「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.12 【アレルギー関連情報】


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2013/03/01
”PR” 薬に頼らない"花粉症機能改善プログラム"「ブレインマジック」  
 萩原カイロプラティック院長で(株)自然治癒力活性医学研究所代表の萩原秀紀氏が考案した、口腔内に発見したツボ『天迎香』を刺激する独自のマウスピースにて、脳を刺激しリラックス状態にすることで体質改善を促し、花粉症を治す治療法を紹介します。

 萩原氏は、横浜で42年間にわたりカイロプラクティック治療院及び自然治癒力活性医学研究所を営んでおり、17年前に自身が花粉症になり、その治療法を模索する中で、口の中に花粉症に効果的なツボを発見しました。

 ツボの歴史4000年と言われておりますが、未だに未発表のツボであることが判り、『天迎香』(てんげいこう)と命名して全日本鍼灸学会学術大会において、その存在を報告したとのこと。


「ブレインマジック」・花粉症機能改善プログラム : 花粉症シーズンキャンペーン
     このツボ『天迎香』は、脳機能計測実験で、脳の酸素消費量から脳をリラックスさせる効果を有し、結果、体のゆがみを整え体質改善が可能であることを、最先端脳科学計測装置(NIRS)にて加藤俊徳医師/医学博士((株)脳の学校代表)の監修の元行った。このツボ『天迎香』を誰でもが簡単確実に押せるように開発した口腔内装画を『ブレインマジック』と称し、これに花粉症に効果のあるツボを紹介し、どのように日常トライすれば効果的に改善できるかをDVDで詳しく解説し紹介しています。
     現在ある花粉症治療の殆どは、今年だけ良くなる対症療法ですが、この花粉症機能改善プログラムは、体質改善して、根本的に治すことを目指しています。

     ※)この『ブレインマジック』のマウスピースは、日本及び米国、他の世界18カ国で特許取得している。
 「ブレインマジック」・無料セミナー : サンキュー販売キャンペーン
     ブレインマジック花粉症機能改善プログラムの使用方法、応用などをより判り易く解説する無料セミナーです。
     萩原 秀紀氏が自らブレインマジックを用いての施術を行うので、花粉症で悩んでおられる方には必見!

2006/07/02
ヘルシーリポート:健康インフォメーション 植物性乳酸菌でアレルギー緩和
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/07/20060702ddm010100142000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/07/02 
 植物成分を栄養源にした植物性乳酸菌の健康効果が注目されている
 今年5月、日本アレルギー学会春季臨床大会で発表された、日本赤十字社和歌山医療センターの榎本雅夫・耳鼻咽喉科部長らとキッコーマンの共同研究によれば、植物性乳酸菌のひとつである「しょうゆ乳酸菌」が通年性アレルギー性鼻炎の症状を緩和するという。
 研究は、中等度以上の症状を示す通年性アレルギー性鼻炎の大人45人を対象に、しょうゆ乳酸菌の錠剤(20mg/日と60mg/日の2群)を8週間飲んでもらった結果、60mg/日のしょうゆ乳酸菌を飲んだグループは、特にくしゃみ、鼻づまりが改善されたという。

2006/06/25
アレルギー反応引き金引く細胞、理研チーム突き止める
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060621ik01.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/06/21 
 理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの久保允人(まさと)氏らの研究グループが、21日発行の米科学誌「イミュニティ」6月号に発表したところによれば、アレルギー反応の引き金を引く役割を果たしている細胞の存在をマウスを使った実験で突き止めた。
 その細胞とは、血液中に存在するものの、その機能がはっきりしなかった「記憶型T細胞」で、この記憶型T細胞は体内に入ってきた異物の刺激により、免疫グロブリンE(IgE)を作るよう指示を出す役目のたんぱく質(インターロイキン4)を産生し、アレルギー反応の引き金を引いているとしている。

2006/06/18
寄生虫を駆除してもアトピーは増えない 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200606/500716.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/06/16 
 回虫、鞭虫、鉤虫といった腸内寄生虫の感染者が多い国ではアレルギー性疾患の有病率が低いことから、寄生虫感染とアレルギーは逆相関関係にあるといわれていたが、Lancet誌2006年5月13日号に報告されたエクアドルのPedro Vicente Maldonado病院のPhilip J Cooper氏らの研究によれば、エクアドルの小学生を対象に、駆虫を実施したうえでアトピーとアレルギーの有病率を調べたところ、実験開始前と差がみられないことが判ったという。
アトピー:1歳までにネコ、ウサギ室内飼いでリスク増?−−国立成育医療センター調査
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060611ddm041100035000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/06/11 
 アレルギー性疾患の発症は、子どもが生まれて早い時期における家庭でのペット飼育と関係が有るとされているが、国立成育医療センター研究所の 松本健治・アレルギー研究室長らが、昨年1月 広島市内の小学校137校の2年生11,173人の保護者にアンケートを依頼し、1歳になるまでのペット飼育歴やアレルギーの有無などについて、9974人から回答を得た結果を分析したところ、1歳になるまでにネコやウサギを飼っていた家庭の子どもは、アトピー性皮膚炎になるリスクの高いことが分かったという。
 松本健治・アレルギー研究室長によれば、「アレルギー性疾患の発症を促すのは、ペットの抜け毛で増殖するダニだけではなく、ペットの種類に関係する別の原因がありそうだ」とのこと。

2006/03/04
ストレスホルモン減少、森林浴「お薦めの森」認定へ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060228ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/28 
 森林浴の後には、細胞数自体が多くなるとともに、抗がん作用を持つとされるたんぱく質も増え、免疫力も5割アップすることを、独立行政法人森林総合研究所や日本医科大学の研究チームが科学的に裏付けた。
 鳥や虫の種類が多く、規模が大きく樹種も豊かな森林ほどリラックス効果が大きい傾向があるという。

▼リラックス効果が裏付けられた森
 ▽岩手県岩泉町・早坂高原 ▽山形県小国町・温身平(ぬくみだいら)
 ▽長野県上松町・赤沢自然休養林 ▽長野県飯山市・心のふるさと
 ▽長野県信濃町・癒やしの森▽長野県南箕輪村・経ヶ岳
 ▽長野県佐久市・癒やしの森▽山口市・東大寺再建のふるさと
 ▽高知県津野町・天狗高原自然休養林▽宮崎県日之影町・自然の恵みが人を呼ぶ里


2006/02/05
ヒガシマル醤油、しょうゆに含まれる多糖類のアレルギー抑制効果を確認 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/420886
     MedWaveニュース一覧 2006/01/30 
 ヒガシマル醤油は、しょうゆに含まれる多糖類が、花粉アレルギーなどに関与するサイトカインのバランスを整える作用があることを動物実験などで確かめたと発表した。
 同社では、2004年から2005年にかけて、花粉アレルギーや通年性アレルギーに対するしょうゆ多糖類の効果をヒト臨床試験で実証しているほか、ヒスタミンの遊離抑制効果を動物実験で確認しており、今回は、より上流の免疫調節系への作用を調べたもので、2月4日に開催される日本農芸化学会関西支部講演会で発表される予定。

 ▼ヒガシマル醤油 > SPSの抗アレルギー作用に関する学術データ


2005/12/30
ファーストフード好きの母親から生まれた子供はアトピー性皮膚炎になりにくい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/405125
     MedWaveニュース一覧 2005/10/24 
 10月22日に盛岡市で開催された日本アレルギー学会の一般口演「疫学」のセッションで、国立成育医療センター研究所免疫アレルギー研究部アレルギー研究室室長の松本健治氏らのグループが発表したところによれば、妊娠後期と授乳期に揚げ物やスナック菓子、ファーストフードを多く摂取した母親から生まれた子供は、摂取しなかった母親から生まれた子供に比べアトピー性皮膚炎になる頻度が低い可能性という。
 脂質を摂取したことで子供の皮膚に保護効果を与えていると推測されている。

2005/10/16
ピロリ菌が花粉症を抑制する?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/401890
     MedWaveニュース一覧 2005/10/06 
 近年、先進国ではアレルギー疾患が増加している一因に衛生説がある。衛生状態が良くなり、子ども時代に感染症に罹ることが少なくなったためというもの。

 この仮説のもと、市立奈良病院消化器科の今村重義氏自身が花粉症に苦しむ一方で、H.ピロリ感染がなかったことから研究を発案し、今村重義氏らの研究グループが、H. ピロリ感染者は花粉症症状を有する割合が低く、H. ピロリ感染が花粉症発症に対して抑制的に働いているという報告を「DDW-Japan2005」にて行った。


2005/09/04
アレルギー:アトピーなどの症状、白血球の一種が原因−−東京医歯大チーム解明
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050824ddm003100117000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/24 
 東京医科歯科大の烏山一教授(免疫アレルギー学)などの研究によれば、白血球の一種である好塩基球が、一部のアトピー性皮膚炎などを引き起こす主役になっていることを突き止めた。この研究は、24日発行の米免疫学専門誌に掲載される。
 この白血球が、かゆみや炎症を起こす血液中の細胞を皮膚に引き寄せる物質を分泌していると考えられ、この白血球の働きを抑える薬ができれば新しい治療法につながると期待される。
協和発酵、皮膚とアレルギーの情報サイト「かゆみナビ」をリニューアルオープン
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/393258
     MedWaveトピックス 2005/08/24 
 協和発酵は、8月23日、昨年開設した皮膚とアレルギーに関する情報サイト「かゆみナビ」 をリニューアルオープンした。
今回のリニューアルは新コンテンツ「かゆみクイズ」と「リアルタイムアンケート」を加えたもの。

