三浦半島

大楠山

2004年11月13日、グリーンウッド夫妻とY夫妻は大楠山(242m)散策をした。グリーンウッド夫妻にとっては2度目である。1991年夏、前田橋コース (青色)を登り、芦名口コース(紫色)を下った。今回は前田橋コースを登り、安部倉温泉経由、木古庭登山口に降りた。

大楠山登山ルート

逗子から前田橋まではバスを利用。山頂近くに登ったところで1999年1月に散策した子安の里を見下ろす場所で持参のおにぎりとコーヒーを楽しむ。上から遠望しても子安の里は桃源郷に見える。

子安の里方向を望む 撮影Point A

13年前に見た山頂近くの菜の花畑には国土交通省の雨量レーダー塔が出現していた。高い塔の上にレーダードームがのっている。1999年12月に登った園部町の深山山頂車山の山頂にあるレーダードームと同じもののようだ。このドームに付属する物見台からは江ノ島から稲村ガ崎が一望できる。持参した双眼鏡で自宅を視認。手前には湘南国際村内の 円筒型の給水タンクが見える。2002年1月地球環境戦略研究機関を訪問したとき、訪れた展望レストラン、ベラビスタはこの給水タンクの上に設けられている。自宅に帰って、双眼鏡で湘南国際村方面を見ると、確かに給水タンクもレーダードームを確認できた。

大楠山雨量レーダー塔展望台より七里ガ浜方面を望む 撮影Point B

更に150m歩いて大楠山山頂に立つ。新しくできた眼のくらむような物見台の上に立つと、北西方向に双子山、北方向にランドマークタワー、インターコンチネンタルホテル、東北方向にアクアラインのヨットのように見える換気口と海ホタル、猿島、東南方向に東京湾口と房総半島、衣笠山、NTT横須賀研究開発センター、武山、南に三浦市の2基の風車が見える。 城ヶ島は半島の影に隠れて見えない。南西方向には巨大フローティングクレーンが見える。そしてすこし西に大島、眼下に自衛隊武山駐屯地、西方遠方には伊豆半島が一望だ。

この7月3日、ケロニア号から見えた巨大なコンクリートケーソンは見えないのですでに海中に据え付けたのであろう。 巨大防波堤を建設して三崎港を拡張しているのだろうか。マリンコントラクタに海水取水ポンプを据え付つける巨大コンクリートケーソンの建設、浮上曳航、据付を発注したことを思い出す。2基の風車の下には宮川フィッシャリーナがあるはずである。眼下には葉山国際カンツリー倶楽部と横須賀の街が展開している。Y氏はこのゴルフコースはアップダウンが激しくてあまりお勧めではないという。

山を下って木古庭の農家で烏骨鶏(うこっけい)の卵10個仕入れる。烏骨鶏ははじめてみたが、白い小型の鶏で肌が青黒くみえた。肉も黒いそうである。 卵は褐色と白があり、普通の卵より小ぶりである。1個120円であるが、弁慶では250円であったので安い。卵を買うことをすすめてくれた通りかかりの尺八の師匠がついでに尺八を演奏してくれる。

横須賀葉山線を杉山神社まで歩いて、Y氏お目当ての手打ちそば「和か菜」でざるそば大盛りに舌堤みを打つ。(Restaurant Serial No.251)週末は行列ができる程、人気のある店だそうだが、時間が4時近くだったため、待ち時間は短かった。「和か菜」の山側に展開する上山口の棚田は手入れが見事で感服する。昔は「千枚田」と呼ばれたが、今では64枚になってしまったという。6軒の農家が協力して維持しているという。町民有志も「山里会」を作って協力しているらしい。水源は山の湧き水を堰に溜めて使っているとのこと。

上山口の棚田 2007/10/21撮影

通りかかりのタクシーで双子山の下を貫通して完成したばかりのトンネルを抜け、イトーピア団地経由JR逗子駅に帰る。

November 14, 2004

Rev. June 5, 2008


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