Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1999年2月上旬

迷狂私酔の日々


2月1日(月)その1

ひひひ。スーパーボウルだ。しかし問題は8時に始まって何時に終わるか、だ。だって午後1時から会議だし、2時からプレゼンだし、11時半には自宅を出ないと間に合わない。だが、セレモニーも含めて3時間半で終わるはずがない。で、いちおうビデオをセットしておいたんだけど、このおんぼろデッキは信頼性に欠けるんだよねえ。

予想ではデンヴァー・ブロンコスがアトランタ・ファルコンズより1タッチダウン差で有利。それはともかく、NHK-BSは解説者なし、ゲスト大橋巨泉という暴挙。これで、技術および戦術についてはあとでGAORAと雑誌を見るしかない。なんで素人のマンデーモーニングQBが、公営放送の現場からの中継ボックスにいるのだ?

さて、ゲームは得点だけ見れば一方的な展開で、ブロンコスが3タッチダウン差をつけた。ドワイトがキックオフリターンで一矢を報いたが、直後のオンサイドキックを失敗したところで出勤へ。スーパーボウルに多い展開ではあるが、細かいところは面白いところも多く、これからビデオをゆっくり楽しもう(これを書いている時点では、結果を知らない。知らないまんまで、ビデオを見るんだもんね)。

2月1日(月)その2

結局、スーパーボウルはおあずけになった。なぜかといえば、また某所にて呑んだから。ピアニストは、今日でダイエット終了。明日から解禁だそうで、おめでとうございます。しかし、それでリバウンドしたらどうするんかね? というより、もともとダイエットの必要がないだろうに。でも、そんなことは言わない。だって、本当にダイエットが必要なのは私だからだ。

2月2日(火)

最近、いくつかのページに(もちろんWEBでのハナシね)私のことが載っているのを発見した。

その1

岩田さんのYan Tian HomePageでは、このあいだのパリ旅行記が掲載されています。私は、出発前に、すこ〜しですが、年末年始の穴場とかをメールでお答えしただけなのですが、なんと本当にその穴場に行ってしまったみたいです(ああ、なんて無責任な私)。だいたい、メールに何を書いたか覚えていないというのが、ひどい。デファンスの地下に巨大スーパーがあるよ(名前は忘れた)、って情報だけで探し当てて買い物されたそうです。しかも大晦日で激混雑していてレジでは大行列だったそうです。すみませんでした。
そんな岩田さんのページはこちら

その2

私の愛読日記「なまもの日記(「つーつーれろれろ草」を改題)」に浅草の「うんこビル」の写真を求む旨の記事があったので、会社からメールしました(こんな忙しいときにナニやってんだろ?)ところ、その日記に私が登場してしまいました。あ〜、なんか憧れの作家の日記に登場した気分。昔、山口瞳氏の「男性自身」に載って以来の興奮だ。ただし、こちらはスカトロ系だが。お食事中のみなさま、すみません。
そんな「なまもの日記」のある「なまもの!」はこちら。99年1月後半〜2月前半に登場しています。ただし、プロフィールにある暗号を解かないと日記には進めません。

その3

Yahoo!掲示板の久松史奈ツリーを久しぶりに覗いたら、「カルトクイズ」というタイトルが見える。ああ、あんなカンタンな問題でファンだなんて言うんじゃない! とか、ああ、あのずーっと更新してないページか、とか、いろいろ言われてるのかなあ、とおそるおおそる開けてみました。そうしたら、やっぱり私の「Bon Voyage!」の話だったんだけれど、実はあの問題が難しすぎて答えられない、解答に行く暗号もわからない、ていう人も多かったようで。みなさん、すみません。
そんなみんなが集うYahoo!掲示板はこちら。エンタテインメント→音楽→全般→久松史奈、とたどってね。

2月3日(水)

明日のプレゼンの資料をまとめてたら夜になった。プリンターはしょちゅうスタックするし、プロダクションから届いたファイルはヴァージョンダウンしてもらったら一部壊れてるし。個人サイトからのリンク依頼をことわろうとした事業部に理由を聞いたら「掲示板で話題にされたくないから」とか訳のわからんことを言うし。そんなこと、リンクに関係ないだろうが。インターネットと言えばオタクかHものか、危ないクスリ、と思ってるヒトもいまだに多いようで、しかし会社では「非常に関心がある」「これからの経営、事業にとって重要だ」とみんな言うし。で、こないだは上司から「アプリケーションってなに?」って聞かれるし。

深夜にひとり、日本の将来を憂うのであった(ただのグチだけどさあ)。

2月4日(木)