▼協和発酵の情報サイト「かゆみナビ


2005/08/14
アレルギー持っていて当たり前?/米国民の半数以上がアレルギー有症者、大規模調査で判明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390972
     MedWaveトピックス 2005/08/08 
 米国立衛生研究所(NIH)が8月4日に発表したところによれば、米国疾病管理予防センターが1988年から1994年にかけて行った約10,500人を対象にしたthe third National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES III)という調査に基づく調査結果より、米国民の半数以上が1つ以上のアレルゲンに陽性であることが、明らかとなったという。アレルギーを持つ人の方が普通である時代が来ているようだとしている。

 この調査結果の詳細は、米国立環境健康科学研究所(NIEHS)と米国立アレルギー感染症研究所のグループにより、Journal of Allergy and Clinical Immunology誌8月号に発表された。


2005/06/19
【抗加齢医学会速報】シイタケ由来成分に抗アレルギー効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381139
     MedWaveトピックス 2005/06/16 
 第5回日本抗加齢医学会総会において、明治鍼灸大学眼科の山田潤氏が発表したところによれば、シイタケから抽出される「レンチナン」という高分子多糖体のβ-1,3-グルカンは、以前より免疫応答を修復する働きがあるとして、がん免疫療法などに使用されいたが、高分子量なので腸管から吸収され難かったが、レンチナンを微粒子化した経口摂取でも抗アレルギー効果を発揮することが分かったという。

2005/02/05
花粉症対策のQ&A…厚労省がHP相談  
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050130so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/30 
 スギやヒノキなどの花粉が今年、観測史上最高の飛散量と予想されていることを受け、厚生労働省は花粉症対策の相談マニュアルを厚労省のホームページに掲載した。
 地方自治体の関係部局や医療機関向けに、Q&A形式で住民からの相談に対する模範回答をまとめたもの。
厚生労働省>「行政分野毎の情報」>「健康」>「リウマチ・アレルギー情報」>「花粉症特集」>「都道府県等担当者・医療従事者等向け」>「花粉症に関する相談マニュアル(Q&A)

2005/01/30
【サプリ&機能性食品2005速報】 花粉症シーズン目前! サプリメントはここまで効く 注目の4成分の最新データを発表  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355955
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
  今年は例年をはるかにしのぐスギ花粉飛散量が予想される中、「サプリ&機能性食品 2005」26日午後は、4種類の注目成分にスポットを当てた最新の研究報告とディスカッションが行われた。

  1. 日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科の榎本雅夫医師が、花粉症の発症メカニズムや、現在行われている薬物療法について解説し、「幼いころに過ごす環境が衛生的だと、発育中の免疫システムのバランスが崩れ、アレルギー性疾患の発症リクスが高まる」と説明(衛生仮説)。
  2. 森永乳業・食品総合研究所副主任研究員の清水金忠氏は、ビフィズス菌BB536株含有ヨーグルトの効果を報告。
  3. ニチニチ製薬・中央研究所部長の嶋田貴志氏は、乳酸菌抽出物LFKの効果を発表。
  4. ヒガシマル醤油・研究所上席研究員の古林万木夫氏は、伝統的な発酵食品のしょうゆに含まれる多糖体SPSによる花粉症改善効果の可能性を示した。
  5. オリザ油化・執行役員研究開発部長の下田博司氏は、フキとシソのポリフェノールの効果を報告。前3者と作用点が異なり、即効性が期待できることを強調。

2005/01/22
今年の花粉、本当にすごい! 気象業務支援センター、スギ花粉予測を“上方”修正
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/354954
     MedWaveトピックス 2005/01/21 
 全国で一番早くスギ花粉が飛び始める「飛散Xデー」は、当初予測の2月10日より遅れ、「2月中旬か、それ以降になりそう」。
東京都の保健福祉局も、「飛散開始日は早い地域で2月19日ごろ」との予測を正式発表した。
花粉ヒサンは史上最大…昨年の30倍 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050121so16.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/21 
 都福祉保健局が、20日発表したスギ・ヒノキの花粉飛散量の予測によれば、今春(2月〜4月)の都内での平均で昨年の30倍を超え、1985年に始めた観測史上で最大になる可能性もあるという。

都福祉保健局 > スギ・ヒノキの花粉情報 

花粉症対策は万全ですか?(セルフチェック)
  http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/selfcheck/353358
     nikkeibp.jp健康サイト 2005/01/17 
 「散開始日からの準備ではもう遅い!」という見出しがあります。
 特に今シーズンは、昨年の10〜20倍、例年に比べても2〜3倍のスギやヒノキの花粉が飛ぶことが予測されておりますから、花粉症の経験がある人は、今年こそ、下記の2つの対策を徹底して心がける必要がある。

    1. 花粉をできるだけ遠ざける。
    2. 早めに医療機関を受診する。
その他の対策として、
  • 花粉防止は「使い捨て」「安い」マスクで十分
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353182)
  • 花粉症の症状緩和に「サプリメント」
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353183)

       例えば、乳酸菌やキノコなどは、多糖体などの成分が消化管などの粘膜で自然免疫系に働きかける作用によって、花粉症などのアレルギーになりやすい免疫バランス(2型ヘルパーT細胞が優位)の状態が改善される。
       なお、これらの免疫バランス改善サプリメントは、改善に時間がかかるため、早めの摂取を心がける必要あり。乳酸菌を多く含むヨーグルトや乳酸菌飲料などは、花粉症の時期と関係なく、年中、積極的に摂取したい。

  • 「西洋フキ」「シソ」「しょうゆ」が効果大
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353181)
  • 室内の花粉は「入れない」「取り除く」対策を
     (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/pickup/353184)

2004/11/21
バナナも「アレルギーの恐れ」 厚労省が使用表示を推奨
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200411160411.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/10/17
 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会表示部会は、16日にバナナが食物アレルギーを引き起こす恐れがあるとして、加工食品などに使用する場合、原材料にバナナが含まれていることを表示するよう、製造業者らに推奨することを決めた。

2004/07/04
アレルギー物質表示、バナナも奨励品目に
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040623so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/06/23
 厚生労働省は加工食品に含まれるアレルギー物質として可能な限り表示するよう求める奨励品目に、バナナを加える方針を決めた。
食用のフキ、アレルギー原因物質の放出を抑える
花粉症を抑える新素材として、オリザ油化が供給開始
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/312086
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/06/08 
 サプリメントや化粧品の原料メーカー、オリザ油化(愛知県一宮市)は、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える新素材「フキエキス」の販売を開始。同社の研究によると、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどが体内で放出されるのを抑える「脱顆粒抑制作用」は、抗アレルギーをもつ甜茶(てんちゃ)エキスと同等で、特に、鼻詰まりの原因となるロイコトリエンの放出を抑制する作用は、甜茶より強いという。

2004/06/05
“アレルギー”3人に1人…厚労省調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040604so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004//06/04
 国民の3人に1人が、皮膚や目鼻のかゆみ、喘息などの「アレルギー様症状」を訴えていることが、厚生労働省の保健福祉動向調査で分かった。年齢層別では、男性は5〜9歳で45.8%、女性は35〜44歳で44.6%と半数近くに症状があり、すべての年齢層で、地方より都市部の方が症状を訴える人が多かった。

2004/04/04
乳酸菌の経口摂取で、免疫バランスが改善 
  カルピス、キリン、雪印、明治乳、ヤクルトが発表−−日本農芸化学会で 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/299595
     MedWaveトピックス 2004/04/02 
 広島で開かれた日本農芸化学会大会(2004年3月29〜31日)で、免疫のTh1/Th2バランスが崩れてTh2優位になっているアレルギー状態が、乳酸菌の経口摂取 で改善するという研究成果が相次ぎ発表された。

▼キリンビール基盤研究所:

     KW乳酸菌(Lactobacillus paracasei KW3110株)の投与により、マウスでの皮膚のただれや出血の出現が抑制されるとともに、アレルギーの指標となる血中IgE濃度が1/3に低下することを確認した。又2003年10月の日本アレルギー学会で、花粉症の患者を対象とした試験でアレルギー改善作用を確認したことを発表した。
     これに続き今回は、動物モデルでアトピー改善効果を確認した。

    キリンビール研究開発最前線 ・ 

      KW乳酸菌の健康機能性
      1. アレルギー改善作用を有する乳酸菌KW3110株の発見
      2. 乳酸菌KW3110株のプロバイオティクス菌としての評価
      3. 乳酸菌KW3110株で作ったヨーグルト(試作品)の
      4. 花粉症改善効果
      5. 乳酸菌KW3110株のアトピー性皮膚炎改善作用
▼カルピス技術研究所:
     東京大学大学院農学系研究科と日本大学生物資源科部との共同研究により、乳酸菌L-92株(Lactobacillus acidophilus L-92株) が、IL-12産生を誘導してTh1分化を促進することを確認した。
     同社は先に、L-92株が花粉症や通年性アレルギー鼻炎に効果があるとするヒト試験の成果を2003年3月の日本農芸化学会や2003年7月の日本乳酸菌学会で発表済み。
    今回はマウスの実験で、メカニズムの解明を進めた成果を発表した。

    カルピス/新機能乳酸菌のお話し 

    1. アレルギー改善作用を有するL-92乳酸菌の発見→Report.1
    2. L-92乳酸菌による花粉症の改善効果→Report.2
    3. L-92乳酸菌による通年性アレルギー性鼻炎症状の改善効果→Report.2
    4. 「L-92乳酸菌」活用飲料の体感モニター結果→TOPICS
    5. L-92乳酸菌の整腸作用→Report.4
▼雪印乳業技術研究所:
     健常成人の腸内フローラに由来する定住菌であるガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SP株)が、マクロファージ由来のIL-12の産生を増加させ、リンパ球のIFNγを誘導することで、免疫系に関与することを見いだした。
     このガセリ菌SP株は、日本ミルクコミュニティが各種のヨーグルト商品に使用しており、同社が2004年2月に季節限定で発売した「バラ科の甜茶のむヨーグルト」にも配合されている。

