MR2(SW20) G-Limited

コンセプト : 本当に必要なパーツだけ選び、最低限の投資で、速く楽しく走れるようにすること

MR2購入2年目から始めたチューンアップも、もう1年過ぎました。歩みは遅いですが、着実に進化しつつあるようです。さて、チューンアップのコンセプトは、最低限の投資で最大限の満足を得ることにあります。当面の目標は、自在なスライドコントロールと、筑波サーキットを1分15秒未満で走れるようになること、所詮は2型のNAなので速さではかないませんから、NAであること、純正っぽいことをアピール(言い訳)しつつ、精進していきたいと思っています。

足周り
サスペンション(バネ) フロント:アイバッハ pro kit (F:3.67krm)
リア:TRD ジムカーナ (R:5.8kgm)
ショック・アブソーバー カヤバ Super Special for Street
フロント・タイヤ YOKOHAMA NEOVA 195/55R15
リア・タイヤ FALKEN GR-β RS tune 225/50R15 予備
YOKOHAMA NEOVA 225/50R15
ワイドトレッドスペーサ KICS ワイドトレッドスペーサ F=15/R=20mm
エンジン
エンジン・マウント TRD 強化タイプ (前後のみ)
プラグ HKS イリジウム プラグ S35i
プラグ・コード ウルトラシリコーンパワープラグコード
エア・クリーナー HKS 純正交換
TRUST 純正交換
駆動系
デフ クスコ MZ LSD type-RS 1way
クラッチ ノーマル (2001.1新品交換)
制動系
ブレーキ・パッド D.speed G2 (街乗り&中速サーキット用)
D.speed G1改D 予備
ブレーキ・ホース ノーマル (そのうち交換予定)
その他
ストラッド・タワーバー F 純正アッパーブレス
R 純正アッパーブレス+RIGID
シート イーストベア・フルバケ・タイプ2(FRP)
4点式 シートベルト サベルト クラブマン S-MID
ステアリング パーソナル グリンダ
軽量化 リアトランク内装除去、オーディオ除去
アーシング 自作アーシング

最終更新日 : 2004.8.28


2001.1.27

クスコ LSD type−RS 1way (CUSCO LSD 124F)
NAで使えるLSDというと、TRDとクスコの物しかありません。TRDはみんな使っていて、いまさら付けても面白くないのでクスコの物を選択してみることにしました。クスコの製品は他社とは違った方式であるそうなので、ちょっと興味深い物があります。NAのミッションは2.6Lなので、クスコLSD専用オイルも3L買いました。購入は某安売り店、取り付けはクラッチ(純正)交換のついでにディーラーでやってもらいます。

クスコ LSD type−RS 68500円
クスコ LSD 専用OIL  1680円×3
LSD組み込み工賃    61200円
クスコLSDと専用OIL
構造的には、バネを使ってプレートを押しつける方式で、TRDのようにシム(鉄板?)をぎっしり詰め込んで、その圧力でトラクションを得ている方式とは違います。プレートが減っても効きの変化が出にくく長持ちするそうです。構造図(右)が説明書に書かれていますが、これを見てると、スプリング以外は他のLSDと同じように見えます。スプリングは図の右上の方に8本ありますが、図ではネジのようにしか見えません(^^;) 下の写真は、LSDの小穴から見える中身の様子です。左はたぶんピニオンギアーのシャフトで、右がクスコ特許のスプリングだと思われます。
LSDの小穴から見える中の様子
クスコLSD typeRS の構造図
クスコは専用オイルを出していて、80W-90とレンジが狭めですが、安売り店では1680円/Lと安価なのもいいです。LSDはオイルによって特性が大きく変わるそうですが、特殊な構造ですから、クスコ純正オイルを入れることにしました。ちなみに、MR2の純正グレードは75W-90ですから、純正オイルよりグレードが低いオイルということになります(^^;) ホントにこんな安物で大丈夫なのかな?
一般的なLSDは、3000km毎にオイル交換をする必要があると言われています。これは、プレートの摩擦による熱が多いのと、その時発生する鉄粉がオイルを劣化させる為だと思います。クスコはLSD自体の耐久性もあるそうですから、オイルの汚れも少ないのではないかと思うのですが、正確なところは不明です。説明書にも特に何も書いてありません。エンジンオイルも、サーキットなどで走ったら、一発でダメになることも良くあります。ですから、オイルの寿命を走行距離で目安を付けるのは誤りで、劣化を感じたら取り替えるのが正しいオイル管理なのでしょう。ちなみに、説明書では、ならしが終わったら、一度オイル交換をするように薦めています。
クスコLSDオイル
クスコのLSDは、デフォルト設定では、イニシャルトルクが3〜5kgと弱めで、あまり癖が無く扱い易そうです。逆に言えば効きが悪いと言うことです。ただし、TRDなどの方式では、プレートが摩耗するにつれて効きが甘くなっていくので、最初は強めに設定するようですが、クスコは摩擦による劣化が少ないので、初めから弱めのイニシャルトルクに設定しておいて大丈夫なようです。
クスコの製品一覧を見ると、SW20/NA用のtype−RSは1wayしかラインナップがありません。1wayはアクセルONの時だけ利くタイプで、これもクスコの特許だそうです。1wayの良さは、アクセルOFFの時には、ノーマルと変わらない挙動で安心できること。2wayでは終始LSDが利きっぱなしになるので、挙動も特有になるし、プレートの減りも多そうです。でも、アクセルのON/OFFで挙動が変わらないので、有る意味初心者向けです。ただ、LSDが利くとフロントの入りが悪くなります。つまり、1wayならば、ターンインの時にアクセルOFFすることで、クイックに曲がれる可能性があるわけです。クイックなハンドリングはミドシップの特徴ですから、これをスポイルする2wayは避けました。でも、ドリフトするなら2wayの方が簡単でしょうね・・・
クスコLSD 124F の外観
右の写真は純正のオープン・デフです。ピニオン・ギアは2個しかありません。その分、ギアの作りはゴツイです。重さはLSD並に結構重たいです。8年半、7万kmを走ってきたギアですが、まだまだ行けそうですね。
REPORT
2001.5.29
LSDを取り付けてから、サーキット走行1回、ジムカーナ練習1回してきました。なんとなく、挙動が解ってきたのでレポートします。

