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1997年7月23日(水)

会社を早引けして琴に会いに行く。5時半頃病室に着くと、ちょうど粉薬を飲み終えてファンギゾンに挑戦しているところだった。スポイドで少し口の中に入れてはお茶で喉の奥へ流していた。O先生もベッドサイドにいてくれて、「大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんの話では、『午後の紅茶』のミルクティーが良いんだって」と話してくれる。さっそく明日の朝、試してみる事にする。母は、缶が良いかペットボトルが良いかでひとしきり看護婦さんと盛り上がっている。「缶を小型のペットボトルに移しても良いかもね」と私。(注:書いていて意味不明m(__)m)

琴にはおみやげに折り紙を買っていってやった。が、薬を飲み疲れたのか、あまり元気がない。クマの折り紙を作って少しからかってやるとニコッと笑ってくれた。でもその後、母に抱きついてしばらく泣いた。「お薬は飲むけど、おしりの注射はいやだ」などといっていたらしい。(その場では、母とくっついて涙声で話していたので聞き取れなかった。帰りのバスの中で母に聞いた)

しばらく泣いた後、夕食を食べる。おかずは中華っぽい魚の煮物ともう1品。自分では食べないで母に食べさせてもらっている。まあ、少しでも食べれるのならそれでもよいか。
帰り際に琴また泣く。母に「あした朝一番で来てね」とか「ファミコン買ってね」とか言っている。父はいなくても良いのか・・・。まま、しょうがないか。

帰ると朋生は母に叱られた様子(注:母はバス停から自転車、父は歩きのため15分程度父は遅れて帰宅のため叱られている現場は見ていない)。家の事を何もしてくれないと母は怒っている。朋生ちょっと涙目。瑞生は今日バスケの試合だった。試合に出て負けはしたが、ゴールを決めたと言って喜んでいる。

そういえば病院でC先生が病室に顔を出してくれる。「(末梢血から)悪い細胞が消えている」と言われる。「プレドニンが効いたのでしょうか。」と聞くと「まあ、全部の薬が効いたんだろうね」と言い残して病室を出て行かれる。

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