「風の詩」 もよろしく…   2002. 2.28


 銀座ウエストで毎週発行している「風の詩」というPR誌
(お店に行くとくれます。因みにコーヒー1杯700円!
 コーヒー飲んだら 必ずもらってきましょう(笑))

その2768号(先週もらいました)に、国立のT田さんという方の
投稿が載っていました。
(採用分には1万円出るようですよ。
毎回の応募は60通前後の由、皆さま、応募してみたら!!)

なかなか、趣のある文章です。
生活雑記ってやつは、簡単なようで難しいですよね。
この文章は、ひとりよがりの感想に堕する直前で踏みとどまっていて、
なかなか見事と思います。
      (エラソウに…スミマセン(^^;))

短いですから、HPにアクセスして一読をおすすめします。
( http://www.ginza-west.co.jp/kaze/back.htm 
で2768号を探して下さい

 

*以下にその一部を…

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「息をひそめてみると」   

                T田 次郎(国立市)
 

 鬼さんがそばまで探しにきたから、息をひそめて隠れなくちゃいけない。 

 (中略)
 息をひそめると、音大生の弾くピアノの「和音」や、一橋大学の吹
奏部のメンバーが奏でるトランペットの「響き」が聞こえてくる。演
奏会や発表会のように曲にはなっていないけれど、ピアノやトランペッ
トの練習の響きはかえって荒削りな音楽で、ちょうどタクアンを噛む
音が心地良く響くように、心に響く。
       (中略)
今年も、しっかりと、春が来る。

30年も昔に、「かくれんぼ」をしながら巡り会えたこの光景は、故人
となった山口瞳氏が『わが町』と呼んだ国立の町での出来事。
 自然や、荒削りな音楽が、こんなにも豊かさを恵んでくれた時代が
あった。 (後略)

 

<たのくらの森に投稿したものの再録>


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