    雪印乳業 Press Rerease

▼明治乳業食品機能研究所:
▼ヤクルト中央研究所:
KW乳酸菌でアトピー緩和?
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040329so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/03/30
 キリンビールは29日、昭和女子大などと共同開発した「KW乳酸菌」に、アトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果が見つかったとする研究報告を、30日の日本農芸化学会で発表する。

▼キリンビール > ニュースリリース平成16年3月29日 > 「乳酸菌の保健機能性に関する研究 (2) 」 > 発表概要

血圧対策のトクホ3商品の効き目は?  
  医薬品の30〜100分の1と低め−−ACE阻害活性から分析 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/299600
     MedWaveトピックス 2004/04/02 
 機能性食品の“効き目”は一般に、医薬品より弱いとされるが、実際にはどの程度 の穏やかさなのかを、福島県立医科大学附属病院薬剤部と、帝京大学薬学部の共同研究グ ループが調べ、日本薬学会で3月30日に発表された。
 研究を発表した帝京大学薬学部の白岩智子氏らが選んだのは、「血圧が高めの人」向けのトクホ5商品の中から、店頭や通信販売などで入手しやすい3商品を選定。製品から糖質やたんぱく質などを除去し、血圧を下げる作用を持つペプチドだけを抽出した。又比較対照の医薬品として3成分を選んだ。

≪選定した飲料タイプのトクホ≫

  •  カルピスの「アミールS カロリーオフ」
  •  常盤薬品工業の「ラピスサポートα」
  •  日本サプリメントの「ペプチドスープEX」
≪医薬品の降圧薬における、3成分≫
  •  リシノプリル二水和物(商品名:ロンゲス、ゼストリルなど)
  •  マレイン酸エナラプリル(商品名:レニベースなど)
  •  塩酸ベナゼプリル(商品名:チバセンなど)
≪試験管内実験における、ACE活性を50%阻害する濃度(阻害濃度=IC50)≫
     アミールS: 235nM、 ラピスサポートα: 140nM、 ペプチドスープEX: 100nM。
     医薬品のリシノプリル:3.5nM、エナラプリルがエナラプリラートとして: 2.2nM、
          ベナゼプリルがベナゼプリラートとして: 1.9nMになった。
 このことから、トクホ3品目は医薬品より、ACE阻害に必要なモル濃度 が大幅に高いことがわかり、「1日の摂取目安量(1日量)」だけ飲ん だ場合、ACE阻害活性がどの程度になるかを計算したところ、トクホのACE阻害活性は、製品によって差があるが、医薬品の100〜1000分の1と、極めて弱いことがわかった。

 今回の研究は、あくまで試験管内実験に基づく分析によるもので、実際 に飲用・服用した場合の吸収率などは考慮されていないので、同じ作用を持つ医薬品と食品を併用した場合に、効果が足し合わせられるのか、打消し合うのかなどはまだ不明。

カルピス/学術情報


2004/02/22
花粉症 早め対策で乗り切ろう 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040211so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/02/11
 今年の花粉の飛散量 は、例年より大きく減りそう。花粉が少ない年だからできる対策のコツを調べると、次のようなものとなる。
  1. 本格的な飛散が始まる前の対策が重要で、アレルギーの反応を抑える「抗ヒスタミン薬」は、症状が出る前か、軽症のうちから飲むと、効果が高い。
  2. 花粉症を抑える生活習慣を身につけることが大切だ。天候や使った薬、花粉の量と、「目のかゆみ」「鼻詰まり」「鼻水」などの症状を毎日チェックすることで、花粉対策と症状との関連が、実感できる。
  3. もし今年に重症になるようなら、減感作(げんかんさ)療法などで花粉症を1度、しっかりと治療した方がいい。

2004/01/17
花粉症対策食品、ヒットするのはどれ? 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/286076
     MedWaveトピックス 2004/01/16 
 スギ花粉症のシーズンが近づくにつれて、花粉症対策を意識した食品・飲料・サプリメントが相次ぎ発売される。今年はスギ花粉の飛散量が平年の数分の1と少なくなる見通しで、機能性食品の効果を実感しやすい年になりそうだ。既に昨年12月に、味の素とキリンウェルフーズが花粉症対策食品を発売しているが、1月から、湧永製薬、コカ・コーラ、伊藤園、カルピス、キッコーマン、ロッテ、小岩井乳業も参入する。
花粉症の悪化に“大気汚染への感受性”が関与−−米研究 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/285484
     MedWaveトピックス 2004/01/14 
 Lancet誌1月10日号に掲載された研究結果によれば、ブタクサに対する花粉症がある19人の協力で行われた米国の研究において、ブタクサ花粉を鼻から吸い込んでからディーゼルエンジンの排気(ディーゼル微粒子)を吸い込むと、ブタクサ花粉だけの時よりもアレルギー反応が強く出ることがわかった。しかも、「大気汚染に弱い遺伝子」を持っている人では、より激しい反応が現れたという。

2003/12/13
「シック」タンスにご用心! 居室内装に使えない合板使用の市販品あり
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281006
     MedWaveトピックス 2003/12/11 
 東京都が市販のタンスやウッドカーペット、ベビーベッドなどを調査したところ、多くの製品に、居室の内装には使えないホルムアルデヒドを含んだ合板が使われていることが判明した。
 タンスでこわいのは、「移染」と呼ばれる現象。収納した衣類にホルムアルデヒドが吸着されることだ。和室などを簡単にフローリングにできるとして人気がある「ウッドカーペット」について、調査した2製品は、床材として使用できる基準の 6.1〜8.4倍に相当するホルムアルデヒド放散量だったという。

2003/11/08
乳児期の抗生物質がアレルギー発現に関与 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031016hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/10/01
 乳児期における抗生物質の処方が中年期以降のアレルギーおよび喘息の発現に関連することが、米ヘンリー・フォード・ヘルスシステムの研究で明らかになり、9月30日にウィーンで開催された欧州呼吸器学会で発表された。
 生後6か月までに抗生物質を服用した小児のアレルギー発現見込みは1.5倍、喘息の発現見込みは2.5倍高く、家にペットがいて、アレルギー歴のある母親が4か月以上母乳を与えた小児のアレルギー発現率はさらに高い。

2003/10/19
花粉症に効くヨーグルトや乳酸菌飲料が続々登場か
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271909
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/17 
 乳酸菌による花粉症軽減効果の強さは、乳酸菌の種類や株によって異なるため、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が高い株を選び出し、それをヒト試験で効果を検証する研究が盛んになっており、この冬は、花粉症対策の食品に注目が集まりそうだ。
 というのもシーズン到来前から多めに食べておけば体質を改善でき、花粉症の症状が軽くなるということで、キリンやカルピスがヒトでの効果を検証し、アレルギー学会で発表するためだ。

▼キリンは、KW乳酸菌の効果をダブルブラインドで確認

▼カルピス、L-92株の花粉症や通年性アレルギー鼻炎への効果を確認

≪関連情報≫
 ▼カルピスのL-92菌を含む乳酸菌飲料「インターバランスL−92」
キリンビール、アレルギーを抑制する乳酸菌を発見
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271844
     MedWaveトピックス 2003/10/16 
 キリンビールは、10月15日、アレルギー改善効果が高い乳酸菌「KW3110株」を発見し、動物実験とヒトに対する臨床試験の結果、アレルギー改善効果を示唆する成果が得られたと発表した。この研究は、キリンビール基盤技術研究所と小岩井乳業、昭和女子大学との共同研究によるもの。同社ではこの乳酸菌KW3110株を「KW乳酸菌」と命名し、関連製品の商品化を進めるという。このアレルギー改善の研究成果は、岐阜県で開催される日本アレルギー学会(10月23日〜25日)で報告される予定。

▼キリンビールのKW乳酸菌の情報提供ページ


2003/07/20
アトピー性皮膚炎治療薬「プロトピック」の小児用製剤が承認、今秋にも発売へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/257853
     MedWaveトピックス 2003/07/18 
 藤沢薬品工業が開発した非ステロイド性のアトピー性皮膚炎治療薬「プロトピック」の小児用製剤が、7月17日に承認された。薬価収載を経て今秋にも発売される。

2003/03/31
キリンなど、抗アレルギー効果の高い乳酸菌を選抜 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/238383
     BizTech 医療・介護・バイオ 2003/03/26
 キリンビール基盤技術研究所と小岩井乳業開発センターは、乳酸菌の中で最も抗アレルギー活性が高い菌株として、小岩井乳業が保有するLactobacillusparacasei KW3110株を選び出した。又、昭和女子大学大学院生活機構研究科教授の飯野久和氏との共同研究により、このKW3110株を含む餌をアレルギーモデル・マウスに与え、アレルギー抑制効果を確認した成果は、日本農芸化学会で2003年4月1日に発表される。

関連記事:カルピス、キリン、花粉症やアレルギーに対する乳酸菌効果を相次ぎ農芸化学会で発表(2003/03/03)

    http://biotech.nikkeibp.co.jp/news/detail.jsp?newsid=SPC2003022821364
花粉の飛び具合を知るサイト
  http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/web/20030320/104192/
     WPC ARENA 2003/03/20 
  憎き花粉の飛び具合を知るサイト。
2Km四方の花粉情報、1時間ごとにネットで提供
  http://www.asahi.com/health/kafun/TKY200303170090.html
     Asahi.com健康 2003/03/07
 関東周辺を2Km四方のメッシュに分けたスギ花粉情報を、千葉県成田市の気象会社ウェザーサービス(成田市)がネットで提供している。1時間単位で48時間後の飛散予報も伝えており、パソコンや携帯電話から多い日で1万件を超すアクセスがあるという。渋滞情報会社の交通情報サービス(東京都千代田区)が携帯サイトを担当し、2月中旬から無料で提供を始めた。

