何故、乳酸菌が健康に良いのか? |
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「長寿の秘訣」について、従来から言い伝えらている事柄を科学的に分析すると、ある考え方に行き着くようです。100才以上の長寿者の方がお話になっている秘訣としては、第一に挙げられるのが 「くよくよしない事!」と言われます。
確かに ストレスを受けないようにする心構えが大切な様ですし、その様な精神状態を保つ事が非常に重要な要素であもありますし、更に 適度な運動も必要である事は、皆さん充分理解されている事の様です。
■「笑う門には福きたる」には医学的裏付けがある
------資生堂・サクセスフルエイジング■笑いの威力はすばらしい!
------Helth クリック■やる気が免疫力を高める
http://health.nikkei.co.jp/mini/i010821_01.cfm
------Nikkei Net いきいき健康 いきいき大事典 2001/08/21
更に、昔からよく言われている「腹八分に、医者いらず」も老化を防ぐ生活の知恵であるようです。 この辺の研究報告が、Nikkeisscience ’96/3月号に掲載されています。
また腸内細菌の働きによる免疫性の改善や活性酸素の影響について老化との関係の研究も進んでいるようです。
■老化に関する研究の最前線と、腸内細菌が老化に関与する可能性
---(社)全国発酵乳乳酸菌飲料協会>最近の乳酸菌情報>長寿医療研究センター・老化機構研究部の磯部健一
■カロリー制限が老化を遅らせる/Nikkei science’96/3月号
■「マウスも腹八分目が長生き !/'90.01.13毎日新聞
では、毎日の 食から始まる排泄のたぐいとなると、意外と耳にする機会が少ないように思われませんか?
人間、生きて行く為にエネルギーの補給を食事から行なっています。 それも毎日。
当然、食べたものは、おなかの中で消化されて排泄される、この死ぬまでの営みの中に、長生きする為の工夫が有っていいと思うのです。当然、長寿地域の食習慣や長寿食といわれているものには、人類が長年に渡って伝えてきた知恵が活かされていますので、参考にしたいものです。
■沖縄の長寿の秘密、13年間におよぶ疫学調査で解明〜琉球大学 平良一彦教授
------Health Media・Topics
でも、自分の生活の中で具体的にはどんな物を食べれば良いか? 又、どんな食べ方をすれば良いか?というと、好き嫌い等もあり、良いと思う情報も選り好みしてしまい、中々自分にあてはめて実践出来ていないと思われまれませんか?。
おなかの状態が健康と密接な関係があると言われており、この腸内に棲む細菌の状態(腸内細菌叢・腸内フローラ)において悪玉菌が劣勢となり、有用菌を優位を保つ為には・・の視点から、乳酸菌に関する効能をPRする情報を集めて、「こんなに有るよ!腸内細菌情報」に纏めましたので、ご参照下さい。
■シンポジウム「腸内細菌と健康」/東京テクノ・フォーラム21('95/10/09)
■腸内革命の威力 月刊誌「ゆほぴか」'96/11月号■とし坊 の「こんなに有るよ!腸内細菌情報」の「腸内細菌情報」
特に、読売新聞の「医療ルネッサンス」の記事は、とても判り易く纏められていると思いますので、一度覗いて見てください。
最近、乳酸菌についての「体にいい」という解明が進んでいるとの報道(朝日新聞 '00/01/31)が有り、非常に喜んでいます。
■発酵食品・身近な顔ぶれ、利点いっぱい
------朝日新聞 '00/01/31
おなかの状態と健康との密接な関係についての詳しい説明は、光岡先生の著書をお読み下さい。
光岡 知足 (みつおか・ともたり)(東大名誉教授)
53年東大農学部獣医学科卒。70年理化学研究所主任研究員、82年東大農学部教授を兼任。
90年から日本獣医畜産大学教授。専門は微生物生態学。比較的に手頃な価格で、読み易く 又 お近くの書店等で手に入れられる著書を、以下にご紹介しますので、是非とも御一読されることを希望します。
「腸内クリーニングの驚異」 光岡知足 著
−老化と大腸ガンを防止する−祥伝社 NON.Book 1993.12.15 ¥780
「老化は腸で止められた」 光岡知足 著
−この食べ方、通し方<腸内フローラ>快便法の速効−青春出版社 Playbooks 1991.11.15 ¥760
以上の内容を、判り易く伝えたのは、’96.6.5放送のNHK総合TV番組の「ためしてガッテン」での「おなか健康!乳酸菌」の巻でした。
■「ためしてガッテン」での「おなか健康!乳酸菌」の巻
■NHK・ためしてガッテン!「おなか健康!乳酸菌」 ('96年6月5日放送) へ
乳酸菌には、腸内でビタミンをも作る作用が有り、インターフェロン等の免疫性因子を増やし病気になり難い体質にしてくれるので、各種慢性病にも身体の中から作用して人間本来がもっている機能である「自己治癒力」を高める様に作用してくれます。
その結果、肝機能が増大して肝炎等のウィルス性疾患等の予防にも効果が期待出来ます。ひいては癌化した細胞にも作用して、進行を遅らせたり、直す方向に働きかけもしてくれるのです。薬のような対処療法では無いという事なのです。この辺の仕組みが、とっても重要なポイントです。もっと身近な例で言えば、免疫性因子が増えるってことは、アレルギー疾患である、アトピーや花粉症に対しても、有効に作用してくれると云う事だと思います。
■アレルギー完全克服法
------アレルギー研究室・アトボス
病原菌をやっつける「薬」として抗生物質を多用した為に、病原菌がその薬に対して耐性を有する様になり、薬が効かなくなってしまったという現象をどう思いますか?
