インドに行くと友人に言うと、「帰れなくなるかわからんで」と忠告をくれた。その言葉の意味がわずかな滞在ではあったが、理解できそうな気がした。いいことも悪いことも、そして人間も動物も、すべて一緒の輪の中で生活しているため、自分が何処に位置するか分からなくなり、その存在意義を見つけようと考え込んでしまうとついにははまってしまいそうな、そんな気がするのである。
世界は情報化社会に向かっているが、インド中心部ではむしろ日本より進んでいるらしいが、地方では電話線なども裸線のままであり、まだまだの感じがする。しかし、マーケットとしてはすごいものになると思う。少し時間に余裕があれば、通信事情がどうなっているか、じっくりと調査をしてみたかった。
今回の旅で非常に役立ったものに、ビクトリノックスのナイフがある。旅行鞄の数字キーの番号を忘れてしまってあかなくなった。そこでナイフでこじ開け、キー番号を変更し元通りにした。
いろいろなことがあったが、インドはまた行ってみたい国の一つになった。今度は雨期に訪れ、濡れたインドを見てみたい。関空へついたのは、18日朝の6時ころであった。気温は20度。実に27度の温度差があることになる。
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