まず、街乗りでは、路地の右左折など、鋭角に曲がる時は、LSDが曲がる邪魔をします。慣れないと、ギクシャクしてしまい、かなり乗りにくいものです。これは、LSDを利かせながら曲がると、左右の車輪が直結状態になるため、タイトブレーキング現象が起きるためです。幸い1wayのLSDでしたので、コーナリングはアクセルを抜いて曲がるか、車輪にトルクを掛けないようにパーシャルな状態で曲がると、ノーマルと同じように曲がれます。逆に、アクセルを踏んでゆくと、タイヤを鳴らしながら、さらに踏めばドリフトしながら曲がって行くこともできます。徐行状態から、こんな感じで車がコントロールできるのは、なかなか面白いです。

そして、サーキットでは、クリップからアクセルを踏んで行くことで車の向きをコントロールしてゆくことが可能になります。弱く踏めば弱アンダーでコーナーを脱出でき、強めに踏めばオーバー気味に、さらに踏めばテールスライドを起こしカウンタを当てないと真っ直ぐ進めません。以前のオープンデフでは、強く踏んでもオーバーになることは無く、プッシュ・アンダーになるか、挙動が不安定になり、さらに踏むと唐突にスピンしてしまいます。この辺は、タイヤやアライメントにも影響してくるので一概に言えないのかもしれませんが、リアのスライドコントロールはずっと簡単になったようです。

しかし、1WAYのためか、ドリフト中のコントロールは結構難しいものがあります。ドリフトのきっかけを作るために、横Gを掛けてリアの過重を抜き、アクセルを踏んでやればサイドを引かなくても簡単にテールスライドできるようになります。オープンデフでは、強い横Gと急激な過重移動が無いと、なかなかリアはブレイクしませんでしたので大きな進歩です。でも、テールスライドが始まってからのコントロールは、思ったほど自在にはできません。踏みすぎるとスピンしてしまうのは当然としても、アクセルはゆるめると挙動が不安定になり、グリップしてしまいます。飛距離を伸ばすのは、結構アクセルワークが難しいです。2WAYならば、アクセル抜いてもLSDが効くので、もうちょっと簡単にコントロールできるのではないかなあ、と思うのですが・・・

MR2のLSDオイルはFF同様ミッションオイルと兼用です。そしてクスコは、少々特殊な構造のLSDですから、クスコ専用LSDオイルを入れることにしました。グレードは80W-90と純正オイルよりレンジが狭いので、冬は堅そうです。やっぱり、冬場、車を動かした直後は、シフトがものすごく渋く、2速→1速が全く入らないことがよくあります。ダブルクラッチするか、2速のまま、たらたら再加速するかどちらかを強いられます。しかし、オイルが暖まってしまえばシフトが入らなくなることはありません。とはいえ、暖まっても、以前よりシフトは渋くなりました。丁寧な操作をしないとギアをガリってしまいます。まあ、軽いオイルでも雑な操作をしているとギアを鳴らしてしまうので同じです、丁寧に入れれば大丈夫です。でも、フィーリングは悪いですね。しかし、1680円/Lは凄く魅力ではあります。
2001.11.19
8ヶ月/3000km程度走ったので、LSDオイルをBPのX5116に取り替えました。最近は、LSDの効きが悪く感じていたのでオイルのせいかと思っていたのですがX5116でも大差はありません。ガキガキ感が無くなりイニシャルが落ちた感じです。でも、踏み込んでいけばちゃんと効いているようです。オイルのインプレッションはユーザーレポートで・・・

2001.1.27

TRD 強化エンジンマウント 前後のみ
後ろ側のエンジンマウントが切れてしまったらしいので、ついでですからTRDの強化エンジンマウントに交換しました。エンジンマウントは右の写真のように、エンジンをボディーに止めている振動防止用のゴムブッシュで、前後左右の4つあります。正式にはエンジンマウント・インシュレーターと呼ぶくらいで、エンジンの振動がボディーに伝わるのを抑制します。4つとも強化品に変更してしまうと振動と騒音が激しくなるそうなので、セオリー通り、前後のみの交換です。前後を替えるだけで、横置きのエンジンが回転時に起こすモーメントを押さえ込めるし、加減速時のエンジンの揺れも押さえることができます。
右の写真は、取り外した、純正エンジンマウントです。聞いていた話では、リアのマウントが切れていたと言うことですが、整備書でみるとフロントのマウントが切れているように見えます。ちなみに、整備書でみると、右がフロント、左がリアです。右のマウントの中央にある部分が、すっかり外れてしまい、取り出せる状況になっています。もともと、このマウントの強度は弱く、ゴムとマウントの金属部の接触面積が少なくなっています。とはいえ、このリング状の枠からゴムが外れることは無いので、ゴムが切れても使用は可能だとのこです。
REPORT
2001.5.29
強化エンジンマウントを取り付けてから、サーキット走行1回、ジムカーナ練習1回してきました。なんとなく、挙動が解ってきたのでレポートします。