最近読んだ書籍『食卓の怪談』〜新・あぶない食品物語〜(発行:小学館 著者:溝口 敦)の中でも、「悪意あるタンパク質、武装する細菌〜バンコマイシン耐性球菌(VRE)〜MRSAとの合体で最強の日和見菌に」として、欧米ではVREが問題になっており、つける薬が無いという事である。日和見菌である事がかなり始末が悪く、病院や老人ホームで、ある日突然猛威を振るう可能性があるということです。
薬に頼っていては、病気が治らないと云うことですので、耐性を有した菌による病気に罹らない体質を作る為にも、人間が本来持っている自己防衛本能である「免疫力」を向上させておかなければ、生き延びれないという事なのだと思います。
体の中の機関として、侵入してきた菌や毒に対しての、防御機能としては免疫機能があり、唯一解毒という機能を持っているのは肝臓です。この免疫機能と肝機能を高める様に働きかけるのが、腸内細菌の中の善玉菌なのです。
■書籍:『食卓の怪談』 〜新・あぶない食品物語〜
------発行:小学館 著者:溝口 敦
■基礎的解毒 体内の掃除を
------US HEALTH NEWS
又、口を通って入ってきた、食品添加物やダイオキシン等の毒を分解して排出してくれるのも、腸内細菌の中の善玉菌なのです。この様に、腸内細菌(善玉菌)が体の中で重要な働きをしているのですから、もっと大事にしてあげるべきなのです。
腸内細菌の中のビフィズス菌に代表される善玉菌(有用菌)の割合が悪玉菌に対して優勢であれば、健康度が高いという事は、疫学的にも実証されている事ですので、この有用菌(善玉菌)を増やすような食生活をすれば、健康増進がなされるという事です。
■米ぬか(食物繊維)、葉緑素がダイオキシンの体内排出を促進
------Health Media・Topics
でも、食生活が西洋化して、脂肪を含んだ動物性たんぱく質(肉)は、美味しいと感ずるために、沢山摂るような食事となってしまい、その結果として善玉菌を減らしてしまい、成人病を患う人が多くなってしまっている原因を人間自ら作ってしまっているという訳です。
■ヨーグルトと乳酸菌
------明治乳業のホームページ■腸の不思議
------武田薬品ホームページ
便利な生活を追い求めるあまり、石油製品を多量に消費する生活様式が、大気汚染や、ダイオキシン・環境ホルモンに代表される環境破壊を招いてしまっている「様」は、贅沢な生活を追い求める結果として、人間の体の中(おなかの中)でも外も同じような「様」を呈しているのは、大変不思議な感じが致します。
人間の欲望と云うものが、自らを破壊・破滅する方向に動かしているという事が大変不可解ですね。逆を言えば、果てしない欲望は「悪」であり、何らかの制限や抑制が必要という、神様の戒めがあるのかもしれませんね。では、この様な現実から逃れる為に結論的には、高蛋白・高脂肪の食事を改めて、活性酸素にも有効な野菜・果物を沢山摂りながら、善玉菌を増やす作用があるオリゴ糖や食物繊維を含む食事を意識して多く摂り、外部から乳酸菌を補給する事を心掛けなさいという事になるのです。
■ビフィズス菌、オリゴ糖が0-157対策に有効〜腸内研究の権威・光岡知足氏が講演
------Health Media・Topics■オリゴ糖で抵抗力のある身体作りを
------JAFRA インタビュー
早い話が、肉類の食生活を控え、日本食を見直しなさいということでしょうか。でも、それだけでは乳酸菌等の善玉菌は、おなかの中に定住する菌ではありませんし、加齢と共に減少してしまいます。又、食事の内容によっておなかの中での勢力図は変化してしまいます。
だから、外部からの乳酸菌(善玉菌)の補給は、意義があるという事になります。
■穀類に魚に緑茶、米国版「長寿食」に日本の伝統食
■魚類、大豆など日本型食生活がコレステロール低下に効果
------Health Media・Topics
