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イズミヤマクワガタ

Lucanus maculifemoratus adachii Tsukawaki)

分布 大島、利島、新島、神津島、三宅島

67mmの大型個体

この大きさでも頭の幅は前胸の幅とほぼ同じで

横に張り出さない。

基亜種の場合このサイズでは頭の幅は

前胸の幅より大きく張り出してくる。

本州のミヤマクワガタと比べて以下の点で違いが見られます。

標本写真による比較のページへ

1.大腮が体長の割に未発達で短い。

2.腹部が発達し末端に丸みを帯びる。

3.耳状突起が未発達で大型でも上方に向かって

 せり上がらない。また、頭幅が左右に張り出さず前胸の幅と

 ほぼ同じである。

4.耳状突起の末端が尖り、丸みがない。

5.大腮は基本的にはフジ型で先端は二又部はより狭い。

エゾ型、基本型は現れない。

6.交尾器がほぼ同体長の基亜種にくらべ大きい。

 その他、島ごとに多少の変異があり、大島のものは黒化し、

利島のものは大腮の発達がもっとも悪く、新島、神津島の

ものは細身で赤みを帯び、三宅島のものは、エリトラが赤みを帯

び末端の丸みが顕著。

オオバヤシャブシの樹液や燈火に集まる。

1.頭部の発達が悪い。

2.腹部末端が丸みを帯びる。

樹液にはほどんど集まらず灯火や路上を徘徊中に発見することが

多い。

 

路上を徘徊する♀(神津島)

土中の幼虫(伊豆大島)

樹液に集まった小型個体(利島)


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