「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.29  

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2001/07/14
     Nikkei BP BIzTech (2001/07/12)
 アルコールを飲んだ後に納豆を食べると、二日酔いの予防になる――。こんな結果を、全国納豆協同組合連合会が発表した。30〜40代の男性5人が日本酒4合を飲んだ後に、納豆100g食べた場合と、食べなかった場合の2パターンについて、飲酒後1時間経過前後の血液中のアルコール濃度を比較。その結果、納豆を食べた場合はアルコール濃度が2%下がり、食べなかった場合は11%増加していたことより、二日酔い防止に納豆が効くという。

 その他に、毎日100gの納豆を20間食べた結果、血中のγ-GTP(肝機能の指標)量が、食べる前に比較して1.7%減少する効果もあるという。

 更に、中性脂肪が13.1%減少、コルチゾール(糖や脂質の代謝を促進する物質)が26.9%増加するなど、美容や生活習慣病の予防にも役立つと、この記事は伝えている。

 このような効果は、以前から言われていたことであり、大豆食品が健康に良いことは、良く知られていることである。
 二日酔い防止には、アイスクリームを食べると良いとも云われているが、この理由は、乳酸菌等の腸内細菌の中の善玉菌が増える為に肝機能が活発になるためであり、チョットした生活の知恵で、二日酔い・生活習慣病が防止できることを、もっともっと意識したいものである。  

     Nikkei BP BIzTech (2001/07/04)
 『咳や痰が出て、息苦しい感じが続くという症状がある慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気には、リンゴを沢山食べる人ほど症状が軽いと云うことがわかった。調査結果は、American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine誌7月号に掲載された。
 オランダ国立公衆衛生・環境研究所のCora Tabak氏らは、野菜やお茶、果実などの植物に含まれるフラボノイドに着目した。このフラボノイドの中でもカテキンとフラボノール、フラボンには、COPDの重症化を防ぐ効果があると報告されている。』という記事。

→ さらに詳しいMedWaveのWebサイトの記事  

     ------Fine-club気になる健康
■オリゴ糖の健康パワー

     オリゴ糖は、ブドウ糖や果糖といった分子が2〜10個ほど連なったもので、タマネギやゴボウ、きな粉などの食品に含まれる糖の一種。甘みはありますが、人間の小腸にはオリゴ糖を分解する酵素がないため、食べても消化、吸収されずそのまま大腸まで到達します。血糖値や血中のインスリン濃度も変えません。食べても太る心配はないため、ダイエットに最適の甘み成分です。
■オリゴ糖がもたらすさまざまなメリット

    難消化性のオリゴ糖は、大腸でビフィズス菌などの善玉菌のエサになるので、 オリゴ糖を摂ると善玉菌の活動が活発になり、悪玉菌の勢力が衰えます。オリゴ糖5gの入った飲み物を2週間飲むと、ビフィズス菌の割合が17%→30%にも達し、健康な人の理想の腸内細菌バランスとなる。

    腸内細菌のバランスがよくなると、さまざまなメリットが現れる。

      ・腸内のpHが酸性になり、腸のぜんどう運動が活発化。
      ・便通がよくなり、便秘が改善できる。
      ・便の悪臭を解消。
      ・脂肪+胆汁酸+悪玉菌→二次胆汁酸(発癌物質)を抑制。
      ・ミネラルの吸収を促進する。
      ・免疫力を高める→アトピーを改善する。
      ・肝臓疾患を改善する。
■オリゴ糖のさまざまな効果

  1. 腸内の善玉菌を増やす
  2. 便秘を解消する
  3. 便やおならの悪臭を消す
  4. カロリーは砂糖の半分
  5. 血糖値やインスリンを上げない
  6. ミネラルの吸収を促進する
  7. 虫歯になりにくい
  8. コレステロールや中性脂肪を下げる
  9. 免疫力を高める
  10. アトピーを改善する
  11. 肝臓疾患を持つ人の栄養を改善する
  12. 肝性脳症を改善する
     ------Fine-club気になる栄養素
■オリゴ糖の働き&性質

    (1)腸内の善玉菌「ビフィズス菌」を増やす。
    (2)消化吸収されにくい。
    (3)ミュータンス菌を増やさない。
       虫歯の原因菌であるミュータンス菌の生育に利用されないので、虫歯予防となる。
■多く含まれる食品

    ゴボウ、玉ねぎ、バナナ、はちみつ、大豆や大豆製品等に含まれているが、その効果を積極的に期待したいならオリゴ糖の入った商品を利用するのが効率的。
■特定保健用食品

    オリゴ糖の入った商品は、特定保健用食品として認可されており、国が認めた安全かつ有効な食品。

    食生活が欧米化し、肉の摂取量が増え野菜の摂取量が減った結果、現代人の腸内環境は悪化している。便秘や下痢を繰り返したり、臭いおならや便が出るようなら腸内環境が悪くなっている証拠。そんな方こそ、積極的にオリゴ糖で腸内環境を整えよう。


2001/07/09
   ------Asahi.com > 社会 > 速報(2001/07/06)
 『海にすむ魚の「メス化」現象が日本の沿岸に分布する複数の魚種にまたがって発生していることが、専門家の調査で明らかになった。生活、工業排水が流れ込む大都市近くで目立ち、内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の影響が疑われている。』という、
 又、『ポリスチレン製のカップめん容器などから溶け出す合成化学物質「スチレンダイマー」と「スチレントリマー」の一部が、環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)として働くことが人の乳がん細胞を使った実験でわかったと東京都が2日、発表した。』という、記事。