ウェザーサービスの「高精細花粉情報

ピーナッツアレルギー患者に朗報、バイオ医薬で体質改善
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/236919
     MedWaveトピックス 2003/03/19 
 ピーナッツに対する食品アレルギーがある患者84人を対象とした第2相臨床試験で、免疫グロブリンE(IgE)の定常領域に対するヒト化抗体「バイオ医薬のTNX-901(開発コード、米国Tanox社製)」が、ピーナッツに対する“感受性”を下げることが確認された。このバイオ医薬の投与後はピーナッツを半粒食べてもじんましんが出るような、ひどいアレルギーがあった人が、8粒食べても大丈夫になったという。
ピーナッツアレルギーの初の治療薬できる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/236540
   ----日経ヘルス ニュース 2003/03/19 
 ピーナッツアレルギーに非常に有望な薬が開発されて、その効果が「米アレルギー・ぜんそく・免疫学会」で発表された。「TNX-901 」と呼ばれる薬で、まだ実験段階だが、データによるとアレルギー反応を引き起こす最低限のピーナッツの量、つまり閾値が相当に高くなることがわかった。

2003/03/10
花粉症にポリフェノール
  http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030308A/index.htm
     Allabout Japan > 健康・医療 > 食と健康 2003/03/06 
 2003年春のスギ花粉の飛散開始は例年よりやや早く、過去の平均を上回る地方が多くなりそう。花粉症対策として、症状を緩和する食べ物がなかで、注目されている食べ物の多くに共通する成分が「ポリフェノール」。

▼ニューフェイス 加工用トマトの皮に注目!! 

     日本農業新聞(2003.2.12付)によると、キッコーマンは未病医学研究センターと共同で、トマトの抽出物にくしゃみなど花粉症の症状を緩和する効果があることを確認した。ヒスタミンを抑える働きがあるのは、トマトの赤い果皮の色素成分である、トマト特有のポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」。
     但し、一般の生食用トマトには、この「ナリンゲニンカルコン」をほとんど含まれていない。加工用・調理用トマトに比較的多く含まれている。かといって、トマトケチャップやトマトジュースも、製造時に果皮を取り除いてしまうため、製品にはほとんど含まれていない。また加工用トマトを生のまま皮ごと食べて効果があるかどうかは、まだ分かっていないとか。
▼その他には、「シソの葉」「甜茶(てんちゃ)」、「赤ワイン」、玉ねぎの「ケルセチン」、ウコンに含まれる「クルクミン」、りんごに含まれる「アップルフェノン」などのポリフェノール。 
     シソの葉に含まれているポリフェノール「ロズマリン酸」は、炎症を和らげる作用がある。1日、14mg(シソの葉にすると6枚から10枚くらい)生葉を食べるかジュースにして飲む。青ジソと赤ジソでは、赤ジソの方がより有効。
     「甜茶ポリフェノール」がヒスタミンを抑制し、またくしゃみ・鼻詰まり・目のかゆみの原因となる「シクロオキシゲナーゼ」という酵素を抑える働きもある。
     一口に甜茶といっても、その種類は4つ「牛白藤」「臘蓮繍球」「多穂石柯葉」「甜葉懸鈎子」があり、花粉症に効果的なのはバラ科の「甜葉懸鈎子」だけ。
     お茶のポリフェノールの一つカテキンという成分で注目される「凍頂烏龍茶」や「べにふうき」なども効果がある。
▼ポリフェノールが効果的なのはなぜ? 
    アレルギーを起こす物質が「抗原」。この「抗原」と戦うのが「抗体」。「抗原」を捕まえた時に、神経を刺激する物質を出し、その刺激を受けて、いろいろな症状が出るのがアレルギー反応。このアレルギー反応により炎症が起こると、そこに大量の活性酸素(カラダを酸化させ、アレルギーだけでなくガンや動脈硬化などの生活習慣病、老化を引き起こす)が発生する。
     ポリフェノールは、神経を刺激するヒスタミンなどの発生を抑える働きがあるだけでなく、活性酸素を抑制する抗酸化作用があるため、炎症を緩和する。
▼野菜をたっぷりの食事と、ストレス発散も 
     ポリフェノールが多く含む食べ物としては、ほとんどの野菜や果物が該当する。というのは、ポリフェノールは、野菜などの植物が光合成によってできた色素や苦味の成分だから。
     淡色野菜に含まれるイオウ化合物、緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンなどの植物性の化学物質は「ファイトケミカル」と呼ばれ、抗酸化作用や免疫力を高める働きがある。
     ビタミンCやビタミンEなどのビタミンも、活性酸素を抑える働きがある。
     症状をできるだけ軽くするためには、ビタミンやポリフェノールを多く含む野菜をしっかり食べること。そして甘いものや動物性タンパク質、脂肪をとり過ぎないようにし、またストレスをためないようにすることも大切。
▼花粉を責めずに、環境改善にも目を向けましょう。 
    昔からスギの花粉は飛んでいるのに、最近なぜこんなに花粉症の人が増えたの? 
     大気汚染物質の中でも特にディーゼル排気ガスに含まれる微粒子(DEP)が、スギに対する抗体の産生を増加させるという報告(アジュバント作用)が多く認められ、スギ花粉に対して過敏性が強くなることも指摘されている。
     他にも水質、土壌などの環境汚染、食生活の欧米化、農薬・添加物などによる化学物質の過剰摂取、ストレスの増大などにより、日本人の免疫力が弱くなったことも花粉症の原因と考えられている。
≪関連情報≫
加工用トマトに注目成分(日本農業新聞)

スギ花粉症に対する甜茶飲料の臨床的検討(サントリー)

筆者コメントマーク
 このサイトでは、花粉を責めずに、環境改善にも目を向けようとの意見だが、これは人災である。環境改善には時間が罹るので、アレルギーを改善する為には「免疫力」を高めることや弱らないような対応が必要だと思うのです。

@「昔からスギの花粉は飛んでいる」といっても、高度成長の時代に、今まで田圃だった住宅地域の近くに、生育が早いということで杉を植えてしまったことが、かなり大きな原因でもありその量も大きく違うと思われます。私は50年前に熊野の山の中で生まれ育ちましたが、子供の時の記憶を辿っても、杉木はそれ程多くなかった。
Aディーゼル車の排気ガスが環境に悪いと判っていても、燃料費が安いということでディーゼル車を購入する人が多いことや、売れるから作るという自動車会社の儲け主義や、何の規制もせずに長年ほったらかしてきた環境行政の遅れ等々、全てが人間自身がまいた環境破壊の種の結果である。
Bはたまた、食品添加物入りの食品の氾濫と、ダイオキシンや環境ホルモンに犯された?食品とは知らずに摂っていることや、食生活の欧米化で腸内細菌の善玉菌が少なくなり、免疫力が弱っているのも確かなようだ。

 このような背景より、「免疫力」の増強の為に、30年前の日本型食生活に戻せといっても、無理なことですから、「選んだ食材」で「食」の内容を少しでも見直す意識を持って野菜果物を沢山摂るようにして、腸内細菌の中の善玉菌を増やす様な食事をして、ヨーグルト等で善玉菌を補いつづける食生活へ、一日も早く転換することだと思うのです。
 未だにアレルギー知らずなのは、13年以上も毎日1000億個の乳酸菌を摂り続けているお蔭だと信じているのですが・・・(^。^)ノ

次の話題なんかは、正にそれですね・・・・

花粉症には寿司を
  http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20030216/index.htm
     Allabout Japan > 健康・医療 > 家庭の医学 2003/02/17 
 花粉症というと、ヒスタミンと抗ヒスタミンという話に集中しがちですが、食物に含まれる油の種類と花粉症には意外な関係あるとのこと。花粉症の時期は、食生活にも注意を払った方が症状が軽るという話題。

▼油も花粉症の炎症に関係します 
 花粉症の炎症には、アミノ酸からできるヒスタミンや蛋白質からできる物質も関係しており、もう一つ、油(脂肪酸)からできる物質も関係している。

▼花粉症を悪化させる油とは 

    花粉症を悪化させるのは必須脂肪酸です。必須脂肪酸からできる脂質の代謝産物は炎症を促進する。
    必須脂肪酸は、リノール酸とα-リノレン酸です。アラキドン酸を含める事もある。
▼必須脂肪酸の変化 
    ・リノール酸→γ-リノレン酸→アラキドン酸
    ・アラキドン酸→プロスタグランジン類
    (又はアラキドン酸→ロイコトリエン類)

    プロスタグランジン類とロイコトリエン類は炎症を引き起こす。
    花粉症からみると、必須脂肪酸のリノール酸を多く含む植物性油が悪い油という事になる。
▼花粉症を改善する油とは 
    アラキドン酸→プロスタグランジン類・ロイコトリエン類を抑えるのが、花粉症によい油という事になる。
    ドコサヘキサエン酸(DHA)は、アラキドン酸からプロスタグランジンの生成を抑える。
    同時に、ドコサヘキサエン酸は、ロイコトリエンの産生を抑える。

    花粉症を改善するのは、ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含む魚の油です。
    なお、α-リノレン酸→イコサペンタエン酸(EPA)→ドコサヘキサエン酸(DHA)と変化します。

