処世訓



日本、東アジアには、いろいろな処世訓があり、これは面白いと思
うが直ぐに忘れてしまう。ここでは忘却しないために、処世訓を集
めたい。
特に、CP研で故是永幸久世話人から毎月会開催のお知らせに同封
された処世訓は非常に為になった。

1.心訓   福沢諭吉
 1.世の中で一番楽しく立派なことは
   一生涯を貫く仕事を持つ
   という事です
 1.世の中で一番みじめなことは
   人間として教養のない事です
 1.世の中で一番きびしいことは
   する仕事がない事です
 1.世の中で一番みにくいことは
   他人の生活をうらやむ事です
 1.世の中で一番尊いことは
   人の為に奉仕し
   決して恩にきせない事です
 1.世の中で一番美しいことは
   すべての物に愛情を持つ事です。
 1.世の中で一番悲しいことは
   うそをつく事です

2.六然    明崔後渠
 自処超然  世間の俗事にかかわらなし。
 処人和然  なごやかな気持ちで人に接する。
 有事斬然  事あらばすっぱりと決断する。
 無事澄然  何事もなければ心澄んで清らか。
 得意端然  得意の時も静かに心をやすらか。
 失意泰然  失意の時にもゆったりどっしりの構える。

 これができたら、真の自由人である。
 プロの理想像は仕事と遊び、それを楽しみ人間である。

3.六中観    陽明学者:安岡正篤
 「忙中に閑有り」  忙しさの中でも心に余裕を見つける
 「苦中に楽有り」  苦しいときでも楽しみをみつける
 「死中に活有り」  身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある
 「壺中に天有り」  どんな境遇であっても自分だけの世界をつくる
 「意中に人有り」  心から尊敬する人を持つ
 「腹中に書有り」  心身を養って経綸に役立つ学問をする

4.宝塚劇団「ブスの25か条」
 ・笑顔がない
 ・お礼を言わない
 ・おいしいと言わない
 ・目が輝いていない
 ・精気がない
 ・いつも口をヘの字の形をしている
 ・自信がない
 ・希望や信念がない
 ・自分がブスであることを知らない
 ・声が小さくイジケている。
 ・自分が最も正しいと信じて込んでいる
 ・グチをこぼす
 ・他人をうらむ
 ・責任転嫁がうまい
 ・いつも周囲が悪いと思っている
 ・他人にシットする
 ・他人につくさない
 ・他人を信じない
 ・謙虚さがなくゴウマンである
 ・人のアドバイスや忠告を受けない
 ・なんでもないことにキズつく
 ・悲観的に物事を考える
 ・問題意識を持たない
 ・存在自体が周囲を暗くする
 ・人生においても仕事においても意欲がない

5.帯津式「達者でポックリ」のための12ケ条
    ポリステック医学、帯津良一先生の長寿の原則
 1.できるだけ歩く
 2.気孔を身に着ける
 3.旬の物、地場のものを食べる
 4.好きなものを少し食べる
 5.酒をたしなむ
 6.早寝早起き
 7.いつも希望とトキメキを
 8.生きる悲しみ(旅情)をかみしめる
 9.この世は品性を磨く道場と心得る
 10.折にふれ死を想う
 11.わが弱点をサプリメントで補う
 12.いい場に身をおく

 傷の自然治療力ポテンシャルを高めること
 命という樽の中に入った水をきれいに保つのがいやしである。
 死を意識しするときに「生き抜くぞといつでも死ねるぞ」の2つ
 の心をもって、何処から何処に行くのかを思いなさい。
 人にない自分の土俵をつくりなさい
 心の耳を澄ます
 心が一皮むける

 「我々は虚空より来たりて虚空に帰る孤独な旅人である」
             水上勉さんのことば

6.「八つの心」をもって人に接する    伊丹康人
 1.おはようございますという明るい心
 2.はいという素直な心
 3.お元気ですかという気遣う心
 4.すいませんという反省の心
 5.わたしはしますという積極的な心
 6.ありがとうという感謝の心
 7.あかげさまでという謙虚な心
 8.相手の立場を自分におきかえてみる心

