ヒソヒソ・エッセイズ 私とモーツァルトさんとヒソヒソ話の小箱) 

   (ちょっと公開をはばかれるような話題!はこちら…親しい人以外 非公開です(笑))


<当家や他家の掲示板へ投稿したものや、日録からピックアップしたものです: 順不同>

啐啄(そったく)の機  2003年 6月29日  

「マリアあざみの伝説」2003年 5月 7日  

「風の詩」 もよろしく…   (2002. 2.28)  

「宇野功芳の白熱CD談義 ウィーン・フィルハーモニー」 読後感想  

拝啓 モーツァルト様 (「TOTOベンキ」のうた)2003年4月7日   

鉄腕アトムの憂鬱 : 2003年4月 8日                     

「チェッチェッコリ」2003年 4月20日                      

 モーツァルト・ファンの皆様に 最新ニュース : 2003年5月11日   

連休中の読書 : 2003/05/07                     

福音書への関心 2003年4月30日                        

<金子みすゞ>の素敵な毒! 2003年2月 2日               

モーツァルトさんの誕生日に 2003年2月 1日                


拝啓 モーツァルト様 : 2003年 4月 7日(月)

突然ですが、モーツァルトさんは
「TOTOベンキ」のうた を知っていますか?
   (とと べんき と読みます)
<NHKみんなの歌>を意識したスタイルで作られていますが
その歌詞が凄い。

♪♪
 流せ、流せ、流せ、流せぼくらのTOTOべんき
 「でっかいうんち、ちっちゃいうんち」
 お尻を吹いたその紙も
 流せ、流せ、流せ、流せぼくらのTOTOべんき

2番、3番まであり(笑)
「  」内が 
 「長いうんち、短いうんち」
 「固いうんち、やわらかいうんち」 
    〜と変わります。


こんなにうんちが全面に出てくるうたは珍しい、否 初めてです。
一度聴くと忘れられず、結構あとを引きます。ヒットするかもしれません。
(さかな天国→ キノコの歌 の次が うんち (笑))
けっこう良いリズムで、フリも付いています(笑)
スカトロジーの天才、モーツァルト様に
このテーマで変奏曲をお作り頂きたいほどです! (笑)

ニューヨークのドン・アルフォンソさん
    <朝の1本>は、快調ですか?

*この曲は、ここで聴く事ができます→
「TOTOベンキソング♪」
http://www.toto.co.jp/kids/song/index.htm

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鉄腕アトムの憂鬱 : 4月 8日

4月7日は、アトムの誕生日ということで
いろいろな催しがあったと報道されていますが
同時代にアトムを読んだ者として一言。

連載当時 アトムには
なにか憂鬱なムードがありました。

・食糧危機対策として、養殖した巨大化カタツムリが、大繁殖して人類を襲う。
 そのカタツムリの名前は、なんとゲルニカ!!(もちろんピカソからの連想)
 対策として、アトムが、空から塩をぶっかけて全滅させる。
  (ナメクジと違うちゅうに!)

・人間の奴隷から解放されたいと目覚めたロボットと人類の戦いを描いた
 「ロボット法」ほか一連のロボットと人間の対立を描いたシリーズ。
  アメリカの黒人問題をふまえたようですが、その中で
 アトムは、「白い黒人」という微妙な立場に追い込まれ、苦悩する。
  「お前はどちらの味方だ!」

娯楽漫画としては、常軌を失しているかのようでした。
子供心に 手塚先生 この先 どうなる?
と危惧したものです。

桜井哲夫氏(東京経済大学教授)は、
アトム物語のロボットに託した対立と差別の逸話を、細かく指摘したあとで、
しかし、自分は
そこに「破壊と再生」というテーマを見た。
   と、肯定的に捉えている。(講談社新書 「手塚治虫」)

私にはそうは思えない。
「火の鳥」にも、これでもかと繰り返し描かれる
むくわれない善意、儚い恋。
これが、すべて「破壊と再生」というのだろうか。
「ジャングル大帝」でのレオの死、しかり。

それは
「手塚治虫の破滅志向、被虐嗜好」ではないかと思う。

これについては、いつか、もっと丁寧にじっくり考えたい。

  今回は、突然のアトム騒ぎの中で、急にホロ苦さを、
  思い出したのである。
    (ワタシって、天邪鬼!)