▼花粉症には寿司を 
    EPA、DHAを多く含むのは青み魚。青み魚以外の魚もEPA、DHAを含んでいる。
    魚を多く使う食事といえば、寿司(刺身)ですから、花粉症に良い食事は寿司(刺身)という事になる。
    同時に食べるワサビには作用時間は短時間だが、鼻づまりを一時的に改善する効果がある。

2003/03/02
アレルギー症の原因・たんぱく質を迅速に発見−−農研機構が新手法
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200302/28m/044.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/02/28 
 農業技術研究機構の中央農業総合研究センターは、27日に花粉症などのアレルギー症を引き起こす可能性があるたんぱく質を迅速に見つける新しい手法を開発したと発表。
 アレルギー原因たんぱく質の分子構造に共通する特殊な結合があり、この結合を持つたんぱく質だけが蛍光を発するように工夫し、電気泳動でたんぱく質を分離、蛍光を目印に、特定する方法を開発した。 医薬品や低アレルギー作物の研究開発などに役立つと期待される。

BCG接種にアトピー予防効果なし−−グリーンランド調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/233317
     MedWaveトピックス 2003/02/27 
 結核患者にはアトピー性疾患が少ないことから、BCGワクチンにもアトピー予防効果が期待されていたが、グリーンランドの学童1500人を対象に行われた調査で、結核の生ワクチン(BCGワクチン)の乳児接種を受けた子供でも、アトピー性疾患の発症率は無接種の子供と変わらないことがわかった。

2003/02/12
筆者コメントマーク
 安井至 東大教授の「市民のための環境学ガイド」には、興味ある内容の項目が多くある。
 その一つの「リノール酸の過剰摂取」は、引用の記事を元に専門的な解説がなされておりますが、成分の分子構造についての解説は、一般の消費者にはどうでも良いことであり、どういった商品を選べば良いのかに言及して欲しかったし、トランス脂肪酸関係について、もう少し詳しく解説して欲しいと思いました。

アトピーはリノール酸の過剰摂取 
  http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/FattyAcid.htm
   ----安井至 東大教授の市民のための環境学ガイド [2002年版記事] 2002/07/31 
▼週刊朝日の8月9日号 笠本進一記者による記事
     40年前にはほとんど問題にならなかったアレルギー過敏症の若年層患者が激増している。アトピー性皮膚炎が多くなった原因として、生活環境の激変が挙げられ、住環境の変化によるカビやダニ、排ガスの増加など、アレルギーを誘導する物質(抗原)に触れる機会が増加したことが主原因と考えられていたが、名古屋市立大学の奥山治美教授によれば、この考え方はもう「古い」という。
     抗原との接触ではなく、他の理由で現代人はアレルギー過敏症になり、それがアトピー皮膚炎の急増につながっているのであり、その原因は、1950年代半ばから始まった食生活の激変である。
     1955年には、脂質割合は約9%だったのが、最近では、25%に急増、その分、炭水化物が78%→60%にに激減している。
     脂質は、動物性脂肪類、リノール酸系、α−リノレン酸系の3種類に分けられる。
     現在の日本の食生活において、リノール酸摂取量が40年間で2.5倍になっており、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、スナック菓子などを食べるようになり、鶏卵を毎日口にしているためと見られる。粉ミルクにも15〜20%のリノール酸が含まれており、赤ちゃん時代からも「リノール酸漬け」状態にある。
     このようなリノール酸摂取の増加には、「動物性脂肪はコレステロール値を上げ、リノール酸はコレステロール値を下げて心臓病を予防する」という考え方が70年代から広く行き渡り、「バターよりもマーガリン」を食するようになったから。
     リノール酸は、代謝過程で、アラキドン酸という物質が作られる。このアラキドン酸から複雑な化学反応を経て、アトピーの炎症を長引かせたり、増強させる物質を作り出す。
     リノール酸が善玉というのは昔の話。リノール酸を摂ると心臓死が増えることが科学的に証明されている。しかも、魚を食べなくなったことが、リノール酸の過剰摂取の影響を増幅している。魚油のエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)にはリノール酸の働きを抑える作用がある。
     リノール酸がアレルギー体質を作るという説は、ほぼ認められてきており、9月に開催される脂質栄養学会では、「リノール酸の摂り過ぎに注意して、健康に良い食習慣を確立するように!」との提言を行う方向だ。
▼安井教授の解説
    リノール酸が発がんに関連するという情報も有る。
     →リノール酸が、前立腺がんの原因になるというスウェーデンでの疫学結果が報告されている。
       第105回「食用油脂の見えざる恐怖と対策」(団藤保晴の「インターネットで読み解く!」)

    アトピーは作られた病気だという話もある。
     → あなたのアトピーはアトピーじゃない?

    上記の記事でも、EPA、DHAといった魚油関係の脂肪酸が「魔法の脂肪酸」になっているようで、誤解を招く。
    最終的な結論として、リノール酸だけを過剰に摂取してきたのが、これまでの日本の食生活であり、
    紅花油、綿実油、ごま油、米ぬか油、などが代表的なリノール酸を多く含んだ油。
    α-リノレン酸を多く含む「なたね油」と「しそ油」を摂取して、適切なバランスを取るとうのが健康対策だ。

    リノール酸:α−リノレン酸の比を4:1にするのが理想的。それには、しそ油、なたね油という2種類の油を適切に取る必要がある。なぜならば、リノール酸:α-リノレン酸比が2:1以下の油は、この2種類しかないからだ。

    植物油は健康に良いかと言われるが、植物油を長時間加熱しつづけるという行為(例えば、てんぷらを揚げるといった行為)は、不飽和脂肪酸の酸化が急速に進行して過酸化物が生じるので、健康には極めて悪い。

    その他に、脂肪酸関連で取り上げてない情報としては、シス体、トランス体というものがある。
    生物の体内では、脂肪酸は全てシス体と呼ばれる形をとっているが、それを外に出すとトランス体になる。
    このトランス体というものが、生体に悪い影響を与える可能性があって、ある国では規制がある。
    その代表例が、不飽和脂肪酸を水素化して作るマーガリン。これには製造工程で大量のトランス体が含まれるので、欧州では含有量を規制しているが、日本製のマーガリンには表示が無い。


2003/02/02
アレルギーになりやすい体質の若者急増 20代前半で9割
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200301/30-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/24 
 花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患になりやすい体質の若者が急増し、20代前半では9割近くが「アレルギー予備軍」であることが、国立成育医療センター研究所や東京慈恵会医科大などの調査で分かった。70年代後半生まれの学生は、抗生物質によって細菌感染が少なくなるなど、子供の生活環境が大きく変化した時期に幼少期を送っているためだ。


2003/01/06
カルピス、抗アレルギー効果の菌配合した新乳酸飲料 発売  
  http://www.nikkei.co.jp/newpro/life/20030105e3m0500s05.html
     Nikkei Net > News 2003/01/06 
 カルピスは、機能性乳酸菌の「L-92」菌(同社が保有する乳酸菌の一種で、花粉症を抑えるなどの抗アレルギー効果が認められている)を含む飲料を1月6日発売した。「ラクトバチルスアシドフィルスL-92株」)は、抗アレルギー効果のほか、整腸作用やコレステロール低下作用などの働きもあるという。
 同社が実施した臨床試験では、6週間飲用を続けると約7割の人で症状が改善された。100ml4本入り220円。

カルピス の  乳酸菌L-92 プレスリリース

プレゼントキャンペーン 2003年1月15日(水)〜1月26日(日)24:00(当選/500名様)


2002/12/23
アレルギー抑制の仕組み、京大が解明 
  http://health.nikkei.co.jp/news/med/medCh.cfm?id=20021216e3m1601116
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース 2002/12/17
京都大学の清水章教授らは16日、アレルギー発症が抑制される仕組みを解明したと発表した。正常なリンパ球でId2と呼ぶ遺伝子がアレルギーの原因物質であるIgE抗体の合成を抑えていた。花粉症やアトピー性皮膚炎の治療薬などの開発につながるという。

2002/12/16
キッコーマン、花粉症を緩和するトマト・ポリフェノール配合の栄養補助食品 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/221556
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/12/11
 キッコーマンは、未病医学研究センターとの共同研究によって花粉症の症状を緩和する効果をヒト試験で確認したトマト果皮ポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」を配合した栄養補助食品「キッコーマン トマトのちから」を2003年1月14日に新発売する。

2002/09/16
「防ダニ」シーツで喘息は軽くならない、1年間のプラセボ対照試験で判明  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/206398
     MedWaveトピックス 2002/09/13 
『ダニやハウスダスト(ほこり)を透過しにくい、いわゆる「防ダニ」シーツを使うと、寝具上のダニの量は激減するが喘息の症状は特に軽くならないことが判った。オランダで行われたプラセボ対照試験の結果で、Thorax誌9月号に掲載された。』ということです。
海洋深層水って体にいいの? ミネラル特性、清浄、そして神秘
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 暮らしと健康コラム・[暮らしと健康特集] 2002/08/30 
 「海洋深層水が、私たちの暮らしと健康にどのような関わりをもっているのか。さまざまな分野で活用されている海洋深層水を追ってみた」という書き出しで始まるこのサイト。

▼海洋深層水とは? 光の届かない深海からの湧昇流
 http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830b.html