結局、いつもより早出して資料を修正する。日本の将来よりも自分の仕事を心配しろよな>私。

実は、昨日はスリーコムジャパンからPalmの日本語版についての記者発表があったのだ。Palmfan.com、パーム航空などから情報収集する。

<神様>山田さんのJ-OSから、純正の日本語版へと移行することは決定的なのだろう。あの、「男と娘」が暗示していた内容が、いま、やっとわかった(われながら、すごく鈍い)。わかったら、訳もなく涙が出てきた。私は、Palm/Pilotが日本で普及していく歴史の黎明期の最後に、どうやら滑り込みで間に合ったのかもしれない。しかし、Palmに興味のないヒトにはなんのことやねん? だろうね。ゴメン。謎はもうすぐ解説するからしばらく待たれい。

さて、その日本語版だが、ハードウェア上でも「変換」「確定」「あ←→ア」「日/英」キーなどが増えているようで、誰でも使えるように、というか、見た目で「あ、日本語版だ」ってわかるようにしたかったんだろうなあ。私はしばらくJ-OS3のままで行きますが。だって、Mac版のDeskTopが未定なんだもん。海外のソフトもすぐ使えるし。そうそう、この日本語版って今までのPalmOSのソフトウェア群と互換性はあるのかな? Palmコミュニティの最大の魅力はこのプログラマーたちと、そのソフトなんだから。

某所にて、アトム君の飼い主と飲む。船の旅もいいなあ。

2月5日(金)

『よそ者たちの荒野』を電車内で読了。「のど自慢」を観て帰る。昨日とは違う某所にて、また飲む。いい本、いい映画、いい酒。世の中はまだ捨てたもんじゃない。

「ダンシングH田とオールナイトS美」ペアにジコチューH田とで歌いまくる。あ、ジコチューの方のH田クンは、2月26日にライブです。西荻窪の伏見通りを西に向かって左側のネコがたくさんいる八百屋のトナリの地下の新しいライブハウス(実は名前を忘れた)。

2月6日(土)

CDラックが届いて組み立てた。342枚収納可能。で、CDを入れていろいろ分類を試していたら、使っていないパイプが9本も余っていた。あれっ? 途中で忘れたらしい。CDをまたおろし、分解して組み立て直した。ふうう。しかし、これでも全部おさまるわけではなく。やっぱり中古CD屋に売りに行くか。さらにビデオデッキが到着。ハイファイで19,800円という格安(だと思うが)。もちろん古い型番なのだが。これでダブルデッキ体制だ。

久しぶりにオヴェーション弾いて、WOWOWで「ブレーキダウン」観て、さあテレビの配線をしようとした。しかし、なんとCATVからの配線にアダプターがいることがわかった。同じF型でも、クイックタイプとネジ止めではプラグが合わないのだ。前のビデオデッキとは端子が違っていたのね。だからテレビは映らない。あ〜あ。これでGAORAのスーパーボウルが観られない。アダプターを買おうにも、もう店は閉まっているのであきらめて飲みに行く。

2月7日(日)その1

朝のベッドで『推理短編六佳撰』読了。

有楽町に「マイ・スウィート・シェフィールド」を観に行く。帰りに新宿でアンテナ接続ケーブルとアダプターを買う。デジタルカメラDSC-X100、49,800円+接続キット11,000円を買った。軽い、小さい、速い、高くないの4点で決めたのだが、乾電池ではほとんど撮れないことが判明。できて「数枚」だそうだ。それも、液晶は使えない。旅行用を想定しているので、持続時間を試すことと、できるだけ液晶を使わずに撮影するために慣れるしかない。たぶん、充電地をあと2本と、16MBスマートメディアを買い足すことになるんだろう。しかしだな、そんなに電力を消費するんだったら、携帯バッテリーをオプションにつけるとか考えろよな。動画とか音声の前にさ。

<お詫び>
いやあ、本当に、本当にすみません。本当は昨日にでも、いや一昨日、実はその前にでも更新するはずだったのに、延びてごめん。それはともかく、久松史奈のニューアルバム3枚がいっぺんに発売ってことで、ニュースに載っけてます。

movieには「スモール・ソルジャーズ」「のど自慢」、bookには『アリス・B.トクラスの料理読本』『ソウル』『邪馬台国はどこですか?』。wineには第32回。

そのうち、またサイト構成を変更します。この日記も分割するかもしれません。ようやく、体調も仕事もフツーになってくれそうです。ではまた。

2月7日(日)その2

同軸ケーブルのビニールをカッターで剥き、芯線を露出させ、アダプターに取り付ける。久しぶりである。とにかくビデオとテレビとアンテナ(じゃなくてCATVから来てるんだが)をつないで、祈るように電源を入れる。映った! おお、これが文明というものか。

