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東京の昆虫レポート2011
”今の内に”
ツチイナゴ、コバネイナゴ、ハラビロカマキリ、カマキリの卵鞘2種
撮影・掲載:2011/10/24(5画像で構成)
枯れ色の範囲が日増しに増え、草むらには早くも晩秋の気配が漂い始めました。
秋を生きる昆虫達にとっては次第に厳しい日々となって行く筈。
今の内に出来るだけ沢山に出会っておきたい。そんな気持ちで今日も歩きました。
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ツチイナゴの成虫に出会いました。他のバッタとは真逆の生き方をするイナゴです。
秋の終盤近くに成虫となり、そのままの姿で長い冬を越します。
この渋い色合いは、冬の間過ごす枯れ草の繁みに合わせた保護色と言う訳ですね。
緑の葉の上では逆に凄く目立ってしまう結果に。その事を知ってか知らずか・・
肉食性の昆虫や小爬虫類もまだ沢山生存中です。注意しないと危ないよ。
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一方コバネイナゴは秋の終わり迄には産卵を終え、姿を消してしまいます。
この体色は、緑と枯れ色が混在する今の時期向きの保護色です。紛らわしさは抜群。
こちらの足音に驚いて逃げさる姿に ”あっいた!”となるケースが殆どです。
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セイタカアワダチソウで、緑色のハラビロカマキリが獲物を待ち受け中でした。
丈夫な子孫を残す為に、沢山栄養をとっておかなくちゃって言う段階らしい。
植物に上手く溶込んだこの色形は、首尾よく獲物を捕らえる為の隠れ技です。
確かに見分けが難しい。余程目のいい昆虫でなければ気づくのは困難かも・・
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ハラビロカマキリの産卵が、今正にピークの時期を迎えている感じです。
この様な卵鞘を数多く見つけることが出来ます。
見つかるのは殆どがこの様な木の枝や幹。樹上生活タイプのカマキリらしい産卵です。
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カマキリのもう一方の多数派オオカマキリの卵鞘はいずこに?・・
今年に限っては中々目にする事が出来ません。今日ようやくひとつ見つけました。
草の繁みの中にひっそりと産みつけられていました。
ここは除草作業が頻繁に行われる場所です。無事孵化迄辿り着けるのか判りません。
この先再度草刈り機が入らない事を祈るのみ。草の葉でそーっと隠しておきました。
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Digital Camera: RICOH CX5(2nd image),
OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO (other images),
Exp.Date: 2011/10/24 at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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