交換したのは、前後のみですが、音、振動共に大きくなってしまいました。特に3000rpm以下ではこもるような振動があり、2500rpm以上では音がうるさくなりました。アイドリングでの内装のビビリが発生していますし、エンジン音がうるさくなったので、町中を流す時などは、速度計よ読まず、音の大きさだけで速度コントロールしている私は、前より速度が遅くなってしまいました(^^;) 振動が多くなったので、慣れるまでは少々気分が悪くなることもありました。 ビビリの方も、車がなじんできたのか2ヶ月経った今は大丈夫です。加速の方は相変わらずですが、それでも制限速度を超えてるんでヨシとしています(笑) いずれにしろ、慣れてしまえば気にならなくなります。私のマウントは前が完全に切れていましたので、余計差が大きかったのでしょう。

さて、効用の方ですが、これは劇的に変化します。とにかくダイレクト感が増して、加速時にラフな操作をしているとギクシャクして車酔いしてしまうほどです(^^;) 完璧に回転数を合わせるか、半クラを積極的に使うかのどちらかでしょう。最も有効なのは、Gが掛かっている間のシフト操作が簡単になることだと思います。ジムカーナで、2→1速へのシフトダウンなんて、よほど上手くやらないと入らなかったのが、無理矢理叩き込んでもはいってしまうくらいです。ただ、私自身が、2→1速へのシフトダウン練習って、町中でもあまりしてなかったので、潜在的に恐怖を感じて、あまりできませんでした。日々是練習ですな・・・

2001.7.9
エンジンマウント交換してから2回目のジムカーナで、やっと強化エンジンマウントの実力が理解できました。縦G、横G掛かりまくりの状態から、さっくりと、2速→1速のヒル&トゥが決まるようになりました。いやぁ、凄いです! 地道に普段から練習しているおかげでもあるのでしょうが、やっぱり強化エンジンマウントは効果抜群ですねえ!

2001.2.23

永井電子 ウルトラシリコーンパワープラグコード (3102-10)
お手軽チューンアップの定番、永井電子のウルトラ・シリコーン・パワープラグコードに替えました。ちなみに、お手軽チューンのつもりではなく、純正のコードがリークしているからで、チューンアップというより、故障修理的意味合いが大きいです。ちなみに、中に書かれている説明書には、コードを取り替えるだけで3.8psアップすると書かれています! 説明書のテスト結果によると、馬力は6000rpmで最大+3.8ps、最低なのは4000rpmで+1.27psとのことです。また、トルクは3500rpmで+0.61kg/m上がると書かれています。このデータはレジスター無しのプラグを使用した場合で、通常のプラグを使用した場合は5%程低下するそうです。

ちなみに、SW20/NA用は、1、2、3−4型と全部違うコードを使い、5型用はありません。購入時は年式を良く確認してから購入しましょう。
パワーアップするという理由は、まず、ケーブルの抵抗値が一般に比べて半分以下なことと、コードの長さにより抵抗値の変化が少ないことを上げています。純正コードの抵抗値は実測で9.4K(1) 7k(2) 7.5k(3) 4.5k(4)でしたが、ウルトラは実測で、1.991k(1) 2.044k 1.964k 1.994k(4) 0.997k(coil) で、ほぼ全部2kΩに揃っていました。抵抗線に巻き線抵抗を使っているので安定性が高いとか、シリコンを使っているので絶縁性が高いという耐久性を唱っています。
ちなみに、抵抗が少ない方が火花は多くなるのは事実ですが、プラグ自体が5kΩの抵抗を持っていますし、放電回路自体のインピーダンスは数MΩでしょうから、コードの抵抗分が半分以下になったからといって、火花が2倍余計に飛ぶわけではありません。また、巻き線による抵抗は、結果的にインピーダンスを上げることになるので、直流抵抗が半分以下になっても、実質的な抵抗がどうなっているのかは不明です。

とはいえ、ウルトラはメジャーなブランドですし、悪い物ではありませんし、価格も純正の50%増していどで我慢がならないほど高いものではありません。赤いケーブルも綺麗ですし、ちょっとメーカーの言い分に乗せられてみても良いのではないかと思っています。
REPORT
2001.2.24
9年間使ったリークしているケーブルからの交換だったためか、低速でのトルクアップが感じられました。低回転から高回転までスムーズに回る感じですが、3500rpmからのトルクバンドでは、特に大きな違いは感じられません。主に2000rpm周辺でのトルクアップはが大きいようで、今まで、LSD導入でギクシャクしていたタイトコーナーも、タイヤを鳴らしながら曲がれるようになりました。あと、アイドリングでの音が高めで大きくなった感じです。以前は、アイドリング時に咳き込むような現象が見られましたが、今のところ、この現象は見られません。ひょっとすると改善されたのかもしれません。