 この情報は非常に重要です。

 業界団体はこれまでに、ラットの女性ホルモン受容体などを使った実験を行い、「スチレンダイマーなどに、環境ホルモンとしての作用は認められない」と発表しており、環境庁(当時)は昨年、スチレンダイマーなどを「内分泌かく乱作用を有すると疑われる化学物質」のリストから外したにも関わらず、都は乳がん細胞を使った実験を元に人体に影響を及ぼす可能性があるとして国に報告するのだから。

 環境ホルモンから身を守るには、基本的にプラスチック容器を加熱して食べる食品は避けるべきであるが、この種の防衛策や環境ホルモンがプラスチック容器から溶け出すこと事態について、私の職場の20代の若い女性について尋ねてみたが、案の定知らなかった。 このようなことからも、最近の若者はこの種の知識を持ち合わせていないし、教育もされていない様に思うのである。
 彼らが結婚して子供を作ろうとして、子供が出来ない理由に環境ホルモンが影響していることを知ったときに、どうしてそのような大事なことを学校で教えてくれなかったのかと思う頃は後の祭である。それよりも、今子育てをしている方たちは、自分の子供に環境ホルモンに配慮した食品を選び調理をしているのだろうか、そっちのほうがもっと心配だ!。
 受験勉強等の知識教育も大事では有るが、人間として生きていく為の基本的な生活の知恵を授ける方がもっと重要なことだと思っているのですが、現在の学校教育は何処か変だと、こんな「カップ麺」の新聞記事から的外れなコメントを書いている私こそいま流行りの「変人」なのかもしれません。

     Nikkei BP BIzTech News (2001/06/30)
『物質・材料研究機構は、いわて産業振興センターと共同で、磁性微粒子を磁気分離することにより、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)を容易に吸着・脱離できる技術を開発した。』と、報じている。

 今回開発された方法は、磁性粒子の表面に「水となじまないような処理」(疎水処理)を施し、水中の環境ホルモンを吸着する性質を与え、環境ホルモンを磁性粒子とともに超電導磁石で吸着し、水から分離する。分離後、環境ホルモンは磁性微粒子から、 アルコールなどで洗浄することによって脱離する。
 この方法の利点は、吸着した環境ホルモンはアルコールなどの有機溶媒により、磁性微粒子から容易に脱離できるから、磁性微粒子を再利用できる。従って、二次廃棄物の発生は極めて少量であり、環境ホルモンは微量であっても、高濃度に濃縮し、捕捉できるという。

DM Online詳細記事へ(ユーザー登録必要)

    〜消費者が選ぶには表示を確認などの努力が必要《一からわかる》
『遺伝子組み換え食品に表示を義務づける制度が4月から始まった。大豆、トウモロコシなど、国が安全性を確認した作物とその加工食品に適用されが抜け道は多い。消費者が選ぶにはまず表示を確認し、知識を蓄え、メーカーに問い合わせるなどの努力が必要だ。』という記事。
 やはり、消費者自信がきちんとした知識・情報を身につけて、混入していると思われる食品を買わないようにすることしか手はないようだ。

Q.何に表示されるの?
    大豆、トウモロコシが中心。対象外も多い
Q.どう表記されるの?
    「組み換え」「不分別」「非組み換え」の3種類
Q.「非組み換え」は本当?
    大豆とトウモロコシは、5%までの混入がある
Q.食べたくない人は?
    有機や国産の表示を参考に。すべて排除は難しい

     BizTech WebGuideトピックス(2001/05/16) 
 総務省は15日,2001年1月に市販されていた携帯電話端末4社76機種についての電磁波量の調査結果を発表した。

 いずれの機種も電波防護規制値の2.0W/kgを満たしていることが確認されたというが、この規制値が妥当かどうかについては、測定方法や影響度の評価方法については意見が分かれているところであるが、今後のこの種の情報に注視していく必要があると思います。
 今回の報告によれば、電磁波量が機種によってかなりのばらつきが有ります。これはメーカの設計思想や性能と関係があると思いますので、消費者としてはデザインや機能だけを選択基準とすることなく電磁波量ももう一つの選択基準に入れるとか、メーカーとしてもこの種の情報をセールスポイントとしてもっと表に出しても良い時期ではないかと思うのですが、如何なものでしょうか?。

携帯電話端末の電波防護指針への適合確認調査結果
   ------総務省・総合通信基盤局(2001/05/15)

健康問題への懸念をよそに、携帯電話業界は自信満々(2000/10/17)
携帯電話の電磁波レベル表示で議論(2000/09/05)
業界側の研究でも「携帯電話は危険」(1999/06/21)
携帯電話が危険な証拠(1998/10/26)
携帯電話の電磁波量を表示へ(1998/08/28)
   ------Wired News


2001/07/02
     Nikkei BP MedWave ’01/06/27 
『カナダ医師会の学術誌であるCanadian Medical Association Journal(CMAJ)誌6月26日号に掲載された勧告によると、40〜69歳の女性に対し、乳癌自己検診を指導しない方が良いとの見解を発表した。乳癌の自己検診は、乳癌の早期発見に役立つとされ、30年間にわたり積極的な普及が図られてきたが、今回の勧告は、医療現場や患者の間に混乱を招きそうだ。』と、報じている。

Canadian Medical Association Journal

     Nikkei BP MedWave ’01/06/25 
『コーヒーが大腸癌を予防するするのか?。  過去に発表された症例対照研究は、「コーヒーの愛飲者に大腸癌が少ない」ことを示唆していたが、今回行われた研究は、スウェーデン女性6万人を約10年間追跡し、その結果、コーヒーを毎日4杯以上飲む人でも、全く飲まない人と比べて癌の部位に関わらず、何ら相関が見られないことが明らかになったもので、この研究結果は、Gut誌7月号に掲載された。』と、報じている。

