館も閉まっていたから、選択の余地はなかった。
でもナカウラのマックコーナーも、色々と古いマック(ベネトンカラーのPBやPortable、初代レーザーライターなど)が飾ってあったりして、なかなか興味深い。今度時間がゆっくりとれる時にでも、眺めてこようかと思ってる。

今日は妻からも誕生日プレゼントのセガ・サターンなどもらったりしたので、何だか幸せな気分になった。帰りの荷物はとっても重かったけどさ・・・(^^;

TOP of PAGE


12月6日

MD1300Dは、とてもとてもすばらしく、一昨日のいやな会社でのできごともすっかり忘れてしまうぐらい、楽しい思いをさせてもらっている。
最初に言っておくけれど、まだフォトカラーとかメタリック印刷などは試していない。普通紙にカラーやモノクロの画像を印刷して遊んでいるだけなんだけど、それでもとってもきれいに印刷できるのでびっくりしている。
この機種を選ぶにあたって、色々と資料を集めたんだけど、結局使っているひとに聞いた話が一番参考になったようで、雑誌などの情報からは、かなりバイアスのかかった評価しか入手できてなかった。こうして手に入れて使ってみると、そのことがよく分かる。
たとえば音の問題だけど、確かにそれほどうるさくはなかったけれど、なんかそばで聞いていると、「耳障りな騒音」なんだよね。この点は、BBSで聞いた評判通りで、やはり夜間の印刷には向かないと思う。
また、このプリンタはインクリボン形式なものだから、ワープロのように、紙を送りながらリボンを回転させていくタイプになっている。しかも多色刷りの場合、これが各色ごとに繰り返されるわけだ。そのたびに用紙が戻り、また出てくる、といった動作が繰り返される。
この動作に危惧を表明していた雑誌が一部にあったんだけど、この点についてはそれほどたいした問題ではないみたい。聞いていたほど不安定な動きではないし、色擦れも見受けられない。 インクの減りについては、PMシリーズと比較していた雑誌では、MDの欠点として「インクの減りが早い」ということをあげていたんだけれど、これについてはBBSでの情報とも一致していた。
が、それほどではないみたいだ。少なくともフォトカラーを使用しない限りにおいては、家庭での使用には十分なコストだと思う。まあこの点に関しては、いずれ年賀状が完成した暁に、詳しく書きたいと思う。
次にインクリボンという印刷形式の弱点でもある、リボンラインの画像への反映について。
この問題にかんしては雑誌ではお目にかかっていなかったけど、BBSでの使用者の声としては、使う色によってはリボンの幅に合わせた線が画像の上に出てくることがある、と報告されていた。
この問題についてはまだ組み合わせを多くためしていないので確実なことは言えないけど、私の場合モノクロ印刷の場合以外、ラインが目立つ場合は、いまのところ皆無だ。
それから、これは雑誌にも書かれていた点で、もっとも感心した点なんだけど、色のにじみはまったくないし、多少濡れた手で触ったぐらいでは、色が落ちることもない。インクジェットプリンタにはみられない、MDシリーズの大きなアドバンテージだと思う。
最後に、失敗してしまった点について触れる。キャリブレーションがうまくできなかったせいで、「黄色」が「オレンジ色」に印刷されてしまっていた(^^;)
これは・・・どうなのかな? やっぱり私自身の技術がうまくないからかもしれないので、なんともいえないんだけど、色あわせがうまく行かない場合もある、といっておこうかな、一応。
こんな風にいちいちあげて書くと、欠点が多かったみたいに聞こえてしまうかも知れないけれど、決してそんなつもりはない。
私にしては、めずらしくいい買い物をした、と思っているし、少なくとも今のところは、MDシリーズにしてよかったなあ、とつくづく感じている次第。