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「チェッチェッコリ」: 4月20日

(今回は、うんネタではありましぇんから、ご安心を (笑))

なんとなく耳から離れない「サッポロ マル福 茶 のCMソング」
  
この正体については、ワイドショーなどで紹介されているので
ご存知の方もあることと思いますが、
まだの方のためにエバッて(笑) ご紹介しちゃいましょう。

この曲も、またモーツァルトさんに変奏曲の作成をお願いしたいですね。


@サッポロのHPから
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>CMで2人が歌う曲に、妙に懐かしさをおぼえ、
耳から離れなくなってしまった方も多いのではないでしょうか。

この歌の名前は「チェッチェッコリ」と呼ばれ、
実はアフリカのガーナ国に古くから伝わる民謡からきたもの。
作詞、作曲者は一切不明。
歌詞にはとくに意味があるわけではなく、
現地ではおもに子供の遊び歌として歌われています。

楽しい遊び歌として伝わるこのリズムは、
歌い踊る人のみならず周りにいる人もハッピーにしてくれる、
おまじないのように聞こえます。
どことなく明るく幸せな印象を感じさせる曲調が、
「なーんとなく、シアワセ。」な、
茶のイメージと重なるため、この歌が起用されました。

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チェッチェッコリ チェッコリサ

リサンサマンガン

サンサマンガン

ホンマンチェッチェッ

(2回くりかえし)

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*歌はここで聴くことができます。

http://www.marufuku-cha.net/sekai/cm.html

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モーツァルト・ファンの皆様に : 5月11日

 最新の話題をお伝えします。

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モストリー・クラシックによれば
2004年のザルツブルク復活祭音楽祭オペラの出し物が
決まったそうです。(夏のフェスティバルとは別)

コシ・ファン・トゥッテ

演出、美術、衣装を
 カール=エルンスト、ウルセル・ヘルマンのコンビ

歌手がなんと驚くなかれ
 チェチーリア・バルトリ !
 マグダレーナ・コジェナー!
 バーバラ・ボニー!
  という最強の女声陣 <タメイキ>

演奏は、もちろん
サー・サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィル!!

まさに、近来にないドリーム・キャストといっていい
これ以上望めない陣容ですね。

(ラトルのコシは、OAEを振ったCDがあるが、
 歌手陣が今一つだったため、今度の公演が
 ライブ収録されれば、大いに期待できる)

カラヤン没後、地盤沈下が噂されたイースター音楽祭だが
プラチナ・チケット復活か!
 これでは、専門ツァーでもない限り
  とても尋常では買えないでしょうね (^^;)

まあ、一般ファンはBS放映か、CDやDVD化されるのを
 待ちましょう …

それにしても
好評続きの小澤=ウィ-ン国立歌劇場唯一の泣き所!
であるコシ・ファン・トゥッテというのが、何とも皮肉なこと!
(そういえば、2004年は、 小澤=ウィ-ン国立歌劇場のモーツァルト
 来日公演が予定されてましたね。 〜コシは持ってくるのかな?)

また、演奏会形式で 「イドメネオ」がラトルの指揮で上演されるとのこと。
 歌手は フィリップ・ラングリッジ、マグダレーナ・コジェナー、
クリスティアーナ・エルツェがと、こちらも話題となりそうです。

当分 サー・サイモンから目が離せませんね。

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**今週金曜(5月16日)深夜の
  BS2 クラシック・ロイヤルシ−トに
 いよいよ ハーデイングの「ドン・ジョバンニ」が 登場します。