ところが、今度は電灯が切れかけている。仕方ないのでコンビニに買いに行くが、最初の店にはなく、延々と遠くへ行く。実はあんまり近所のコンビニを知らないのであった。電灯を取り替えたら、今度はその傘がはずれて落ちてきた。ああん。これがなかなか直らない。とにかく電灯をつけた上で構造を検討するに、上下が逆だった。

買ったばかりのデジカメDSC-X100は、まだ充電中なので試しに乾電池を入れて操作する。だが、液晶が全然もたない。時刻設定して、撮影モードを設定する途中で落ちた。撮影しようにも、液晶をつけるとシャッターがおりない。結局、液晶なしでやっと1枚撮れた。なんか呪われたような日だ。

ラツィオ対ペルージャ。8連勝中のラツィオの本拠地、スタジオ・オリンピコへ乗り込むペルージャは、果たして金星を上げられるのか?

フィンランドからレオコスティオ? とかって名前の選手がテデスコの代わりに中盤の底に入ったペルージャは、いつもの4-4-1-1。対するラツィオは無尽蔵に金をはたいたオールスター軍団。ヴィエリ、サラスの世界代表クラスの2トップに、マンチーニ、コンセイソン、アルメイダ、最強のフリーキッカーのミハイロヴィッチ、さらにネスタ、ファヴァッリ。GKはマルケジャーニだ。マンチーニとロンバードは昔サンプドリアで優勝したんだっけ? あのマンチーニが守備でもよく戻って2トップにチャンスボールを供給しているのを見ると、ラツィオのメンバーは「優勝したい」というチームの意思統一というかモチベーションが大きいんだと思う。そして、それに値する陣容だし。

30分ごろ、コーナーキックからペルージャがゴールしたかに見えたがゴール内のDFがクリアしたという判定。逆にラツィオのカウンターを食ったがしのぐ。スロー再生では、ありゃゴールインだぜ。マトレカーノのヒールだった。

基本的にはもちろんペルージャは押されているのではあるが、よく抵抗している。ヴィエリ、コンセイソン、マンチーニに襲いかかられてなんとか無失点という感じ。とくにマンチーニのシュート2発はわずかにゴールの外、ラツィオのティフォージが思わず立って頭を抱えたんだろうなあ。怖いのはゴール前のフリーキック。と思ったらいわんこっちゃない、ミハイロヴィッチだ! ヴィエリに合わせたが大きく上へ。

41分、ヴィエリにDFが詰めてボールが高く浮いた。オフサイドポジションのサラスが戻ろうとする。ヴィエリは体を寄せられても倒れずに落ちてきたボールをとにかく左足で合わせてゴール。あの下半身の安定感はすごい。

今度はサラス。ヴィエリとのワンツーでディフェンスに一度取られたのに取り返してこぼれたボールを左足でゴール。ペルージャは決して悪くなかったのに2点差をつけられてしまった。

そして後半へ。なぜかラパイッチとペトラッキを下げた。ラツィオには、さらにネドヴェド、デ・ラ・ペーニャがいる。ペルージャは絶体絶命のピンチを2回しのいだが、コーナーキックからマンチーニがフリーであげてサラスが押しこんで3-0。もはやペルージャはラツィオが休んでいるときに攻めさせてもらっているという感じ。もう、やりたい放題されている。中田は悪くないが、ボールの受け手がいないとすぐ囲まれる。トップへのボールはほとんど通らない。

やっぱり、ペルージャの問題は集中力というか、あきらめの早さというか、悪い時間帯のガマンがなかなかできないことではないだろうか。波状攻撃を受けていったん引いてしまうと、いいときには果敢に攻め上がっていた両サイドや守備的中盤の選手が、すぐに上がってこない。そして、ボールを持っている中田やラパイッチはラツィオの早いプレスの餌食になる。すぐにボールを奪われてカウンターに来られるのが怖いので、ますます上がらなくなる。トップへ早く当てて展開しようにも、そこまで正確にボールが行かないし。

ラツィオのティフォージの雄叫びがこだまするばかり、せっかくカヴィエデス、ブッキの2トップで積極的に行こうとしたのにねえ。なんか気の毒になるような展開でゲームが終わってほっとしたもんな。

つづいてフィオレンティーナ対ミラン。実は、サイト更新とメール書きしながらときどき見てたのだった。う〜ん、エジムンドもウェアも惜しかった。それにボバンが凄かった。いやあ〜、0-0だけど密度の高い試合だったなあ。それにしても大丈夫なんだろうか>バティストゥータ。こんなことやってるから4時半までかかるんだよな、きっと。

2月8日(月)