又、1997年7月、「世界がん研究基金」と「米国がん研究財団」から発表された "Food, Nutrition and the Prevention of Cancer: a global perspective"(食品、栄養とガン予防:世界的展望) という報告書にもありますように、野菜と果物、精製度の低い穀物類には、がんを予防する働きがあるということで、「がん予防15カ条」として纏められたわけですが、この15ヵ条を満たす食生活をおくれば「ガン」にはならないと云いきっているのですが、逆をいえば野菜や果物を600〜800g/日を摂りつづけることは、現代人においては不可能と思われますので、この為にも何らかの健康食品によって、補う知恵が必要となってくると思う次第です。
健康食品を積極的に利用して免疫力をつける事を説いているのは、九州大学生体防衛医学研究所所長 野本亀久雄 氏の著著:『免疫力』〜病気をはねのける体になる(発行:ダイヤモンド社)である。
腸内細菌の影響にも言及しており、免疫力向上の為に「免疫ミルク」という健康食品を奨めて、この商品を治療に併用しておられると事も紹介されています。「とくに高齢者の偏食を補うには健康食品がいい」「治療だけが医ではない、看護や介護、健食もまた医」と、医者の立場からの発言は心強いもので、これからの高齢化社会における対処法も述べられていますので、一読をお勧め致します。
■"Food, Nutrition and the Prevention of Cancer: a global perspective"(食品、栄養とガン予防:世界的展望)
------American Institute for Cancer Research
■食餌とがんの予防
------「百万遍ネット」の生活と健康:くらしのなかの長寿学
■野菜はがんをどこまで予防できるか〜野菜の健康機能を考える
----Health Media
■書籍:『免疫力』〜病気をはねのける体になる
------発行:ダイヤモンド社館 著者:野本亀久雄
これら腸内細菌の善玉菌のパワーについて、端的に纏められたものとして、雪印ヨーグルト「ナチュレ」のページを一読下さい。善玉菌の7つのパワーが紹介されています。
又、野菜や果物を補う健康食品として、いろいろなものがあると思いますが、私が愛用している野菜・果物丸ごと濃縮粉末食品 ・フレッシェンモアというものも、ご参考まで御紹介しておきますので、他の健康食品を選ぶ際のヒントとして頂ければ幸いです。
■雪印ヨーグルト「ナチュレ」のページへ
■野菜・果物丸ごと濃縮粉末食品・フレッシェンモア
■“腸の味方”乳酸菌増加/老化・便秘の予防にも
乳酸菌の食品の代名詞といえばヨーグルトやヤクルトです。これらが身体に良い事は、皆さんが知っている事ですが、これで病気が治ったというまでの話を聞かないのは、要は摂取する乳酸菌の量が少なすぎるからと思っております。
又、「乳酸菌が入っている商品」は、えてして一つの菌種の乳酸菌しか入っていないことや、乳酸菌の他に含まれる脂肪や糖分等のその他の養分が、「含有する乳酸菌数」に対して多いために、一つの商品を大量に摂取する事では、エネルギー過多になってしまうという事になり、乳酸菌数を多量に摂取出来ないのではないでしょうか?だから、外部から乳酸菌だけを補給する事は、大変有益なのだと思います。
善玉菌を減らす作用のあるものとして、飲料水に含まれる「塩素」についても見直す必要があると、下記のサイトは注意を促しております。 更に使用する水道水の水質に関して、入浴中に取り込まれる揮発性汚染物質も問題にすべきであると警鐘を鳴らしておりますが、こちらは、浄水器を飲料の用途に関わらず用いる事で何とかなりそうですが、水道水にも無関心ではいられなくなった時代に突入したという事でしょう。
最近読んだ書籍『食卓の怪談』 〜新・あぶない食品物語〜(発行:小学館 著者:溝口 敦)の中でも、「水道水〜塩素消毒が流産を呼ぶ」として、米国カリフォルニア州の保健局の報告として、塩素が含まれる水道水を1日5杯以上飲む妊婦の場合では流産の確率が9.5%→15.7%へ増えたという例が紹介されております。
■食べ物のバランス感覚の中の「アレルギーと腸内細菌」
------健康塾■書籍:『食卓の怪談』 〜新・あぶない食品物語〜
