「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.10 【活性酸素・抗酸化関連情報】


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2006/07/23
活性酸素で加齢黄斑変性  
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200607/500917.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/07/11 
 慶応大の坪田一男教授(眼科学)らが11日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表したところによれば、失明の主因とされる加齢黄斑変性の原因は活性酸素とするマウスでの実験で裏付けた。

2006/07/02
専門展「サプリ&機能性食品2006」で名古屋大学大学院教授の大澤俊彦氏が講演
    植物由来の抗酸化・解毒成分のエビデンスを紹介
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/426830
   ----日経ヘルス  サプリ&機能性食品 2006/06/24 
 「サプリ&機能性食品2006」の専門フォーラムで名古屋大学大学院生命農学研究科教授の大澤俊彦氏が「植物素材による解毒と抗酸化」と題した講演を行った。

 重金属の排出を促すような解毒ルートだけでなく、肝臓のグルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)などの解毒酵素による“毒を消す”解毒ルートが体内で重要だと述べた。
 この解毒酵素を強く誘導するポリフェノールの配糖体などの植物性成分として、「ゴマ由来のセサミノール配糖体」、「ウコン由来のクルクミン」、「アブラナ科野菜抽出物」、「パパイヤ、アボガド、かんきつ類、リンゴなどの果実」などによるGST活性化データを示した。
 同じカロリーで「肉や乳製品中心の食事」から、「野菜・果物中心の食事」へと食事内容を変えた場合に、尿中に排出される遺伝子酸化分解物8-OHdGが1/3に減った例を示した。
 老化、生活習慣病、炎症などを防ぐために、活性酸素やフリーラジカルを消去する体内のレドックス系を維持することが重要。
 抗酸化物質、抗酸化ビタミンなどを、複数摂取してレドックス系を維持することが重要で、そのためには、解毒・抗酸化ともに、野菜や果実などの植物性成分が注目されるようだ。


2006/06/18
ファイトケミカル:「第7の栄養素」 がん予防、アレルギー改善の力秘め
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060615ddm013100164000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/06/15 
 野菜や果物に含まれる植物性化学物質「ファイトケミカル」は、最近の研究からがん予防やアレルギーの改善にも役立つことが確認されており、「第7の栄養素」と言われるている。 そのファイトケミカルのパワーと食生活への上手な取り入れ方についての解説記事。

◇淡色野菜や果物に約1万種
 従来、栄養素といえばタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの五つを指したが、食物繊維に続く7番目の栄養素として「ファイトケミカル」が浮上している。

 キャベツ、タマネギ、ダイコンなどの淡色野菜やバナナ、パイナップルなどの果物に多く含まれ、代表的なものはアントシアニン、カテキン、大豆イソフラボンなどで、約1万種類あるといわれ、病気そのものを予防したり改善する力が有ることが判ってきている。

◇白血球を増やし活性化
抗がん剤と同じ効果を示す野菜  白血球は、体内に侵入した異物やがん細胞、ウイルスなどを殺したり弱める働きがある。植物の中には、この白血球の動きを高める成分が含まれていることが判ってきた。

 野菜としては、ニンニクやシソ、タマネギ、ショウガ、キャベツ、長ネギ、果物としては、リンゴ、キウイ、パイナップル、レモンなどが白血球数を増やす。
 キャベツやナス、ダイコン、ホウレンソウなどの野菜は、白血球に含まれるTNF(腫瘍壊死因子)を増やし、その濃度は抗がん剤やインターフェロンよりも高くなることが判明した。

 果物もバナナ、スイカ、パイナップル、ブドウなどが白血球を活性化する力がある。
 要は、野菜・果物を沢山食べることで、白血球を活性化して「がん」は勿論、高脂血症や動脈硬化、糖尿病等の生活習慣病や肝臓病、アレルギー疾患にも効果が期待できるということのようだ。

 ◇摂取に便利な常備菜を
 ファイトケミカルを十分に摂るには、淡色野菜をゆでたり炒めたりして食べ易くし、摂取量を増やすことが大切。また量だけでなく食べる種類を増やすことも重要だ。


 上記の記事にも紹介されている「ファイトケミカル」を、毎日確実に沢山摂るための秘訣が紹介されています。
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2006/03/04
仕事上のストレスでメタボリックシンドロームの発症リスクは倍増する、英国の研究 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/423669
     MedWaveニュース一覧 2006/03/02 
 心血管疾患や2型糖尿病のリスクを高める危険因子が重積した状態をメタボリックシンドローム(MS)と呼ぶ。これまでにも職務ストレスとMSの関係を調べた研究はあったが、ストレス暴露期間に関する情報の入手に問題があった。
 今回ロンドン大学のTarani Chandola氏らが、ロンドンの公務員を14年間追跡し、職務ストレスのレベルとメタボリックシンドローム発症の関係を調べたもので、ストレスを繰り返し評価することにより、持続するストレスが健康に及ぼす影響の評価を試みた研究結果を、British Medical Journal誌電子版に2006年2月14日に発表したところによれば、慢性的にストレスを感じている人々はメタボリックシンドロームを発症するリスクが2倍以上になるという。著者らは、持続するストレスは、自律神経系と神経内分泌機能に直接影響し、MSを引きおこす可能性があると考えている

 ▼本論文の原題:
  ・「Chronic stress at work and the metabolic syndrome: prospective study

ストレスホルモン減少、森林浴「お薦めの森」認定へ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060228ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/28 
 森林浴の後には、細胞数自体が多くなるとともに、抗がん作用を持つとされるたんぱく質も増え、免疫力も5割アップすることを、独立行政法人森林総合研究所や日本医科大学の研究チームが科学的に裏付けた。
 鳥や虫の種類が多く、規模が大きく樹種も豊かな森林ほどリラックス効果が大きい傾向があるという。

▼リラックス効果が裏付けられた森
 ▽岩手県岩泉町・早坂高原 ▽山形県小国町・温身平(ぬくみだいら)
 ▽長野県上松町・赤沢自然休養林 ▽長野県飯山市・心のふるさと
 ▽長野県信濃町・癒やしの森▽長野県南箕輪村・経ヶ岳
 ▽長野県佐久市・癒やしの森▽山口市・東大寺再建のふるさと
 ▽高知県津野町・天狗高原自然休養林▽宮崎県日之影町・自然の恵みが人を呼ぶ里


2006/02/26
酸化ストレスが低いのに抗酸化ビタミンを長期間摂取すると心血管系に有害 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/423110
     MedWaveニュース一覧 2006/02/24 
 米Mayo Clinic College of MedicineのDaniele Versari氏らがHypertension誌電子版に2006年1月30日に報告したところによれば、ストレスの無く健康な場合にビタミンEやCなどの抗酸化ビタミンを飲むと、むしろ体内の酸化ストレスを高めてしまうというショッキングな研究成果を発表した。

 体内で酸化ストレスが高まっている場合、抗酸化サプリメントは血管内皮機能に利益をもたらすことが報告されていた。
 研究は、正常なブタにビタミンEとCを12週間投与し、心血管系への影響を調べたもので、投与した抗酸化ビタミンが、動脈壁における酸化ストレスをむしろ高め、心筋血流と内皮機能を損なうことが確認されたもの。

 ▼本論文の原題:「Chronic Antioxidant Supplementation Impairs Coronary Endothelial Function and Myocardial Perfusion in Normal Pigs


2006/01/15
ベータカロチン、ビタミンCとE、亜鉛を食事でたっぷりとれば加齢黄斑変性リスクが35%減少する
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/419102
     MedWaveニュース一覧 2006/01/10 
 Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年12月27日号に報告された、オランダErasmus Medical CentreのRedmer van Leeuwen氏らの研究報告によれば、オランダの55歳以上の男女で、両眼とも加齢黄斑変性(AMD)ではないが発症リスクを有する5836人を対象に、1990〜1993年に食物摂取頻度の調査を実施し、2004年まで追跡した結果、日常の食事から抗酸化作用のある4つの栄養素を平均より多めに摂取すれば、AMDリスクが35%減少することを示した。

 加齢黄斑変性(AMD)は、病態生理学的な解明は進んでいないが加齢が関係する他の病気と同様、発症にも酸化ストレスが関わると考えられており、先進国における中途失明の最大の原因となっている。
 既にサプリメントでベータカロチン、ビタミンCとE、亜鉛を投与すると、長期のAMDの進行が抑制されることを示す結果が、無作為割付比較対照試験AREDSで得られていたが、今回の研究は、通常の食事におけるこれらの物質の定期的な摂取が、AMD発症リスクにどう影響するかどうかを調べたもの。


