オルセー美術館
Musee d'Orsay
48 51 35.98N,2 19 35.31E
その昔、ジュデュポーム(印象派美術館)を訪ねた際に、新たな美術館が対岸に1986年完成予定という表示を目にしてから、既に20年、ようやくここオルセーを訪ねることが出来ました。1900年のパリ万博の際に作られた鉄道駅を改修して美術館にしたというのは、結構有名です。しかしそれまで何も使っていなかった建物がセーヌ河畔にあったなんて、東京に暮らしている常識からは何か信じられません。昔のガイドブックを引っ張り出しても当然何も触れていない。パリ大改造によって、突然蘇った20世紀初頭、いや19世紀末の建物です。 |
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中央のホール。完成した当時からの駅の大時計が5時5分前を示しています。両側の小ブースには既に入れてくれませんでした。早く帰りなさいという訳だ。 |
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クールベの「画家のアトリエ」この位大きな絵にはこちらの空間が似合います。
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ジュデュポームに展示してあったその昔の「オランピア」。こちらの展示の方が好きでした。 | |||||||||
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追い出されてから、セーヌを渡り、結局アパートまで歩いて帰りました。快晴の黄昏時。オルセーの光はセーヌの河面に照り返り、この町の成熟した美しさを見せつけてくれました。
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オルセー美術館 |