7.人の道   近藤勇
 忘れてならぬものは 恩義
 捨ててならぬものは 義理
 人にあたえるものは 人情
 繰返してならぬものは 過失
 通してならぬものは 我意
 笑ってならぬものは 人の失敗
 聞いてならぬものは 人の秘密
 お金で買えぬものは 信用 

8.年頭自警  陽明学者:安岡正篤
 1.年頭まず自ら意気を新たにすべし
 2.年頭古き悔恨を棄つべし
 3.年頭決然滞事を一掃すべし
 4.年頭新たに一善事を発願すべし
 5.年頭新たに一佳書を読み始めるべし

9.やすらぎの観法   安田瑛胤 奈良薬師寺管主
 1.背筋を伸ばし、顎を引き、姿勢を正しくしましょう
 2.眼を閉じて丹田に意識を集中し、ゆっくりと深呼吸をしましょう
 3.無数のおかげで生かされていることを、感謝しましょう
 4.すべての出会いを有難いご縁と喜び、感謝しましょう
 5.忠告には腹を立てずに、素直に感謝しましょう
 6.他人の迷惑を考えず自己中心になっていないかを反省しましょう
 7.他人の短所よりも、長所に目を向けましょう
 8.他人の幸せを願い、慈愛心を燃やしましょう
 9.何事も因縁によって成り立っていることを自覚しましょう

10.船井幸雄さんのことば
 自分のミッシュンは、好きなことや得意なこととして、魂に記憶させいます。
 ですから、好きなことをしていれば、結果は勝手に出てくれます。
 自分の好きなことや得意なことは、幸せにつながっているのです。
 好きな事が見つからない人は、自分の心に素直になって、
 どんなことをしたらワクワクするのか、どんなことに抵抗や拒否を感じるか、
 見つめれば正しい方向が見えてきます。
 目の前のことに一生懸命に取り組んでみるのもひとつの方法です。
 やがて、進むべき道が開けてきます。

 「人間は嫌いなこと、苦手なことをしないほうがいい」
 「長所伸展」こそが成功するための大切なキーであるとしています。

11.吉田松陰の教育の特徴
 1.世のため人のため、自分のために尽くす。
 2.誰でも褒めて認めて喜ばせ、悪いことや欠点は指摘しない。
 3.長所伸展をして、できるだけ短所にはさわらない。
 4.相手を好きになって、その人のために全力を尽くす。
 5.自分や周りの人の長所だけを見て、自信をつける。
   だが、自慢はなるべくしない。
 6.いいと思うことは直ぐにやり、悪いことは直ぐにやめる。
 7.プラス発想して、どんなことでもうまくいくと信じる。

12.佐藤一斎翁 「言志録」

 凡そ天地の間の事は、古往今来、陰陽昼夜、
 日月代わる代わる明らかに、
 四時互いに行り、
 その数皆前に定まり。
 人の富貴貧賤、死生寿妖、
 利害栄辱、聚散離合に至るまで、
 一定の数に非ざるはお莫し。
 殊に未だ之を前知さざるのみ。

13.宿運を知る    坂村真民
 人は自分の宿運を知らねばならぬ。それを知ることによって、
 それに素直に従い生きてゆくことができるようになたら、
 病気になっても病気から逃れ、災難に遭っても災難から逃れ、
 失意に落ちても、そこから立ち上げることができるようになる。
 そういう世界が展開してくる。
 何事も無理をしたり、逆行したりするから、病気になったり、
 災難に遭ったり、失敗を重ねたりするのである。
 それらは自分の知らない処から起こってくるもので、
 自分から作り出しているようなものである。

 かなしみは みんな書いてはならない
 かなしみは みんな話してはならない
 かなしみは わたしたちを強くする根
 かなしみは わたしたちを美しくする花
 かなしみは いつも枯らしてはならない
 かなしみは いつも湛えていなくてはならない
 かなしみは いつも噛みしめていなくてはならない

14.蜷川家の家訓  
 蜷川幸雄が娘の蜷川実花に言い伝えた言葉

 1.いつでもどこでも男を捨てられる女であれ
 2.経済的にも精神的にも自立せよ
 3.出来るだけたくさんの男と付き合え
 4.なにしてもいいけど妊娠だけはするな
 5.従順なだけの女にはなるな
 6.男に騙されるな、騙せ
 7.なにより、かっこいい女になれ
 8.自分が正しいと思ったら、なにがなんでも突き進め
 9.過激に生きろ
 10.妬むより妬まれろ

