「マリアあざみの伝説」     2003年 5月 7日

〜HP「たのくらの森」玄関の あざみの綿帽子 写真によせて



山上の垂訓として知られるイエスの説教
 <マタイ福音書 (6・28)、ルカ福音書  (12・27)>
に出てくる「野の花」は、
従来 下記1)、3)のように、 百合の花 と訳されてきましたが、
 (〜昔 「野の百合」 という映画がありましたね……)
最近の訳では、「野の花」とのみなっています。
荒井 献著「問いかけるイエス」によると、
「アネモネ あるいは アザミ を指しているといわれる」
  としています。 (同書 p110)

 さらに、同書では、「マリアあざみの伝説」として次のような
伝承を紹介しています。
 「キリストを抱いて乳を飲ませて歩いていたマリアが、
  道路わきのアザミをあやうく踏みそうになり、体を 曲げた時に、
  アザミの上に乳が落ち、葉に白い斑点が出たという」

つまり何が言いたいかというと、
あざみの綿帽子 とは
いかにも、HP「たのくらの森」玄関にふさわしい
写真ではないか!
 〜というマトメでありました。 

………………………………………………………………

1)文語訳 聖書  日本聖書協会
 マタイ福音書: 「野の百合」 、ルカ福音書:「百合」
  (注:どちらも訳注には 「或いは、野の花 と訳す」 とある)

2)口語訳 聖書  日本聖書協会
 マ: 「野の花」 、ル:「野の花」

3)新改訳 聖書  日本聖書刊行会
 マ: 「野のゆり」 、ル:「ゆりの花」

4)新共同訳聖書  日本聖書協会
 マ: 「野の花」 、ル:「野原の花」
 


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