【1:構想を練る】
どんな作品を作るのか構想を練ります。
簡単なスケッチで良いので、完成予想図を描いてみるとイメージが掴みやすくなると思います。
3DCG制作に慣れてくれば、頭の中で想像するだけで充分な場合もありますし複雑な構造の物や、精密に作る必要がある場合にはより細かく精密な絵を描いた方が良い場合もあります。
雑誌等に良く紹介されている人たちのすげ〜!と思うような作品の制作記事を読むと凄く奇麗なイメージ画を描かれている場合が多いように思います。
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『タコ鍋』の場合にはギャグネタで、笑える雰囲気が出ればOKなので細かい所は作りながら考える事にして、出来上りはこんな雰囲気かな〜程度のスケッチ
(ほとんど落書き (^^;) :私は絵が下手なんです
)
ちなみに
←コレは色鉛筆で描いたのをスキャナで取り込みました。水溶性の色鉛筆なんで水彩絵の具みたいな表現も出来て便利です。
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【2:作品を構成するオブジェクトを作る】
作品を構成する為に必要なオブジェクトを順次作成します。
下の画像は大きさの比率は合ってません。
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コンロ
最初に作る必要は無かったような気もします。
画面中で大きな位置を占めるモデルなので勢いで作ってしまった・・・かな
(^^;)
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鍋
いわば舞台ですので、これが無い事にはタコのポーズ付けや他のオブジェクトの配置が出来ません。 |
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酒瓶
タコが握り締めている酒瓶です。
瓶じゃなくてオチョウシの方が良かったかも。
タコのポーズを取るのに必要かな。
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【3:メインキャラクターを作る】
メインキャラクターを先に作るのが普通なんでしょうね
(^^;)
『たこ鍋』の場合にはメインキャラクターであるタコを鍋の中に押し込まなくては成らない都合上 タコより先に鍋を作った方が都合が良いと判断してこの順序になっています。
ケースバイケースで適時考えれば良い事だと思います。
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タコ頭
タコの頭をまず作ってしまいます。
黒目はテクスチャーで表現しますので、モデリングするのは眼球と口だけです。
頭は単なる球
眼球は球を平べったく変形
口は円柱の底面を凹ませてます。
ちょっと手を加えていますが、基本図形をそのまま使ったのと大差無いです。
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タコ足
足の部分は円柱の先を丸めて基本型を作り
それを変形機能を使って先細りにしています。
球を思い切り引き伸ばしても同じ結果になると思います。
真っ直ぐに作った足をウネウネに曲げます。
ソフトによっては押し出し機能等を使って最初から曲がった状態で作成した方が楽な場合もあります。
どうやって作るかは、ソフトの特性と個人の好みによって、やりやすい方法でやれば良いです。
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タコ全身
頭と足を合体するとこんな感じになります。
この段階で鍋に納まるようにポーズ付けしてあります。
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【4:オブジェクトを組み合わせる】
ばらばらに作成したパーツを組み合わせて、全体のバランスを見ながら配置を決めて行きます。
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パーツ合体
パーツを組み合わせてみます。
鍋が小さいのかタコが大きすぎたのか
(^^;)
ちょっぴり窮屈な感じ。
まるで家のお風呂のようだけど(謎)(笑)
黙ってればばれないからこのまま。
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飾り付け
予想よりもちょっぴり(笑)鍋が窮屈ではあるが、やはりこれだけでは寂しいのでおでん種を加えて飾り付け。
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テクスチャ設定
テクスチャを貼り付けます。
これで、今回の構想のメインの部分が完成。
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【5:仕上げ】
背景を付け、雰囲気が出るようにライトの設定を行って仕上げを行います。
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この例では、テーブルに乗せて和室での事風景
にしています。
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