2005/09/04
抗加齢医学:華麗に加齢 予防医学の最新研究事情を追う−−京漬物も対象
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050822ddm013100143000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/22 
「病気を治す」のではなく、「病気にならないようにする」予防医学・「抗加齢(アンチエイジング)医学」の最新事情

今秋からは、抗加齢医学会の専門医が、バイオマーカー、骨密度、血管年齢などを検査し詳細な指導をする新しいタイプの人間ドック・「アンチエイジング・ドック」が全国約100カ所の医療機関で始まるという。

▼病気と老化の元凶

人体を老化させ、病気を引き起こす原因の一つが、物質を酸化させる不安定な分子の「フリーラジカル」。
呼吸によって体内で生まれ細胞やDNAを傷つけるが、体内には元々フリーラジカルを消滅させる「抗酸化酵素」がある。でも加齢と共に減っていく。
それを補うのが、ビタミンCやE、CoQ10等の抗酸化物質。抗加齢医学の基本は、抗酸化物質を摂取し、適度な運動をすることだという。
▼マーカーを探せ
フリーラジカルによる細胞の損傷は、病気になる前や発症のごく初期に起き、この時の体の中の変化を「バイオマーカー」と呼ぶ。このマーカーを見つければ、病気を発症前に防ぐことが可能になるので、さまざまなマーカーが世界中で探されている。
▼薬膳料理などを解析
食品のさまざまな効能の解明も進められており、がん予防効果があるとされる漬物、コレステロールを下げるとされる中国茶、脂肪を分解するという薬膳料理など。
▼代替医療の評価にも
これらの研究は、健康食品や漢方、鍼灸、温泉療法等の代替医療の効果を科学的に評価するシステムづくりにも繋がることが期待される。
▼βグルカンの臨床試験を開始

2005/08/14
ビールに放射線防護効果…放射線医学総合研が発表
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050812ik04.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/08/11 
 独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)が11日に発表したところによれば、ビールに放射線から体を守る効果があることを確認したという。

 放射線を浴びると、体内に遺伝子を傷つけるフリーラジカルという反応性が高い分子ができるが、アルコールにはそれを捕捉する働きがあり、放射線防護効果がある。
 ビール大瓶1本を飲んだ人の血液を採取してX線などを当てた場合、飲酒前の血液と比べて染色体異常が顕著に少なくなるが、ノンアルコールビールでは防護効果がなく、アルコール単独よりビールの方が効果が高いことより、ビールの微量成分が複合的に作用していると考えられるという。


2005/06/12
テアニンに抗ストレス作用を確認・ 太陽化学と名大が成果を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378769
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 太陽化学と名古屋大学大学院環境学研究科助教授の大平英樹氏が共同で、5月28日の第23回日本生理心理学会大会で発表した研究成果によれば、緑茶に含まれるうまみ成分で、リラックス効果のあるテアニンに、ストレスを和らげる抗ストレス作用があるということを、人間を対象にした実験で確認した。
犬と散歩するとストレスが和らぐ! 副交感神経が活性化――酪農学園大学が確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376758
     MedWaveトピックス 2005/05/25 
 海外では、1980年にFriedmann博士らが、ペットの飼い主は、飼い主でない人よりも、心臓病退院1年後の生存率が高いという研究報告がある。酪農学園大学獣医学部獣医学科の本岡正彦氏のグループが行った研究によれば、、高齢者が犬と過ごすと副交感神経が活性化されることがわかったという。 散歩よりも、犬と家で過ごしたときの副交感神経活性値がより高くなるという。

 犬自身のストレス解消にも散歩が良いといわれているので、犬を飼っている人は、自分の健康のためにも、積極的に一緒に散歩することを勧めている。


2005/05/21
加齢黄斑変性症は抗酸化ビタミンで減らせる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374989
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/16 
抗酸化サプリメントに、加齢黄斑変性症の予防効果があるという基礎データは、既に2001年に発表されており、米国ボルティモアにあるジョンズホプキンス大学の研究者らが、 65歳を過ぎたら、ビタミンA、 D、E、それに亜鉛など、抗酸化作用のあるサプリメントを積極的にとれば、加齢黄斑変性症の発病が予防できると提唱している。
植物性油の再加熱によって毒物が発生 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 米ソルトレークシティで開かれた米国油化学会(AOCS)年次会議で、ミネソタ大学食品化学および栄養生化学教授のA. Saari Csallany氏らが発表したところによれば、植物性の食用油を加熱し過ぎたり再加熱したりすると、脂肪酸由来の毒物である4-ヒドロキシ-トランス-2-ノネナール(HNE)が大量に蓄積されることが、明らかにされた。

 HNEは、リノール酸を有する多価不飽和油で特に大量に発生する。HNEの摂取によって心血管疾患、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、肝疾患および癌のリスクが増大する。
 「煙が出る温度まで油を熱しないこと、油の使用は1回のみ」が推奨されるが、油を繰り返し用いるレストラン等での揚げ物の方が懸念されるという。


2005/05/15
タマネギ、エシャロットは強いにおいほど良い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/373906
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/10 
 野菜類などで匂いが強烈であればあるほど、栄養的にも体に良いということが、タマネギとエシャロットでも確かめられたと、米コーネル大学食品科学部の化学者、リュイ・ハイ・リウ博士(Dr.Rui Hai Liu)が、雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry )に発表した。

2005/02/05
抗酸化食事と運動で、老化しても脳の機能をキープ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/357667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/04 
 雑誌「加齢の神経生物学」(Neurobiology of Aging )1月号に掲載された、カナダのトロント大学とカリフォルニア大学アーバイン校の研究者 たちのイヌを使った研究によれば、加齢で低下する頭の働きを若く保つために、「抗酸化物質がたっぷりの健康的な食事と運動、そして脳への適当な刺激が効果を持つ」という。
【サプリ&機能性食品2005速報】 「医師がサプリや機能性食品を薦めて疾病リスクを減らす時代になった」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355954
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
 京都府立医科大学の吉川敏一教授が基調講演で切り出したのが、生活習慣病の動向、疾病予防のための新指標を探る新技術、抗酸化成分の重要性などについてで、 「医師も病気のリスクを減らすためにサプリメントや機能性食品を薦める時代になりつつあり、製品には、いっそうのエビデンスが求められる」と。

 「現状のトクホは、血圧やコレステロールを下げるなど、効果指標が薬と同じで、疾病の予防的な面は評価されていないので、疾病にいたる前段階でのリスク増加がわかるバイオマーカーを見出すことが必要だ。」と吉川教授はいう。

野菜や果物に乳がんの予防効果認めず 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050121hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/21
 米国医師会誌「JAMA」1月12日号掲載されたオランダの研究によれば、多くの野菜や果物には多量の繊維、抗酸化ビタミンやミネラル、がんを予防する化合物が含まれ、過去の多くの研究は乳がんリスクの低下を報告してきたが、野菜や果物の摂取は乳がんを予防しないことが明らかになったという。

 しかし、ユトレヒト大学医療センターの研究者Petra Peeters 博士と Carla van Gils氏は、特定の女性サブグループで予防効果が見られる可能性は除外できない、とコメントし、また自らの研究については、欧州における栄養およびがんに関する最大の較正研究ではあったものの、追跡期間が5.4年間(中央値)と比較的短かったことが「乳がんを予防しない」とする不利な点として認めており、今回の知見によって人々が野菜や果物を重要視することを止めないように、と結んでいる。

