■ 大きな木をモチーフにした絵が多いですね
ボクはね、大きい、広いのが好きなんだな。考えも大きくなるしね。(笑)
それから自然・・・・・・だから、そういう広い大きな自然というのが、ボクの 気持ちそのものなんだ。
■ 中村さんにとって、自然を象徴するものって何ですか?
それは木だね。自然の象徴は木・・・と言うのは木というのは成長するため にはいろんな条件が必要なわけですよ。空気とか水とか土とか・・・ だから木が育つということは、それだけ自然が整っているということ。 逆に木が育たないということは空気か水か土か、何かが悪いということ だから、やっぱり木が育つ場所は豊かな自然に溢れた場所なんだと・・・
■ なるほど、木を描くことは自然を描くことなのですね
その通り。ところで木には「き」があるというのをご存知かな?
■ 木の「き」?何ですか?
「木の気」・・・気持ちの「気」(笑)
■ 「木の気」・・・
自然の中に生きているもの全てに「気」があるんだけど、、
ボクは「木の気」と「自分の気」を交流させることが大切だと思っているんだ。
それを「木と話をする」って人には言うんだけど、「木の気」を感じられ ないと、それこそ木の姿を写しただけの絵になってしまうからね。
■ なるほど・・・
人間は現代社会では知恵で生きているけど、本来は感情や感性で生きている モノだから
「感じること」が大切なことで・・・ボクが自然が好きというのは 人間の本来の姿に戻ろうとしていることなんじゃないかと思うな。

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■■ ようこそ中村欣司の線彩画の世界へ ■■

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中村 欣司の声

第1章 ボクはアナログでいたい

第2章 気持ちを描きたい

第3章 スペインと私

第4章 大きな景色、そして自然

第5章 ねころんで