    ≪海洋深層水のメリット≫
    1.マグネシウムやカリウム、カルシウムといったミネラル類も豊富に含まれた“肥沃な水”
    2.安定した低温
    3.栄養豊富で清浄な海水
表1 海洋深層水と表層海水の基本データ
項目 (単位) 海洋深層水(320m) 表層海水(0m)
水温 ℃ 8.1〜9.8 16.1〜24.9
pH 7.8〜7.9 8.1〜8.3
塩分 ‰ 34.3〜34.4 33.7〜34.8
溶存酸素量  ppm 4.1〜4.8 6.4〜9.5
NO3-N(ショウ酸態窒素)μM 12.1〜26.0 0.0〜5.4
PO4-P(リン酸態リン)μM 1.1〜2.0 0.0〜0.5
SiO2-Si(ケイ酸態ケイ素)μM 33.9〜56.8 1.6〜10.1
クロロフィルa mg/m3 痕跡 4.2〜50.6
生菌数   CUF/ml 102 103〜104

▼アトピー性皮膚炎改善のキーワードはマグネシウムとミネラルバランス
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830c.html
     京都府にある宇治武田病院アレルギー科部長の木俣氏は、硬度の高い深層水ウォーターを継続して飲用することによるアトピー性皮膚炎改善の成果を報告している。
     アトピー性皮膚炎患者8人を対象に、従来の治療も続けながら、海洋深層水飲料を毎日500ml飲用するという試験を行った。
     深層水飲用前の毛髪分析で、7名に必須ミネラルのバランスに異常が認められた。特にマグネシウムが通常より低くかった。カルシウム/マグネシウム比が異常値だった8人のうち6人は、1年以内に正常化した。
     治療に採用した海洋深層水飲料は、赤穂化成の硬度1000の『天海の水1000』。
     アトピー性皮膚炎は多くの原因が複雑に作用し合っている慢性皮膚疾患だが、環境因子としてミネラルが悪化にも改善にも関与している。木俣氏が使用した『天海の水1000』は、必須ミネラルのマグネシウムとカルシウム、カリウムの比を正常化し、有害ミネラルのアルミニウムやアトピー患者が異常高値を示すヨウ素の排出促進に機能した。

     まだまだ未解明な部分が多いが、海洋深層水飲料を飲む場合、マグネシウム等のミネラルの量とバランスが非常に重要なポイントである。

▼飲料水から炊飯水までミネラル配合によって用途もさまざま
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830d.html

    日本で初めての“硬度1000”の飲料水
       中国では最も体に適した、生命維持に欠かせない条件を備えた水のことを“津液”と呼ぶ。そのミネラルバランスは海水とほぼ一致する。ミネラルバランスの乱れがちな現代生活のなかで、ミネラルを手軽に補うには海の水をうまく使う以外にないのでは?
    日本初、炊飯のための“無洗米ウォーター”おいしさの秘訣はマグネシウム
       これまで深層水を使うと「コーヒーや日本茶がおいしい」「古米も味がよくなる」と感覚的には語られてきましたが、なぜそうなるのかの研究を高知工科大学の生命環境工学講座の研究グループと大阪市の大和リゾート株式会社が行って、そこで開発された『無洗米ウォーター』は、1000ml当り ナトリウム104mg・マグネシウム108mg・カルシウム3.1mg・炭素17.0mg。
       米を硬化させるカルシウムを抑えてマグネシウム濃度を高くしたところに、おいしさの秘訣がある。

      表3 海洋深層水と水道水の比較
        マグネシウム カルシウム ナトリウムv
      海洋深層水 1,304.0 412.0 10,725.0
      天海の水1000 200.0 71.0 74.0
      無洗米ウォーター 108.0 3.1 104.0
      水道水 5.0 10.0 18.9
          ※1000mlに含まれるミネラル(mg)
≪深海深層水関連紹介のページ≫

2002/09/01
ペットがアトピーを防ぐ? 米国で調査結果まとまる
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/203617
     MedWaveトピックス 2002/08/29 
『1歳まで犬や猫を2匹以上飼っている家庭で育った子供は、6〜7歳時にアトピー性疾患にかかっている確率が、他の子供の約半分であることがわかった。犬や猫を1匹だけ飼っている家庭で育った子供では、ペットがいない家庭とアトピー性疾患の発症率は変わらなかったという。』という記事。

 この記事によると、

『ペットを飼っていると、子供が喘息やアトピー性皮膚炎などになり易いと思われており、それを裏付ける疫学調査結果もあるが、農場で育った子供にはアトピー性疾患が少ないとの報告もあり、「本当にペットが悪いのか」はよく分かっていなかったのが実情。興味深いのは、ペットが2匹以上いる家庭で育った子供の場合、犬や猫だけでなく、花粉やカビなど他の抗原に対しても他の子供より抵抗性があったという点だ。』


2002/08/12
幼児のアトピー性疾患、「防ダニ」シーツでは防げないことが判明 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/200222
     MedWaveトピックス 2002/08/07 
『「アトピーグッズ」として人気の商品の一つに、アレルゲンとなるダニやハウスダスト(ほこり)を通さない素材の寝具は、寝ている間も身を守ることで、アトピー性皮膚炎や喘息などのアトピー性疾患が軽快する効果があるというが、少なくとも発症予防という観点では、赤ちゃんの時からこうした寝具を使っても、2歳までにアトピー性疾患を発症するリスクは変わらないことがわかった。』という記事。

 この記事は、次の様に結んでいる。

『今回得られたデータからは、少なくとも防ダニシーツに関して、アトピー性疾患の発症予防効果を期待しない方がよさそうだ。』


2002/07/28
京大、プロバイオティクスのアレルギー予防検効果を検証 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/197169
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/07/19
『プロバイオティクスのアレルギー予防効果を検証するヒト介入試験が始まる。京都大学大学院医学研科社会健康医学系専攻健康増進・行動学教授の白川太郎氏が、熊本県小国町や企業とプロジェクトを開始する。』という記事。


 プロバイオティクスにアレルギー予防効果が有るとの記事がようやく出てきましたので、早速関連の情報を探ってみた所、下記のようなページを見つけました。
プロバイオティクスとアレルギーの予防 
  http://www.danone-institute.gr.jp/news2.htm
     ダノン健康・栄養普及協会 ニュートリション ニュース Vol.2(2001年9月1日発行 第2号)
『東京大学大学院農学生命科学研究科教授/上野川 修一先生のエッセイの形として、腸内細菌がアレルギーを抑制しているのではないかという最近の研究を紹介している。』

 最近になって、アレルギーに関する興味ある説が出された。この説はからだの中にあるアレルギー発症に関係するリンパ球のタイプには、アレルギー型と非アレルギー型の2種類があること、そして両者のバランスがとれていると問題ないが、これが崩れてアレルギー型が増えると、アレルギーになりやすいというものである。

 このバランス腸内に生息する腸内細菌の種類に大きく左右されるという。例えば、腸内に生息しているビフィズス菌やラクトバチルス菌の善玉菌は、非アレルギー型のリンパ球を誘導する能力を持っておりプロバイオティクスとしてよく利用されておりプロバイオティクスは、アレルギー予防にも役立つと考えられるという。

 アレルギーの原因として、卵、エビ、カニなどが主たるアレルギー原因たんぱく質であり、牛乳も主要なアレルギー原因食品の一つとされているという記述は非常に興味有る所である。


 このページのTopには、プロバイオティクスについての定義が紹介されている。

プロバイオティクスとは:
 消化管内の細菌叢を改善し、宿主に有益な作用をもたらしうる有用な微生物と、それらの増殖促進物質」のこと。

 つまりプロバイオティクス機能を持つ微生物を摂取すると、それが消化管内(口腔内や腸内)のフローラ(細菌叢)に作用し、フローラの健常化を図りながら、疾病の予防、改善を行う、というものである。


 学術発表として、下記の詳細を見ることが出来る。


2002/07/14
車の排気ガスがアトピー性皮膚炎を増やす−−ドイツ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/195119
   ----日経ヘルス ニュース 2002/07/10 
 交通量の多い道路から50メートル以内に住んでいる子供は、アトピー性皮膚炎を発症しやすいとドイツの研究者が報告した。排気ガスに含まれる二酸化窒素などが要因の一つと云っている。


2002/06/16
食品アレルギー、“キス”も引き金に 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/190170
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/06/11
New England Journal of Medicine(NEJM)誌6月6日号 に掲載された発表に依れば、特定の食物に対するアレルギーがある人では、その食物を食べた人からキスされただけで、蕁麻疹や呼吸困難 などのアレルギー症状が出ることがあり、食品アレルギーの人の約5%が、こうした「キス によるアレルギー発作」を経験していたという。』、という記事。

 アレルギー源となった食品は、ピーナッツやアーモンドな どのナッツ類が大半。症状の多くは、キスされて1分以内 に、唇やほほ、首などキスされた場所が赤く腫れ、痒くなったという。


2002/06/09
アレルギー増加は寄生虫が減ったせい−−オランダから発表 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/189243
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/06 
『気管支ぜんそくやアレルギ−性鼻炎、じんましんなどアレルギー性の病気が増えている理由として、「衛生状態がよくなりすぎて、体に寄生虫がいなくなったから。」という説がオランダのライデン大学医学センターのマリア・ヤズダンバフス博士の研究グループが米科学誌「サイエンス」に発表した。回虫、ぎょう虫などの扁形動物が人間に寄生すると、特殊なたんぱく質(寄生虫アレルゲン)を少しずつ出す。これがアレルギー発症を防ぐ役割をするという。』と、報じている。

 この説って、いままでにも発表されていたようですが・・・・
≪参考≫
“寄生虫感染者にアレルギー疾患はない。  
     -----日立ハイテクノロジーズ(日製産業)の 「サイエンス広告」(日経サイエンス 1999年1月号掲載)