「1日リンゴ1個で医者知らず」を証明  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/345428
   ----日経ヘルス ニュース 2004/11/24 
 西洋には、「1日リンゴ1個で医者知らず」(An apple a day keeps doctor away. )と言うことわざがあるが、これは嘘ではないとする研究が、コーネル大学(米ニューヨーク州)のC・Y・リー教授(食品科学技術学部長)らによって雑誌「農業食品科学」(Journal of Agricultural and Food Chemistry)12月1日号で発表された。  新鮮な野菜や果物に含まれている抗酸化作用のあるケルセチンという物質は、特にりんごに多く含まれていて、この物質の作用を実験により確かめたもの。
アルツハイマー予防にリンゴ、毎日1個皮ごと食べる 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041118so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/11/18
 米コーネル大などの米韓共同チームがまとめた報告によると、毎日1個のリンゴを食べると、アルツハイマー病など痴呆の予防に役立つ可能性があるという。この報告は、全米化学会の専門誌の来月1日号に掲載される。
 リンゴには高い抗酸化作用を持つ物質ケルセチンが多く含まれ、マウスを使った実験では、抗酸化作用が高いとされるビタミンCよりも明確に高い効果が確認された。また新鮮なものを生のまま皮ごと食べる方が効果が期待できるという。
ビタミンサプリメントが消化管がんのリスク高める 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041008hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/10/08
 英国医学誌「Lancet」10月2日号掲載の研究において、ビタミンおよび抗酸化サプリメントの服用者のがんにに対する死亡リスクが非服用者に比べて高いこと、セレニウムサプリメントでリスクが低減する可能性があることが判明した。

 抗酸化サプリメントが有害作用をもたらす原因は不明であり、現在、米国対がん協会(ACS)および米国立がん研究所(NCI)はいずれも癌予防にビタミンサプリメントを推奨していない。

老化から人類を救う!? CoQ10 
  http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru23/23_1.html
     発掘!あるある大辞典2・2004年 第23回 09.12 2004/09/12 
 老化防止に効果があるといわれ、米国・独国で大ブレイクのコエンザイムQテン、通称「コーキューテン」について、サプリメント先進国、アメリカとドイツで徹底取材したもの。

■コエンザイムキューテンのすべてを徹底解明

    • コエンザイムキューテンCoQ10は、1957年にアメリカのクレーン博士が初めて発見。
    • CoQ10は、60兆ある人間の細胞の全てにもともと存在する物質。
    • CoQ10は、細胞の中のミトコンドリアの中で、エネルギーの源となるATPという物質を作っている。
    • CoQ10は、人間の生命活動にとって、必要不可欠な成分。
    • この大切なCoQ10が、夫々の体の部分で20歳をピークに歳をとればとるほど減ってしまう。
    • 心臓だけでなく他の臓器でも、同じように減ってしまい身体全体の体力も低下し老化に繋がる。
    • 減ったCoQ10を補うと、体中の細胞が活性化し、衰えていた臓器が回復、つまり若返る。
    • 2003年日本選手権水泳競技大会でチームの80%の選手が自己記録を更新した背景に、CoQ10。
■コエンザイムキューテンその補い方とは?

    • CoQ10の効果を得るためには、1日、どれくらい摂取すればいいのか?
    • 1日に必要な量は、60〜100mgが目安。
    • これを食品から摂取しようとするならば?
    •  ・イワシの場合で1日あたり20匹
    •  ・牛肉なら1日およそ3Kg
    •  ・ブロッコリーに至っては、12Kgも食べる必要あり。
    • サプリメントでの摂取するなら
    •  ・1日60〜100mgが目安
    •  ・より効率よく吸収するには食後(脂溶性のため)
■コエンザイムキューテンもうひとつの力

 ドイツのハンブルクには、肌とCoQ10の研究が世界一進んでいる研究所「バイヤスドルフ研究所」があり、早速、肌の関係について聞いてみました。

  •  同研究所テストセンター ゲルハルド・ベナ氏:
  •   『私たちの研究でCoQ10がシワを浅くするという効果が分かった。』
  •   『口から摂取したCoQ10は身体の足りない部分から補われる傾向にある。』
  • 色んな抗酸化物質はあるが。CoQ10は非常に効率の高い抗酸化物質。
  • とりわけ活性酸素に有効とされてきたビタミンEの酸化もCoQ10を加えると、大幅に抑えらる。
  • CoQ10は、まさに、活性酸素除去の最終兵器とも言えそう。
≪私のお勧め商品≫
日清フォルマ の 「LivLon

大塚製薬 ネイチャーメイド・コエンザイムQ10

ブルーベリーでコレステロールが下がった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/329891
   ----日経ヘルス ニュース 2004/09/08 
 ブルーベリーは抗酸化作用により、病気の予防に有効なことが知られているが、米農務省の化学者、アグネス・リマンド博士によれば、ブルーベリー中の化学物質「テロスティールビーン」が、悪玉コレステロール「LDL」をも下げる働きがあることを突き止めたという。
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2004/0824-b.htm
     三菱電機 ニュースリリース  2004/08/23
 野菜に含まれるビタミンCを増やしてくれる冷蔵庫が登場する。野菜室に保存した野菜の光合成を促して、野菜に含まれるビタミンCを購入時より増やすという冷蔵庫を三菱電機が発売する。

    ■ 主な特長
    1.「光合成LED」搭載で野菜のビタミンCを増量する「うまさビタミンV増量 光パワー 野菜室」
    2.水道水の中に含まれる溶解性鉛を低減する「うまさ透明 鉛クリーン光清氷」
    3.ビタミンCを配合した抗酸化処理を行うフィルターを搭載し、食品の酸化を抑え食品のおいしさ・風味を守る
ヘルシーリポート: オリーブオイル 食の健康彩る「黄金の液体」 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040828ddm010100170000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/28
 アテネ五輪で勝者の頭を飾る小枝の冠のオリーブの木は、紀元前から「黄金の液体」を生む樹木として知られ、果実から搾りとったオリーブオイルがいま、健康的な食を彩るオイルとして改めて注目されているというレポート記事。

 ▼オレイン酸効果、コレステロール低下−−「悪玉」LDLにのみ作用

     またトコフェロール類(ビタミンE)や抗酸化作用のあるポリフェノール類も多く、これらが皮膚のシワ形成を抑制したり、老化を防ぐ働きのあることも明らかになっている。このほか、オリーブオイルは胆汁の流れを活発化するため「胆石予防にも効果がある
 ▼最高級エクストラバージン、100Kgの実から7Kg−−酸度と専門家の検査で選ぶ

     オイルの種類の中の最高級のエクストラバージンは、酸度(1%以下)と専門家の官能検査(味や香り)で選ばれたオイルで、100Kgの実から7Kg前後しか採取できないという。
 ▼生で搾った究極の香り−−ピエトラ・コロンビナ

     搾りたての香りたつオリーブオイルの一つがイタリア・トスカーナ産の「ピエトラ・コロンビナ」(750mL、5250円)。スパイシーな辛みと若々しい香りが特徴で、国内では日清オイリオが輸入、通信販売限定で予約を受け付けている。
ビタミンCの過剰摂取は逆効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040611hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/06/11
 ビタミンCは抗酸化物質であると同時に関節の軟骨形成に重要な役割を果たすため、これまで十分量の摂取が推奨されてきた。しかし、医学誌「Arthritis & Rheumatism」6月号掲載の研究では、変形性関節症発症の素因がある動物にビタミンCを過剰に与えると、同疾患が増加するという。
マツの樹皮 老化防止効果?
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040329so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/03/29
 松の樹皮の抽出物質・フラバンジェノールに、脳の細胞を活性酸素から守る働きがあることが、東京大学 の久恒(ひさつね)辰博・助教授らの研究でわかった。

2004/01/15
抗酸化物質がたっぷりのココア 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/285688
   ----日経ヘルス ニュース 2004/01/15 
 ソウル大学の食品化学者、キ・ウオン・リー博士の研究チームが、雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agricultural and Food Chemistry )最新号で発表研究報告によれば、赤ワインやお茶より、ココア(ホットチョコレート)に抗酸化物質(フェノールとフラボノイド)が多いという。
 抗酸化物質が断然多いのはココアで、レッドワインの2.2倍、緑茶の5.5倍、紅茶の7.4倍だった。
天然ハーブが老化防ぐ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031112so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/12
 天然ハーブには酸化を防ぐ「抗酸化作用」があることが知られ、食品の腐敗を防ぐスパイスなどに使われている。三菱電機は、この天然ハーブから抽出した成分が人体に有害な活性酸素を抑える効果を持つことを、産業技術総合研究所との共同研究で、世界で初めて確認し、5件の特許を申請中。来年にも抗酸化機能を備えたエアコンなどを製品化する予定。
あなたはあと何年生きられるのか?
  http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/web/20030714/105296/
     WPC Arena >> 実戦テクニック Web活用術へ 新着テクニック 中級
 老化に関する情報を集めた健康情報サイトの「若返りドットコム」を紹介している。その中の「公認寿命予測テスト」では、設問に答えると、あと何年生きられそうかという余命年数を、性別や生活習慣、性格の傾向などを判定材料にして、更に交通事故や殉職の危険性を加味した診断し判定してくれる。