  昨年BSハイヴィジョンのみで放映され、
 「おい、おい!」と言いたくなったが(笑)
 ようやくBSでオンエアーとなりました。
 まずは、目出度し、目出度し \(^ o ^)/ 

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連休中の読書 :2003/05/07

連休中に次の本を読みました。
 簡単なコメントを

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・「モーツアルト 超越性の痕跡」
 H・キュング 内藤道雄 訳  新教出版社

  〜前半は、モーツアルト没後200年の際の講演をまとめたもの。
   後半は、「戴冠ミサK317」のテレビ放送の解説に加筆したもの。
    特筆すべきは、詳細・丁寧な原注と訳注、まさに模範的なもの、

   加えて巻末に訳者による解題
   「宗教音楽家としてのモーツアルト」が付されている。
   モーツアルトの宗教音楽に興味ある方の、一読をお勧めします。

・「江戸でピアノを」
  岳本恭治 著  未知谷
  
  〜これは面白い痛快な本です。

   徳川初代将軍 家康から15代慶喜までを同時代の西洋クラシック作曲家とリンクさせて
   描く異色のエッセイ、アイデア賞です。 、一読をお勧めします。

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福音書への関心: 4月30日

私の中で、このところ、新約聖書・福音書への関心が高まっています。

もともと、ラファエル前派美術を通じ西洋図像学には関心があり、
聖書への興味は持っておりました。
クリスチャンではありませんが、子供の頃、近くの教会で聖書に親しんできましたし、
高校時代、全国流行に先駆けて(笑)
「エホバの証人」や「統一教会」の誘いを受け、ちょっとカジったりしました。(^^;)

直接のきっかけは、
<I教授の家 読書室>で推奨されていた6)を購入したことです。
 さらに、前後して
5)で引用されていた1)を、古書店で入手できたこと。(新本は絶版)
それを受け 5)をあらためて再読しました。

あわせて、ツン読状態だった2) 3) 4) 7)を続けて読みました。

もちろん、幾多の学究が生涯を賭して研究されている分野のこと、
わずか数冊の入門書を読んだだけですから
ほんの表面をかすった程度のことですが、
これほど夢中に本を読んだのは久しぶりです。
 (中でも、イエスの最後の言葉
 <エリ、エリ、ラマ サバクタニ>をめぐる解釈は
 各書とも熱の入るところで、食い入るように読み進みました。)

これも、たのくらで礒山先生のヨハネ受難曲、ロ短調ミサ、カンタータの
 講義を拝聴したおかげと感謝しております。
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1)「問いかけるイエス」 荒井 献 NHK出版
2)「『新約聖書』の誕生」 加藤隆 講談社選書メチエ
3)「イエスの生涯/キリストの誕生」 遠藤周作  新潮社 
4)「歴史の中のイエス像」 松永希久夫 NHK出版
5)「マタイ受難曲」  礒山 雅  東京書籍
6)「名画で見る聖書の世界」 西岡文彦 講談社
7)「聖母マリアの美術」 諸川春樹、利倉隆一  美術出版社
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森田童子のことを話そう… : 2月28日(金)

モーツァルトのHPだと思ってきてみたら、
森田童子だって!  どうなってるの???

と、思ってるアナタ
 ここは、ただのモーツァルト箱じゃありませんよ!
  『モーツァルトと私のオモチャ箱』 (略称: もうちゃ箱)
 なんですから、
ワタシの興味あるものは、なんでも載せちゃうんです。(笑)
 
 森田童子に興味のない方 お許し下さいね。 (^^;)
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リメーク版 ドラマ 「高校教師」に森田童子の音楽が
使われたため、再び 森田童子ブームが起きようとしています。
1月には、20年ぶりの新録吹き込みをしたそうです。
今朝の スポニチによれば、初めて 「動く森田童子」画像 (笑)
が、CDのプロモーションに使われるそうです。
そんなことで、久々に森田童子のことを思い出してしまったワタシです。
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森田童子は、同時代人としてのアイドルでありました。
 (♪『みんな夢でありました〜』)
森田童子は、今年 51歳、ワタシと3つ違いです。

