伊豆諸島のクワガタムシ


あなたは平成11年1月28日以降人目のお客さまです。

ハチジョウコクワガタ

(Dorcus rectus miekoae Yoshida)

分布 八丈島

 世界でも八丈島にしか生息していない珍しい種類です。

コクワガタの亜種として最近報告された種類です。

 美しい赤色が特徴的です。

興味深いことにとてもよく似た特徴を持つコクワガタの亜種が

遠く離れたトカラ列島に生息しています。

 生態がまだよく分かっていないため主に朽ち木割りと燈火採集で

採集されたものがほとんどです。

 養殖は簡単でコクワガタと同じ方法で繁殖させることができます。

1.特徴

他の伊豆諸島に生息するコクワガタに比べ以下の点で異なっています。

(1)雄雌ともに体色が赤みがかっている。

(2)雄は光沢が強い。

(3)雄は付節が長い。

(4)雄の大腮は比較的細い。

(5)雌は鞘羽の点刻がはっきりしている。

2.生態

(1)樹液での採集例が少なく成虫の生態がよく分かっていない。

(2)コクワガタと同様に倒木に産卵マークをつけて産卵する。

(3)燈火にも飛来する。

(左から、朽ち木から割り出したハチジョウコクワの雌、蛹室の中の雄)


イズミヤマクワガタへ

ミクラミヤマクワガタへ

ノコギリクワガタへ

ハチジョウノコギリクワガタへ

ヒラタクワガタへ

ハチジョウヒラタクワガタへ

コクワガタへ

ネブトクワガタへ

ハチジョウネブトクワガタへ

チビクワガタへ

マメクワガタへ

走査型電子顕微鏡画像資料集へ

伊豆諸島の紹介へ