------発行:小学館 著者:溝口 敦
私は、'90/8月以来、ほぼ毎日、ニブロンという100%乳酸菌0.65gを摂取しています。
お蔭で、20年来の便秘が解消した事。未だに花粉症にも掛からず、所謂アレルギーとは無縁の生活を送っており、風邪もひく事がほとんど無くなりました。
ですから、こんな良い商品を他の人にも知って頂きたくて、機会ある毎に知人に奨めています。と、言う訳でここでもこんな事を書いています。・・・(^o^)一人の腸内に棲みついている細菌の数は100種類、100兆個にものぼり、その細菌の重さに換算すると実に約1.5kgにもなります。
上記の健康の目安である善玉菌の割合は、全腸内細菌の20%という事から、重さにすると約300gという事になります。よって、毎日外部から補給する100%乳酸菌 0.65gがどの程度の意味を持つかは、0.65g×摂取する日数 を、考慮して頂ければ、お判り頂けると思います。
これら乳酸菌等を摂取・補給して腸内を活性化することにより、有用菌(善玉菌)を優勢にする事で消化された食物の腐敗を防ぎ、この腐敗したものから分泌される有害老化促進物質が、腸から吸収される確率を減らす事と、野菜果物の沢山摂取する事を併せる事で、「老化」を遅らせられる(と、信じています。)のです。
早い話が、臭いウンチ(腐敗したウンチ)から「さようなら」を、する事が「健康・長寿」の鍵なのです!。
又、以上の健康感について乳酸菌の効用を簡潔に纏めた「健康食品・栄養食品・栄養素」辞典のサイトは、 「一般的な解釈や報告された研究結果などから書かれた物から構成されていますので、現在、解明されている一般的な事が述べられています。」・・・と、コメントが記してあり、この中でも、私が実践している乳酸菌による健康法を理解する上で、このサイトの解説は判り易く簡潔に纏めらていますので、一読をお勧め致します。
■『乳酸菌飲料(乳酸菌)』
------「健康食品・栄養食品・栄養素」辞典「乳酸菌とその歴史」、「乳酸菌飲料の定義」、「乳酸菌の効用」、「善玉菌と悪玉菌」による腸内細菌の優勢菌群の占める割合が健康と老化のパロメーターとなる事と、結論的には次のように結ばれています。「現在の都市社会は、大気汚染をはじめ、多くの雑菌などで汚れているうえ、食品も化学合成などの添加物の影響もあって、腸内細菌のバランスを保つのが難しくなっており、その意味からも乳酸菌は現代人にとって、貴重な健康食品の一つと言えるのです。」
摂取する乳酸菌の種類も色々な種類が有るようですので、ニブロンの他にも商品名「生源(せいげん)」という乳酸菌生産物質については、下記にLinkを設定致しましたので、体質に合わせて試されては如何でしょうか。
■乳酸菌生産物質・生源をガン治療に取り入れている平石クリニック ■あきらめる前にためしていいこれだけの方法
------現代書林・Web特集(健康)/草柳大蔵と23人の対話 「代替医療でヒトはこう変わる」■ 乳酸菌生産物質“生源”について
------小野田歯科医院 > 健康ニュース > 2001/10
この乳酸菌生産物質の効能の体験談と易しい解説を掲載した、単行本が出版されていますので、参考までにご紹介を致します。
「やっぱりすごい!乳酸菌生産物質」
−免疫力が高まり体が芯からよみがえる−
コスモ・トゥーワン 1996.2.1 平石貴久 監修 ¥800発売所:(株)文園社 〒113 東京都文京区本郷 1-35-28-606
Tel 03-3816-1705
この他の老化防止の食事方として、「核酸食事法」というのがあり、細胞に核酸を多く含む食品を選んで食する事で細胞の活性化を図ると言う健康法がありますので、「書籍紹介のページ」にこれらの詳しい解説本も掲載していますので、一読されて乳酸菌と併用されるのも良いかと思います。
■書籍情報へ・・・・・・・ ■「核酸」の基礎知識 “核酸食で若返る”
------環境医学栄養学研究所
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