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1997年7月18日(金)

今日琴絵は病院へお泊り。会社を早退(16:40頃)して病院へ向かう。以前は病院を通らなかった路線が病院を経由するようになっていた。

2年たった今も変わらぬ5東。
琴ちゃんのベッドは窓際、入り口から見て右側。

私が行った時はテーブルに向かって何かしていた。思い出した、ごはんたべてたんだ。私を見るとにこり笑う。クリーンベッドでないせいか、なんだか余裕すら感じる。入院生活も楽しんでくれるよ良いが。

薬の時間。初めてみるオブラート作戦。1甲斐めは薬とチョコレートを会わせた量が多すぎて巨大なオブラート包みになってしまった。やはり口にするまでには時間がかかる。オブラート作戦も100%OKとは行かないようだ。なんとか口の中に入れ水を飲んだがなかなか飲み込めない。しばらくすると吐き出してしまった。失敗。パジャマを濡らしてしまう。

看護婦さんにもう一度薬を持って来てもらい、今度は包みを2つに分ける事にする。(1つはバクトラミン、もう1つはプレドニン)

自宅のときは錠剤をつぶしたので量が少なかったようだが、病院では顆粒になっていたのでチョコと混ぜるには量が多くなったようである。

さっきの失敗があるので今度はなかなか口にできない・・・。また逆戻りか、と思ったが、母に勇気づけられてなんとか口にする。なかなか飲み込めないようだ。さっきのように吐き出してしまうのでは、と思っていると琴の喉が大きく動いた。やった、飲み込めた!

次の包みに挑戦。なかなか口にできないが、勇気を出して包みを口に入れた。少し時間はかかったが、さっきよりは楽に飲めたみたいだ。結構口にほうばっているのに破れない。オブラートって結構丈夫なんだなあ。

薬の次は歯磨き。輸液ポンプのコンセントを自分で抜き、ベッドから降りて洗面で歯を磨く。点滴スタンドを得意げに押してみせたりする。

そうしている間に7時のポーンが鳴り、ドラえもんが始まる。部屋のお家たちはのんびりしていて帰る気配が無いが、とにかく帰り支度をする。琴ちゃんはお絵かきを、じゃないな、塗り絵を始めて、バイバイもそっけない。 とりあえず1日だけの泊まりだと思っているせいか余裕って感じである。おやすみ、琴ちゃん。


エピソード1:

O先生が15日、18日のWBC(白血球)の値と予定しているプロトコールを書いた紙を持って来てくれたそうだ。プロトコールの紙には使う薬の名前が手書きで加えられていた。「お父さんくわしいから」と言われたとか・・・。勉強しなくちゃ。

15日のWBC 2700
18日のWBC 2400


エピソード2:

会社のエレベーターホールから京急と品川図書館が見える。以前、琴を連れていった時のことが思い出される。そういえば帰りにハーゲンダッツによったよなあ・・・、としみじみしてしまう。


エピソード3:

今夜の晩ご飯はカレー。朋と瑞生の二人での夕食。二人ともちゃんと留守番できたようで、エライエライ。でも、二人だけの夕食で寂しい思いをしているんだろうな。二人でお母さんをサンドイッチにして9時に3人とも就寝。


エピソード4:

O先生にもらったプロトコールに intrathecal injection という単語があった。なんだっけ、と以前作った単語帳で調べる。髄腔内注射。また痛い思いしなくてはならないんだな。かわいそう。

 

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