 診断の結果により落ち込む必要は無い。むしろ長生きの秘訣を盛り込んだ「抗老化医学の基礎」や「抗老化医学実践編」といった内容を一読し、今後の生活習慣等を改める切っ掛けにされることをお薦めする。

「老化に関する学説」は、知識として利用しよう。食生活に不安があれば、「抗老化素材検索」で長生きに必要な栄養素を探してみるのもいいのでは。

  http://www.wakagaeri.com/ 
筆者コメントマーク
 2003/2/16に一度ご紹介をしたサイトでしたが、上述のWPC Arenaでも紹介されていましたので再度取り上げてみました。老化を遅らせるためには、定期的な運動による適正体重の維持と野菜果物を意識的に沢山摂りながら、活性酸素対策するためのサプリメントも選んで取りましょうということのようです。 ホルモン療法も効果はあるということですが、費用もかかるでしょうから、一般的ではないと思うのですが・・、皆さんは如何でしょうか。

抗老化トピックス

米国抗老化医学会公認寿命予測テスト
     このテストの目的は、早過ぎる老化の基本的なマーカーとリスクファクターかを認識することが、どれほど有用且つ重要かを強調すること。ここに紹介したテストによって、最高の環境が与えられた場合に、長寿のために、どのようなことを変えるべきかを突き止めることができると、紹介されている。
     このテストは、パートA〜パートFまであり、約30分程度は必要です。

     早速トライしてみました。120歳まで健康で生きる事を目指していますが、現状のままでは余命は40年という結果で、120歳までは遥かに及びませんでした。確かに運動・食生活と生活リズムや、メンタル面で更なる改善が必要かなと、設問を振りかえってみて、反省点が思い浮かびますので、大いに参考となりました。是非、生活の見直しと言う面で参考になりますので、トライしてみて下さい。

抗老化医学実践編 抗老化医学の基礎
100歳の言葉、みずみずしく 回想療法、記録を本に
  http://www.asahi.com/health/aged/TKY200307150240.html
     Asahi.com健康福祉・高齢 2003/07/15
 100年の人生はなだらかではないが、100歳の言葉はみずみずしい。東京郊外の病院で、「100歳」の男女5人が、高齢者向けの心理療法のひとつ「回想法」に基づき対話を重ねて、子供時代、結婚、仕事、戦争・・・来へ。「生きることを恐れないで」と、若い世代を励ますように、対話の記録を本になるという話題。
コエンザイムQ10の抗加齢作用に疑問符
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/257568
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/07/17 
 2001年食薬区分の見直しに伴い、今までは医薬品であった「コエンザイムQ10」が健康食品として出回っている。これは、うっ血性心不全の治療薬としての「コエンザイムQ10」もまだ存続している。

 抗酸化作用を有することから、コエンザイムQ10は、「人間の元気の源」「活性酸素による害を抑え、健康維持、老化防止、さらに美肌等の美容効果も期待できる」などと宣伝されて売られている。健康食品で販売されているコエンザイムQ10の服用量は、100mg程度/日であるが、医薬品としての服用量は30mg/日だ。健康食品からこれを摂ると、医薬品として服用した場合の3倍以上とることになるという、奇妙な現象が起こっている。

老化に関する研究の最前線と、腸内細菌が老化に関与する可能性 
  http://www.nyusankin.or.jp/new/isobe1.html
       (社)全国発酵乳乳酸菌飲料協会最近の乳酸菌情報>長寿医療研究センター・老化機構研究部の磯部健一
■DNAがラジカルや紫外線などによって傷害されることが老化につながる
▼老化とはどのようなものか、なぜ老化は起こるのか?
    老化のメカニズムにはさまざまな説がある。有力視されているストレス説は、次の3つに分けて考えることができる。

    @活性酸素などの“ラジカル”と言われる物質が関係するもの。
      このラジカルがたんぱく質や脂肪、遺伝子を傷つけて、老化の原因となる。普通は、このような物質が多量に出ると細胞は死んでしまうが、これに対して身体は様々な防御システムを持っていて、SOD(superoxide dismutase)やカタラーゼと言われる物質の防御システムがうまく働いて、身体は維持されている。
    A紫外線や放射線といった外部からのストレス。
      紫外線はDNAを傷害するが、これに対しても、身体はDNAを修復する酵素などの防御システムを持っている。
    B微生物の感染
      微生物の感染でも、身体はラジカルを出すが、外敵である微生物を攻撃するためにも出す。ラジカルは身体にとって害をなすだけでなく、一種の免疫でもあり、出し過ぎてしまうとDNAを傷つけてしまわないようにSODが防御システムとして出てくる。つまり、身体は一方でバクテリアを殺そうとしながら、一方では行き過ぎを抑えている。
▼ラジカルという物質がクセモノなのか?
     ラジカルだけが老化の原因では無い。

     紫外線や放射線などはDNAを直接傷害し、これに対する防御システムは、がん抑制遺伝子のp53というのが有名だが、この遺伝子からつくられるたんぱく質が傷害されたDNAの修復を助けている。がんの抑制もし、老化の防御もする。

     その他に、p21というたんぱく質が働くと傷害された細胞が分裂を中止し、その間に遺伝子が修復されるということが起こる。又、細胞が余りに強く傷害されると細胞の修復が不可能になる時は、細胞が自殺(アポトーシス)する。この自殺を助けるのもp53。その他、GADDと呼ばれるたんぱく質や“ヒートショックたんぱく質”なども重要な働きをしていると考えられているが、その機能はまだ完全には解明されていない。

     このように、DNAなどの損傷が次第に溜まって増えてくるのが老化のメカニズムの一つだと言えるから、老化を遅らせたり抑えたりするためには、身体の防御システムをどのように活性化するか重要になる
■カロリー摂取が少ないことが長寿につながる
▼年をとると免疫力が衰えるのは?
     哺乳類のような高等動物の免疫系には「細胞性免疫」という、リンパ球(T細胞やB細胞など)が関係している免疫系がある。加齢と共にこのT細胞の機能が落ちる。

    「T細胞」は、感染などで外から抗原が入ってきたときに反応して増え、「B細胞」が抗体をつくるのを助けたり、「T細胞」自体が感染細胞を攻撃したり、腫瘍ができたときにその腫瘍をやっつけたりする細胞だ。

     加齢と共に、この「T細胞」の中の、抗原にまださらされていない未熟T細胞の比率が落ちてしまうから、新しい抗原が入ってくると、それに十分に対応できなくなってしまう。

     例えば、インフルエンザ等は頻繁に新しい型が出現するが、新しいインフルエンザの感染が起こると、高齢者の身体はうまくそれを攻撃することができなくなってしまう。
▼T細胞そのものが老化する
     免疫の老化とは、主として「T細胞」自体の老化だと言えるが、もう一つは、自己免疫が増えるという現象も生じる。
     自己免疫とは、慢性関節リウマチやSLE(全身性エリテマトーデス)、慢性の甲状腺機能低下症である橋本病などの、自分の身体を抗原と見なして攻撃してしまう病気。これらの自己免疫は、免疫の老化と考えられている。
     ところが、橋本病のように甲状腺の機能が低下すると長生きするかもしれない。つまり、甲状腺の機能が低下するとエネルギー代謝が低くなるからで、マウスの実験ではエネルギー代謝が低下すると長生きすることがわかっている。その理由としては、あまりカロリーを摂取しないとラジカルが少なくなってDNAへの傷害が減るのではないかと考えられているが、それが正しいかどうかは未だ明らかではない。
▼たんぱく質の摂取は老化を遅らせるのに有効なのか?
     高たんぱくが良いか、低たんぱくが良いかは、寿命に関しては関係無いないことが実験で判っている。

