みうら・宮川フィッシャリーナ

2004年に神奈川県が放置ボート対策として三浦市宮川町の地元漁協と協力して2001年10月完成した新規マリーナである。(Marina Serial No.170) 

大前研一氏が「日本の真実」で全国の2,984の漁港のうち 、2,000の漁港の漁獲高はゼロなので、これらをマリーナに変えて北欧のように国民の福祉にかえてもらいたいと提言している。この考えはグリーンウッド氏の持論でもあるので大いに賛同したい。県もようやく少しだが一歩を踏みだしたようだ。過疎化して後継者の居ない 沿岸漁民にとっては大家さんになれて収入も期待できるのだ。賢い漁民は賛同するであろう。漁民の福祉のためにも実態的には農民漁民省たる某省にはこのモデルをもっと推進してもらいたいものだ。


宮川フィッシャリーナC72番バースに休むシエラザード

水はきれいだし、城ヶ島が防波堤になっており、絶好の港となった。ポンツーンもベイサイドマリーナと同じ仕様である。見上げれば裏の丘の上に巨大な風車が見える。これは1999年に視察に訪れた 三浦市のウィンドファームである。 東側には県漁業無線局、大乗送信所がある。電離層の反射を使って地球の裏側まで連絡できるものだ。

抽選による新規会員募集に応募して当選したK氏と視察し、 E氏の持ち船、シエラザード号を初島フィッシャリーナから回航するのを手伝ったが、K氏はその後、江ノ島の陸置きの抽選にも当選した。自宅に近い江ノ島に再回航することになるのだろう。

November 9, 2004

Rev. October 6, 2014


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