2002/05/20
増える食物アレルギー---外食産業の 対応不備に不満も 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/biz/185967
     BizTech 企業・経営 2002/05/20
『 特定の食物にアレルギー反応を起こす、食物アレルギーの人が増えている。1999年の東京都の3歳児対象の調査でも、10%の人が何らかの食物アレルギ ーを持っており、成人しても治らない患者や、微量でも 全身に激しい反応を起こす「アナフィラキシー」などの重症患者も、最近では増加している。こうした状況を踏まえ、厚生労働省は今年4月、容器包装さ れた加工食品には、症状を起こす可能性のある小麦、そば、卵などの原材料表示を義務付けたが、外食店のメニューには対象となっていないため、批判も出 ている。こうした中で日本マクドナルドでは昨年から材料表示を始めた所も有るが、各企業・各店の自助努力の段階であり、業界全体に早急な対策が求められている。』、という記事。


2002/05/18
花粉症と排ガス因果関係検証 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne1b0401.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 > 健康 2001/11/04
『東京都は、ディーゼル車などが大気中に出す排ガスと花粉症との因果関係を科学的に実証するため、都民1万人を対象にした大規模な実地調査を開始した。背景には花粉症患者の割合が全国平均の10人に一人が、都では5人に一人と10年間で2倍に増加していること、花粉がビル風などで巻き上げられ、ディーゼル車などが出す排ガス中の微粒子と相乗効果を引き起こすことを検証するため。』、という記事。


2002/05/12
アレルギー性皮膚炎の犯人、洗濯機のカビ?  
  http://www.asahi.com/life/health/iryo/020508a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/05/06 
『アレルギー性皮膚炎の原因の一つとして、洗濯機内で増 殖するカビが疑われ始めている。大阪市立環境科学研究所が調べたとこ ろ、洗濯機の中が大量のカビで汚染されていることがわかった。カビは洗濯槽の裏側で増え、水流に当たって洗濯物に付着する。又大阪市立大医学部の深井和吉助教授(皮膚科)によれば、「重度のアトピー性皮膚 炎の患者宅で洗濯機を新品にした途端、症状が大きく改善した臨床例があった。」という。 でも、ビは熱に弱く、45度程度の湯で死滅 するので対策は可能。』という記事。

2002/05/06
  http://www.asahi.com/life/health/kenko/020428a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/04/28 
『ビタミンCの元になる「プロビタミン」を付着させた繊維を使ったTシャツやストッキングなどを、イトーヨーカ堂が2月から売り出した「着るビタミン」。プロビタミンは水に溶け難く、体内の酵素の働きでビタミンCに変わり、皮膚からビタミンCを吸収できる形で、アトピー症状を抑えるなど効能は様々。 30回ぐらい洗濯しても効果が持続する。 ジャスコは3月、 ヒノキ成分や薬剤を蒸気で繊維に吹き付けた子ども用肌着「アトピーノンノン」を発売した。』という記事。

2002/02/18
   http://japan.internet.com/ecnews/20020201/5.html
   ----japan.internet.com Eコマース ニュース 2002/02/01 
オリジナルサイトの画像にリンクしております。 『エキサイト株式会社 は、全国の花粉情報を提供する「エキサイト花粉症特集」を開始する。提供期間は、2002年2月12日〜3月末。』と、報じている。

エキサイト花粉症特集


2002/02/03
   http://www.asahi.com/life/health/kafun/top-b.html
   ----Asahi.com 生活 > 健康・医療 企画特集 
Link元のオリジナル画像を使用しています。 『そろそろやってくる花粉症のシーズン。花粉症は適切な予防と治療で十分にコントロールできる病気で、そう恐れる必要はありません。専門家の先生方に病気の知識や予防策、自分に合った治療法の見つけ方をアドバイスしてもらいました。その紙上採録をお届けします。』と、冒頭にこう記されています。

専門の先生の基調講演から始まり、治療方法についての説明がディスカッション形式で掲載されていますから、とても読みやすいと思いますし、大いに参考となるページです。


第1部 基調講演 「花粉症の予防と治療について

第2部 パネルディスカッション 「あなたに合った治療法を見つける」

Q&A   〜朝日健康フォーラム「花粉症の予防と治療」より

花粉症関連ニュース
 でも、症状を軽減する治療方法については言及されているのですが、元から治す方法まで言及されていないのは何故なのでしょうか。とても不思議でなりません。

 治療方法は到って簡単です。人間が持っている自己治癒力の元、免疫力を強くすれば良いのです。そのためには、腸内細菌の中の善玉菌を増やす生活をすることです。私の周りには、私が勧めるサプリメントを花粉が出る半年前ぐらいから愛用し体質を変えることで花粉症の症状が軽減したとか、症状が出なくなった方が結構います。

 きっと皆さんにも朗報と思いますので、参考までに紹介いたします。

≪参考情報≫

日本光電、花粉症に悩む人向けに病医院用マスクを販売 
     http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/166004
     BizTech 医療・介護・バイオ 
Link元のオリジナル画像を使用しています。
『医療機関向けのマスクである「So-Soft」「Care Bear」「PFR95」の3種類を専用サイト「お医者さんも使うマスクやさん」で一般ユーザー向けに、花粉飛散時期にあわせて春期限定で販売。So-Soft」と「Care Bear」は1μm以上の粒子を、「PFR95」は0.1μm以上の粒子を、それぞれ95%以上カットできるため、花粉症対策として有用』、という記事。

お医者さんも使うマスクやさん


2001/11/03
抗アレルギー薬、単独でもアトピー性皮膚炎のかゆみに有効 
   http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/prom/151817
   ----Nikkei BP BIzTech 医療・介護・バイオ  ’2001/10/31 
『ステロイド外用薬と併用されることが多く、単独での効果については不明な点が多かった抗アレルギー薬に、アトピー性皮膚炎のかゆみを抑える効果があることがわかった。10月30日、日本アレルギー学会のシンポジウム9「アトピー性皮膚炎の治療」で、聖マリアンナ医科大学皮膚科の溝口昌子氏が発表した。アトピー性皮膚炎の治療において、抗アレルギー薬をどう位置付けるかに大きな影響を与えそうだ。』と、報じている。

MedWaveの記事のURL
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/151698

「花粉防護マスク」の効果、商品や使用者により大きなばらつき 
   http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/151539
   ----Nikkei BP BIzTech 医療・介護・バイオ  ’2001/10/30 
『ここ数年、春先になるとマスクをかけた人をしばしば見かけるようになった。花粉を吸い込んで、花粉症の症状がひどくなるのを避けるためだが、この種のマスクの花粉阻止効果は2〜7割強と、商品によるばらつきが大きいことがわかった。』と、報じている。

MedWaveの記事のURL
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/151434


2001/10/14
藤沢薬品工業、アトピー性皮膚炎治療薬「プロトピック軟膏」をカナダで発売 
   http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/147324
   ----Nikkei BP MedWave ’01/10/10 
『藤沢薬品工業は、関連会社のカナダFujisawa Canada社が、アトピー性皮膚炎治療薬のタクロリムス水和物(商品名:プロトピック軟膏)のカナダにおける販売を開始したことを発表した。 カナダでの発売は、日本、米国に引続き世界で3番目』と、報じた。

 藤沢薬品工業のニュース・リリース (2001/10/05)

    「プロトピック軟膏」は新しい作用機序に基づくアトピー性皮膚炎治療剤。日本においては、「プロトピック軟膏」を成人(16才以上)のアトピー性皮膚炎の治療薬として平成11年11月より販売されている。

2001/09/10
ファンケルと名大など、発芽玄米は低アレルゲン米だった 
     http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/140669
     Nikkei BP BIzTech 2001/09/06 
 『発芽玄米のコメ・アレルゲン蛋白含有量が、白米や玄米に比べ、著しく少ないことが判明した。発芽玄米「ファンケル発芽米」を事業化しているファンケルが、名古屋大学栄養専門学校、名古屋大学大学院農学研究科、日本大学生命資源科学部と行った共同研究の成果が9月7日に東京で開かれる日本調理科学会で発表された。』という記事。

ファンケル内の関連情報(2001.09.08)

 ファンケルのページに依れば、既に発売している「ファンケル発芽米」は、米アレルギーの原因となるアレルゲンタンパク質含有量が白米や玄米と比較すると著しく少ないという研究報告が発表された。

 ■発芽玄米とは・・・・、
    玄米を水に浸してほんの少し発芽させたものです。玄米に比べ軟らかく甘みがあり、炊飯器で手軽に炊けるとともに発芽により眠っていた酵素が活性化し、新芽の成長に必要な栄養素が増えるという特徴をもつ食品という。
 発芽玄米は、白米や玄米と比べてγ−アミノ酪酸や食物繊維を多く含んでおり、抗酸化効果も期待されている。これらの成分は、発芽の際に増加していると考えられる。タンパク質に関してはほとんど知られておらず、発芽玄米のタンパク質含量および組成、特にアレルゲンタンパク質について白米、玄米と比較検討した。

    【結果】
  •  総タンパク質においては、3つの試料(発芽玄米、白米、玄米)間に顕著な差は確認できなかった。
  •  発芽玄米中の可溶性タンパク質量は、白米の約40%、玄米の約20%に減少していた。
  •  発芽玄米中には26-kDaおよび14-16kDaアレルゲンはほとんど検出されなかった。
  •  貯蔵タンパク質であるグルテリン、プロラミン(塩不溶性タンパク質)は、3つの試料間で有意な差は見られなかった。
 以上の結果から。、「ファンケル発芽米」はタンパク質の栄養価に影響を与えることなく、米アレルゲンタンパク質が低減化されていることが判ったというもの。