     要は、カロリーの摂取が少ないことが大切だということ。但し、人間の活動や栄養のバランスの点から見れば、もちろんたんぱく質の摂取は重要だ。
     今、言えることは、微量元素を含めていろいろな栄養を適度に摂ることだ。そして老化を遅らせるためには紫外線や放射線にあまり当たらないこと。
     ラジカルは微生物感染によっても作られるが、全ての細菌などから遠ざかればいいかというと、これは逆だ。つまり、免疫は、感染によって鍛えられていないと力を発揮しないから、あまりクリーンな環境で育つのも問題があるということにある。
■腸内細菌に対する抗体が、自己免疫の原因になっているかもしれない
▼腸内細菌のバランスが健康には大切
     腸内にはいろいろな細菌があり、それに対して、身体は様々な抗体をつくり出している。
    腸管の表面には上皮細胞があるから、これがバリアになり通常は細菌そのものは細胞内に入れないようになっているが、加齢により、このディフェンスシステムが正常でなくなると、細菌が中に入る危険性が増加する。その他にも、生体ではIgA(免疫グロブリンの一種)という抗体が出て、細菌の過剰増殖を抑えている。
     一方で、腸内細菌によって便がつくられている様に、身体と細菌は共存している。また、加齢と共に自然抗体が増加する。これは、ある種の腸内細菌の糖鎖に対する抗体と言われており、何が原因かはよくわかっていないが、老化とともにこの抗体が増えてくる。
     この抗体が、前述の「自己免疫」に関係していると考える研究者もいる。  また、前述の防御システムの一つであるヒートショックたんぱく質のHSP60やHSP65に「T細胞」が反応して抗体ができるのも、腸内の細菌が関係していると云われている。
     腸内のバリアが弱くなって抗体ができ易い状況になった場合に、その抗体が自己に反応するようになり、自己免疫に関係してくる可能性が考えられている。動脈硬化もある種の自己免疫が原因の一つと考えられており、これにも腸内細菌が関与しているかもしれない。
     いずれにしても、腸内細菌のバランスは大切だとは思うが、どのような状況が身体にとって本当に良いかは、未だ十分に判っていないのが現状だ。

筆者コメントマーク
 ここまで老化に関する解析が進んでいるのならば、それを可能な範囲で実践することで積極的に老化防止を行おうというのが、現在筆者の立場です。その実践内容を下記します。
1.腸内細菌の善玉菌となる乳酸菌の一種を意識的に多量に摂取しています。

    乳酸菌TH-69 1000〜4000億個/日を摂取し続けてまる14年。
    お蔭で、免疫力が維持できているのか、風邪も引き難く、例えひいてもこじらせることが無く、慢性便秘症を克服し、毎日が快調・快腸です。
2.ラジカルの発生を抑制するために、野菜果物ベースの複数の酵素を含有するサプリメントの摂取。
    11種類の果物と、13種類の野菜を丸ごとジュース粉末にしたサプリメント「フレッシェンモア」は、製造工程において一切加熱処理を施していない製造方法とすることで、酵素が破壊されていないために抗酸化力が強いのでラジカルの発生を抑える力が強いという、このサプリメントを目下 3カプセル/日 摂取し続けている。
 果たしてこの健康法の効果が出るのは、後10年以上は掛かるでしょうが、疑うよりも先ずは実践することでは無いでしょうか。お蔭で現在の年齢51歳よりかは、5歳程度は若く見えているという周囲の意見ですので、まったく効果が無いわけではないようです。持論は、35歳を過ぎたら老化を意識するべきで、対策は早ければ早いほうが良いと思います。
 この種の情報が皆様の健康のために役立つことを願っています。 その他に、この老化防止策よりももっと良いサプリメント等の情報が御座いましたならば、ご教授いただければ幸いです。

2002/04/01
     毎日新聞 > 科学環境ニュース > 医療・生殖・生理学  2002/03/27
『適量のビールを毎日飲んでいると、大腸がんの発症が抑えられる可能性のあることが、キリンビールと国立がんセンターのラットを使った共同研究で分かった。 』、という記事が、発表されました。

 これはあくまでもラットを使った動物実験の結果であり、これを体重換算にて単純に人間に当てはめた場合に、「1日ビール大瓶1本で大腸ガン抑止」という表現になるのですが、現実的に40歳過ぎから運動もせずに毎日ビール大瓶1本も飲むような生活をしていたら、肥満・痛風になってしまうと思います。
 この種の情報は、もっと正確に伝えなければなりませんので、早速キリンビールのサイトに立ち寄って、詳しい情報を入手しましたのでご紹介いたします。

キリンビール > 麦酒研究最前線〜カラダとビールのいい関係

発ガンプロセスに対するビールの抑制作用
オリジナルサイトの画像にLinkしています。
     最近の疫学的な研究では、アルコールの適量摂取が発がんリスクを低減させるとの報告がされる中で、ビールの発がんプロセスへの効果を調べるために発がん剤投与ラットにビールを摂取させる動物実験を行い、その結果、ビールによってイニシエーション段階(初期段階)、プロモーション段階(促進段階)を経て形成される前がん病変や腫瘍の形成が抑制されることが分かった。
     この抑制効果は、ビール中のホップや麦芽に由来する成分によることも明らかとなった。

     又、肉や魚などの焦げた部分に含まれるヘテロサイクリックアミン(HCA)と総称される発ガン物質によるDNA損傷を、ビールが抑制することが分かった。また、この抑制作用にはホップや麦芽に由来する成分が寄与していることも明らかとなった。

ビールの有する抗酸化作用

     ビールは赤ワインに次ぐ高ポリフェノール飲料である。その作用について、ビールの試験管内での抗酸化活性は、アルコール換算で等量の赤ワインの約1/5分、ポリフェノール含量も約1/2程度でるにも拘わらず、体内に摂取された後の抗酸化活性が同等であるとの結果が、動物実験で得られた。
     又、ビタミンE欠乏食により、酸化ストレスを高めた動物においても、ビールの摂取により、赤ワインと同程度に血液の酸化が抑制されることも明らかにされた。

     これらの結果より、ビール中の何らかの成分が生体内で高い抗酸化活性を示す可能性を示している。 

 上記の情報からは、ビールに含まれるホップや麦芽に由来する成分が有用に作用して、赤ワインにも劣らぬ抗酸化作用を示しているようであり、これからは飲むアルコールをビールからワインへ切り替えることを検討していたビール党の私にとっては、非常に心強い情報となりました。

 アルコールと健康の関係は「Jカーブ」で示されているように、飲まないよりも飲んだほうが良いのですが、いずれに致しましても、ビールもワインも適量を飲むことが前提ですので、定期的に体重を量りながら適正体重を維持しながら、飲みすぎに注意して嗜むことが肝要です。

 痛風気味で尿酸が高い方には、プリン体が多く含まれているビールはお奨めできないのが残念です。
 一旦体内に取り込まれたプリン体は速やかに尿酸となり、なかなか排泄されないで腎臓に大きな負荷を掛けるいうことですので、肝機能を高める腸内細菌の中の善玉菌を増やす食生活する工夫のほかに、肉類、魚類や臓物などプリン体を多く含む食品を控え、野菜果物を増やすことや、水分を沢山とって尿の量を多くする工夫をされることが必要のようです。

≪参考≫
「尿酸値が高め」といわれたらどう考える? <<国立栄養研究所 の 「リンク DE ダイエット

お酒のJカーブ(適量が良い)  << helthクリック

「Jカーブ」が証明する適量飲酒の効用 <<キリンビール<<お酒と健康 ABC辞典

Jカーブ効果


2002/03/24
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/02/25 
『90年代の初め頃から赤ワインの健康への効用が大いに言われ出したのは、動物性脂肪を多く摂ると、心筋こうそくなど虚血性の心臓病による死亡率が高くなるのが普通だが、ワインを多く飲むフランス人はこの死亡率が低いという「フレンチ・パラドックス」が、疫学調査で浮かび上がり、これをきっかけに、ワインの効能を調べる研究ラッシュが始まってから。 この10年、健康への効用がさまざまに追究され、優れた老化防止食品の地位を固めてきた。』という記事。

◇効果大きい「赤」

    ワインの効果は、下表に示される。赤ワインの効能は、全体として、老化を防ぐこと。疫学調査より、痴ほう症を抑制する効果があることが判ったという。
◇死亡率にも影響
    ワインを適量飲む人は、飲まない人に比べ、認識障害が少なく、アルツハイマー症の発症率は約4分の1、その他の痴ほう症も約5分の1で、調査期間中の死亡率も約30%低い。
◇ゆっくり味わう
    良いことずくめのようでも、度を超せばマイナス。ワイン党の多くの人は、「食事やおしゃべりとともに、ゆっくり、」と説く。
◇ツウの極意は、 安く良いもの探す 1回0.5〜1本まで