Coffee consumption and risk of colorectal cancer in a population based prospective cohort of Swedish women

     Nikkei BP MedWave ’01/06/20 
『生活習慣病との関連性が高い内臓脂肪は、中高年以降の女性の場合、肥満の判定指標である BMI (body mass index)が非肥満の範疇である25以下であっても、内臓脂肪の断面積が100平方cmを超える「内臓肥満者」の比率は、60歳代から急激に増えると、 2001年6月13〜15日に開催された日本老年医学会学術集会で、中京女子大学助教授の甲田道子氏が発表した。』と、報じている。

     Nikkei BP MedWave ’01/06/25 
『高齢者の1割近くが危ないと感じながら石油ストーブを使い、4割が1年に1回以上転びその半数がけがをしている−−。東京都の6月に発表した「高齢者の危害危険情報調査報告書」で、事故の危険と背中合わせの日々を送っている高齢者の実態が明らかになった。』と、報じている。

 ◎危ないと思いつつ使っている商品:1位 石油ストーブ、2位 きゃたつ、台、3位 浴室マット。
 ◎危ないと思って使うのをやめた商品:1位 石油ストーブ、2位 自転車、3位 バイク。
 ◎使い難いと思いつつ使っている商品:1位 ビンのふた。
 ◎使い難いので使うのを止めた商品:1位 ビデオ。

東京都 高齢者の危害危険情報調査報告書


2001.06.26
   ------NTT DataHealth クリック 
 東京都の調査によれば、都内の薬局や百貨店、通信販売などで売られている健康食品の80品目について調査した結果、約7割のものが訪問販売法や栄養改善法、薬事法などに違反していたという。
 では、健康食品を選ぶ時のひとつの目安となる「認定マーク」が有る事を知っていますか?。
  1. JHFAマーク
       財団法人 日本健康・栄養食品協会が、含有成分、安全・衛生面、パッケージ表示などについて基準を設け審査を行い、適合した製品にマーク表示を許可している。

       → 詳しくは、こちら

  2. トクホマーク(特定保健用食品)
      特定保健用食品の略で、「トクホ」。厚生労働省のキビシイ審査を通過した「健康への効用」が認められた食品に付けられたマーク。

       → 詳しくは、こちら

 そして、本年度(4月)からスタートした制度によって、「栄養機能食品」と云われるものが新たに加わりました。これは「特定保健用食品」のように、厚生省に臨床データ等を添付し、各食品毎に個別に厚生労働大臣の許可を得る様なものではなくて、個別に許可を得ることなく、いわゆる健康食品として一定の機能を持った食品であれば保健効果(栄養機能)の表示ができるようになりました。

 「栄養機能食品」とは、厚生労働省が定めた成分(ビタミンまたはミネラル)を所定量含有する健康食品のことです。
 平たく言えば、健康食品として医薬品との中間に有り、一定の栄養補給・機能性をもった商品としての表示が出来ることになったと云うことですね。

 結果的には、これらの健康食品を過信することなく、旨く利用することであり、「食事が基本。でも、不足する時は?」 「化学名を知っておいてソンはなし!」と言う事の様である。  この辺の「栄養機能食品」に関する話題については、下記のサイトをご参照下さい。

栄養機能食品が制定されました / しんじょう薬局
栄養機能食品の制度化について / 三生医薬株式会社:健康食品関連資料
トクホ、栄養機能食品とは / 日本化薬フードテクノ株式会社
PHARMA NEWS EYE・保健機能食品制度が発足 / 協和発酵工業(株)薬立つ話 No.30
保健機能食品制度とは?(薬局) / 熊本県薬剤師会
保健機能食品制度について / すこやかTOWN
■個別苦情個票・保健機能食品制度案の白紙撤回 / 内閣府OTO室・(市場開放問題苦情処理対策室)
食品衛生調査合同部会報告「保健機能食品の表示等について」に対する意見・要望書 / 財団法人 日本健康・栄養食品協会
保健機能食品の表示等に関する報告書について / 厚生労働省・報道発表資料
「保健機能食品の表示等について」に対して寄せられたご意見等について / 厚生労働省・パブリック・コメント 
いわゆる栄養補助食品の取扱いに関する検討会報告書の公表について / 厚生労働省・報道発表資料

   ------Yomiuri・からだ/けあ健康 '01/05/22
   ------Yomiuri Online・大手小町 '01/05/22
◆国の規格満たせば 成分の効果表示OK
     今年度から新たに「保健機能食品」制度がスタートした。特定のビタミンやミネラルを一定量含む 「栄養機能食品」という分類を新設し、その表示ルールなどを定めた点がポイントだ。その「表示」の意味を理解して賢く選びたい。
◆ミネラルなど含む健康食品「取り過ぎなど注意」
     新設された栄養機能食品の第一号は、「ファンケル」が昨秋発売した複数のビタミン配合のカプセルタイプ食品「マルチビタミン」。パッケージに「保健機能食品(栄養機能食品)」と表示される。
     これまで、健康食品は厚生労働省が個別に成分や効果を審査、認可する「特定保健用食品」以外は、食品の効果をうたうことができなかったが、国が定めた規格を満たせば、審査を受けなくても一定の表示が許され仕組み。
     この分類の食品には、消費者に摂り過ぎや特定保健用食品との違いを喚起する注意表示が義務付けられている。例えば、先のマルチビタミンの包装には「多量摂取により疾病が治癒したりするものではありません。」「厚生労働省による個別審査を受けたものではありません。」という内容が表示されているという。
 医薬品と食品の中間に位置するものとして、今年4月に制度化された「栄養機能食品」は、正体不明の怪しいものでは?と、疑問の意見を掲載しているサイト。

 薬のような効果があるといえばあるし、食品のように気軽に摂れるといえば摂れる代物である。栄養機能食品に認められた「栄養成分機能表示」の例を見ると、ますます判らなくなるという。
 このサイトの表現はこうだ!