 尚、このページには、「食物アレルギーの現況」という参考資料が掲載されている。

 これによれば、食物アレルギーは、昭和30年(1955年)代から増え始め、その後も年々増加し、難治化しているという。米や麦などの植物性食品によるアレルギーの特色として興味深い事は、動物性食品である卵や牛乳のアレルギーが加齢により減少するのに対して、米や小麦のアレルギーの場合には加齢の影響をさほど受けない事だという。
 前者の低年齢層に多く見られる原因として腸管の機能の未発達があげられているが、後者の植物性食品のアレルギーの原因は、別に有ると考えらている。
 この背景には、日本人の食生活の変化が大きく変わっていることと無縁ではないと解説している。その一つの例として、厚生省による国民栄養調査を見ると、1950年以降の牛乳・卵・サラダ油の年間消費量は増加しており、呼応するように3大食べ物アレルギーが急増ている。1974年以降は、さらに砂糖・果物・肉・魚の消費量も増えているが、この中で「米」の消費量だけは減少しており、この頃を境に米アレルギーが急増するという矛盾した動きになっているという。
 米アレルギーの原因となる物質(米抗原)は、主にグロブリン画分(塩可溶蛋白質)に存在することがすでに明らかにされてる。この米アレルギーは、全て他のアレルゲンとの合併で発症し、確認されており、発症機序や治療法には未解決な部分が多く、米のアレルゲン性についても未解明な要因が多いのが現状であると、結んでいる。


2001/04/12
母子2代にわたる乳酸菌摂取でアトピー発症率を半減 
     http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/scrap/128010
     BizTech医療・介護・バイオ 
 乳酸菌を母子2代にわたって摂取すると、アトピー性皮膚炎の発症率を半減できることが、フィンランドTurku大学小児科のMarko Kalliomaki氏らが、明らかにした。
 今回の調査は、約150人の母親とその子供を対象に、プラセボ対照二重盲検試験を行って明らかにした。 この研究は、幼少時から乳酸菌など腸内の常在菌叢(フローラ)のバランスを改善する菌、所謂善玉菌を優勢にすることで、アトピー性疾患の発症を予防するという仮説に基づいている。

 と、記事は伝えているが、約10年の100%乳酸菌0.6gを愛用した経験から云っても、そんなことを今ごろ判ったのという感じであるが、でもこの様に善玉菌の効果が免疫力の改善に効果があるという臨床データが積み上がることは、非常に結構なことである。

 今回の記事によれば、胎児の両親の一等親以内の親族に、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、アレルギー性喘息の患者が一人以上いる場合を「アトピー性疾患の発症素因あり」と定義して、発症素因がある胎児の母親を無作為に2群に分け、一方に乳酸杆菌属のLactobacillus GG株(LGG菌)カプセル、他方にプラセボを、出産予定日の2〜4週間前から毎日投与したという。
 子供が生まれた後は、授乳中の場合はそのまま母親が服用を続け、人工栄養の場合は水に溶いて与え、生後6カ月まで続け、子供が2歳になった時のアトピー性疾患発症率を比較した結果、LGG菌の服用は1次予防には極めて効率が良いことがわかったと伝えている。


2001/04/08
アトピー性皮膚炎の患者相談、検査のみで食物除去を指示する実態明らかに 
     http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/scrap/127700
     BizTech医療・介護・バイオ 
 日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎治療問題委員会(竹原和彦委員長)は4月6日、患者相談システムの中間報告を発表した。2000年7月7日〜2001年3月31日までの相談件数は1504件で、アトピー性皮膚炎の治療や生活指導など一般的な相談が中心だったという。

 この記事によれば、相談内容を分析し、目立ったものとしては

    1. ス テロイドの副作用を尋ねるものが  18%
    2. 特殊療法のぜひを問うものが      14%
    3. 医療機関の紹介依頼が         8%
    4. 相談に対する結果報告・お礼      7%
    5. プロトピック軟膏に関する相談     5% というものであった。
 今回の発表で患者相談から明確になった問題点としては、
    1. 患者が主治医に対して質問すべきことを質問していない。
    2. 依然として小児科ではIgERASTまたはプリックテストのみの結果で食物除去を指示している。
    3. ステロイド外用薬やプロトピック軟膏に関して誤った副作用情報が流布されている。
    4. 不適切治療(民間療法や特殊療法)による健康被害の訴えが多い(脱ステロイド療法を含む)。
    5. 医療不信あるいは医療への信頼性の低下が伺える。
 上記、2件のBizTechのニュースから伺うことが出来るのは、アトピー性・・・という病気は、原因不明な病気という意味を含んでの病名なのですが、基本的には免疫疾患からくるものなのですから、一時的な対処療法で対応して直そうと思っている患者の方にも原因があると思います。
 添加物の少ない食事や、アレルギー性食品の排除を意識しながら、善玉菌を増やすような食事を行って体質改善を目指すことですし、その為に良質な健康食品を利用することも必要であると感じます。

 その為には、やはり患者自信が、病気に対する情報をもっと持って治そうとする長期的な取り組みが必要でしょうし、医師も薬だけの治療というものから、人間が持っている自然治癒力を上げる為の処方を患者に伝えべきです。
 といっても、大学で西洋医学しか勉強していない医師に、そんなことを期待しても無理なのかもしれませんが、医師との会話を通して、その辺の知識がある医師なのかを見極める患者の眼力も必要なのではないでしょうか。

2001.03.18
     http://www.jin.ne.jp/cielveur/j.htm
     ------「皮膚予防研究会
 このサイトの云わんとする事は、薬は一時的に使っても良いが、根本的には人間が持っている自己治癒力を機能させて、病気を発症させないようにすることであり、その為には腸内細菌の善玉菌の力を借りれば良いのであると云うことの様ですね。
 薬を使えば、副作用があるが、自己治癒力にはその心配が無いということで、この自己治癒力を増強することが、最も良い治療法であるということを云っていると思います。

 この事に関しては、慢性便秘対策の為に100%乳酸菌・4000億個をほぼ毎日取り入れることで、善玉菌優勢の腸内環境として、老化を防止し(当人がそう信じています。)免疫力の劣化を防ぐ為に、約十年来実践してきた結果、お蔭様で同年代の方より、外見的には歳より若く見えている(と、自分では思っています。)事や、風邪も引き難くアトピー症や花粉症とは無縁の生活が送れていることと、自己分析しております。

 我高2の娘も、上記の考え方を含め医食同源を実践すべく、薬を用いることなく、複数の野菜・果物をベースにしたある種の健康食品を利用することで、アトピー症も軽減できております。

 やはり、「おなか健康」が、健康の基本であると思います。

≪「アトピー性皮膚炎の根を絶つ腸内浄化」からの抜粋≫

 腸の中の乳酸菌が減り悪玉菌が増えると食物が消化されず便秘、宿便あるいは下痢となり、おなかに有害な毒素を作ります。そしてその毒素が血液を汚してしまいます。・・・・

・・・・現在私達のおなかの中には農薬、食品添加物、水道水中の塩素、更に抗生物質等、科学合成物質の汚染で善玉菌が減り、それらに強いウイルスやカビ菌をはじめとする有害菌が異常に増え、乳酸菌が減少しています。・・・・

・・・・おなかの中は毒素で充満し、その毒素で血液を汚しているのです。その血液の汚れを子供達は皮膚から痒みや湿疹として排泄しアトピー症状を起しているのです。・・・・

・・・皮膚の新陳代謝が衰えると、皮膚からの排泄ができなくなり、その血液の汚れが内面に障害をおこしはじめ、肝臓、腎臓、糖尿病、高血圧、癌等の成人病の大きな要因となります。

≪関連情報≫

■とし坊の「こんなに有るよ!腸内細菌情報」
  http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/saikin.htm

「野菜と果物の抽出物が高齢者におけるリンパ球のDNAに対する損傷を減少させる」(論文掲載誌:「NUTRION RESEARCH」)
  http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/ronbun02.htm


2001.02.18
     http://www.asahi.com/life/medic/0216a.html
   ------asahi.com・「くらし」<2001年2月16日朝日新聞朝刊より>
 今年も花粉の季節がやってきました。昨年に続いて大規模な飛散量になるという予測です。私には実感が無い「つらい症状」を少しでも和らげる方法について、専門家や独自の対策をとっている人の対策方法の紹介記事です。

■飲み薬や点眼・点鼻薬で

     専門医によると、@レーザーで鼻の粘膜の一部を固める方法、スAギのエキスを注射し体を慣らして症状を抑える「減感作療法」、B投薬の3つの方法がある。
     今から可能な対策は、投薬が中心で飲み薬は効き始めるまで1〜2週間掛かる。症状が出ていれば、即効性のある点眼、点鼻薬による処方となる。
     レーザーを使う方法と減感作療法は、来年に向けての対策となり、これらには健康保険が使えるようだ。
■工夫して自衛、「クリーンルーム」も
     花粉症歴27年の東京都国立市のナオキさん(52)が、4年前に自分流の対策を編み出して、苦しみから開放されたという方法は、塩水による鼻洗浄。詳細はホームページ・「花粉症にはこれが効く」で!

     名古屋市西区にすむ村木久雄さん(45)は、徹底した自衛策として、空気清浄機を2台使い自分専用の部屋を作り無菌室ならぬ無粉室をつくっているとか。

  http://event.yahoo.co.jp/docs/event/kafun2001/index.html
開催期間:2001年2月14日〜4月15日
  http://www.dab.hi-ho.ne.jp/silvercat/kafun2.htm
 花粉症歴27年の東京都国立市のナオキさん(52)が、4年前に自分流の対策を編み出して、苦しみから開放されたという方法の紹介のページ。


バックナンバー  No.1(2000.12〜     )

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