TOP of PAGE


12月7日

年賀状印刷用に「宛名職人」とインクリボンを購入。宛名職人が5400円、インクリボンは10本買ったんだが、ソフマップカードのルピーをはたいて買ったため、実質は700円ぐらいだった。
宛名職人は、データコンバートがわりとかんたんでよかったけど、ただ7桁郵便番号への変換が、ちょっと面倒だった。ほかの住所録データをコンバートする際、もとのデータにスペースがひとつあるだけでも変換に失敗するのは、ちょっと厳格すぎるかな、と思った。

TOP of PAGE


12月10日

EG-WORDPureが届く。これでやっとEG-BRIDGE9.0が使用できる。
まだ使用感について、詳しくかけるような段階でもないけれど。
なぜか「HomePC」という雑誌も届いた。どうもコジマ電気が顧客に送り付けているみたいなんだけど、そもそもコジマで大きな買い物をしたことがないんだよね。いったいなんで私に送られてきたのか、それが不明だ。

TOP of PAGE


12月11日

会社のWin95にはほとほと悩まされている。というのも、IMの設定が思うようにならないのだ。どうもローマ字入力が前提になっているみたいで、それ以外の入力を拒否しているか軽視しているような感じだ。
「拒否」というのは、ほかでもない、MSIME97が、設定画面でいじれるようになっているはずの「ローマ字/かな」入力の設定ダイアログが、いかに設定しても、再び開いたときにはローマ字入力に戻っている点だ。これはどうしても理由がわからず、ずいぶん苦労している。
しかも、そうして頑固に「ローマ字」環境になっているはずのIMが、使用するアプリによってはちゃんとかな入力できたりしている。これがさっぱりわからない。相性、というやつなんだろうかね??

TOP of PAGE


12月12日

今日も会社でDeskPowerを触っていた。FMVサーバに乗ってるPentiumIIだけど、はっきりいって早くないね(^^;) これは大いに期待外れ。もっとも233Mhzの最低速ものではあるんだけども。
ただ、こうしてOSR2.1のWin95をMMXの166が載ってるPCで使っていると、やはりそれなりに慣れてくる。で、そうやってると、Win95にたいする感情が、まあ少しだけ変わってきている気がする。
標準的なことを、ネットにつながずに行っている限りにおいては、それほどひどいOSではないのかも、という気分になってくるんだよね。
ActiveDesktopにしても、ネットにつながない限りは、安全で、使いやすい機能だとは思うしね。
もっとも、仕事で使っているだけだから、というのは大きい。何かあったら、SEやサポートに聞けばいいんだと高をくくっていられるし、そもそもマックでは個人的に頻繁に行っているOSのアップグレードやソフトのインストールといった作業は、SEに厳禁されているからやってないし。
マックだって、買ってきた時のままで使っている間は、システムエラーもまず起こらないというから、この点では大差はないだろう。
とすると、マックとウインドウズPCのシェアの差というのは、単に宣伝や広告の勝利だったのかな。その結果、シェアが増え、アプリも増え、ますます普及していく、という感じで。
もっともそのシェアに関しては、例の訴訟でとうとうIEのバンドル差し止め命令が出たらしいし、今後は予断を許さない状況にあるようだ。
それで思い出したんだけど、このIEのバンドル差し止めに関しては、fj.os.ms-windowsなどではさっそく話題になっていて、誰かがIEのバンドル差し止め決定がでた、と書き込みをしたのにたいして、まだ訴訟は続いている、正確な情報を書くように、などとすかさずResがついていたのには笑った。
いわゆるMS擁護派のひとたちなのかね。
もっともAppleも、色々とふざけたことをマスコミに書かれていたし、書かれているから、思わずそんな風に反応していまうのはわかるけども。
MSのひとたちも、見方を変えればこれは勝訴だ、というようなコメントを出しているみたいだし。
でもバンドル差し止めの命令が出た以上、MSはすみやかにIEのバンドルを停止するべきだね。安全性の面からいっても、これはぜひ履行してほしいと思っている。
理由は何であれ、あの危ないソフトが安易に使われなくなることは、とってもいいことだと個人的には思っている。

TOP of PAGE


随時続く・・・
過去の日記