2001.2.23

HKS イリジウム・スーパー・プラグ HKS SUPER FIRE RACING (S35i)
どうせプラグを替えるなら、電極が0.4mmと細いデンソー系のイリジウムプラグにと考えていました。しかし、デンソーのプラグはあまり売っていません。それに、どうせなら熱価を1つ上げてみたかったという思いもあります。そこで、デンソーのOEM製品といわれるHKSのプラグを選択してみました。デンソー系のOEMイリジウム・プラグは、HKS以外にも何社もあります。例えばTRDも同じものを出していますが、なぜかHKSの1.5倍は高く売られています。同じ物なら、一番安い物が良い! ということでHKSのものにしました。選んだ製品は、S35iと呼ばれる、熱価7番でISO規格の物です。NAですから、6〜7番で十分でしょうが、6番といえば純正熱価です。おまけに、6番はギャップが狭く出来ていて、いわゆる省エネ用プラグです。省エネする必要は感じていませんし、SW20の整備書に書かれているギャップと同じ7番のプラグとすることにしました。また、SW20のプラグはISO規格だそうです。S35とう「i」が付かないタイプも有りますので購入時には気を付けましょう。ちなみに、HSKでは、すでにこの製品は型落ちしています。多分在庫限りで無くなってしまう製品でしょう(^^;)
REPORT
2001.2.24
プラグコード交換後に、プラグの交換もしてみました。しかし、あまり差は感じられません。プラグも9年間使ってきた純正ですけど、さすがプラチナプラグ、目に見えた経たりは無かったのかもしれません。純正の6番プラグは、ちょっと焼け気味だったので、今度の7番は丁度良いかもしれません。このへんは、サーキットででもブン回してみないと分からないかもしれません。
2002.8.20
装着後、1年半(1万km程度)になりました。先日、プラグの焼け具合みてみたところ、とりあえず正常域だが、若干かぶり気味のようでした。町中では、かなり回転落として乗っているので仕方がないかもしれません。ただ、冬場の乗り始めに、かぶりまくってた感じでしたが、その跡は残っていませんでした。若干ギャップが増えた気もしなくはありませんが、計測する道具が無いので正確には不明です。ただ、プラグの先は鋭利なままですから、次の車検までは問題無いでしょう。

2001.2.23

HKS 純正交換エアクリーナー スーパーフィルター (1506-ST001)
エアクリ交換してから、もう2年1万km以上になります(^^;) これは、さっさと替えねばなりません。そこで選んだのは、HSKの純正交換型です。この種のエアクリには、定価ベースで4千円くらいのと、1万円くらいの2種類があります。1万円クラスの中には、なかなか良い物も多くあるのですが、売値も当然高めです。しかし、HKSのは、安い割に比較的ヌケが良いらしく面白そうです。近くのカーショップでは3800円と定価に近い値段でしたので、某安売りショップ(2700円)で買うことにしました。ちなみに、HKSのは余計なホコリとかも吸いやすいようなので、あまりエンジンに良いフィルタでは無さそうです(^^;)
HKSのフィルタは、ウレタンフォームできています。簡単に言ってしまえば、目の粗いスポンジです。ちょうどキッチン・スポンジ・たわしの緑色の部分のような感じです(^^;) 純正は濾紙を折り重ねたような構造ですから、随分と違います。この緑のスポンジの中には、メッシュ状になった堅いプラスチックが入っています。これで、スポンジが変形しないように補強しているのでしょう。ちなみに、このメッシュを上下から挟むようにスポンジが付いていますので、メッシュは光に透かして見ないと見えません。また、周りの黒いのはゴムの様な素材で弾力があります。エアクリBOXの周囲にがっちりと挟まって漏れを無くすものと思われます。
REPORT
2001.2.24
プラグコード、プラグの交換の後の交換でしたが、あまり差が分かりませんでした。以前の純正フィルタは2年間1万km余りを走り、薄汚れてはいましたが、まだ、使えるようでした。あまり劣化していなかったせいかもしれません。吸気音が聞こえるようになるとか、パワーアップが感じられると聞きましたが、そんな感じも無かったです。ただ、サーキットでブン回したら変わるかもしれませんし、音も聞こえるのかもしれません。どっちにしても、もう2年交換しなくて済むので、ヨシとしましょう(笑)
2002.5.13
1年3ヶ月で7000kmくらい使ったので交換しました。筑波のバックストレートで3速の伸びが悪い気がするので、詰まっているかも? という憶測です。実際には両面共にうっすらと汚れている程度、オイルもまだ残っているようでベタベタしています。結構フィルタが効いているのか、インテークのパイプの中は綺麗です。まだ数1000kmは使えるかもしれませんが、洗って再使用できるフィルタではないので交換することにしました。
で、最終レポートは、「イマイチ」、まったく変化は感じられませんでした。心持ち吸気音が大きくなった程度でしょうか? まあ、純正交換型の限界でしょうし、NAなんでフィルタ替えても、さほどの変化は無いのでしょう。