 『例えば、ビタミンAは「夜間の視力の維持を助ける栄養素です」や「皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」、ビタミンEなら 「抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です」といった調子だ。表示の曖昧さという点では、先輩の特定保健用食品も負けてはいない。「食後の血中中性脂肪を抑え、体脂肪をつき難くする食品」とか「ミネラル(カルシウム・鉄)の吸収を高める食品」という具合である。・・・・栄養機能食品を過信することは、「偏った食事をしても大丈夫。強い味方がいますよ」と言っているようなものだ。』・・・・

と、結んでいるが、私の意見としては、やはり消費者がこの種の商品を見分ける選択眼を持って、商品を選べば良いことであり、基本はあくまでも毎日の食事が大切と云うことを念頭において、自分に不足するものを補えば良いことであると思うのだが・・・

 そして、ベータカロチンの摂り過ぎが問題になった様に、手軽に摂れるものだけに、やはり摂り過ぎには注意が必要である。

 健康ブームの中、サプリメント(栄養補助食品)の市場を「国のお墨付き」で後押しする作戦が始まった。厚生労働省は本年度4月から保健機能食品制度を新設し、これまで禁止されていたサプリメントの効果表示を認めることにした。ところが「規制緩和はまだ不十分」と業界の動きは鈍い。一方、ビタミンなどの取りすぎによる健康障害を避けようとアドバイザー制度を設ける動きも出ているという話題。


2001.06.18
   ------US Health News 
 ビタミンEのなかでも最大の効果があり、吸収し易いのが天然ビタミンEであるという研究結果が出ているという話題です。

 やはり、ポイントは「天然のビタミンE」という点です。 サプリメントを選ぶ際の目安にしたい項目です。

 アルツハイマー予防や活性酸素対策に効果が高いことが指摘されている「ビタミンE」について、老化現象やをも遅らせる働きがあり、更に不妊症対策にも効果があるという。

▼豊富なE
 各種の病気に罹る危険率を下げる効能のほかに、ビタミンEの老化防止特性が免疫全般を強めるという。
その理由として、健康な初老者を対象に、B型肝炎、破傷風、ジフテリアおよび肺炎に対する予防接種に伴いビタミンEを与えた所、免疫系機能の著しい増加を示したという。(JAMA 1997; 277:1380-1386)。

 更に、ビタミンEを毎日服用していた不妊症の夫婦の精子活性度及び受精レベルが向上したという。(J Androl 1996; 17:530-537)。

▼予防とビタミンE
 ビタミンEを毎日服用している人ループを5〜8年間追跡した結果、天然のビタミンEを摂る事によりガンと診断されたケースが32%、ガンと診断され死亡したケースが41%にそれぞれ減少した ということより、ビタミンEは癌を含む一連の病気に罹る可能性を減少させるという(J Natl Cancer Inst 1998; 90:440-446)。

 更にビタミンEの服用は心臓麻痺、心臓発作の危険率の減少させる可能性もあると、心臓血管疾患の発症生態と予防に関する第41回会議における研究討議で報告された。

 ビタミンEは単独でも有効な老化防止ビタミンなのですが、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンCに加えベータカロチン、セレンなど相互作用のあるものを含んだ自然のものには老化防止を一層高めるという。

 これは、良く云われるところの、複数の野菜果物を食べることで、これらに含まれ複数の酵素が相互作用の働きで効果が倍増するという効果なのでしょうね。

▼Eの解明
 ビタミンEの豊富な食物は、種子、ナッツ、全穀類、不飽和植物油、アスパラガス、アボカド、ベリー類、および濃緑葉野菜ですが、食物源だけではビタミンEの効果を得られるほどの量は摂れないと云うことですので、天然の成分を含んだ良質のサプリメントを選んで、補うことが大切と云うことのようですね。

 この良質のサプリメントを選ぶ皆さんの目が、老化防止の度合いを左右し、長年の使用で相当さが出てくるものと思います。

《参考情報》
「果物と野菜の濃縮抽出物の摂取による血漿中のカロチノイド、アルファ・トコフェロール及び過酸化脂質の変化」
「野菜と果物の抽出物が高齢者におけるリンパ球のDNAに対する損傷を減少させる」
「野菜と果物の抽出物を補助食品として摂り、高齢者の喫煙者および非喫煙者が免疫機 能を改善する」
  --------私が集めた或るサプリメントの参考文献の日本語翻訳情報

●長寿関係の情報を纏め、私なりに纏めた「長寿の秘訣」 
2001.06.10
     Mainichi INTERACTIVE ’01/06/07 
『電磁波の影響を軽減する技術を開発している米EMXは、人体に及ぼす影響についての新しい研究結果を7日(英時間)、英ロンドンで開催中の「携帯電話と健康に関する会議」で発表する。同社によると、繰り返し携帯電話の電磁波にさらされた体細胞は、修復機能が低下するという。また発表では、EMXが開発した「EMFバイオチップ」によって携帯電話の影響を 軽減できることを実証する。』と、報じている。

▼ [EMX] →  Safe cellular phone technology makes U.S. ...