1983年森田童子最後の前進座劇場公演には
3日間会社を休んで通ったのでした。
(その場では、これが引退公演と公表されてなかったので数ヵ月後
 の引退発表に愕然としたものです)
森田童子の音楽が、十年前、ドラマ『高校教師』に使われて
『突然復活熱烈全国区大ブレーク!!』した時は、
複雑・アンビバレンツな思いにかられたのでありました。
 (わたしのどうじをどうしてくれる)→早口で3回唱えよ(笑)

思えば、森田童子の引退なかりせば、
モーツァルティアンとしてのワタシはなかったかも (笑)
 (ジョークですよ! 本気にしないように!)

前進座劇場公演の時、LPを3枚購入し(既に持っていたのもあるのに)
サイン色紙をもらいました。
その時、童子の素顔を真近に観て、ふしぎな感じでした。
(そういえば、公演のアンコール歌唱のバックに
 16ミリフィルムでライブ公演映像がながされていました。
 あれが、今回放映される映像のモトなのかしら?)

今、森田童子のCDを聴くと、あの頃の思いがよみがえってきます。(^^;)

Webサイトでみつけた森田童子情報を少々、お教えしましょう。
 (これで、アナタも 森田童子通 (笑))
   PS:今日の日録にWebスポニチ記事を紹介してますから
      そちらもご覧ください。
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*森田童子年譜
http://www.geocities.jp/papillon4006/music/douji/douji_history/framehistory.htm

*<1983年12月1〜3日、9〜11日の6日間
  吉祥寺前進座劇場の「狼少年」公演のチラシ画像> 
    〜最終公演とされているが 
      実際にはこのあと追加公演が新宿ロフトで
      25、26両日行われた。
http://www.geocities.jp/papillon4006/music/douji/douji_other/tirashi/1983tirashi02.JPG

*森田童子 サイン色紙集
http://www.geocities.jp/papillon4006/music/douji/douji_frametop.htm

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<金子みすゞ>の素敵な毒!: 2月 2日(日)

ある方に教えて頂いた金子みすゞの詩ですが
 (この詩に作曲した古寺七重さんの曲が朝日作曲賞を
  受賞しているそうです)
何気ない表現の中に恐ろしい『毒』の隠されている詩だと思いました。
    <これこそが、金子詩の魅力 !!> 
……………………………………………………
   
〜  雪 〜      金子みすゞ

    だれも知らない野のはてで
    青い小鳥が死にました
    さむいさむいくれがたに

    そのなきがらをうめよとて
    お空は雪をまきました
    ふかくふかく音もなく

    人は知らねど人里の
    家もおともにたちました
    しろいしろいかつぎ着て

    やがてほのぼのあくる朝
    空はみごとに晴れました
    あおくあおくうつくしく

    小さいきれいなたましいの
    神さまのお国へゆくみちを
    ひろくひろくあけようと

……………………………………………

たった1羽の小鳥の死を弔うために、
天は豪雪をもって何も関係ない民家を生き埋めにして
お供としたのでしょうか。
その翌日の空の青さ……
 ああ、なんと残酷なことよ!?

思い起こせば
人類の救世主といわれる人たちの名のもとに
これまで 何百万人の血が流されてきたことか!
そして今も……
 
 この矛盾 !
 この不条理さ !
 
こんなことさえうかがわせる
金子みすゞ の詩の毒の凄さですね。
……………………………………………     

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モーツァルトさんの誕生日に: 2月 1日(土)

1月27日モーツアルトの誕生日に
ある重大な事件が起きようとしていました。

海老澤先生も日本モーツァルト協会月報で触れておられましたが
国連でのイラク制裁問題の決着が図られる予定だったのです。
諸事情でこの日の決定は先送りとなったのは、本当に幸いなことです。

2003年 1月27日が、そんな出来事で歴史に刻まれるのは
残念ですからね。

願わくば、2006年 1月27日は平安な中で
迎えたいものです。

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