2002.5.13

TRUST(GRACER) 純正交換エアクリーナー AIRINX-2(エアインクス2)
HKSからの交換です。構造的にはHKSとほとんど同じです。どっちもスポンジを使った湿式です。強いて言えば、色が違うのと、素材的にホコリを取ってくれそうなところが違います。HKSは粗めのスポンジでしたが、トラストはちょっと目が細かい気がします。後は、裏(インテーク)側にメッシュが張ってあって、スポンジが型くずれしないような構造になっています。HKSは粗めのメッシュの両側にスポンジを張った構造なので、トラストの方が安定しそうですが、効率は悪そうです(^^;) ただ、ノーマルのNAなら、この差は無関係と言い切っても良い程度でしょう。イエローハットで2900円ですので、値段も安いです。とりあえず、次の車検までは、これでOKでしょう・・・

2001.9.27

D.speed G2 ブレーキパッド (F/DP278 R/DP129)
15000円でソコソコいけるのでウワサのG2を買ってみました。設定温度は80〜600℃だそうで、比較的フェードしにくく、街乗りもでちゃんと効くオールマイティなパッドです。エンドレスのCCXとどちらを買うか悩んだのですが、1万円も安い上に、G2もソコソコ使えるというので、こちらにしました。SW20程度の車重で筑波の本コースを走る程度(おまけにN/Aだし)なら、これで十分なように思えます。町中でも使える分、若干、初期制動が大きく、コントロール性が悪いそうですが、まあ仕方がないでしょう。とりあえず、街乗り&筑波本コース用に使用する予定です。

右の写真で右がフロント用、左下がリア用外側、左上がリア用内側です。リア用の外側と内側で形が違うのがミソです。色は白色で、なんか、すぐに汚れて目立たなくなりそうです(笑) 金属プレートに丸い穴が空いていて、そこからパッドが見えています。パッドがでこぼこした構造になっていて、プレートから剥がれ難くなっているのかもしれません。白の塗料が無造作に塗られていて、また、パッドの面取りなどもしてなく、やっぱりローコストなパッドなんだなあと思いました(^^;)
パッドの厚みは10mmで純正と同じでした。軽く面取りしてみました。削ると、銅の粒のようなものが入っていて光ります。結構ボロボロしてて減りは早そうです(^^;) あと、黒い粉が一杯でてくるので、これがカーボンなんでしょうか?
パッドに印刷されている「D.SPEED G2」の文字は、こすると消えてしまいます。ブレーキクリーナーでは一瞬のうちに、ブレーキグリスでもこすると消えます。
ブレーキの鳴きはまったくありませんでした。とりあえず、シムやプレート装着しグリスも塗っていますが、面取りは5mmくらいしただけです。

奥で効くパッドっていうと聞こえが良いのですが、結局、パッド表面の温度が上がらないと効いてこないという意味なのだと思います。ただ、このパッドの場合、比較的低い温度(80℃)でも効いてくるので、街乗り低速時でも、ブレーキ踏めばすぐ効き始めるみたいです。
REPORT
2001.9.28
交換してきました。まだ、慣らしも終わっていない状況ですが、10kmくらい乗った感じでは、やっぱり純正パッドより初期制動が悪くなった感じです。いわゆる奥で効くタイプで、ブレーキを踏みはじめた瞬間では効かず、深く踏んでいる状態になって効いてきます。まだ、50〜60km/hくらいからの制動テストしかしていないので、これ以上の事は分かりませんが、止まるまでに掛かる時間は、純正とさほど変わらないようです。フェードしにくい街乗りパッドって感じでしょうか?
2001.10.7
TC2000を走ってみました。純正と比べるとロックしにくくなりました。でも、ちゃんと効きます。これがコントロール性の良さというものでしょうか? 走行終了して、1周クールダウンした後、ピットでローターの温度を測ってみたら300℃程度でしたので、走行中は5〜600度になってるかもしれません。でも、フェードは皆無でした。走行会終了後に一般道を走った時の最初のブレーキは、げげ、全然効かない! と思いましたが、しばらく乗ってみると慣れました。あったまったときは、より効くようになるんでしょうね。
ちなみに、リアのブレーキダストはかなりありますが、フロントはほとんどありませんでした。フロントは長持ちしそうです(^^:) ドライのTC2000は初めてなので、純正との比較は次回の茂原TCまでお預けです。
2001.11.19
茂原TCを走ってきました。どうやら、今までの効きの悪さはフロントの当たりが付いていなかっただけのようです(^^;) はっきり言って効きすぎです。町中では純正と余り変わらない(少し甘い)程度ですけど、サーキットでは初期制動が強すぎてコントロール性が悪いです。いや、タイヤ(GRID2+GRβRStune)が負けているのかもしれません。ブレーキバランスもフロントよりになりました。中高速サーキットではベストなバランスかもしれませんが、茂原では前が効きすぎです。ブレーキダストは前後ともかなり多いです。街乗りでも80km/hを越えるような速度域からブレーキングすると、結構なダストが出てしまいます。きっと寿命は短いでしょう(^^;)
2002.2.3
足まわりの交換のついでに、バッドの残量を見ておきました。フロントが8.8mm程度、リアが9mm程度です。完全に均一に減ってるというわけではなく、±0.1mmほどの誤差はあるようです。いずれにしろ、フロントの方が先になくなる気配です。純正の時は前後の銘柄が違ったせいか、リアよりだったのですが、G2はフロントよりでブレーキングドリフトが少ししにくいです。ジムカ、茂原、南千葉などは、リアよりパッドが欲しいです。やっぱ、G1改Dが必要かな?