◇調査や実験の結果で確認・想定されるワインの主な効用
    (●は赤ワイン、○は白ワイン)
     悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を防ぐ
     動脈硬化を招くエンドセリンの合成を抑える
     血小板の凝集を抑え、血栓症になるリスクを減らす
     血液の流れをよくし、速度や流量を減らす
     平滑筋細胞の増殖を抑え、動脈硬化の進行を防ぐ可能性
     脂肪の吸収を抑える
     ピロリ菌への殺菌作用があり、胃がんなどを減らす
     ポリフェノールの一種であるリスベラトロールが、がんの細胞死を招き、がんの進行を抑える
     リスベラトロールは脳の細胞同士を結びつけ、記憶などの脳機能を改善する可能性
    神経伝達物質や記憶に関係する物質を分解する酵素の働きを妨げる物質を持つ
    香りに人をリラックスさせる効果がある
    カリウムを多く含み、利尿作用がある
    カルシウムとマグネシウムをバランスよく含み、骨そしょう症を防ぐ可能性
     大腸菌やサルモネラ菌などへの抗菌力が強い
     (当該記事:「ワインの効用 適量なら「若さ」の味方」の記事中の表を転載)
≪参考≫
ワインと心臓病予防(近藤 和雄 : 現お茶の水女子大学教授)
  -----国立栄養研究所 の 「リンク DE ダイエット


2001/12/02
     国立栄養研究所・栄研スタッフによる解説論文集 
1.はじめに
2.運動によるDNA損傷の評価方法
3. 運動とDNA損傷の関係を評価した報告
4.運動によるDNA損傷の機構
     これまでの研究結果から推察して、運動とDNA損傷の関係は、運動を行うと酸素摂取量が高まることにより生体内で活性酸素が形成され、その結果としてDNAの酸化損傷が起こるというような単純な機構では起こっていないと思われる。
5. 運動と発癌の関係
     DNA損傷が発癌に関係し、運動がDNA損傷を惹起するのならば、運動により発癌率は高くなることが予想されが、DNA損傷を検出したような過激な運動と発癌率に関する報告はない。しかし、適度な運動と発癌率に関しては、多くの疫学調査ならびに実験動物を用いた研究があり、これらは、運動が結腸癌、乳癌、前立線癌など、種々の発癌を抑えることを示している。
     適度な運動は、心臓血管系の疾病予防だけでなく、発癌の予防にもなるようだ。
6. 運動と生体の抗酸化能
     常に運動を行っている人では、抗酸化に関与する酵素活性が高いこと、LDLが酸化を受け難いことも報告されており、日頃から運動して鍛錬することにより、生体における種々の抗酸化能が高まり、運動を行っても、DNAや脂質の酸化損傷が起き難くなる可能性を示している。また、生体成分の酸化損傷は、抗酸化物質の摂取によっても防御できる。実際、激しい運動により惹起された白血球DNA損傷、血漿の脂質過酸化が、ビタミンEの摂取により抑制されることが報告されている。
7.まとめ
     運動と一言でいっても、その種類と程度は様々であり、運動を行う人の特性によっても、運動の生体に対する影響は異なることが、運動とDNA損傷を検討したこれまでの研究結果が一定していない原因になっていると思われる。現在明らかなことは、

    1)日常運動を行っていない人が、極めて激しい運動を行った条件においては、DNA損傷が惹起される可能性を否定できないこと、
    2)一般の人が行っている適度な運動では、DNA損傷は惹起されず、むしろ癌や心臓血管系の疾病予防になることである。生体には酸化ストレスを受けても、それに対する防御能力が備わっている。それらの防御能は、日常の適度な運動、ならびに適切な食生活を介した抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンEなど)の摂取により高まる。

     すなわち、適度な運動と適切な食生活を実践することは、健康の維持増進、癌や心臓血管系の疾病予防につながると考えられる。

     国立栄養研究所・栄研スタッフによる解説論文集 
リンク先の画像データ使用しています。クリックすると拡大出来ます。 ≪要約≫

 日常生活の中でとくに無意識に吸っている空気は、生命活動に必要なエネルギーを産生するための酸素を供給する上で無くてはならないものである。ヒトは、酸素分子を呼吸により吸収し、体内に取り込んだ食物成分を酸化してエネルギー(ATP)を生産し、生命活動を維持するために利用している。この酸素のほぼ98〜99%は主としてエネルギー産生に有効利用されるが、残りの1〜2%程度が“活性酸素”の発生につながり、ヒトの体に悪影響を及ぼす。

 活性酸素は、その強い酸化力により細胞内のたんぱく質や遺伝子DNAを傷つけると共に、細胞膜を構成する「脂質」を攻撃して、毒性の強い脂質ヒドロペルオキシド等の過酸化脂質を作り、細胞損傷や組織傷害を引き起こす。
 こうした「有害な作用」の蓄積が、老化を促進したり、がんや動脈硬化、心臓病を始めとする、いわゆる生活習慣病(成人病)の原因の一つとして注目されている。

 一方で、生体は、こうした有害な作用を防ぐための強力な「抗酸化システム」を備えている。 しかし、これらの抗酸化成分だけでは活性酸素の消去には充分ではなく、抗酸化ビタミンとして知られているビタミンEやCが相補的に生体の抗酸化システムにおいて大変重要な働きをしている。

 さらに、食品中には、実に様々な抗酸化性物質が含まれ、食品脂質の酸化や生体を活性酸素の害から守る上でも重要な役割を果たしている。注目すべきことは、これらの食品中の抗酸化性物質が、いわゆる“日本型食生活”の中で我々が日常食べている食べ物と密接に関係している。

 日本人の平均寿命は、1995年現在、男76.36歳、女82.84歳と男女とも世界一の長寿を誇っている。これには、伝統的な日本の食事に欧米の食生活の長所を取り入れて築き上げた“日本型食生活”が、平均寿命の延びに大きく貢献したことは周知の事実である。

 日本型食生活は、欧米諸国の「低炭水化物・高動物たんぱく質・高脂肪」型と発展途上国の「高炭水化物・低動物たんぱく質・低脂肪」型の中間型に位置している。すなわち、米を始めとした穀類を中心とする主食と、魚介類、豆類、野菜類、海藻類を副食として充分に摂取し、さらに、肉類、卵類、乳・乳製品と果物をほどほどに摂取する食事を特徴としている。 

 これらにより、栄養学的に最も好ましいとされているエネルギー構成比が炭水化物55〜60%、たんぱく質12〜15%、脂肪20〜30%となり、充分な無機質、ビタミン、食物繊維の摂取が可能となる。

 抗酸化性物質は、実に多種多様な食品に含まれており、日本型の食生活の中で摂取されている食品と密接に関係している。日常的に日本型の食事をする中で、自然に、活性酸素の有害な作用から体を守っていることになる。

 抗酸化性物質は、偏った食事からは摂取することは困難であり、たとえ少量ずつでもバランスの良い日本型の食生活を持ってして始めて摂取可能となるのである。それぞれの抗酸化性物質は、その機能の異なる特徴的な作用をもち、食品脂質の酸化変性、そして、活性酸素の害から我々の体を守っている。
 活性酸素の有害作用を防ぐには組み合わせが重要である。

 日本型食生活は、活性酸素の害から我々の体を守る上で重要な働きをしている。闇雲に欧米型の食事に傾倒することなく、バラエティーに富み、彩り豊かな伝統的な日本型食生活の良さを再認識し、食事を楽しみながら心身ともに健康な生活を送りたいものである。

 ここでは、日本型食生活に特徴的な抗酸化性物質のうちフラボノイドを取り上げ、その概略が述べられている。


2001.08.12
   ------Health Media 
 6月11日、経団連会館(東京都千代田区)でネスレ科学振興会 第8回講演会「健康を考える〜食品の抗酸化機能」が開催された。お茶の水女子大(生活環境研究センター)の近藤 和雄教授、名古屋大大学院(生命農学研究科 食品機能科学研究室)の大澤 俊彦教授、ネスレリサーチセンターのアンリ・ディラン氏らが食品の栄養・成分の抗酸化機能について報告を行ったという、レポート記事。