     ------「US Health News
 「プロバイオティクス」って腸内細菌の中の善玉菌のことです。この腸内細菌は腸壁面に生えている「腸絨毛」を棲家にして、叢をなしてバランス良く生息していると云われております。
 この腸内菌が脅かされるのは、抗生物質を飲むとか、ストレスや不健全な食生活(例えば、ポテトチップやスナック類といった)をしたときで、この微妙な生息バランスを崩してしまい、それが下痢だとか、健康状態が悪くなるときと相関関係があるのです。
 こういった時に 服用可能で有益なバクテリア・プロバイオティックスの摂取によって、腸壁という限られた空間を埋め尽くすように住みつかせることにより、望ましくない種類の菌類を押し出して健康を取り戻す働きをするということについて、このサイトでは米国の開業医の薦める話として掲載されております。

 私は、この種のプロバイオティクスなるものを、10年来愛用しておりすが、加齢と共にその凄い効果を実感しております。 お酒を飲む前に服用しておくと二日酔いになる度合いをかなり軽減してくれますし、寝不足勝ちな生活状態でも体力の衰えをかなり補ってくれるという実感を歳と共に強くしております。
 皆様も、確かな選択眼を持って、良い「プロバイオティクス」を味方につければ、きっといつまでも免疫力を維持することが出来て、病気になり難い体質をいつまでも維持できることで、長生きできる筈です。

 所謂、乳酸菌が体に良いといわれている所以ですが、上記のような体力の回復を期待するには、自分に有った菌を多量に摂取することだと思います。

参考: 私の健康法-何故、乳酸菌が良いの?

 プロバイオティクス(probiotics)は、抗生物質(antibiotics)に対比される言葉で生物間の共生関係(probiosis)を意味する生態学的用語を起源としており、プロバイオティクスとは、「腸内フローラのバランスを改善することにより、宿主(人など)に有益な作用をもたらす生きた微生物」と定義されているということです。

 言葉が変わっていますが、今まで皆さんが認識している腸内細菌の善玉菌による効果と同じことですが、色々な分野で見直されているということでしょう。特に予防医学の重要性の認識と抗生物質療法の限界を背景として、人間が本来持っている抵抗力(特に腸内フローラをコントロールして健康に寄与させる)を見直そうという考えが発展してきていると、このサイトに記載されている背景は、非常に重要なことだと思います。

 この考え方を、日々の食生活に活かす事こそ、健康法の基本だと思ってます。

もう薬には頼らない・プロバイオティクス健康法
  (著者:監修/中谷林太郎・監修/平塚秀雄)・小学館  \1300

2001/06/10
     BizTech医療・介護・バイオ 2001/05/30
     Nikkei Net・社会 2001/05/30
 世界保健機関(WHO)は、女性と「たばこ」による疾病との関連に関する報告書を発表し、喫煙や間接喫煙による女性の疾病が全世界で急増していると警鐘を鳴らした。

 日本やドイツ、米国などで若い女性の喫煙が増加していること、特にアジアでの男性の喫煙率が高く、喫煙する親の子供は、幼児の段階で突然死したり、ぜんそくや気管支炎に罹ったりする間接喫煙の被害を受け、深刻な事態になっている症例が増えているという。

 妊娠中の喫煙は流産の恐れも増し、出生時体重が200-250g程度少なかったり、小児ぜんそく、中耳炎にかかりやすくすると指摘しており、特にピルを飲み、たばこも吸う場合、冠状動脈疾患の危険性が20倍から40倍に跳ね上がる。ピルを服用するならたばこは止めることだという。

 やはり、間接喫煙の弊害が相当指摘されているのですが、私の職場でも事務室は分煙していながらも、会議室は喫煙可としている、全くナンセンスな職場です。それを見てみぬ振りをしているなんとも日本的な典型的な考えの職場なのですが、それを声を大にして「禁煙」ですとは云えない意志の弱い日和見主義者ですが・・・・。

▼私のBizTechニュースのスクラップ記事 → ここ!


2001/06/04
 気がかりな健康情報をお届けしている割には、具体的な生活習慣病への対処方法の情報が少ないと思いまして、今回は私が実践する方法を付け加えることと致しました。 そして、少しでも「健康」を身近なものとしていただければと思います。特に、お医者さんのお世話になりながらも一向に改善の兆しがない方は、「お医者さんが病気を治してくれる」という思い込みを捨てて、「病気は自分が治すもの」という意識に、早く気づかれることを願ってやみません。
 そして、早く健康を自分の手でつかみとる為にも、当サイトの情報を役立てて頂ければ幸いです。
 米国心臓協会( AHA )は5月22日、糖尿病と心疾患の関連や、インスリン抵抗性に関する知識などについて尋ねた調査結果を発表した。 その内容は、患者の3人に2人が高血圧など心血管系疾患を合併しているにも関わらず、心疾患が糖尿病の合併症として「最も深刻」と考える患者は3人に1人という具合で、合併症に関する意識が薄いと指摘している。

▼MedWave内の記事は、こちら 

 成人病・生活習慣病の代表が糖尿病であり、各種の病気を併発するということを患者が認識していないという実態が明らかになったというだけのものですが、心臓病や高血圧病の裏には糖尿病が隠れていると云うことと、この種の病気は食生活を含めた運動不足と食べ過ぎという生活習慣からくるものであるという認識を患者がもう少し自覚すべきであるということでしょう。

 そんな中で、私が長年愛用している「サプリメント」をご紹介致します。 食習慣をあまり変更することなく、成人病対策できる利点がありますし、比較的リーズナブルな価格ですから、知っていて損は無いと思います。