2002.3.11

D.speed G1改D ブレーキパッド
以前から興味のあった、ドリフト用パッドです。G1の初期制動を良くしたようなパッドで、サイドロックなどドリフト用のリア専用、セミメタル系、温度域は0〜480℃となっています。見た目はG2とほとんど一緒、マーキングの「D」が無ければ区別がつきません。価格は6000円とG1より1000円高いだけで、とてもリーズナブルなパッドです。

現在ジムカ用に、フロントG2、リアG1改Dの組み合わせで使っていますが、メチャ効きです。効きすぎて、ブレーキバランスがリアに寄りすぎて使いにくいです。4枚とも全部使うのではなく外側(内側)の2枚だけ使うと良いかもしれません。また、鏡のように綺麗だったディスクが、わずか数100kmの走行でレコード盤になりました。景気良く鳴くし、ちょっとなあ・・・ と思えるパッドかもしれません。G2と組み合わせるならG1の方が良いかもしれません。
REPORT
フロントのG2と組み合わせで使ってみました。とにかく初期制動が良いです。ドライの直線道路でも、サイドでリアを簡単にロックさせることができます。ジムカで使ってみましたが、サイドを引くセクションには効果的ですが、中高速コーナーなどフットブレーキを使って曲がるセクションではリアが出過ぎて使いにくいです。はっきりいって速い走りには向きません。低速コースでサイドを引きまくるコースか、パフォーマンス重視で遊ぶ時以外では使えないパッドです(^^;) サイドターンの練習には良さそうです。ただし、フロントをG1にすれば、もうすこし前後バランスが取れるかもしれません。

鳴き止めシムを付けずに装着しましたが、景気良く鳴きまくります。ブレーキを離す前後とか、発進直後とかブーンって結構な音量です。面取りしたり、シムを付ければ、もうすこしマシかもしれません。まだ、短期間(200km程度)しか使っていませんが、ダストが多く減りが激しいパッドかもしれません。
2002.5.26
前G2だとブレーキバランスがリアより過ぎて乗りにくいので、外側だけ交換して使ってみました。それでも、バランスがリヤよりで乗りにくかったです。普通のブレーキでも荷重を前に移すとロックします。G2との組み合わせは、ちょっとダメですね。

2002.1.26

RIGID リアタワーバー (TB-017)
Tバールーフ車には、G系でも純正タワーバー(サスペンションアッパーサポート)が付いています。当初はこれで十分かと思っていたのですが、ロードインフォメーションが掴みやすくなるかと思い、リアにタワーバーを付けることにしました。タワーバーはミリ単位でのボディーのひずみを矯正するものですので、ミリ単位以下の剛性を確保できるものでなければなりません。軸の細いものや、ジョイント部のガタの多い物は無意味に思います。あと値段も重要なファクターです。そこで選んだのが、RIGIDかCUSCOのオーバルシャフトのどちらかです。どちらも実売11000円ほどで買えます。CUSCOは少し大きな店に行けば店頭在庫がありますが、RIGIDは取り寄せしなくては買えません。おまけに、安売り店だと購入時に店までの送料(800円)までも取られます(^^;)
REPORT
インフォメーションが掴みやすくなるかと期待したリアタワーバーでしたが、得られたものは、リアのトラクションでした。LSDが凄く良く効くようになります。コーナリングでリアの接地が上がるようで低速時からコントロール性があがりました。擬似的にリアのバネレートを上げる効果があるような感じです。乗り心地が良くなったり、リアが踏ん張るようになった感じはありません。インフォメーションも以前と変わりません。これだけ変化があるようなら、フロントにも入れたくなってきました。

問題点は、エンジンフードを開けた状態で固定するステー(棒)が、干渉してしまい取り付け不能です。現在外して運転席シートの後ろに放り込んであります。あと、エンジンフードの断熱材の一部が干渉してタワーバーに接触します。いまは、タワーバーに後が付いています。3型エンジンとか、ターボ車なんかだと干渉しないのかもしれませんが・・・