▼生体の防衛機能であるはずの「活性酸素」が、逆に生体を攻撃し始めた

     人は生きる為に空気を吸っているが、そのうちの1から2%が活性酸素になる。この活性酸素の過剰発生が問題になっている。本来、活性酸素は生体に異物が侵入した際、殺菌作用としての防御システムとして働く。が、農薬や食品添加物、紫外線、排気ガスなどの大気汚染、喫煙、ストレスなどにさらされることで、活性酸素を必要以上に産生させているという。
     活性酸素が過剰に発生すると、防御から逆に生体を傷つけ、がん、糖尿病などの生活習慣病、アトピー性皮膚炎などさまざまな疾病を引き起こす原因となる。 また、活性酸素は酸化力が強ために、脂質と結合して「過酸化脂質」を生じ、細胞を損傷させて生体へダメージを与える。全ての病気の90%に活性酸素が関与しているともいわれる。
▼脂肪の摂取量の増加が動脈硬化性疾患を招いた
     活性酸素の発生、さらに脂質酸化による「過酸化脂質」の産生で、人間の細胞は日々むしばまれているが、活性酸素の過剰発生を食い止めるために、日頃から脂質酸化を防ぐ食品、抗酸化食品を摂るしか方法はない。
     抗酸化能に優れた栄養成分の紹介が行われ、赤ワインの抗酸化作用は、良く知られている。
     狭心症や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、コレステロールの増加と関連がある。
▼日本人の食事に占める脂肪の割合は25%、戦後に増加の一途
     日本の状況としては、戦後、脂肪の摂取量はどんどん増え、食事の中で占める割合が、「昭和20年代は10%以下だったが、昭和40年代、50年代には20%を超え、昭和55年から25%になり、最近のデータでは25.3%という。
     脂質量の増加は、コレステロールの増加を招き、動脈硬化性疾患へとつながる。ただ、ここで問題とされるのは、悪玉といわれる酸化変性LDLコレステロール。善玉といわれるHDLコレステロールは身体の組織作りに関与し、必要不可欠なもの。
▼悪玉の酸化変性LDLコレステロールと「活性酸素」との関係
     動脈硬化のメカニズムは、血管内をLDLコレステロールが通過する際に内膜にもぐり込むと、変性した酸化LDLとなり、悪玉となる。これは異物であるためマクロファージがそれを取り込むが、マクロファージは酸化したLDLをあるだけ食べてしまい、血管の内皮の下に溜まり込んで内皮細胞を押し上げてることで、血管が裂けるというものである。
     マクロファージは食細胞と呼ばれるもので、体内に侵入した菌やウイルスといった異物を取り込む際、食細胞の膜で活性酸素が産生される。 これが度重なると活性酸素は細胞内だけでなく、細胞外にもあふれ、血管壁を傷つける。こうしてできた裂け目を修復するために、血漿版などが動員され、血管内に血栓を作る。この血栓で血管が詰まり、動脈硬化へと進むとみられている。
▼高脂肪食のフランスになぜ動脈硬化性疾患が少ないのか
     抗酸化物質が投入されると、コレステロール増加のメカニズムが抑制される。 それを証明するのは、フランス人の食生活ある。 1970年代からフレンチ・パラドックスということがいわれるようにフランス人の食事に占める脂肪の割合が40%と非常に高く、コレステロールが多いにも関わらず、他の国々と比べると肝動脈性疾患が非常に少ないのは、赤ワインに含まれる抗酸化物質の作用であった。

     ところで、「ジャパニーズ・パラドックス」という言葉もあるという。日本は喫煙率が非常に高いく、男性の50%近くがタバコを吸っているにも関わらず、虚血性心疾患が少ないのは、脂肪の摂取量が少ないことや、お茶のタンニン、カテキンが関係しているかも知れないという。

▼抗酸化物質で生体を防御し、病気を未然に防ぐ
     ビタミンEやC、カロチノイド色素のβ-カロチンに抗酸化機能があるはよく知られるところだが、最近ではトマトに含まれるリコペンなども脚光を浴びており、日本人が伝統的に摂ってきた大豆成分のイソフラボン、茶カテキン、ゴマのセサミノール、ココア、カカオなども抗酸化機能がある。意外なところでは、「ウイスキーやコニャックは樽につめて熟成をさせる過程で木からポリフェノールが出る。ことも分かってきているという。
     抗酸化機能を持つものに、ゴマのリグナン類、香辛料ターメリックの黄色色素であるクルクミン等、ガーリック、オニオン、ワサビ、クレソン、大根、ブロッコリーなどをがある。
▼単一の抗酸化物質に関 して、それを公衆衛生的に勧告するだけのデータはない
     完全に酸化スト レスを除去するというのは幻想でり、重要なことは酸化物質と抗酸化物質のバランスを計ること。抗酸化物質としてビタミンE、C、β-カロチン、グルタチオン、ポリフェノール、カロチノイド、微量元素のセレンや鉄、亜鉛などがある。
     抗酸化物質を食事から摂る場合と 摂る場合とでは、抗酸化物質の豊富な果物や野菜はがんや循環器病、白内障のリスクを減らす。血中での抗酸化物質やビタミン濃度が低いと慢性病のリスクが高くなる。 「単一の栄養素ではなく、食物に含まれている複数のものを総合的に摂る事が重要という。
     過去に行われたβ-カロチンの大規模な栄養介入試験のネガティブデータおいて、単一の抗酸化物質に関して、それを公衆衛生的に勧告するだけのデータはないというが・・・・。
     現代栄養学に基づき、あまりにも非栄養素を軽視した加工食品を氾濫させた。精製加工で排除された非栄養素といわれる成分に抗酸化物質が多く含まれることを知らなければならないという。食品をトータルで摂ることが重要。

2000.03.24

健康なければなにもない 
   ------情報交差点
 いささか哲学的な雰囲気を帯びるサイト名ですが、その通りの「健康」に関する作者の思いがほとばしる健康情報で纏められております。

 その健康感の元は、自然治癒力と活性酸素にありというで構成されております。病気の原因の80%は活性酸素であり、特に老化に深く関わるという事。精製加工食品の普及により、植物繊維・ミネラル・ビタミンの不足、食物添加物の大量摂取という食源病に加え、病気を治すためにつくられたはずの薬が、じつは、一つの病気を治そうとする代わりに、つぎつぎといくつもの病気を生み出してしまっているという医原病の恐怖を訴えております。

 その為には、『病気になったらまず最初に、バランスのとれた栄養、その次ぎに自然治癒力が生まれ、それでも治らないときに、はじめて薬の力をお借りること!』と説いておられます。私も諸手を上げて賛同致します。

 このサイトは、特に「活性酸素」についての情報量が豊富です。
又、「栄養補助食品の使用方法及び選び方 」では、薬ではない為にその効能の判断に誤解があり、「良いもの」とする判断には、短絡志向に陥らない様にとの意見には、賛成です。
 私も、乳酸菌やその他の健康食品を利用して老化防止や、便秘防止を長年実践している為に、この意見はよく理解出来ます。皆さんはいかがでしょうか?

まえがき
健康とは!!
なぜ?病気になるのか?
日本人は、 栄養不足
▼活性酸素
 1.見出し
 2.活性酸素とは
 3.活性酸素補足
 4.活性酸素種類
体を守る抗酸化物質
体に必要な必須微量栄養素
栄養補助食品の選び方
食物繊維は、体に重要
●私の「長寿の秘訣?
   ------とし坊 の健康情報・「Webのつまみ食い
1999.12.02
運動はDNA損傷を惹起するか?
       -------国立健康・栄養研究所のページからのLink

国立健康・栄養研究所の (運動とDNA損傷) のコメント
『運動によっても、酸素摂取量が高まることにより、体内で活性酸素が形成され、DNAや脂質の酸化損傷が起こる可能性が示されている。とりわけ発癌や老化に密接に関連するDNA損傷が、運動によっても起こるか否かが注目されている。現在までに得られている運動とDNA損傷に関する研究結果を調査しその関連性について考察した。』

1999.10.18
撃退! 活性酸素
       -------NHK・「ためしてガッテン」 ガッテン書庫・健康
 コレでもかと言うほどのワイン等に含まれる「ポリフェノール」に関する情報です。
 酸化を抑える物質で、ビタミンC、E、ベータカロチンなどが知られ、ポリフェノールも最近、強い抗酸化力があると判った。「抗酸化作用による動脈効果の抑制」いついては、予防の方向では働くと考えられるものの、動脈効果の予防薬と言えるほどの効果は確認されていないとのこと。