 商品名: 100%乳酸菌「ニブロン」 & 機能性全体食品 「ジュースプラス」 → 掲載ページ

 ・ネスレ・スノーは、スイスNestle社が欧州で発売しているプロバイオティクス・ヨーグルトの日本版「エブリデイ」を5月22日から新発売する。

 ・協同乳業は、特定保健用食品の表示許可を取得したプロバイオティクス・ヨーグルト「おなかにおいしいヨーグルト プレーン」を6月1日から発売する。

 ・カルピスは、特定保健用食品(トクホ)表示許可を取得した乳酸菌飲料「カルピスキッズ」を6月4日から発売する。

 続々と「トクホ」マーク付の乳酸菌関連食品がお目見えしてきます。 それだけ、消費者も健康への関心が有ると云うことなのでしょうね。 確かに、これらの乳酸菌を毎日補給することは「おなかの健康」を維持する為には良いことなのですが、人の腸内細菌の中の善玉菌というものは加齢と共に減少してきますので、子供・若年者と中高年者・高齢者では事情が異なってくることを意識して欲しいと思います。
 私が長年愛用している100%乳酸菌「ニブロン」は、1袋1000億個以上もの乳酸菌を一度に摂ることが出来るので、中高年の腸内環境改善には大変効果があり重宝しており、乳酸菌の底力に助けられています。  → お勧め健康食品のページへ

▼関連記事:ネスレと提携、“名”より“実”を取った雪印 

▼特定保健用食品の表示許可品目一覧 → Jhnfaのページ 

殺菌力で病気にならない体を作る/ プロバイオティクス健康法の威力
   ----サラリーマンの健康ファイル(back number)

最近の乳酸菌情報「乳酸菌ビフィズス菌と健康の関わり」/理化学研・辨野義己
   ----全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会

▼とし坊の何故、乳酸菌が良い の? 


2001/05/27
オーガニック(有機)作物への関心、米国で加速 
  〜背景に遺伝子組み換え食品への反発  
 環境破壊や農薬、遺伝子組み換え作物が問題視されている背景が、米国でオーガニックブームを引き起こしているという話題。

 スポーツウエアー「ナイキ」もオーガニックコットンを用いたスポーツウエアを、今年販売する予定だという。
 日本では本年4月より、改正日本農林規格(JAS)法が施行され、オーガニック(有機)農産物には「有機機JASマーク」 が付くことになった。遺伝子組み換え食品に対しても原材料に使っている場合も表示が必要とされるなか、米国でも遺伝子組み換え(GM)作物を使用した食品はオーガニック食品として表示することを認めないとする、米国内統一基準を発表した。

 この明確な基準を打ち出した背景には、健康志向や食品の安全性への関心高さからオーガニック食品の需要が高まっている事と、規制の厳しいヨーロッパ市場を開拓する狙いがあるという。 USDAが10年あまりの歳月をかけ、改定に改定を重ね策定したこの統一基準は、2002年半ばに実施される見通し。

 この「統一基準」の概要は、下記のものについて「オーガニックとしての表示することを禁止する」というものである。

    ・遺伝子組み換え作物使用の食品
    ・ガンマ線照射でバクテリアの増殖を防いだ食品、
    ・防腐剤の亜硫酸塩化合物などを添加した食品、
    ・ホルモンや抗生物質を投与した動物の畜産品―など
 表示方法については、食品内の有機成分の含有量に応じて、下記のような4種類に区分される。
    ・「100%有機食品」、
    ・有機成分が95%を超える「有機食品」、
    ・70%〜95%の「有機成分食品」、
    ・70%以下の「食品」
▼米国最大規模の自然健康商品展示会でオーガニック(有機)商材が席巻
▼アメリカは消費者優先の国、高いオーガニック志向に企業も照準
▼米国で、オーガニック食品の「統一基準」発表
▼統一基準、USDAへの約41,000のコメントを参考に改定
▼「オーガニック業界に改革もたらした」と高い評価
▼オーガニック市場、90年代半ば頃から毎年20-25%の伸び
▼遺伝子組み換え食品の登場がオーガニックニーズに拍車

 この記事の中で、USDAのダン・グリックマン局長いわく、「オーガニック表示は、あくまでもマーケティング上の要素が強く、食品の安全性や栄養価を示すものではない」という点が、非常に重要なポイントであると思われる。

 果たして、日本ではどの様になっていくのであろうか。 先ずは米国での成り行きに今後も注視が必要のようだ。なんと云っても日本は食料の自給率が非常に少ない国だから。

     BizTech医療・介護・バイオ <’01/04/04>
 交通手段の近代化に伴い、中国にも肥満の波が押し寄せているという話題ですが、そこには中国の家庭における価値観が、微妙な影を落としているようだとのこと。

 この記事によれば、1997年に行われた中国健康栄養調査のうち、20歳〜55歳の4827人を対象として、 本人または家族が乗り物を持っている場合、持っていない人と比べた肥満リスクは、約1.8倍と算定された(男女差なし)という。

詳しくは、こちら!  → MedWave


2001.05.21
  ------asahi.com・「健康のニュース」<2001年5月13日朝日新聞より>
 水道水のかび臭や有害物質を取り除き、「安全でおいしい水」をつくるために、オゾンと活性炭を使った「高度浄水処理」を導入しようとする自治体が相次いでいる。水源の河川や湖沼の汚染が進み、一般的な浄水処理では限界があるためだという。
  ------asahi.com・「健康のニュース」<2001年5月10日朝日新聞より>
 飲み水への関心が高まる中、容器入り「ミネラルウオーター」が売れている。「安心」さをうたってはいるが、水源に対する基準は無く、水道水よりも水質基準は緩いという。どんな水源の水をどの様に処理しているのか「表示」は必要ではないのかと、問題を提起している。