15.報徳訓    二宮尊徳
 父母の根元は天地の令命にあり
 身体の根元は父母の生育にあり
 子孫の相続は夫婦の丹精にあり
 父母の富貴は祖先の勤功にあり
 吾身の富貴は父母の積善にあり
 子孫の富貴は自己の勤労にあり
 身命の長養は衣食住の三つにあり
 衣食住の三つは田畑山林にあり
 田畑山林は人民の勤耕にあり
 今年の衣食は昨年の産業にあり
 来年の衣食は今年の艱難にあり
 年年歳歳報徳を忘るべからず

16.柳生家家訓
 小才は、縁に出会って縁に気づかず
 中才は、縁に気づいて縁を生かさず
 大才は、袖すり合った縁をも生かす

17.佐藤一斎
 少にして学べば、則ち壮にして為すことあり
 壮にして学べば、則ち老いて衰えず
 老いて学べば、則ち死して朽ちず

18.坂本龍馬の4観論
 空観(高い場所から全体を見渡して観る)、
 離観(離れた所から客観的に観る)、
 影観(隠れたところから観る)、
 光観(戴いている光に因する己の光を心して観る) 


19.上に立つ者の道
  1.向かう所を明確に示せ。
  2.信を他の腹中に置け。
  3.虚心坦懐、光風霽月、是を是として非を非とせよ。
    虚心坦懐とは、心にわだかまりを持たず、素直でさっぱりした気持ち。
    無心で平静な心境。
    光風霽月とは、雨の後の晴天に吹く風や霽(は)れた空の月のように。
         さっぱりしてわだかまりのない気持ち。
 4.褒めるときに褒め、叱る時に叱る。忘れたり、遠慮したりするな。
 5.権謀は無策に劣る。
   功詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し)かず。
   「功詐(こうさ)」とは、巧みに表面をとりつくろうようなやり方のこと。
   一時的にはすばらしい策のように思えても、長い時間が経つとかえって周
   囲の反発をまねく事がある。
   これに対して、「拙誠(せっせい)」とは、つたなくても心のこもったやり
   方のことで、愚直かもしれないが、のちには多くの人の心をつかむ事がで
   きる。
   つまり、巧みに人を騙すような言葉よりも、たとえつたなくても誠実に対
  応していくほうが、長い目で見るとはるかに優っているというのである。

 6.功を部下に推し、責を身に引け
 7.金銭に恬淡(てんたん)たるべし。
 8.自然に導くを得れば上の上なり。
 9.己に薄く人に厚く、己に厳に人に寛なれ。
 10.長と見て人を使え。人は誰しも長所を有す。
 11.愚痴と立腹と厭味とは、人の上に立つ者の禁物。いいたきことあるも堪え
   得る雅量あるべし。
 12.為すべきことを為すために、いかなる情実もいかなる困苦もこれを排し、
   断乎として為すべし。
 13.みだりに難きを責むるな。ただし、泣いて責むべき場合あり。
 14.己まず研究し、確信を得よ。
 15.広く意見を徴すべし。部下の話は熱心に聞け。
 16.部下の人事に熱心なれ。人の世話をよくしてやれ。

20.群れず 慣れず 頼らず  画家:堀文子の一貫した生き方を表した言葉
「群れない」は、お付き合いはあまり広めないようにしています。
「慣れない」は、慣れ慣れしくなると感性が鈍ります。子供の頃、何かを初めて
見た時に感動した、あの瑞々しい感性を取り戻したいと思います。
「頼らない」は、何事も自分で処理しなければなりません。誰かにやり方を教え
てもらったら、そのとおりにすることになり、自分で決め責任をとることを忘れ
ます。

人に褒められたり、いい気になったりしていると、自分が目減りするんです。や
っぱり最後の最後まで、少しでも、一_か二_でもいいから、上り坂でいたいと
思います。



4867.人生を有意義に生きるためには2013.12.06F
3905.人物判断力に必要なポイント3
3904.人物判断力に必要なポイント2
3903.人物判断力に必要なポイント

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