1999.8.10火NEW
Making of ZK

入門HTML講座

目次 1.HTMLの基本 2.ハイパーリンク 3.ページとテキスト 4.画像 5.リスト 6.テーブル 前ページ 次ページ

4.2 画像のサイズ

 画像の張り込みでは、画像ファイルに格納されたサイズに関わらず、 表示するサイズを指定することができます。横幅のサイズはWIDTH 属性で、縦幅(高さ)のサイズはHEIGHT属性で記述します。 値として数値のみを記述すると、「ピクセル(ドット)数」を指定したことになりますが、 他に、ウィンドウの幅や高さに対する「比率(%)」を指定することもできます。
 また、WIDTH属性かHEIGHT 属性の一方だけを指定すれば、指定しないもう一方は、画像ファイルの縦横比と同じになるように 調整されます。逆に、画像ファイルの縦横比を無視して、WIDTH 属性とHEIGHT属性を指定すると、 指定した通りに(縦横比を)変形して表示します。
 サイズを指定しない場合は、画像ファイルに格納された縦横のピクセル数通りに表示されます。 したがって、拡大・縮小・変形の意図がなければ、サイズの指定は不要であるように思えます。 しかし、実際には、サイズの指定も必須と考えて良いぐらい、積極的に記述するべきなのです。
 一般に、ブラウザは、画像の貼り込み指定があれば、指定された画像ファイルを読みに行きます。 しかし、テキスト情報で記述されたHTMLファイルに比べると、 いくら通信向けに圧縮してあると言っても、画像ファイルは大きい容量(メモリサイズ)なので、 読み込みに時間がかかります。画像ファイルを読み込まないと、ページのレイアウトが決まらないので、 後に続くテキスト情報の表示も待たされることになります。 ここで、WIDTH属性やHEIGHT 属性が指定されていると、画像ファイルを読み込まなくても、ページのレイアウトを決定して、 テキスト情報を先に表示することができます。読者にとっては、テキスト情報を読むことができるので、 待ち時間のストレスが軽減されます。実際の表示時間も、多少なりとも速くなります。 サイズの指定は、積極的に行いましょう。

●画像の貼り込み(image)サイズ指定
<IMG SRC="..." ALT="..." 属性="..."> … 画像を貼り込む。
属 性 WIDTH="n/c%"   〔横幅サイズ:nピクセル/ウィンドウ幅のc%
HEIGHT="n/c%"   〔縦幅サイズ:nピクセル/ウィンドウ高さのc%

 サンプル「s142img.html」は、3通りのサイズ指定を行っています。 1つめは、WIDTH属性で「ウィンドウ横幅の25%」を、 2つめは、HEIGHT属性で「120ピクセル」を指定しています。 画像ファイルの縦横比が保持されたまま表示されます。ウィンドウの横幅を変化させると、 1つめの画像の大きさが変化することを確認しましょう。
 3つ目の画像は、WIDTH属性で「80ピクセル」、 HEIGHT属性で「80ピクセル」を指定しているので、 画像が正方形に変形して表示されます。

サンプル 4-2 s142img.html(画像サイズの指定)
<HTML>
<HEAD>
  <TITLE>絶景倶楽部【入門HTML講座】</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<H2 ALIGN="Center">入門HTML講座</H2>
<H3>画像(Image)…サイズの指定</H3>
<P>
  <IMG SRC="img/leo01.jpg" ALT="麗雄の写真" WIDTH="25%">
  「WIDTH="25%"」と指定しました。
<P>
  <IMG SRC="img/leo01.jpg" ALT="麗雄の写真" HEIGHT="120">
  「HEIGHT="120"」と指定しました。
<P>
  <IMG SRC="img/leo01.jpg" ALT="麗雄の写真" WIDTH="80" HEIGHT="80">
  「WIDTH="80" HEIGHT="80"」と指定しました。
</BODY>
</HTML>
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