1999.09.23

●『補助食品と老化の関係』  
●『体にやさしい抗酸化剤
   ------「US HEALTH NEWS
 最新の調査によると、生涯我々の体を攻撃し続ける『フリーラジカル(活性酸素)』と呼ばれる極微分子が、身体のあらゆる器官や生理的物質を破壊してしまうことが、老化の一因といわれています

 世界中で200以上もの研究がなされた結果、果物や野菜を多く摂る人は、心臓病や癌になる危険性が約3分の1から2分の1減少する事が解っています。こういった人たちの血液を調べると、ビタミンCやカロチン、ビタミンEや他、抗酸化栄養素(活性酸素の働きを抑える)の含有値が極めて高いのです。その間にも、試験管や顕微鏡、動物実験等の調査で、豊富な野菜食に補助食品を更に追加する事で、老化の進行を遅らせ、寿命を伸ばし、健康な体を保ち易い事が解りました。

▼魔法の薬?忘れてしまいなさい
▼過去に忘れられたビタミンC
▼ビタミンCの威力を証明する実験
▼老化防止対策
▼延命に伴う障害
▼抗酸化物質の効力
▼セレニウム:微量で効き目は十分
▼老化防止のための共同栄養素
▼怖い酸素
▼電子の魔法
▼フリーラジカルの行進
▼フリーラジカルの活動期は健康に危険信号
▼フリーラジカルの獲物
▼細胞爆弾部隊
▼抗酸化剤に寄せられる期待
▼フリーラジカルの良い面、悪い面
 

1999.08.12

●健康と食品・『活性酸素は万病のもと!
 健康と食品・『食品の健康維持機能
 健康と食品・『健康維持(養生)と食生活
   ------中野 昌俊氏の脳、健康と食品および日常生活の科学
 健康と活性酸素との関わりが判り易く解説されております。ほとんどすべての病気に活性酸素が関わっていると云われておりますが、ではどのようにすれば活性酸素から身を守ることが出来るのでしょうか?
 答えは、「食」にあり。「医食同源」という事なのですが、健康を維持する食事形態の基本は、旧来の伝統的な日本食の形態であるということ。
 そして、ミネラル摂取の必要性へと続きます・・・
▼活性酸素とは?/活性酸素の発生/活性酸素はどんな疾患の原因となっているか?/活性酸素と胃歯周病ってどんな病気
▼食品が健康を維持する/どのような食習慣がよいか?/微量元素のはたらき/ハーブの機能
▼「養生訓」(貝原益軒)の教え/「養生訓」概略

≪その他の気になる項目≫
 ●日常生活の科学・『抗菌グッズ
 ●脳の科学・『脳の老化を考える


1999.05.10
●『活性酸素と健康
       ------「Healthy 」 of "Rimyan"
 Rimyan氏の個人的なHelthy情報サイト。久しぶりに訪問したのですが、リニューアル後は見易く、更に内容も充実しています。
 このサイトは、私同様に医療関係者が運営するサイトでは有りません。氏が収集した情報を元に個人的な考え等といっても、全く根拠の無いものではなく、健康に関する重要性についての観点が異なる所の健康感を掲載して、「健康とは何か?」「その為には、どう すれば良いのか?」など、御自身で考え行動して頂くためのきっかけとなる情報が提供されておます。

 その中の、「活性酸素」と健康について、活性酸素が有害ではなく、脂質と結びついた過酸化脂質が有害である事を詳しく&わかりやすく解説したページです。

・活性酸素とは?
・活性酸素の発生
・過酸化脂質とは?
・SODとは?
・免疫細胞と活性酸素
・SODの上昇能力(誘導能)が問題だった
・活性酸素を生体で取り除く物質(抗酸化剤)


1999.04.24

フリーラジカル、「環境ホルモン」汚染、世代を超えて「脳機能」に障害
            ------−-------Health Media

Health Mediaのコメント・・・・
『近年、高齢化人口の増加に伴い、アルツハイマー症などの痴呆症が深刻化しつつある。またここにきて問題視されているのが、「環境ホルモン」による胎児の脳神経への影響。「環境ホルモン」の恐怖を世に知らしめた「奪われし未来」の著者シーア・コルボーン博士は世代を超えた、「崩れゆく脳」の可能性を警告する。・・・・・・・日頃の食管理で「健全な脳」機能の育成は可能か?。最新研究の一部を報告する。・・・・』

▼アルミから活性酸素まで痴呆症誘引物質に包囲されつつあり
▼抗酸化食品で、フリーラジカルによる脳機能損傷を防御
▼ダイオキシンなど「環境ホルモン」が脳の成長を妨げる
▼化学物質は子宮内で影響、21世紀へ引き継がれる「脳障害」の恐怖

1999.03.29

●『『活性酸素』から身を守ろう
       ------恵寿総合病院ホームページの「ほっとたいむ
 活性酸素(フリーラジカル)…聞きなれない言葉だと思いますが、私たちの健康に大いに関係があります。病気や老化の原因として近年非常に注目されています。この活性酸素の害をいかに防ぐかが現代人が健康に暮らしていく上で大きな課題になっています。しかもライフスタイルで活性酸素の発生は減らすことができるし、活性酸素を排除する物質であるスカベンジャーは食品などから摂取出来ることが判ってきました。

○酸素が人を傷つける
○多くの成人病が活性酸素の影響を受けている
○スカベンジャーと抗酸化作用を持つ食物
○活性酸素と関係する病気
 

1998.09.07

●『今月 の キーワード・ ヒ素 
       ------南山堂のHOMEPAGE
 健康関連の興味有る「キーワード」を特集しているページです。
最近,頻繁に報道されるヒ素中毒に関するニュースが注目を集めているので、猛毒といわれるこの「ヒ素」情報をどうぞ!

その他に特にお勧めしたいのは、「先月までの キーワード」のページで、気がかりな項目だけをPick-Upして見ました。

遺伝子エンサイクロペディア
インフォームド・チョイス とは?
活性酸素とは?
環境と保健の情報1 大 気
環境と保健の情報2 室内空気
環境と保健の情報3 飲料水
環境ホルモン  

1998.09.03

●『栄養学基礎知識
       ------MikaRinの健康 万歳ニュース HOMEPAGE
 健康情報の電子メールマガジンを発行するサイトです。
「ビタミンの基礎知識」「ミネラルの基礎知識 」「食物繊維の基礎知識 」の3項目に分かれて、@なぜ必要とされるか?A不足するとどうなる?: B必要量は?取りすぎによる弊害 は?C多く含まれる食品は?の視点から易しく解説されています。

その他に特にお勧めしたいのは、「健康万歳ニュース バックナンバー」の記事で、気がかりな項目だけをPick-Upして見ました。

 @第21号 ☆「病気と4・3・3ダイエット」☆

◆病気予防と食
◆難病を救う「4・3・3ダイエット」
◆長寿への鍵−小食のすすめ
◆4・3・3ダイエット・サプリメント
 A第16号 ☆「若返りのホルモン・メラトニンにせまる」☆
◆若返りホルモン−メラトニン
◆松果体の働き−老化のコントロール
◆第三の目−松果体
◆一生を通じてのメラトニン
◆自然の睡眠補助ホルモン
◆時差ぼけの対策
◆免疫増強力,抗癌作用も
◆背骨が曲がる「特発性側わん症」もメラトニンで直る
◆若返りのためのメラトニンの必要量
 B第 9号 ☆「活性酸素とガン・成人病」第4話「ガンも活性酸素が原因だった
◆ついに解明された発ガンの仕組み
◆ガン遺伝子と活性酸素
◆従来の治療法ではなぜガンが撲滅できないのか
◆あらゆる病気に活性酸素がかかわっている
 

活性酸素に注目した健康維持の方法を解説した秋山さんのページ

 医者でも医療の専門家でもないオーナーの、身近な人々の健康を守るために「自分の健康は自分で守る」という観点から、活用してきた情報が掲載されており、非常に説得力が感じられます。
 活性酸素のついての判りやすい解説と、予防老化学者 Dr.ジャックファイファー博士の講演記録は、大変興味深い物があります。
http://www.bekkoame.or.jp/~acky/health/start.html

●活性酸素についての WELLNESS Home Page
http://www.michinoku.or.jp/~ktp/public_html/index.html
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