後書き
何とかたどり着きました。今までで一番暗くてイタイ話になってしまったような…(汗)
「幾千の夜を越えて」もすごいことになってますがシーンがシーンなので上を行ってしまいました。
5章はね―……あのラストには皆さん大泣きされたことと思います。かくいう私もそうですし。前半と後半をつなぐ上で、この間に残された人々の悲しみと言うのはどうしても避けて通れない部分だったのですね、私にとっては。というわけで、がんばってみました…
オイフェがメインなのはティルナノグ組では彼が一番苦労しただろうと思うからです。戦いの経験もなしでいきなりご主君の子供を預けられて「守りぬけ」と言われてはねー。苦労したことでしょう。
彼の背中には、今でも大きな傷跡が残っています(注・My設定)。それは騎士としては恥ずべき傷とされているものです(中世的なこの世界ではきっと立ち向かってこそ誇り高き騎士と思われたでしょうから、背中の傷は敵前逃亡の証と卑下されて当然かと)。でも彼はその傷を恥じてはいません。むしろ自分が未熟だった証と思っている節があります。このあたりはまた別の話ででも…
実は足りない部分があったり。イザークでの逃亡の日々やシャナンが戦場に出るまでの確執等は改めて別の話で書く予定です(またかい!)。ここに入れると長すぎるので(笑)
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