2002.2.3

カヤバ Super Special for Street (SST 5101R/L 5102R/L)
カヤバのストリート用の最高級?ダンパです。4段の調整式で、メーカーでは、純正比150〜200%と言って売っています。ロッド長はノーマルと同じなのでローダウンバネは使えません。ちなみに、Super Special のシリーズには、減衰力設定の違う、ジムカーナ用が存在しているようで、このダンパもストリート用とは言う物の、かなり堅めの減衰力を持っています。減衰力が調整式で、最弱にすれば純正+α程度ですが、最強にするとギャップの多い公道では遠慮したくなるほど堅くなります。個人的には、Sタイヤを履かず、ラジアルで済ますなら、サーキットにも十分対応できるダンパではないかと考え選択しました。ジムカ用を選択しなかったのは、安売りショップで安価に買えないことと、ジムカ用ダンパは前後バランスが特殊で、筑波本コースにはあまり向かないだろうという憶測によるものです。ちなみに、このタイプには、現在使用しているシェル一体型(後期ビルシュタイン用)以外に、カートリッジタイプ(前期用)があります。この2つの違いは、シェルの有無だけでなく、ロッドの長さは14mmほど違うので、カートリッジタイプは2型(中期)以降では使用できませんので注意が必要です。(実は失敗した) あと、カートリッジタイプとシェルタイプは、減衰力の調整方法が違います。フロントはロッドの真ん中に仕込まれているノッチを、専用のドライバみたいな工具?で回すので同じなのだけど、カートリッジタイプのリアはダイヤルが付いていて、エンジンフード・サイドパネルを外さずに調整できて便利です。なんで、シェルタイプはダイヤル式にしないんだろう?
REPORT
TRDのジムカバネ(3.0K/5.8K)と組み合わせています。リアのバネが堅いせいか、乗り心地はかなり堅いです。ピッチングを起こす感じです。といって、リアだけ減衰力を上げると、余計ピッチングが増えるので乗りにくくなります。減衰力1(最弱)だと、リアのバネに負け気味になるので街乗りでも2で乗っています。路面が荒れているところは、かなり揺れますが、単発的なギャップは、突き上げはあるものの収束性は良い方です。3以上にすると、街乗りではきついですが、特にリアのタイヤの状況が非常に分かり易くなります。左右別々に、グリップしてるか、スリップしているか分かるようになり、ドリフトなんかのコントロール性は良くなります。ただし、120km/hからフロントの挙動が妙な感じです。接地感が薄くなる気がします。純正だと、140km/hまでは問題ないので、ちょっと妙です。この時の減衰力は2、バネと減衰力のバランスが悪いのか、バネの前後バランスが悪いのか、アライメント(未計測)がずれたのか不明です。近く、アライメントだけでも計ってこないとダメそうです。
2002.3.15
ダンパの当たりがついてきたのか、妙な堅さがなくなり、足が良く動く感じになってきました。その分、乗り心地もよくなりました。道路の継ぎ目のような段差はちゃんとショックを吸収してくれるけど、うねりにはちゃんと反応するといった感じです。荒れた路面では乗り心地が悪くなりますが、綺麗な路面ならかなり安定した乗り味になりました。ただ、その分、路面からのインフォメーションが減りました。正直、もっと堅くてもいいなあ、なんて思うくらいです(^^;)
2003.1.8
街乗りでの減衰力は前後1にすると、かなり乗り心地が良いです。TC2000では、グリ2+GRβの場合前後3でベスト、ネオバの場合前後4でも、やや減衰力不足に感じられます。ドリフトなら、前2-3、後4がやりやすいようです。

2002.2.3

TRD ジムカーナ用スプリング (白バネ 3.0kgm/5.8kgm)
2ヶ月間、TRDのジムカーナ用スプリングを入れていました。前3.0kgm、後5.8kgmと、古いタイプのバネで、某オークションで買った、かなりヘタリのでているバネです。ヘタリでバネレートが落ちているかもしれませんし、車高落ち無しのハズですが、若干落ちている感じがします。ただ、バネに遊びはなく、純正もヘタって落ち気味だったので、気づかない程度の下がりのようです。ダンパが新品で反発力が結構高いので、ダンパが抜けると、もっと車高は落ちるのかもしれません。

このバネは、可変ピッチによる可変レートのバネになっています。ただし、1Gが掛かった状態では、密巻部分は、ほぼ密着してしまいます。フロントに至っては、青い塗料より下は完全に密着します。上側も1巻分は密着しますので、事実上、1巻分しかバネの形態をしていません。リアも3巻分程度のストロークしかありません。

コラム 純正形状のバネの色々
REPORT
良くも悪くもスポーツ用のバネです。タイヤのグリップが高くない場合、中高速サーキットでヘタクソなブレーキングをすると、フロントが簡単にロックします。基本ができていないと使えないバネでしょう。リアのバネレートは堅めなためか、ショックの減衰力も高めがバランス良いです。forストリートなら3〜4が良いようです。リアの接地具合が手に取るようによくわかり扱いやすいです。タイヤのグレードが低いと、簡単に滑ってしまうかもしれません。ラジアルならトップブランド(ネオバやRE01)が似合っていると思います。あとは、わざとグレード落としてドリフト用にも良さそうです(^^;)

2002.5.6

アイバッハ Pro kit (3.67kgm/5.2kgm)
現在、アイバッハのバネを入れています。前3.67kgm、後5.2kgmというバネで、中古ながら1万kmくらいの使用らしいので程度は良い方だと思います。本来ターボ用で車高落ちは2cmと言われていますが、ターボでも、あまり落ちないらしく、ダウンサスとしては人気は無いものの、走行性能と乗り心地の良さでは定評があります。これを車重が軽いNAにいれれば、さらに車高が上がるようです(^^;) さて、白バネから交換してみると、指3本入らなかったフェンダーの隙間に、指4本入れて、なお余るまで車高が上がってしまいました。 なんだか乗ってて見晴らしも良くなった感じです(^^;)

乗り心地も、微振動はよく吸収してくれて乗り心地も良いのですが、少し大きなギャップは振動を良く伝えます。特にフロントのバネレートははっきりと高くなったことが認識できるほどです。リアは大差ない感じです。KYBのforストリートの減衰力1だと、バネの揺れを吸収できない感じがします。また、堅いわりにはロールします。レートが柔らかい部分の縮む量が多いのかもしれません。
REPORT
なかなか評判の良いバネですが、有る意味とってもイージーなバネです。少々ヘタクソでも+α程度のスポーツ走行にも対応できるし、タイヤも選びません。ただ、初期ロールが大きく、接地感が薄くコントロール性は悪いです。それでも、バネレートはそれなりに高いので、中低速サーキットでは十分対応できますし、荷重移動も易しいので初心者でも振り回せます。街乗りでも、微振動は吸収してくれるのでバネレートの割りには乗り心地も良いです。ただ、ドリフトには不向きです。入門〜初心者までと、たまにサーキットを走る街乗りメインの上級者向けでしょう。
2002.8.3
現在は、フロント:アイバッハ、リア:白バネの組み合わせ。白バネは少し経たっているせいか、アイバッハと組み合わせると1cm尻下がりになり、アンダー気味になるが、ドリフトには結構いい感じで走れる。
2002.9.28
サーキットでは、思ったほどアンダーには悩まされない。ターンインでは良いが、コーナー出口でのアンダーは少し気になる。逆に言うと踏んでいけるセッティングになります。ただ、ジムカーナなど小回りしなくてはならないコースでは全然曲がりません。TC1000だとヘヤピンがキツイですが、後は問題ありません。TC2000では全然平気です。あと、フロントのインフォメーションが分かりにくいのが欠点です。