 国産の主なミネラルウオーターは地下水が原料であり、メーカーは殺菌・除菌の処理は行っているが、化学物質や重金属を取り除くための浄水処理は今のところはしていないという。雨水は数十年から数百年かけて地中に浸透するので、将来は汚染物質が混じるかもしれないのだ。

≪記事中の基準比較表≫

【ミネラルウオーターと水道水の水質基準項目】

■双方に共通する基準項目

    (1)一般細菌 (2)大腸菌群 (3)カドミウム (4)水銀  (5)セレン (6)鉛 (7)ヒ素 (8)六価クロム (9)シアン  (10)硝酸性窒素・亜硝酸性窒素 (11)フッ素 (12)亜鉛  (13)銅 14)マンガン (15)有機物等

■ミネラルウオーターのみ(水道水にはない基準項目)

    (1)バリウム (2)ホウ素 (3)硫化物

■水道水のみ(ミネラルウオーターにはない基準項目)

    (1)四塩化炭素 (2)1,2−ジクロロエタン (3)1,1−ジクロロエチレン  (4)ジクロロメタン (5)シス-1,2-ジクロロエチレン (6)テトラクロロエチレン  (7)1,1,2-トリクロロエタン (8)トリクロロエチレン (9)ベンゼン  (10)クロロホルム (11)ジブロモクロロメタン (12)ブロモジクロロメタン  (13)ブロモホルム (14)総トリハロメタン (15)1,3-ジクロロプロペン(DD)  (16)シマジン (17)チウラム (18)チオベンカルブ (19)陰イオン界面活性剤  (20)1,1,1-トリクロロエタン (21)フェノール類 (22)鉄 (23)ナトリウム  (24)塩素イオン (25)カルシウム、マグネシウム等(硬度) (26)蒸発残留物  (27)pH値 (28)味 (29)臭気 (30)色度 (31)濁度

  ------asahi.com・「健康のニュース」<2001年5月08日朝日新聞より>
 人体に有害な鉛が溶け出す鉛製水道管が、ほかの材質の水道管に取り換えられず、まだ約850万世帯分以上残っているという。鉛の水道水質基準が現行の5倍厳しくなる予定の03年に間に合わないとして厚生労働省は、鉛を取り除く家庭用浄水器の研究や自衛策の呼びかけや別の鉛対策を検討し始めた。
 水道技術研究センターが99年に調査したところ、鉛管を使っているのは全国の世帯の約1/5にあたる852万世帯というから、私のところも含め多分大半の皆さんのところも該当するのでしょうから、大変な話です。

 当面の対応策としては、管から溶け出した鉛が滞留する朝一番の水はその濃度が高いので、寝起きには水道水は飲まないことだ。

  ------asahi.com・「健康のニュース」<2001年5月08日朝日新聞より>
 人体に有害な鉛が溶け出す鉛製水道管が、ほかの材質の水道管に取り換えられず、まだ約850万世帯分以上残っているというのに、自治体から知らされていないのが日本の現状だ。当然、水戸に住む私にもそんな事は、一切連絡はない。この記事を読むまでは全く知らなかったというわけである。
 「水道不信」を恐れる自治体が積極的に伝えないからだが、鉛規制が厳しい米国では「正しい情報の開示で危険も避けられる」との考え方が浸透しているという。

 米国では、「鉛管の取り換えはあなたの自由です。ただ、鉛管を使用した水を飲み続けると、健康を害する恐れがあります」 と、鉛管を使う家庭にはこんな手紙が水道当局から届くことがある というのだが・・・。

≪よもやまはなしのコメント≫
 活性酸素の害による病気や老化を防ぐという意味から、最重要だと考えられるのが「酸化還元電位が低いこと」です。「pHが弱アルカリ性であること」や「クラスターが小さいこと」、「さらに「ミネラルがバランスよく含まれていること」も大切。これらの条件を満たすものこそ、究極の「若返る水」だといえるのではないでしょうか。
  • 篠原秀隆博士とアルカリイオン水
  •   いい水の条件を全部満たすアルカリイオン水
  • 水を変えると尿と便が変る
  •   水による尿中代謝物の差
  •   水による便中(水抽出液)代謝物の差
  • 「若返る水」と「老化が進む水」
  •   いい水、悪い水を科学的に分析する
  •   いい水は活性酸素を消去し老化を防ぐ
  •   究極の若返る水の条件とは何か?

2001/05/13
 国土交通省は、下水道における環境ホルモン (内分泌攪乱化学物質)の実態を「世界でも類例のない規模」で行った結果、下水処理場の処理過程を通じて環境ホルモンをかなりの程度除去できることが確認された、と発表した。

▼私のBizTechニュースのスクラップ記事 → ここ!