なんと、ユヴェントスのリッピ監督が辞任。この名将にしても、セリエAは厳しい。しかし、シーズン途中に「このシーズンでやめる。来シーズンはライバルチームに行く」なんて発表したらチームはガタガタになるわな。

バティは全治30〜40日。追われる首位フィオレンティーナは、ラツィオ快勝で勝ち点差はわずかに1に。首位が危ないこの時期に、エジムンドはなんとブラジルへ里帰り。それも理由が「リオのカーニバル」。2トップがいないフィオレンティーナ、もともと選手層が厚くないだけに苦しい。

さらに。ペルージャのカスタニェル監督が辞意を表明。理由が、ガウチ会長の度重なる介入に耐えられないから。ラツィオ戦の不可解な交代も、ガウチ会長がベンチにいる息子(なぜかベンチにいるんだな)に携帯電話で指示したそうで。まあ、勝手に選手補強するとか、合宿を強制するオーナーはたしかにいるが、試合中に選手交代に口を出すのはさすがにひどい。日本、エクアドル、フィンランドと珍しい国から選手を発掘してくるオーナーと、乏しい戦力をやりくりする気のいいおじさん監督のコンビはあっというまに壊れたようで。

さて、中田だが、いっそユヴェントスに行くのはどうかな? ジダンは暖かいところへ行きたがっているし、ダーヴィッツ、デシャンら主力の入れ替えは確実だから、アンチェロッティさえその気ならいい選択だと思うのだが。でなけりゃ、マンチェスター・ユナイテッド。私の夢は、日本人選手がチャンピオンズ・リーグで優勝して、トヨタ・カップで凱旋することなのだ。もしかしたら、カズがクロアチア・ザグレブで実現するかもしれないが。

さらにサッカーネタ。フリエのサポーターたちが作った横浜FCが、条件付きでJFL準会員として試合ができることになった。そいつはすごい。だって、選手やチームスタッフには「JFLで試合するから」と言って来てもらい、協会には「これだけの選手とスタッフを集めましたから、特例でJFLに参加させてね」という一種の綱渡りでしょ? AのためにはBが必要で、BのためにはAが必要ってことは、一種の無限ループだから、どこかで無理しないといけんのじゃ。それにしても、こんなに早くチームづくりが進むとはなあ。ソシオ会員は年会費5万円で年間シート権つき。なによりも、「私もチームを運営する一員である」という誇り。うん、いいかもしんない。奥寺康彦GM、リトバルスキー監督、IMGのマネージメントって陣容はJ1でも遜色ないぞなもし。でもやっぱり、ソシオだよな、このチームのウリは。

ところで、モンテディオ山形は社団法人でJ2なんだけど。果たして、札幌、川崎、東京に互してJ1昇格はなるのか? しかもナビスコカップは初戦から京都対山形。どうして決勝で当たってくれないのかなあ?

2月9日(火)

CDの山が消えて、ちゃんとジャンル別に整理してみると、あるはずのものがなかったりする。デヴィッド・ヘルフゴッドのラフ3は誰に貸したんだろう? Adiemusの1って買ってなかったっけ? 逆に、なんでこんなの買ったんだろう?ってのもある。同じCDを買ったことも2度。そのうち、珍品を紹介しましょうか?

movie「マイ・スウィート・シェフィールド」、book『よそ者たちの荒野』『推理短編六佳撰』、wine第33回。今月はいろいろ懸案を片づけるはずなんだが。さっそく不安だ。大物がぜんぶ途中だ。

2月10日(水)

昨日は、GAORAでスーパーボウルの再放送だった。しかも、西澤アナウンサー、武田建解説というベストコンビ。もちろん、録画をトライしたのだが。

結論から言えば、またしても失敗。新しいビデオにCSチャンネルを設定する必要があるらしいのだが、なぜか「チャンネル設定」ができない。ちゃんとボタンを押しているのに反応しない。他の設定では反応しているから、リモコンは機能しているのに。なぜ? 珍しく取り扱い説明書を隅から隅まで読んでいるのに。もしかしたら初期不良か? でも、予約以外は録画できるようなのでしばらく様子を見よう。

やっぱり、ライブで観たかったなあ、建さんの解説で。まあ、前半をNHKのライブ・後半をGAORAの録画で観たことになる。結論としては、デンヴァーの大胆なブリッツを多用したディフェンスがアトランタを阻んだということか。そういうことを、大橋巨泉はさっぱり見えてないからなあ。彼が解説すると、NFLがワイドショーのように聞こえるもんな。西澤アナは、解説能力の高い人で、しかし決して出しゃばらない。あうんの呼吸っていうやつ。学生時代、サンテレビのカレッジ・フットボールで勉強させていただきました。


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