2004.7.22

イーストベア・フルバケ・タイプ2(スタンダード)・FRP製
評判のよいイーストベアのフルバケを導入、値段は26000円程度。噂とうり剛性はかなり高い! シートの中で体をゆすってもほとんど動かないくらい。よくある安物ショップブランドシートは結構背もたれがよじれるけど、AARなんかは全く動かない。AARに近い感触。おまけに窮屈なほど狭い(^^;) これは好みだけど、ホールド感は抜群。どうやら、中肉中背(170)、痩せ気味長身(180)、太り気味(160)あたりにピッタリある気がする(笑) 耐久性などはちょっと不明、クッションなどは安っぽい。
シートレールは、中古の舶来セミバケ用を加工して使用したが、シートポジションが上がってしまった(^^;) 噂通り、MR2の純正シートは良くできている。ちなみに純正の重さはレール込みで17Kg弱。
ブリッド・シートレール FGタイプ
自作改造レールではポジションが下がらなかったので、ブリッドのFGレールを導入。もう、劇的に下がります! 下がりすぎて、運転が怖いくらい(笑) 純正(新品)からなら5cmダウンは嘘では無いかも? 気になる処ではシートの前後調整用ロックレバーがぐにゃぐにゃしていて気持ち悪い(^^;) あと、シートの下のワイヤレスドアロック受信機が邪魔かと思ったけど、大丈夫だった。
REPORT
街乗りレポート
FGタイプなら5〜7Kgほどの軽量化がされていると思うけど、体感はできません(笑) ポジションは劇的に下がって怖いほど(3〜5cm)。ロードインフォメーションも腰で感じやすくなりました、タイヤの滑り具合が分かる感じ。ポジションは低いほど分かり易いと思う。体がしっかりホールドされるので、ハンドリングにも影響します。急な操作による、初期アンダーが鏤骨に現れます(^^;)
CLOSEDレポート
スポーツ走行での挙動が分かり易くなるかと期待しましたが、振動やGなどを表だって感じられる情報は増えなかった気がする。ただ、ドリフトがより長く続けられるようになったので、無意識のうちに何かを感じているのかもしれないし、操作にむらがなくなって安定した走るができるようになったのかもしれない。乗り心地の悪化だけは事実の様だ(^^;)

2004.8.1

KICS ワイドトレッドスペーサ F=15mm/R=20mm (純正ホイール)
純正ホイールのまま、コーナリング性能を上げるべくスペーサを導入してみた。当初はF10mm、R15mmで行こうと思っていたが、右の写真のように、フロントに15mmでも十分行けそうなので、F15mm、R20mmで行くことにした。
ワイドトレッドスペーサは、ショップオリジナルの怪しい製品なら比較的安く売っているが、怪しそうなのでメーカー品にこだわってみた。といっても、1万円弱で買ったKICSの製品である。製造元は、怪しいショップブランドと同じかもしれない(^^;)

リアに15mmを入れようとして失敗した。まず、純正スタッドボルト長は25mm、この製品のスタッドボルトは26mm、この1mmのせいで、純正ホイールナットが、ちゃんと締まらない! 次に、リアは誤装着防止用のキーがある、このボルトを抜けば平気と思っていたが、ボルトを止めるネジ穴部分が干渉してしまう。計算ではスペーサから10mm分はみ出すわけだから、この逃げが必要なのは致し方ない。ホイールを削るしか無さそうだ(^^;)
REPORT
購入後1ヶ月半、やっと装着した。リアは加工が必要なのでフロントに装着(上記写真)、はみ出すかな?と思った物の、まだまだ大丈夫(^^;) ただ、フェンダの内張りやツメには当たるかも? スペーサはトルクレンチで10Kgで締める、ちゃんと付ければ、簡単にセンターも出るので問題無いだろう。ただし、スペーサに純正ホイールを取り付けるのはセンター出しに苦労する。
4ヶ月遅れでリア用も購入、前後装着してみた。山の中をちょこっと走った感じでは、コーナリング特性がかなり上がった感じ、値段の割には効果が有るパーツのように思える。リアを僅かに広めにしたせいか、コーナー中の安定性は良くなった。アンダーになったとまでは感じないから良いバランスかもしれない。
ただし、轍に敏感に反応するようになった、慣れないと運転しにくい。100km/hを越えると僅かにハンドにに振動を感じられる、140km/h程度でも、さほど増えないので、この程度なら問題は無さそう・・・ あとは、ホイールの取り付けはかなり面倒になった。センター出しは苦労させられる。