     KEN-Platzニュース 
 調査の結果,下水処理場に流入した環境ホルモンは処理過程で低減し,さまざまな環境ホルモンのうち多くは90%以上減少。「高度処理」した場合,多くの環境ホルモンがほとんど検出されないレベルにまで低減した。下水汚泥を焼却したものからも,環境ホルモンはほとんど検出されなかったという。
     国土交通省報道発表資料 
 本調査で得られた主な知見は次の通りであるとしている。
  • 流入下水中の環境ホルモンは下水処理の過程で大きく低減し,物質の種類により相違はあるものの,多くの物質で放流水中では90%以上減少している。さらに,高度処理を行えば,多くの物質でほとんど検出されないレベルにまで低減している。 特に平成12年度の調査では次の知見が得られた。
  • 汚泥処理の過程での環境ホルモンの濃度の低下の状況について 焼却した汚泥では環境ホルモンはほとんど検出されない。
  • 水処理の方式と低減効果との関係について
      → 窒素除去型の高度処理施設のように,反応タンクで長い滞留時間を確保することができる水処理施設では,環境ホルモンがより大きく減少する傾向がある。
  • 下水処理過程における環境ホルモン物質の形態ごとの存在について
      →(1)洗剤などに利用されるノニルフェノール関連物質は,ノニルフェノールエトキシレート,ノニルフェノキシ酢酸類,ノニルフェノールから成るが,放流水では,合計としては大きく減少している。またノニルフェノールの形態として存在するものよりもノニルフェノールエトキシレートやノニルフェノキシ酢酸類の形態として存在するものの方が多い。
      →(2)人畜由来ホルモンであるエストロゲンは,17β-エストラジオール,エストロンから成るが,放流水では大きく減少しているとともに,ほとんどがエストロンの形態となっている。
▼調査報告の概要版(PDF形式) → ここ!。(59KB)
≪関連情報≫

2001/05/07
     大正製薬おなか通信 
 20代41名、30代35名のアンケート結果の上位を抜粋すると、次ぎのようになっています。
  1. 漢字がカタイ・難しい感じがする(28%) −説明を聞けばよくわかるんだけれど…
  2. 便秘に効く(19%) −毎日続けることによって便通がよくなりそう!
  3. 腸の中がきれいになる・スッキリする(13%) −言い換えるとしたら、「おなか快適」?
  4. 腸が元気になる・健康になる(13%) -おなかにすごくよさそう!意味が良く伝わる!
  5. ビフィズス菌(10%)
  6. 体に良い・効く(10%)
  7. おなかの中を掃除してくれる(6%)
 腸内細菌の中の善玉菌が健康に関係しているという意識は、1割弱の方は持っているようですが、それにしても意外と知られていないのですね。やはり、30台に比べて20台の方がその率は下がるのは当然といえば当然ですが。

 当サイトをご訪問頂いている方及び当メールマガジンを購読頂いている方には、善玉菌が健康に深く関わっているということは、当然の如く認識されているはずなのですが、このアンケートの結果を見て、皆さんはどの様にお感じになっておられますか?

 健康で生きていくための知恵として、義務教育ではこの辺の知識は学習させないのでしょうか? 
戦争認識云々の教科書問題も大事なことかもしれませんが、変な学問を詰め込んでゆとり教育とか言っていますが、ダイオキシンや環境ホルモンから身を守りながら健康で生きていくための現代版基礎知識を授ける方が優先されるのではと、ちょっと見当違い?な教育論をのたまわってみたくなるようなアンケート結果を御覧有れ!。

≪その他気になる話題≫

     亀田製菓Health 
 植物性乳酸菌を利用した代表的な食品が日本酒・醤油・漬け物などですが、亀田製菓からこの植物性乳酸菌の中の<L.カゼイK−1>を利用したヨーグルトが発売されていますので、ご紹介致します。
 この菌は、胃酸につよく元気に生きたまま腸まで届くということです。 そして、この乳酸菌の効能について、学会発表されたということです。

▼東京農業大学 応用生物科学部 菌株保存室 岡田早苗教授との共同研究発表

  • 「米及び加工品より分離した植物性乳酸菌の抗変異原性」
    • 抗変異原性:細胞の突然変異を起こしたり、ガン細胞化を抑える働き
  • 「植物性乳酸菌を含む発酵乳の便通に及ぼす影響」
    • 整腸作用: 便秘・ストレスの解消など
▼乳酸菌の効果
  • 栄養学的効果
    • ・タンパク質、脂肪の消化吸収性を拡大
    • ・リン、カルシウム、鉄の吸収を増大
    • ・ビタミンB群の安定性を高める
  • 保健的効果
    • ・感染に対して抵抗性が増す
    • ・腸内有害物質の生産の抑制
    • ・整腸作用
    • ・血中コレステロールの減少
≪その他、乳酸菌についての効能等の説明があるサイト≫
     有限会社 和OM-X 
腸内細菌
乳酸菌のはたらき
    @抗癌作用
      悪玉菌が作り出だしたり、食品に含まれる発癌性物質を速やかに排泄する。 また、一部の乳酸菌が癌細胞の増殖を抑制する。
    A免疫賊活作用
      マウスの腸内において、乳酸菌が病原性大腸菌の増殖を抑制することが知られている。
    B悪玉菌抗菌作用
      乳酸菌は腸内で乳酸を作り出しま、この乳酸が腸内を酸性に保つことによって、悪玉菌が増殖を抑える。
    C抗突然変異作用
      一部の乳酸菌が、細胞における突然変異(ガン化)の確率を有意に低下させるこ。
乳酸発酵
    乳酸菌は糖類を分解し、人間にとって有用な酸をつくっています。
乳酸菌と健康
    善玉菌が少ないと、悪い菌やウイルスが入ってきたときに防御することができない。
    現代日本人は欧米型の食事や抗生物質の服用によって、極端に善玉菌の数が減っている。
    善玉菌が減ると、逆に悪玉菌が増えていき、タンパク質の分解が不十分になることで腸内に腐敗物質が発生しやすくなり、 血液が汚れ、様々な病気の原因になる。
    高齢になると自然に悪玉菌が増えて老化につながるのですが、 外から善玉菌を補充することで、悪玉菌の増殖を抑え、ひいては老化を抑制することが出来る。
     Food's-Foo 推進機構 

 私が今までのネットサーフィンを通して集めた「腸内細菌(善玉菌)の効用を説くWeb」のレポート集です。老化防止、免疫力向上にお役立て下さい。


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