ゴルフ談義
ゴルフを初めてもう20年になる。オフィシャルハンデは一番良かったときで18、現在は20である。このハンデはゴルフを初めて3年以降ほとんど変わっていない。つまり、この20年間それなりに練習もし、コースにも出てきたが、結果として最初の3年で大方の技量が決まってしまって、以降何の進歩もなかったという事になる。
このようなゴルフの成績とは別に、自分が技術屋であるせいかボールの打ち方についての理論的な解析は好きで、その為に練習場に通ったとも言えるのである。いつのまにかゴルフに関する書籍も50冊ほど本棚に並んでいる。いろんな人が書いている打ち方やその考え方について、自分なりに実証してみて、それなりの意見を持つようになってきている。
そこでこの「ゴルフ談義」では、この種の技術論を中心に、テレビで観戦したプロの試合の模様等、気のむくままに書いてみたいと思う次第である。
1)グリップの握り方
初心者用の本はともかくとして、大部分の技術書は「グリップは小鳥をつかむぐらいの強さで握れ」とかと言った表現で、出来るだけ緩く握るように勧めている。右手は弱い左手とのバランスをとることから特にルーズに握れと書いてある。皆さんは如何でしょうか。
実は私もこの考え方を堅く信じてやってきた。左手中心の緩いグリップで、腰を中心の遠心力でクラブを振り回す方法が永年の間に定着していった。所が歳をとるにつれて、このスイングでは腰に負担が掛かって、次第にやり難くなってきたのと、グリップが緩いとどうしてもトップがしっかり決まらないので、(そのように感じているだけかも知れないが)ショットの安定性に難点があるように感じてきて、もう少し手を中心にしたスイングがないものかと試行錯誤を繰り返してきている。
そんな試行錯誤の中で、グリップの握りの強さが疑問になってきた。週末はよくプロのプレーを見るが、この点については間違いなくほとんどのプロはきっちり握っているように思う。勿論彼等はたゆまぬ練習で、きちっと握ってもヘッドスピードを上げることが出来るからなのだが、ショットの安定性を求める彼等にしたら当たり前のことかも知れない。現在はグリップをしっかり握って打つことを練習している。
結果としては、この方がはるかに方向性が良いし、飛距離もそんなに違わないように感じる。今まで一体何をやっていたのだろうか。我々素人のゴルフはこのような一寸した考え方の違いや、やり方の違いによって、ある程度その腕が決まってくる部分があり、それも運不運と考えると、大変微妙なところでその人の進歩が決まってくるわけであり、これも人生かと思うところがある。
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