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東京の昆虫レポート2011
”静かな日”
アオイトトンボ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、シロヘリクチブトカメムシ、ある卵鞘
撮影・掲載:2011/10/23(6画像で構成)
薄い雲が掛りがちな一日。すっきりとした秋晴れは週明け迄お預けの様です。
いつもの観察地は、聞こえる筈の虫の声もなく、しーんと静まり返っていました。
昆虫との出会いもそう簡単には叶わず。そろそろ先が見えてきた感じでしょうか。
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様々なトンボで賑わった水辺にも、これまでとは違う静けさが漂っていました。
枯れ草で翅を休めるのは、細身のアオイトトンボ一頭だけ。
今日の静かな雰囲気を表現する為、若干のイメージ処理をしました。
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大形蝶の姿はさっぱり。目にするのはシジミチョウばかりでした。これはベニシジミ。
極く普通種ではあるけれど、この鮮やかな色に出会うと何故かほっとします。
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対称的に地味な斑紋を持つヤマトシジミ。ここに来て頻繁に見かける様になりました。
それにはちゃんと訳があります。
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ヤマトシジミの幼虫の食草はカタバミ。
春に咲く野の花と言うイメージですが、秋にもしっかり花開きます。
夏を挟んで春と秋は裏返しの関係です。
春に見かける蝶との再会は、地面すれすれの野草が実現してくれているんですね。
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セイタカアワダチソウにシロヘリクチブトカメムシが止まっていました。
花に惹かれてやって来た様に見えますが、このカメムシの狙いは別。
他の昆虫を食する肉食性です。
昆虫が多く集まるこの花は、正に狩りの最適地と言うことらしい。
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このハラビロカマキリの卵鞘は、10/19版昆虫レポートに対するフォローです。
同レポートで、同じクヌギで度々見かける一匹のメスを紹介しました。
そのメスが止っていた枝に、小さいけれど頑丈そうな卵鞘が産みつけられていました。
あののんびり屋のメスが産み落としたものに違いない。
他の卵鞘を見るのとは違う気持ちで、思わず見入ってしまいました。
※10/19版レポートの該当画像にジャンプします。ここをクリックしてください。
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Digital Camera: NIKON D90/AF-S NIKKOR VR 70-300mm(1st image),
/AF-S MICRO NIKKOR 40mm(other images),
Exp.Date: 2011/10/23 at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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